- 735 :始末の朝:2007/11/27(火) 04:37:49 ID:xUEXpEzz
- 「レヴィ
スープ作ったけど、飲めるか?」
雑多な荷物溢れる、生活感丸だしのレヴィの部屋
ベッドに転がりそっぽ向いたまま、返事一つしてくれない
まあ、当たり前か
先日、ヤクのせいとはいえ、大暴走をかましてしまった
正気に返った時にはあの惨状
正直、生命の危機も感じたが、レヴィに反撃する力も残って無かったのが不幸中の幸いか……
「責任とって面倒みろ」
先日より、かなりドスの効いたダッチの命令によって、レヴィの看病をすることになった
もっとも、命令なんか無くても、責任はとるつもりだが
「なあ、本当に大丈夫か?」
手当てを頑なに拒むレヴィに、恐る恐る声をかける
あまり覚えてないが、俺はよほどひどい暴れ方をしたらしく、相当衰弱してた
だが、レヴィはそれ以上にマズイ状態のはずだ
それなのに、怒鳴り散らすどころか、一言も口をきかない
ダッチが簡単に診ただけで、ろくに体さえ拭いていない
「なあ、レヴィ」
ぐったりとベットに体を横たえたレヴィに、何度目かの説得を……
んっ?
こちらに向けた背中から発していたプレッシャーが、急に薄れたような
びくつきながらも近づき、様子を伺う
スースー
寝息?
小さな、規則正しい呼吸音が聞こえた
- 737 :始末の朝:2007/11/27(火) 04:42:33 ID:xUEXpEzz
- どうやら、寝入ってしまったようだ
ホッ
とりあえず一安心
情けないが、凄まじいプレッシャーから開放された
ポケットから煙草を取り出し、一服つける
しばし、無心に紫煙を燻らした
………
……
…
アチッ!
気が付くと、短くなっていた煙草の火が、指を焼いた
茫然と、思考を停止させていたようだ
焼けた指の痛みがきっかけになったか、ふいに昨夜の事が、フラッシュバックされる
そう、俺はレヴィを犯したんだ
殴り、刻み、焼き、本能の赴くまま犯し尽くした
ヤクを盛られたとはいえ、自分が、あんな事をしでかしたとは……
しかも、相手はレヴィだぞ
俺の相棒であり、銃であり、恩人であり、そして……
「……なんでだよ」
鮮やかに蘇ってきた昨夜の記憶が、俺には信じられなかった
正直、惚れている
何度か、肌を合わせた事もあった
穏面も無く「愛してる」なんて言ってしまい、鼻で笑われた事も……
しかし、自惚れではなく、レヴィだって受け入れてくれていると思う
まだまだ頼りない、ジャップの悪党見習いを、甘やかす気が無いだけで
それなのに、俺は……
「クソッ!」
ドカッ
「ヒッ!」
憤り、壁に八つ当たり
派手に響いた音に、レヴィが跳び起きた
起こしちまったか
「す、すまないレ「ヤッ、ゴメンナサイ。撲たないで、パパ」」
俺の目の前には、体を縮め、ガタガタ震える女の子がいた
「レヴ…」
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ……
許して、パパ
なんでもするから
もう、撲たないで」
二丁拳銃を振り回し、悪徳の街ロアナプラを闊歩する女ガンマンは、そこに居なかった
ただ、理不尽な暴力に怯える、少女の姿が……
「もう、逃げたりしない
口でも、アスでもどこでも使わせるから……」
カバッ
思わず、胸の内に抱きしめる
こんなレヴィを、見ていられ無かった
- 738 :始末の朝:2007/11/27(火) 04:50:54 ID:xUEXpEzz
- 包み守るような気持ちで、押し付けた懐に、小刻みな震えが伝わる
ガチガチと歯が鳴るほど、怯えているレヴィ
「大丈夫だ、レヴィ」
目の前が暗くなるほどの憤りを隠して、静かに声をかけた
「心配いらないよ
君が嫌がる事なんて、絶対にしないから」
俺は静かに髪を撫でながら、平然と嘘をついた
聞いて呆れる
レヴィを、怯える少女にしちまったのはどいつだ
悪党どもを横目で見ながら、一皮剥けば惚れた女をレイプする
最低のクズ野郎のくせに……
自己嫌悪のスパイラルに陥っていた俺の懐から、ふと声が聞こえた
「ロック、どうした」
「何ベソかいてやがんだ
ママのオッパイでも恋しくなったか?」
いつの間にか、流してた涙が視界を邪魔する
慌てて擦り、クリアになった目の前に、何時もの皮肉な笑みを浮かべたレヴィがいた
「レヴィ、お前……」
「ヘッ
しけたツラしやがって
サッパリするぞ」
何処から出したのか、タオルを俺の首に巻く
引きずらるように、シャワー室に連れ込まれた
「……で、ジャップには服のまま、シャワーを浴びる習性でもあるのか」
レヴィは自分だけ、途中で服を脱ぎ散らしていた
展開についていけない俺は、狭いシャワー室にボー然と立ち尽くす
シャ〜〜〜
ワプッ
お構いなしに詮を回し、シャワーを出した
レヴィは、ネクタイ姿のままずぶ濡れになった俺に、スポンジを投げる
「オラッ!しっかり流せよ」
頭から湯を受けながら、俺に背中を向けた
混乱しつつも、とりあえず作業を開始する
ボディソープを含ませ、丁寧に擦っていった
細い首筋
引き締まった背中
括れたウエスト
鍛え上げられた体だ
だけど……
小さい
やっぱり、女の体だ
幾ら鍛えられていても、たいしてデカイ訳でもない俺より、更に小さい
意外な程、白くきめ細やかな肌だが、そこらじゅうに傷跡が残っている
ツゥーハンド
背徳の街ロアナプラの中で、更に悪名で鳴らしている超一流のアウトロー
その正体は、この傷だらけの小さな背中の女
どれだけの苛酷な運命が、ここまで彼女を練り上げたのだろう
その一端を覗き見た
いや、見せ付けられてしまった
それなのに、俺がこだわっているのは未だ……
ガツン
「何時までベソベソ鼻垂らしてんだ」
またも、グジグジと考えに耽っていた俺の頭に、レヴィの拳が炸裂した
「Hey、Boy!
