「恋するイマジン」

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恋をするなら普通の男とすると、美也は決めていた。
それなのに、学生時代から自分に寄ってくるのはオカマだったり、ゲイだった
り、見かけは普通なのに趣味は鉄道やフィギュアなどのオタクな男ばかりだ
った。
普通のまともな男に縁がない、もしかして、自分はもてないのだろうか。
いや、それは今だけだ。
明けない夜はない、恋をするわ、いつかと確定はできないけど。
そう思い、数年が過ぎた。
灰色の学生時代が過ぎ去った。
だが、社会人になると一日はあっというまに過ぎてしまう。
一年、二年、飛んで五年。
さらに追い打ちがかかるように、恋人が出来ない時期は続いた。
四捨五入で二十歳を過ぎ、そして、三十路になると諦めもでてきた。
それなりに仲のよい男友達もできるが、友人は友人である。
それ以上の関係に発展することもなく。
境界線を越えることもなく、深い関係になれないところが、いいところでもあ
り、可愛そうなところでもあった。
しかし、神は彼女を見放してはいなかった。 

「取材ですか」
朝一番、上司である友人からの仕事の依頼はデンライナー署の取材だった。
数年前からイマジンという存在が公に認められるようになった、この時代。
デンライナー署というのは、凶悪なイマジを取り締まる為の特殊機関として
存在していた。

「今更ですか、取材なんて、他の雑誌などで沢山扱ってるじゃないですか」
「新しい視点で、デンライナー署の仕事ではなく、個人的に署員のイマジン
達を取材するのよ」
「プライベートに介入ってやつですか」
「何その不満そうな顔は、これは上司の命令よ。あんたの文章、おもしろいん
だから、いい、彼らに張り付いて取材よ、許可はとってあるんだから」
「いつもながら、手際いいわね」
美也は頷きながら外に出た。
途中、文房具屋へ寄り、新しいノートとペンなどの筆記具を買い込んだ。
こういうとき、ノートパソコンがあれば便利だが、現在は持っていない。
以前、一度使ったものの、小さなキーボードで、ちまちま打つのは、自分には
合っていないと諦めたのだ。
 

電車を改造した建物、それがデンライナー署の中に入った美也は、まずは署
長であるオーナー、そして署員であるイマジン達にも挨拶をした。
「皆さんの赤裸々な日々を取材させて頂きます。勿論、プライベートは尊重し
ますので、不都合なところは、ちゃんとカットします」
「ふうん、僕のプライベートが知りたいの、君」
ナンパなウラタロスの言葉に美也は勿論と、軽くウィンクを返した。
「何でも全部、知りたいんです、という答えなら御満足ですか」
「うーん、そうだね」
ウラタロスは、ふふふと笑いながら仕事なら先輩の方が、よく知ってるよと赤
いイマジンに視線を向けた。 
「なんだあっ、カメ公」
「こちらの女性が先輩の事が知りたいんだってさ」
「はあっ、何を寝ぼけたこと言ってやがる」
モモタロスの声は不機嫌さを隠そうともしなかった。
 
午前中、美也はデンライナー署の中を見回り、建物内の設備などを見学した
後、メモを取った。
 昼になると、コンビニで買ったおにぎりを食堂車で食べていたとき。
目の前に熱い茶が差し出された。
顔を上げると、全身黒づくめのイマジンが立っていた。 
「ありがとうございます、デネブさん」
事前に調べているので、名前がすっと口から出て来た。
「ご苦労様です」
「いえ、そんな、それより、後で取材させて下さい」
そう言って湯飲みに口をつけた美也は、思わず手を止めた。
口に含むとさっぱりとしながらもわずかな甘身を感じる。
美味しいお茶だった。

