382 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:06:00 ID:wKZEixgx

「ちょっとしたイタズラのつもりだったがなぁ」
膝を抱え、ガタガタ震えるヤツを視界から外し、紫煙とともに、盛大な溜め息をつく
仕事の合間、景気付けの一杯で、見事にバッドトリップ
「責任とって、面倒みろ」
ボスであるダッチは、さっさと帰っちまった
ダニーも、いつの間にか逃げた
「オイ、大丈夫か?」
とうとう、グスグス泣き出したヤツを見て、多少は罪悪感も湧く
ああん、なんだって?
「…………」
ブツブツつぶやいてる
なんかわからねえ言葉も混じってるが、概ね聞き取れた
「要らない子」とか何とか……

383 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:12:32 ID:wKZEixgx
上等だ
要らないなら、貰ってやるさ
胸倉掴み上げて、引きずり起こす
シャツを引き千切ると、白い胸があらわになった
揉みしだきながら、強引に唇を奪う
舌をねじ込み、唾液を啜った
ヤツの息も弾み始める
発情してんだか、ヤクのせいか知らんが、せめていい夢見させてやろう
乳首を抓りながら、耳元に舌を這わす
熱い吐息とともに吹き込む、甘ったるいセリフ
「愛してる」
ビクビクッ
突如、身体を痙攣させやがる
まさか?
強引にバンツの中に手を突っ込んだ
ハッ
思わず苦笑を漏らす
グチョグチョだよ
なんとまあ、あれっぽっちで

384 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:14:07 ID:wKZEixgx
「おい、こりゃあ何だよ」
面白いので、少しイビっててみる
ビショビショに濡れた股間を、強引にまさぐってやった
「まだ、始めたばかりだってのに、なんだこりゃ」
「アッ、アアッ」
ヤツは、息を切らし喘ぎ声をあげる
ヘッ、いい声で鳴きやがって
しかし、思考力は飛んでいても、羞恥心は残っているようだ
真っ赤になって、顔を反らす
ムラムラと嗜虐心が湧いてきた
「オイ!
これは何だと聞いているんだ」
パンツから抜いた手で、反らした顔を掴んだ
整った顔が歪んだのは、痛みにか、それとも屈辱にか……
「おっと
痛かったか?」

385 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:15:52 ID:wKZEixgx
いかにも薄っぺらい口調で、気遣ってみせる
「悪かったなぁ
なぜかベトベトに濡れちまってて、滑っちまいそうなんだよ」
ヌメる掌で、口元を擦る
自分の体液を顔に塗りたくられ、それでもヤツは逆らわなかった
「悪いが、汚れを落としてくれ」
指先を唇に当てる
躊躇いの後、形良い唇を開き、かわいい舌でチロチロと舐め始めた
しばし、奉仕を楽しんだ後、指を口腔に押し込む
「自分の汁は美味いか?」
口蓋から喉の奥までなぶっていく
閉じることの出来ない口の端から、溢れ出るヨダレを舌先で掬いとった
愛撫と呼吸困難に失神寸前のヤツ

386 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:18:03 ID:wKZEixgx
気持ち良く、オネンネされたら詰まらない
さっさと、やることやっちまおう
ソファーに突き飛ばし、パンツを引き抜く
すでにギンギンのそれを、一気に突き通した
「「…………!」」
『決めてる最中の一発は、ハンパじゃねえ』
前にエダがほざいてた事があった
くだらねえ戯言だと思ったが、これほどとは……
目の裏に火花がとび、脳みそが溶け出す
背骨が反りあがり、全身の筋肉が痙攣した
あっというまにイッまったが、全然たりねえ
ヤツも同じらしい
狂ったように腰を使う
「……アウッ、ヒッ、ハウッ!」
もう、まともに言葉も出ない

387 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:19:48 ID:wKZEixgx
何度吐き出しても、全く萎えなかった
抜かずで続けざまに、何発やったことか……

数え切れない絶頂
打ち止めの前に、息の根のほうがが止まりそうになったので、渋々腰を離す
繋がってた時の、燃えるような熱さが消え、寂しさに襲われた
ゼ、ゼイゼイ……
ヒュ〜、ヒュ〜〜
アイツも、くたばりかけのジジイみたいに、息を整えてる
まあ、苦しいならくたばって無いってことだ
グイッ
黒髪を引っつかんで、強引に面をあげさせる
理性とは全く無縁の、飛んだ表情
涙とヨダレと鼻水で、ぐちゃぐちゃだ
ヘッ、小汚ねぇ
淫欲に溺れきった顔

