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第8話・『対決!ブックぱれっと』
月曜日にバイトに出かけ、
本とCD売ってきた。
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃ〜、てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜りゃ〜
火曜日も学校出かけ、
帰ぇてくれば即バイト。
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃ〜、てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜りゃ〜
(中略)
金曜日も勉強もせず、
土曜日も(俺だけ)閉め作業ばかり。
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃ〜、てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜りゃ〜
日曜日も休息もせず、
タイムレンジャー見て即バイト。
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃ〜、てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜りゃ〜
友達よこれが私の〜、1週間の人生(シゴト)DEATH〜。
てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃりゃ〜、てゅりゃてゅりゃてゅりゃてゅりゃ〜りゃ〜
『今日の就職戦線』
焦って卍○に相談。
選択肢 1.バイト辞める。 2.バイト逃げる。 3.待遇改善!
辞めなければ死あるのみ!
総合古書店、仏苦覇裂島(ぶっくぱれっとう)に乗りこんだ露骨塾の面々。
捨て身の巣貧亜竜苦(すぴんあたっく)により、傷ついた3号生筆頭轟ジュンペーは
4号生、卍○先輩の助言を得て。最後の闘いに望むのだった・・・
とにかく、辞めなければ(色々な意味で)死ぬ。
むしろ辞めなければ自殺してしまうと言う強制観念にかられた俺は
気合十分で仏苦覇裂島の塾長・春山平八(仮名)はと立ち向かっていた。
ちなみに春山(23・独身)は「いいひと」なので苦手なタイプだ・・・。
兎に角、先手必勝。勢いで押し通すのみ!
「てんちょぉッ!お話がありますッ!!」
『辞めさせんよ・・・。』
先制パンチにいきなりクロスカウンターでフィニッシュブロー。
王大人、死亡確認!
『今日の就職戦線』
どんどん・・・俺が・・・壊れていく・・・
むしろこれは、人情と己の人生を計りにかける良い機会である。(死ニ☆)
辞めなきゃ死ぬ、辞めなきゃ死ぬ、辞めなきゃ死ぬ・・・
卍○先輩も『待遇改善を求めてみて、無理だったら辞めれば。』
と、力強く激励してくれたし。
上田さん*にも、『もう・・・ボク無理です。』と伏線も張った。
*上田さん バイトの総合リーダー的存在。 マイクパフォーマンスのプロ。
開けメイン坂本、閉めメインとどろき(仮名)、バイトリーダー上田となってると思う。多分、
なにより、あと数日で鍵を渡され。店長が10時で上がると言う
やけに具体的な予知夢を見たため(白昼夢)、ボクは焦っていた。
勤務中に、冗談混じりにバイト仲間に
『超ォォゴメンナサイ、ボク脱落者五号になります。』と連呼してテンションゲージを上げ
客がまばらになった所で最終奥義を発動しようと構えていると
イキナリ店長に、夕飯休憩(45分)時に焼肉に誘われ
更にビール無料券渡され自分だけ飲ませられ(勤務中)
おまけに割り勘だった。
い、言える空気じゃナカッタデスヨ・・・。
『今日の就職戦線』
NOと言える大人になろう。
扱い易す過ぎ、今の貴様には奴隷が似合っている。(死ニ☆)
駄目だ駄目だ、このままじゃ駄目だ、ここで辞めなきゃ俺の人生は・・・
絶対にボクの性格を把握している店長に、このままアドヴァンテージを
握られ続けていたら俺の人生はボロボロになってしまう。
頑張れ、俺! 負けるな、俺!
ボクは相変わらずテンションゲージを溜め、そのチャンスをうかがった
でも店長は始終機嫌が悪く。ボクが近づくのを避けている様だ
いや、むしろ避けているだろ・・・畜生、チクショウ、
コンチクショォォォォォォォォ!!
リミットブレイクに達したボクは、帰ろうとしている店長を捕縛し
こう言った。
『就職活動がしたいので、辞めさせて下さい。むしろ辞めます、』
ガード不能、反撃されたら以後ぶっちぎるので回避不能。 アイラブ俺様!
俺は言ったよ、師匠。
『今日の就職戦線』
長かった戦いを、これで終わらせるッ!!
実際はようやくこれから始る。
今日は本当は、某所で企業のセミナーがあったのね
でもね、エントリーシートの提出が遅くなったからさ
参加できなくなっちゃったのよ・・・
いやさ、バイトが悪いんじゃないのよ
バイトを断れなかったジブンが悪いのさ
もう後悔しても遅いからさ
後悔する暇あったら、その時間に動こうよ
頑張れ俺、ファイトだ俺!
『今日の就職戦線』
セミナー不参加。
言い訳なんて無いです。サイテー、
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