- 272 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:28:18 ID:WW/IvuL2
- 「レヴィ朝だよ」
凄まじくけだるい朝
イラつく声を止めようと、枕の下のカトラスを探す
「カトラスならそこ」
張り付く瞼を引きはがすと、遥か向こうの床に転がる相棒が見えた
「ほら、起きて
風呂入らなくちゃ」
こっちの相棒が笑いながらぬかした
「いらねえよ、バカヤロウ」
枕から頭が上がらない
腰から下の感触がない
あちこち痛む体をどうにか動かし、アイツに背を向ける
「しょうがないなぁ」
野郎は背中と膝の裏に手を懸けた
「ヨッ、案外軽いな」
「止めろ、ぶっ殺すぞ」
横抱きで持ち上げやがった
なまっちろい体の癖して
- 273 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:30:47 ID:WW/IvuL2
- 「綺麗にしないと外に出られないだろ」
「汚したのはテメーじゃねえか」
汚物扱いにふて腐れた
「ああ、だから俺が綺麗にするよ」
いつもどおり、ヘラヘラと抜かしやがった
「オイ、ロック、まさか…」
「責任持って、隅々まで」「ふざけんな、バカヤロー!」
抗議するが、腰の抜け切った体には抵抗の術はなかった
ソープを入れた湯をはったバスに身を委ねる
昔はシャワーで済ませていたが、ロックの野郎に奨められて以来バスも使うようになった
ヌルイ湯の中で、ゆるゆると体を暖めるのも悪くない
疲れ切った体へのマッサージも…
- 274 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:33:43 ID:WW/IvuL2
- …しかし、
「オイ、ロック!てめえ、まだやりたりねえのか!」
ロックが後ろから廻した手で、モゾモゾと身体をまさぐり続ける
「心外だな、俺はレヴィのお世話をしてるだけだよ」
しれっとほざきやがる
「自分で出来るから、出て行きやがれ!」
「そんな訳にはいかないな」
スウッ
「ヒッ!」
髪からうなじを撫で下ろされた
「この髪を汚したのは俺だ」
バリバリに固まったザーメンがこびりついていた
アイツは、指で丁寧に解しながら、少しづつ水をかけて落としていく
「ゴメンな、お前があんまり綺麗だから、つい汚したくなって」
- 275 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:38:02 ID:WW/IvuL2
- どの面下げて言ってやがる
心の中で毒づいたが、口には出さない
実際求めたのは自分からだった
口でたっぷり吸いあげた後、出させたところが見たくて、擦りながら発射を待った
飛び出てきた分身を無駄にしたくなくって
「頼む!かけてくれよ」
ロックの熱いザーメンを顔に、髪に受けた…
「こんなに跡が付いてるぞ
消えるか、コレ」
胸元に無数に残っているキスマークや歯型をさすりながら、ロックは言った
肩のタトゥーを愛撫しているロックを見て、アイツ自身の印が欲しくなった
アタシの要求に気遣いながらも、無数の印を…
- 276 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:43:31 ID:WW/IvuL2
- 「ロープの跡まで
ああ、擦り傷ができちまってる」
怖くなって逃げ出さないように縛らせた
ロックがじゃない
自分がだ
何処までも要求してしまう身体を恐れた
でも、アイツには知って欲しかった
自分がどんなにうす汚れた淫売なのかを
便所以下の本性見せても、解ってくれるなんて期待したから…
「まあ、胸もほぐしておかないと、血行が悪くなるか」
また揉んでやがる
夕辺もロープに上下を絞り上げられ、変に盛り上がった乳を気に入ったようだ
パン生地のようにこね回された
むろん乳首は念入りに、指と口でとろけるまで…
- 277 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:45:36 ID:WW/IvuL2
- 「これも剥がさないと」
背中に貼り付いた蝋を、パリパリと剥いでいく
爪を引っ掻け、敏感になった背筋を軽く掻く
「ハアッ、イイッ」
「素直に声が出るようになったじゃないか」
ロックのからかいにも、湯と男にとろけだしたアタシは、言い返せない
縛り上げられ、胸を責められた後
「どうして欲しい」
意地悪く尋ねやがった
返事なんか出来るか!