    
その日、仕事を済ませて会社に戻った美也は友人に呆れた顔をされた。
「あんた、相当疲れてるんじゃないの」
(疲れてる、あたしが)
「格好いい男に淹れて貰ったお茶なら、わからないでもないけどさ」
イマジンとはね、友人の言葉に美也は何も言わずコーヒーでも淹れようと席を
立った。
普段は紅茶だが、職場ではコーヒーを飲むのが日常となっていた。
(たまには、日本茶もいいかも)
だが、そう思って呑んだ茶はどこか物足りなく感じられた。

仕事からの帰り、店に寄ると、日本茶のコーナーへと足を向けた。
夕飯の買い物をしていると家族連れやカツプルなどの姿も目につく。
最近では、人間とイマジンのカップルも見かけるようになった。
(いいなあ、ラブラブカップルじゃない)
腕を組んだり、腰に手を回したりして歩いている姿を見送るようにして美也
は店の外に出た。
風が冷たく感じられ、早く家に帰ろうと思いいつもは通らない道に差し掛か
ったときだった。

「おまえの望みを言え」
背後から聞こえてくる声に思わず足を止め、振り返ると黒い影が目の前にぬっ
と現れた。
自分と契約しようとしている。
(望みなんてないわよ)
言葉よりも腹の中で叫んでいた。
砂のような姿が段々と実体となって目の前に現れると美也は唖然とした。
見た事があるのだ。
どこでだろう、思い出そうとして、ああと小さな声を漏らした。
デンライナー署で見たポスターの顔だ。
凶悪犯、指名手配、どっちだっただろうか、思い出せないまま、立ち尽くし
ていた。
「おまえの望みは」
触手のような長い手が伸びてきて、頭や頬、肩に触れると美也の体が震えた。
恐怖なのか、嫌悪感かわからない。
立ち尽くしたままで動くことができずにいると、目の前のイマジンは一歩、ま
た一歩と近づいてきた。
そして、姿が消えると同時に自身の姿も砂のように消えていた。


ここはどこだろう、回りには何もない。
背中から不思議な感触が伝わってくる。
なんだろうと思っていると、砂だと声がした。
男の声に慌てて起き上がろうとすると、胸を軽く押さえられた。
その感触が、妙に生々しく感じられる。
「おまえの望みを叶えてやろう」
男の声に続いて何かが頬を撫でた。
「や、やめてよ」
否定しても駄目だと分かった。
自分の望みなどないと言っても、声の主は笑うだけだった。
「おまえは愛されたがっている、イマジンの俺にはわかる」
否定しようと思いながらも言葉は出てこなかった。
しかし、愛されたがっているという意味を、このイマジンは理解しているのだ
ろうか。
服の下の素肌に触れてくる感触に、やばいと思いつつも美也は声をあげるこ
とができなかった。
ああ、こんなとき、デンライナー署のイマジンが来てくれたら。
モモタロスでもウラでもキンでも、誰だっていい。
ふと、黒い影が脳裏をかすめた。
それと同時に浮かんだイマジンの顔に驚いた。
だが、それは驚くべき事に現実となった。

「まさか、この俺が、背後をとられるとはな、なかなか優秀だ」
渋々と立ち上がったクラーケンは、背後に立ち、いつでも撃てるぞと指先の
銃口を向けている黒いイマジンを見返した。
「デ、デネブさん」
どうしてと言いたげに美也は相手を見上げた。
「クラーケンイマジン、婦女暴行未遂で逮捕だ」
「この俺が捕まえられるか」
そう言うと、クラーケンは砂の中に沈むように姿を消した。