388 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:21:34 ID:wKZEixgx
見たことも無いほど、緩んだ面を拝みながら、ムラムラと怒りが沸いて来た
「この面を他の奴らも……」
掴んだ髪を乱暴に引き寄せ、唇を奪う
舌を、歯を、唇を食いつくす口付け
顔中の汚れを、こそぐように舐め取とった
仕上がりを検分する
夢心地の表情が、カンに障った
パン!
横顔を張り飛ばす
赤く染まった頬
悪く無い
バシッ、バシッ!!
一切抵抗しないアイツをいたぶる
切れた口の端と鼻から、赤い血が流れ出た
急激に、股間が疼く
グイッ
アイツの顔面に、跨がるように押し付けた
「オマエが汚したんだ
キレイに掃除しな」

389 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:24:17 ID:wKZEixgx
二人分の、数知れない回数を重ねたソコは、ドロドロに汚れきっている
ヤツは無意識のまま、舐め取る
新たな快感が押し寄せた
熱くたぎるアソコを、グイグイと押し付け、擦りあげていく
ふと、理不尽な怒りが沸きあがって来た
「なんで……」
アイツの流した血がこびりつき、股間を赤く染めていた
「いまさら……」
擬似的なその光景が、ひどく許しがたく感じてくる
機械的に、奉仕を続けるアイツから立ち上がった
その顔中に広がる、赤い血カッ!
腹わたが、煮えくり返る
「洗ってやるよ」
ピチャ、ジョボ、ジョボ
ジョ〜〜〜……

390 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:26:19 ID:wKZEixgx
びしょびしょに濡れそぼるアイツ
それでも、ほとんど反応しない
むやみに腹が立った
「ナメンじゃねえぞ!」
ドスッ!
脇腹を蹴り飛ばす
さすがに効いたようだ
俯せで、のたうっている
口元を床につけ、体を折り、両手で腹を押さえている
必然的に、尻が突き出された
いい格好だ
尻のあいだから、性器がまる見えだ
引き締まったアナルも……
「さすがに、こっちは慣れてないだろ」
酒ビンを取り、一口煽る
口中の酒を、尻に吹き掛けてやった
「ヒイッ」
脳みそを飛ばしてたヤツも、アルコールにケツを焼かれて、さすがに悲鳴をあげる

391 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:29:11 ID:wKZEixgx
逃げようと、はいずるヤツの肩越しに、頭を踏み付け押さえ付けた
「オラ、遠慮するな
たらふく飲みな」
グリッ
やけに白い肌の奥、小さくすぼまったソコに、ボトルの口を押し込む
「アギィ!!」
先に倍する悲鳴
猛烈に嗜虐心が疼く
踏み付けた頭を離すと、アイツは少しでも逃げようと、ノロノロ這い出した
「ホラホラ
逃げるなら、もっと急げよ!」
ピシャピシャと尻を叩き、ぐちゃぐちゃとビンでこじりながら、追い立てる
幾つもの手形を重ね、赤黒く染まる尻
ズルズルとビンを飲み込み変形し、隙間から酒と淫汁を垂らし続けるアナル

392 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:31:25 ID:wKZEixgx
「ギャハハハ……!!
どうした
早く逃げないと、裂けちまうぞ」
へたりこんだアイツを嘲笑う
惨めな恥態を、タップリと堪能した
こちらの方も、そろそろ我慢の限界だった
ドカッ!
アナルに、ボトルを食わえ込んだままのアイツを、再度蹴り飛ばし仰向けに
「アヒィ〜〜!!」
ギンギンに高ぶった肉棒を納め、余裕無くガツガツと弄ぶ
ずぶ濡れの髪を掴み、首筋に血が滲むほど噛みついた
流れ出る血と体液を啜り、全てを貧る
誰にも渡さねえ
全部食らいつくしてやる
狂乱の宴は、留まるところをみせず、続いていった
力尽きるまで……

393 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:39:59 ID:wKZEixgx
……ウウッ
指一本動かすのもままならない怠さが、全身を支配していた
へばり付く瞼を引きはがし、状態を眼球に写すまで数分
さらにその惨状を、脳みそが理解するまで、さらに数分を要した
……えっと
夕べ、レヴィが酒を注いでくれたんだよな
だけど俺は、妙な表情に危険を感じて、飲むのを止めた
レヴィのグラスとすり替えたのは、ちょっとした悪戯だった
案の定、何か仕込んでたらしく、レヴィが欝って膝を抱えてしまった
責任の一端はあるとして、俺が面倒見ることに
酒をちびちび飲りながら、レヴィが醒めるのをまっていたが……

394 :壊れた夜:2007/09/15(土) 00:48:10 ID:wKZEixgx
あれ、なんでだ?
急に腹が立ってきたんだ
いつになく……
ひょっとして薬は、瓶に仕込んでいたのか?
いや、そうに違いない
避けたトラップを踏み直してたか
うん、悪いのはレヴィだ
この状況も自業自得だな



正しい見識が良い世界を築くとしたら、ロアナプラに正しい見識がまかり通る筈は無い
体が動く様になるのが先か、レヴィの目覚めが先か
命懸けのレースが今、始まる

END



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