ムッツリ黙っていると
「いけない子には罰を与える」
とちくるったアイツは、どこからか蝋燭を持ち出しやがった
逃げられないアタシは、ヒイヒイ鳴きながら野郎に求めちまった
- 278 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:47:16 ID:WW/IvuL2
- 「ここも腫れてるなぁ
少し冷やしたほうがいい」両手をケツに当て、包み込むように揉みながら、ロックが言った
「どいつのせいだ」
「俺だよ」
この野郎は、ヌケヌケと答えやがる
「俺がレヴィの肌を朱く染め上げたんだ」
まるで、手柄でもたてたかのように…
「もっと!もっとシテくれ」
アタシは蝋燭の熱に当てられて、叫んじまった
「よく言えたね
これはご褒美だよ」
パアン
鋭い刺激が、アタシを襲った
「ハアッ」
信じられねえ
イッちまったよ
ケツがジンジン痺れてやがる
ロックの野郎に、ガキみてえに、尻を叩かれて…
- 279 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:50:38 ID:WW/IvuL2
- 「ロック、てめえ!」
跳び起きようとした、アタシの首根っこが押さえられた
ロックの視線が、俯せのアタシを見下ろしている
「ほら、もっと紅く、綺麗にしてやるよ」
いつもと変わらぬロックの口調が、背筋に寒気を走らせる
パンッ、パンッ
遠慮もなく、アタシのケツに平手をかます
四、五発叩かれ、痛みが耐え切れなくなると、敏感になった肌を、サワサワと癒すように撫で回す
痛みが抜け、愛撫に痺れ始めるとまた打たれる
いつしか、苦痛と快楽の壁が崩れた
「モットォ〜」
どちらも求め、アタシは自ら膝を立て、ケツを振りたてていた
- 280 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:54:04 ID:WW/IvuL2
- 「ここも洗っておくか?」
ツプッ
「ウウッ」
変態ジャップめ
ケツの穴にまで、指を突っ込んで来やがった
「いらないか、さっき洗ったもんな」
ロックは、グニグニと指を動かす
いらねえなら弄るんじゃネエよ
「中までタップリ…」
「こんな所まで晒していいのかい、レヴィ」
アタシは荒い息を枕で押さえつけながら、疼く身体を宥める
縛られ突き出た胸を、シーツに擦りつけて…
高々と上げた尻は開ききって、アイツにまる見えだった
アタシは無意識に、ロックを誘っていた
だけれども…
「やっ止めろぉ、ロック
きたねえ」
- 281 :夜と朝:2007/01/27(土) 02:57:28 ID:WW/IvuL2
- アタシは、半分頭を飛ばしていたが、新たな刺激で意識を取り戻した
ロックは何が楽しいのか、ケツに吸い付いてきやがった
腫れたケツじゃねえ
アスにだ
「この変態野郎め!」
何かヌメるものが押し込まれる
「ハアアッ、フウッ」
初めての感覚
擦られ
開かれ
解され
溶かされて…
開き切った身体はすぐ、受け入れ始めた
「ずいぶん良くなったようだな」
「アッ、クウッ…」
返事も出来ない
「でも、汚いなら止めないとな」
ロックがイキかけたアタシから突然離れる
「イヤッ!くれっ、くれよっ!、ロック」
アタシは半狂乱で求めた
- 303 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:26:43 ID:aAhuBiCj
- 「じゃあ、奇麗にしないといけない」
ロックは、バドのビンを手に取った
何をされるか想像がついてしまった
恐怖に震えるが、支配される被虐の快感が上回る
逃げるどころか、足をさらに開きケツを突き上げた
「覚悟はいい」
一降りしたビールビンがアスに突っ込まれる
ブシュ〜〜
「ヒギィーッ!」
異物が流れ込む激痛とともに、腹が膨れあがる
「ダメだ、出ちまう」
「ここでしたらまずいよ、レヴィ」
ロックは飲み過ぎを注意するときのように、平然と言った
「頼む、出させて」
「何を出したいの」
カアッ
コイツ、ほんとに変態だ
- 304 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:30:20 ID:aAhuBiCj
- 「さあ、ちゃんと言ってごらん」
ファック、くたばりやがれ
「糞だ、クソさせてくれよ!」
「はい、よく言えたね」
ロックは、アタシに手を貸し立たせた
「ハウッ」
ケツに嵌まったビンを、こじるように動かしやがる
「落としちゃ駄目だよ」
余裕のないアタシは、なぶられながらもバスに入る
「出てけよ、ロック」
「何言ってんだ、縛られてんだぞ」
コイツ、まさか…
便器に座らせた
「止めろ、ぶっ殺すぞ!」「いいよ」
ビンを引き抜かれる
ブッシャーー…
膨れ上がった腹の中のものが、一気に噴き出した
「アッ…、アア……」