動きと逃げ足は速く、追いかけても間に合わないとデネブは判断した。
そして彼女を気遣いデンライナー署ではなく、ゼロライナーへと案内した。
自宅へ戻って、また、クラーケンが現れたらという配慮だった。
目の前に出されたコーヒーに口をつけると、美也は内心ほっとした。
ありがとうと礼を言って口をつける。
気分が落ち着いてくると、先ほど聞きたかったことを尋ねようとした。
どうして、助けに来てくれたのか、偶然にしては凄い。
まるで漫画か、アニメ、刑事ドラマさながらのようなグッドタイミングだ。
「時の砂漠はハグレイマジンが逃げ込むには、便利な、いい場所なんだ。だ
から時々、巡回している」
「偶然なの」
なんだか、嬉しいような、そうでないような気分になり、美也は残りのコー
ヒーを一息に飲み干した。
「おかわりは」
「は、はい、頂きます」
差し出したカップに、コーヒーが注がれ、飲み始めるとデネブが自分をみて
いることに気づいた。
「大丈夫かい」
「いや、未遂だし、それにイマジンだから、されても妊娠なんてしないだろ
うし、驚いたけど」
笑って答えたつもりだか、相手がじっと自分を見ている視線が気になった。
「どうしました、デネブさん」
「い、いや、その、俺のことはデネブでいい」
会話がかみ合っていないのではと思いつつ、美也はカップに口をつけた。
砂糖は入れていないのに、ほのかに甘みが感じられた。
「ありがとう」
「何が」
「いや、コーヒーが美味しいなと思って」   
自分の会話も変だと思いつつ、話題を探した。
「今夜は泊めてくれるの」
「あっ、ああ、勿論だ」
頷くデネブに、ありがとうと礼を言ってから、美也は相手をじっと見た。



それから一週間が過ぎた。
取材が終わり、美也が書いたのはデンライナー署の刑事達の日常という記事
だった。
といっても、モモタロスのケンカ、ウラタロスのナンパ、キンタロスの武者
修行、リュウタロスのお気に入りのおもちゃなど。
「オデブちゃんのことは載ってないねえ」
雑誌をぱらぱらと捲り、確認するように中を見ていたウラタロスはどうして
だろうと呟いた。
「ねえっ、オデブちゃん」
「なっ、なんだ、カメタロス」
デネブの返事にウラタロスはどうしたんだいと、不思議そうに尋ねた。
「彼女と仲がよかったみたいだし」
「ベ、別に、そんなことは」
取り乱したような言い訳に、プリンを食べていたモモタロスが顔をあげた。
「なんだ、てめえ、俺達に隠し事かよ」
普段は鈍感なモモタロスも、おかしいと気づいたようだった。
しかし、ばれているなどデネブは少しも気づいていないようだった。

一体、どうしたんだ、俺は。
真面目な性格故に悩みはじめると、ついつい深く考えてしまうのは悪い癖か
もしれない、このイマジンの場合。
デンライナー署で働くイマジン、自分たちの取材をしたいという話は、今ま
でにも何度かあった。
テレビや雑誌、無名から有名なところまで。
そして、今回の取材に来た女性、美也。
彼女が時の砂漠でイマジンにピーッされそうになっているところに出くわし
たのは偶然だった。
思い出しただけで恥ずかしくなる。
いや、この場合、恥ずかしいのは、されそうになった当人なのだが。
あのときの光景を思い出すだけで顔から火が出そうな気分になるのだ。
未遂ということで、気にしてないと平気な顔をしていたが、本当にそうだ
ろうか。
気になってしまうのだ。
もし、彼女がクラーケンイマジンに、また襲われたらと考えると、気もそぞろ
になってしまうのだ。
だが、護衛と称して自分がずっと、そばにいるわけにはいかない。 
自分もデンライナー署の刑事である。
市民の安全が第一だが、個人の為に、うんぬん、かんぬん。
考えるだけ考えても答えがでない。
ところが、事は思わぬ展開を迎えた。

それは、もう一人のイマジンの存在だった。
良太郎の孫と契約しているイマジン、テディがデンライナー署に来ていたこ
とで、彼の取材もしたいと言い出したのだ。
テディというイマジンは口数が少なく、契約者の幸太郎に対しては、保護者
のような、父親のよう感じで、どこか似ているところがあった。
取材したいとデネブが口添えをすると、承知してくれたのはよかったのだが。
彼女、美也はテディと気が合うのかもしれない。
それは良いことで、別に悪いことではない。
なのに、どうしたのか、自分は、つい、考えてしまうのだ。
彼女を、テディのことを。

