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キカイオーの魅力って? 〜君もヒーローになれる!〜


「俺、ウルト○マンー。ゴロー君は怪獣の役な、デュワッ!」
「いつもずるいよー、今日は僕がマジ○ガーだからねっ!」
カプコンの公式設定でも書かれているが、キカイオーは格闘ゲームではない
『格闘アクション』いや、突き詰めていけばむしろ懐かしい『ごっこゲー』である。
そこがミソで、対戦で強い人がイコール強いのとは少し違っている特殊さが
このゲームの魅力であり、逆にクソゲーと呼ばれる所でもある。
子供のおもちゃ箱をひっくり返したような、あのキャラクターみたいなもの達が戦う
夢の世界、本来なら存在できるわけが無い世界をカプコンが形にしてくれた
懐かしくも新しい世界、それがキカイオーである。

リスクなど考えずに、人に魅せるプレイを目指している人が居る。
ピンチでもこだわり、自分の気に入った技をひたすら狙う人が居る。
単に勝ち負けじゃない、どれだけ自分の好きなことが出来て納得できるか、
自分の思い描く「ヒーローの心」で最後まで戦える人が勝者な気がする。
『君もヒーローになれる!』ゲーム内の乱入者求む!のフレーズにのように、
文字通り自分だけのヒーローになれるゲーム、キカイオーが私は大好きだ。








 蛇足
キカイオーのを紹介をみると、「オープニングやキャラクターは非常に凝っているが
ゲーム性は全然駄目。割り切ってやるゲームだ。」などの意見をよく目にしたり、
「徹底して(勝ちに走)るのが寒いと言うんだったら、それは終わっている。」などの
意見を聞くが、苦しい言い訳と取られるかもしれないが、反論したい。
少しの練習で(通常の格闘ゲームの10分の1程度の努力)でイキナリ中級者になれる
非常に簡素化された操作系統(一番難しいコマンドが後前ボタン同時押しですし)、
そしてパワーアップ後の強力な威力、文字通り即死技のファイナルアタックによる
一発逆転の爽快感、各有名作品のオマージュ的な魅力的なキャラクター達。
ここまで来れば判るだろう、『ライトゲーマーでも楽しめるエンタティーメント』。これである、

『君もヒーローになれる!』のコンセプトも手伝ってか(稼動初期は流石にカツガツしていたが)
上級者とほとんどやってないプレイヤーとの対戦でも、最近では圧倒的な虐殺は少ない。
「嫌らしい接待プレイ」と言われるかもしれないが、半分不正解である。
どうも自分がリードしていると余裕が出てくるので、どうしても自分のこだわりのフィニッシュを
したくなってしまう(例えばキカイオーの大旋風投げフィニッシュ)ゲームなので、それを狙い
勝っている側の勝ちパターンが崩れてくる場合がある。
しかし負けている側は何が何でも勝利をつかみたいがために、なりふり構わず攻め立てる。
例えば2ラウンド目に相手がノーダメージだったとしても、キカイオーのパワーアップ中の
超ド級トルネードキックがフルヒットすれば6割ダメージ(正確には回復不能3割、可能3割)で
一時的にでも半分体力が減少したので、負けている側のファイナルアタックも点灯。
焦った相手が超必殺技で瀕死の負けている側のプレイヤーを削り殺そうとした所を、
負けていたプレイヤーがスチールダッシュで耐えて突進し、そのままファイナルで逆転勝利。
例は極端だが、「アツい逆転勝利」や「こだわった結果の敗北」や「自分の好きな技で勝利」
そんなドラマチックな展開が多い、文字通り『ロボットプロレス』なのだと思う。
お前の全力をぶつけて来い! 全部耐え切って、次は俺の全力を見せてやる!!
やはりそんなキカイオーが、私はとても魅力的だと思う。



LastUp 04'09/10 新生K州マツマ大學・翔洋
http://kikaioh.len.jp/

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