- 305 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:32:59 ID:aAhuBiCj
- 凄まじい快感と屈辱
真っ白になった頭でただ
「コロシテヤル、コロシテヤル…」
呟き続ける
ロックは、人形のように動かなくなったアタシの始末を黙々と終えた…
「ゴメン、レヴィ入れてもいいかな」
一緒のバスに浸かりながら、ロックが尋ねる
「好きにしろよ」
どうせ止めたってするんだろ…って、おい!そっちは…
「ヒギィ!」
ヤツの異常に硬いペニスが、アスに潜り込んだ
「バッカヤロ〜、何処に入れてやがる」
「好きにしていいんだろ」ロックは、平然と腰を使いながら答える
「こっちもいいよ
よく締まって」
この変態め…
- 306 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:35:49 ID:aAhuBiCj
- ベッドに戻っても放心状態は戻らなかった
ただ呪文のように、
「コロシテヤル」
を、繰り返す
ロックはそんなアタシの拘束を解いた
自由になった手に、カトラスを握らす
無意識に頭にポイントするアタシ
「いいよ」
照星の向こうで、いつもどうり穏やかな表情のロックがいる
バキッ!
訳の分からない激情に駆られたアタシは、ロックの横面を張り倒した
そして、カトラスを投げ捨てると
「シテッ、あんたのペニスを突っ込んで」
四つん這いになり、自分で尻たぶを割り開き懇願していた
ロックの視線で犯されるのを感じる
- 307 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:39:13 ID:aAhuBiCj
- ヴァギナからはジクジクとジュースが溢れだし、解されたアスはポッカリ開いているのが分かった
羞恥と疼きを耐えながら姿勢を崩さない
「ヒャアッ」
ロックが腰を掴んできた
それだけで、掴まれたところがジンジン熱くなる
「どっちに欲しい」
言葉だけでイキそうになるアタシ
「ケツに!アスにぶち込んで!」
狂ったように叫ぶ
ロックは、ヴァギナにペニスを擦り付けてきた
「アアッ、そっちじゃない」
「慌てるな、湿らしてるだけだ」
アタシは、ぐちゃぐちゃと糸を引くほど濡れているヴァギナを、硬いペニスで擦られ喘ぎ続ける
- 308 :夜と朝:2007/01/28(日) 03:42:46 ID:aAhuBiCj
- 「さあ、いくよ」
ロックは開いたアスのふちを、ペニスの先でなぞるように擦る
「お願い、もう入れてくれよ!ロックゥ!」
情けない泣き声で卑屈に頼み込む
ズブッ
「ヒアッーー!」
一息に貫かれる
灼熱した銃身で、内臓をえぐられる感触
ゆっくりと引き抜かれる
内臓とともに魂まで引き出される快感
はち切れそうにはったアスのふちを、入れたまま爪で擦られる
尻たぶをわし掴みにして、ぎりぎりと爪を立てる
胃袋を貫かれるかと思うほど突き上げられる
入れたまま、ピクリとも動かなくなる
総てで翻弄された後、とどめの熱い噴出が…
- 851 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:11:33 ID:PJUlAO7b
- 何故かぼやける視界で、膝に落ちる水滴を無心に見つめ続けた
「ゴメン
少し虐め過ぎだな」
何を勘違いしたか、ロックの野郎が横に擦り寄ってきやがった
「あんまり可愛い姿を見せるから、ついイジメちまうんだ」
肩に廻した手で引き寄せながら、耳元で囁く
ゾクゾクッ
何言ってやがんだ、種馬野郎
「昨日から、ちゃんとしてないもんな」
「アウッ」
変態ジャップが、股グラに手を延ばして来た
ピチャ
拭き残した風呂水が、妙な音をたてやがる
テメエがやり足りないだけだろうが
仕方なく身体を開いてやってるだけだ
- 852 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:15:47 ID:PJUlAO7b
- 罵りかける直前、口を塞がれた
舌をネジ込み、唾液を啜る
テメエのペニスをくわえさせ、たっぷりザーメンを流し込んだ口によくもまあ…
長々と唇を重ねた後、ヨダレの糸を引きながら、ようやく口を離した
荒い息のなか、離れてしまった者の名を呼び続ける
「ああ、ロック、ロックゥ〜」
何処の夢見る乙女だ
カケラほどしか残ってない理性が嘲る
「お願い、もっとキスしてロックゥ」
何処からか聞こえる、甘ったるい台詞に吐き気をもよおす
ロックはアタシをしっかり抱きしめながら、頬に、額に、髪に、目尻に、耳元に、首筋にキスしてくれた
- 853 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:18:12 ID:PJUlAO7b
- …なっ、何がしてくれただ!