その日の夕方、いつも世話になっているからとテディがデンライナー署に姿
を現し紅茶とクッキーの差し入れをしてくれた。
クッキーは彼の手作りらしく、干しぶどうとチョコレート入りだった。
女みたいに器用な奴だなと闇の入り交じったようなモモタロスの言葉にテデ
ィは美味しく焼けているといいのですがと、気にする様子もなく、湯気のたつ
紅茶をカップに注いだ。
クッキーも紅茶も、なかなかの味である。
 
その日、いつもより遅く帰途についたデネブはゼロライナーの前に立っている
黒い影を見て驚いた。
「仕事、ご苦労様」
底に立っていたのは美也だった。
こんな時間に女性の独り歩きは危険だと注意するデネブの前に、はいと差し
出されたのは紙袋だった。
「よかったら食べ、味はまあまあだと思うけど」
それは手作りのクッキーだった。

侑斗は寝ているだろう、起こしてはまずいとデネブは自分の部屋へと彼女を
案内した。
コーヒーを淹れて、紙袋を開ける。
それは昼間、テディが御茶の時間に用意したもの似ていた。
「食べてみて」
言われるままに口に放り込んだデネブは、彼女がじっとと自分を見ているこ
とに、はっとした。
視線をさり気なく外し美味しいと言うと、彼女はほっとした顔になった。
「テディに教えて貰ったの。凄く美味しかったから自分でも作ってみたんだ
けど、やっぱり違うのよ」
「す、凄く、うまいぞ」
思わず力をこめて、デネブは美味しいと連発した。
彼女の驚いた顔は、一瞬にして別の表情に変わった。
「こんなんじゃ、お礼にもならないけど」
色々と、世話になったしと小声で呟く彼女に、その後の様子はとデネブは尋
ねた。
クラーケンイマジンはと尋ねると、コーヒーを飲む彼女の手が止まった。
「大丈夫、この間、テディとモモタロスが追っ払ってくれたから」
「そうか」
「あの二人、頼りになるというか、強くて驚いたわ」
「そうか、モモタロウは強いからな」
すると、あなたもよと声が返ってきた。
「デネブも強いじゃない」
「えっ、そ、そんなことは」
「どうしたの」
「いや、なんだか、凄く褒められたような気がして」
侑斗や他のイマジン達からは、滅多に言われない言葉である。
デネブは黙ってしまった。
「ねえっ、今日、泊まっていってもいい」
「えっ、ああ、どうかしたのか」
驚いて尋ねるデネブに、彼女はにっこりと笑った。




イマジン、テディ、契約者の幸太郎を保護者の、そう例えるなら父親のよう
に見守る彼にも悩みはあった。
幸太郎は少し生意気な所もあり、そのせいで回りから虐められないか、孤立
しないかと気になっていた。
だが、未来の世界で祖父である良太郎、彼についているイマジンと出会い少
しずつだが、変わってきた。
それはいいことだ。
友達も増えて、話し方も少し丸く、いや優しく感じられて、いいことだと思
ったのだ。

「また、デンライナー署に行くのか」
過去の世界、最初は若かりし頃の自分の祖父に会いに行くのだとばかり思っ
ていたのだ。
ところが、幸太郎は刑事の仕事を手伝っているらしいと知って、テディは止
めた。
あまり過去に干渉したりするのはよくない。
大怪我をすることもあるかもしれない。
だが、自分の言うことなど素直に聞いてはくれない。
仕方がないので自分も同行することになったのだが。
そこで一人の女性に声をかけられた。
イマジン達の日常とはどんなものか知りたいという女性は、雑誌の取材とい
うことで、自分にもお願いしたいというのだ。
話すことが苦手ではない、だが、元々無口ということもあって、最初は断ろ
うと思ったのだが、できなかった。
他のイマジン達から器量の狭いとか、女性には親切にするものだとか。
黒いイマジン、デネブからは彼女も仕事で大変なんだといわれて承知してし
まったのだ。

未来の世界ならパソコン、携帯の端末などを使うのが普通だろう。
それらを見慣れているテディにとって、目の前でペンを使っている姿という
の珍しいのか、ついつい、その動きを見てしまう。
白い紙の上を滑るペン先の動きは見ていて飽きることがない。
いや、ペン先だけではない、それを持つ手にも彼は見とれていた。
「テディさんって、モモタロスに似てますね」
「好きな食べ物は」
「紅茶が好きなんですね」
幸太郎と過ごす時間が多い為か、女性の声を聞くのも相手をするのも滅多に
ないことで、最初のうちは緊張していたのだ。
それなのに。
彼女がイマジンと、そういう関係を持っていると知ったのは偶然だった。
 
三時のティータイムの為にケーキを焼いたとき、ふと彼女のことを思い出し
たのだ。
甘い物が好きだったと思い、持っていったまではよかったのだ。
彼女の家から、見た事のないイマジンが出て来た時、驚いたのは無理もなか
った 。
見た事のないイマジン、しかも、自分とすれ違う瞬間、妙な笑いを返してき
たのだ。

チャイムを鳴らして、ドアに手をかけると鍵はかかっていなかった。
だが、奥から出て来た彼女の顔を見た瞬間、テディは体を硬直させた。
言葉に詰まり、悪かったと自分でも分からない言葉を並べ立てた。
帰った方がいい、まずいと思いつつ、不思議なことに体が、足がいうことを
きかないのだ。
ところが、彼より彼女の方が反応が早かった。

「紅茶、安いやつだけど」
「頂きます」
部屋の真ん中で正座したまま向かい合い、茶を飲むというのは、妙な気分だ
った。
「あーっ、クラーケンのことだけど、別に悪いイマジンじゃないのよ」
聞いた事があるような名前だと思いつつも、どこでだったか、思い出せない
テディに彼女が。
「デンライナー署で指名手配されてたでしょ」
あっとテディは声をもらした。
「このこと、署のイマジンには言わないで」
 確かに自分とすれ違った瞬間、どこか不敵で余裕のありそうな態度だった。
 しかし、内緒にしておくというのは、まずいのではないか。
「署の皆に、デネブには知られたくないの」
デネブ、どうして、そこで、あのイマジンの名前がでてくるのだろうか。
「クラーケンと契約したなんて知られたら」
何故、眉間に皺を寄せて言うのだろう、分からない。 
本当に分からないのだ。
  
「モモタロスに、似てるのね」
女の顔は、すぐそばにあった。
自分からではない、彼女から近づいてきたのだ。
「あなた、強いの」
聞かれてもすぐには返事などできなった。
自分に自信がないわけではない。
だが、素直に頷けるほどでもない。
「誰にも言わないで、秘密にして」
返事をしようとしてもできなかった。
口が塞がれてしまったからだ。
どうしてと思い、理解できず、テディは、じっとしているだけだった。
 
憑依体に取り憑いたままでなら、こんなことは普通かもしれない。
しかし、今の自分はイマジン体のままなのだ、それなのに、こんなことをし
ていいのだろうか。
言わないで、秘密にして。
不安そうに何度も言うのもだから、テディは彼女を抱きしめると頷くよう
に、大丈夫だと繰り返した。
 
 

これは一体、どうしたことだろう。
デネブは正直、悩んでいた。
数日前から、自分が感じている異変。
ある人を見ると、胸がドキドキする、緊張してしまう。
普通ではない状態だ。
これはもしかして、恋というやつだろうか。
しかも、イマジンの自分が人間の女性に。
 
しかも、数日前、自分は彼女とキスをしてしまった。
恥ずかしいような、嬉しいような。
何ともいえない気持ち、嬉しいと同時に恥ずかしくもあり、どきどきしてし
まう。
やはり好きだというべきなのだろうか。
 
悩めるイマジン、デネブは知らなかった。
彼女が、クラーケンやテディと、どんなことをしているかなど。
何故なら恋は、まだ、始まったばかりなのだ。




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