トリガーハッピーの気違いが、ガキに乱射してるようなもんだぞ
いつしかつむっていた目を開けると、ロックは優しい表情でアタシを見つめていた
そんな目で見るんじゃねえよ
半人前のチンピラ志望者が、腐れきった淫売の穴を使ってるだけだ
見るなよ
見ないでくれ
コイツの目が苦手だった
綺麗な物も汚い物も、正面から見ようとする目
決して強い訳ではない
節を曲げない訳ではない
それでもなお、向き直り見つめ直せる
ゴミ溜めから湧いてでたアタシと、まっとうに生きてきたコイツ
違いを見せ付つける眼差し
- 854 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:20:11 ID:PJUlAO7b
- コイツとなら生きていけるのではないか
そう錯覚させる危険な罠から逃れるため、アタシは叫んだ
そう、コイツとは身体だけだ
「もう入れて
ファックしてっ!ロックゥ〜!」
「嫌だね」
「!」
氷のように冷たい拒絶
裏切られたと思った
結局、どこかでコイツに依存していた
しかし、コイツの馬鹿は一枚上手だった
「ファックなんてしない
俺はお前とMakeLoveするんだ」
正気か?コイツ
こっそりコークでもキメてんじゃねえだろうな
「身体を犯すんじゃない
心を貰う」
何をとち狂ったんだ
「覚悟しろ、お前を愛してやる」
- 855 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:22:59 ID:PJUlAO7b
- 「ゥ…ウアアッ」
逃げたかった
ロックの言葉を理解するのを拒否して、ただ逃げだそうとした
でも体は動かない
しっかりと抱かれ、また、抱き着いていた
いつのまにかロックと繋がっていたが、それどころではなかった
「レヴィ、俺を見ろ」
正面から顔を見合わせ、目を合わせる
やめろ、アタシを、アタシの心を見るな
「どうしたい、どうして欲しいんだ」
「…ぁ、」
待て、何を口走ろうとしている
このヘタレのリーマンのど素人のボンクラのアマちゃんの能無しに、一体何を…
「…愛して」
ただ、存在を確かめるようにしがみついた
- 856 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:26:42 ID:PJUlAO7b
- 「ロック、愛して
アタシを愛して」
ロックは了解のしるしのように、唇を重ねた
優しく髪を撫でる手が、最上のご褒美に感じられる
重ねた肌が溶け合うように、開いた心が一つになるように、互いに求め与えあった
歓喜の瞬間が訪れるまで…
ことも終われば、現実が待っている
やっちまったよ
このレヴィ姉さんが…
「愛して」だと
クソ馬鹿の戯言に付き合っちまった自分が恥ずかしくてならない
種馬野郎だってあんだけ出しゃあ、少しは我に返るだろう
「レヴィ愛してるよ」
「………」
コイツには、反省と言う概念が無いようだ
- 857 :夜と朝:2007/02/26(月) 06:30:43 ID:PJUlAO7b
- あんまり馬鹿と付き合うと、ノーミソが腐るようだ
溶けた熱いのが、目から流れだしてきた
ロックが、しきりにアタシの頬を拭う
「泣かないでくれ、レヴィ」
ふざけんな!ミソと涙の区別もつかねえのか
アタシは、相手をする気力も無くした
「これ、付けてくれるか」
ロックはどこからか、丸いシルバーを取出す
なんだ、ピアスでもつけろってか
好きにしやがれ
ヘソでも、乳首にでも…
なんで左手を握ってんだよ
何で薬指に…
END