どこにおミソ落してきたのかな〜」
グ〜リグリ
痛烈なゲンコを落した腕で、そのままヘッドロックを決められた
- 739 :始末の朝:2007/11/27(火) 05:01:48 ID:xUEXpEzz
- ギリギリ
「オラッ
箍を締め直してやんよ」
楽しげに、しかし容赦なく締めつけるレヴィ
頭は痛いし、顔面は大きなエアバックに圧迫され、息も絶え絶えだ
お陰さまで、思考もいい具合に煮えてきた
クチュ
この期に及んで、目の前のチェリーを、反射的にくわえ込む
「ヒアッ」
唐突な反撃に、レヴィがいい声を出した
「なっ……、急に、テメェ……」
当然の抗議にも構わず、味わい続ける
シャワーの雨の下、ひび割れたタイルの壁に押し付け、無心に責め始めた
くわえた乳首を甘噛みしつつ、開いてるもう片方の乳房にも指を這わせていく
「やっ、おい……
アッ、ヒャアッ!」
熟れ切ったレヴィの身体は、あっという間に開き始めた
いつもどうり、あっという間に……
考えるな
また、疼き始めた暗い思考を、無理やり押さえ込む為に、行為に没頭する
逃げ場のないレヴィを、がむしゃらに追い詰め、支配していった
立たせたまま腰を押さえつけ、股間に顔を埋める
ぐしょ濡れのワイシャツ姿で、冷たいタイルに膝を付き、舌と指で一心に奉仕し続けていく
惨めにも見える恰好だが、一切気にもならなかった
今はコイツを支配する事以外、全く考えられない
課せられた義務の如く……
「ヤ、ヤメロよ、ロックゥ」
レヴィは耐え兼ねたように制止する
震える手を、俺の頭にかけた
髪に指を絡ませるが、その力無い手は、俺を押しやる事はない
むしろ、引き寄るのを堪えるかのようだ
ピチャピチャ
構わず、わざと音をたて喰らい続ける
そこには、夕べの無茶の痕跡が、ありありと残っていた
元々薄めの淫毛が、今は無くなっている
「何やってんだか……」
そんな趣味がある訳ではないはずだが、とち狂った理由は想像できた
やや朱くなっている前庭部に、舌を這わせる
「ヒャアッ!」
剃跡は敏感なのか、こんな事にも反応した
- 740 :始末の朝:2007/11/27(火) 05:22:54 ID:xUEXpEzz
- レヴィの喘ぎを意識しながら、ツルツルの前庭部からほど近い肉鞘ににじり寄る
「ア、アアッ……」
一段と高くなる淫声
髪に絡む、細い指を感じつつ、膨れ上がったクリトリスに吸い付いた
「ヒィッ!!」
レヴィの腕が、反射的に突っ張る
俺は頭を叩きつけるように押し返し、再び強引に吸い付いた
同時に、揃えた指をヴァギナに捩込む
熱い熱いレヴィの中を、ギリギリとまさぐっていった
「アッ!アヒッ、ヒアッ!!」
快楽に支配され、がくがくと膝を奮えさせるレヴィ
その腕は既に、俺の肩に滑り落ちて、痺れた身体を支えている
俺は一切容赦せず、レヴィを追い詰めていった
ドロドロの蜜を垂れ流すヴァギナに三本
そして、引き締まった尻の奥に潜むアナルにまで二本、指を押し込む
千切られるような締め付けを感じながら、前と後ろを同時に責め立てる
「ヒュ、ヒュ〜」
容赦ない愛撫に、呼吸もままならないようだ
「いくよ、レヴィ」
とどめとばかり、クリトリスに犬歯を突き立てる
「〜〜〜〜〜!!」
レヴィの悲鳴はもはや、言葉にならなかった
ビリリッ
快感に硬直した掌が、掴んだ肩に爪を食い込ませる
一瞬の硬直の後、レヴィは崩れ落ちるようにへたり込んだ
ガシッ
ほとんど意識まで飛ばした、力無い身体を支える
意外なほど小さく軽い、けど重い重い身体
床のタイルに座り込み、膝の上に乗せ向かい合う
まだ、朦朧としているレヴィを力任せに抱きしめ、唇を奪った
もし、一言でも喋らせたら拒絶されてしまうかも
ただ、それだけが恐くて、がむしゃらに口を塞ぐ
レヴィが欲しかった
いや、正確にはレヴィを失うことに耐えられなかった
今、この瞬間はおろか、未来においても
それどころか、もはや届かない過去を手に入れられないことこそが、俺には許せないのだ
まだ、レヴィは動かない
その華奢な身体に、ただただ必死にしがみつき、縋り付いた
- 745 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:04:54 ID:pvvYN+f/
- カクン
突然、レヴィの頭が後ろに傾く
「……この、
バ カ ヤ ロ ウ!!」
ゴッ
レヴィ、渾身の頭突きが、うむを言わせずヒットした強烈な打撃にのたうちまわる俺の髪が、ムンズと掴まれる
容赦なく引きずり廻すレヴィ
勘弁してくれ
ただでさえ俺の毛根は、将来性に欠けているんだ
朦朧としながらも、掴まれた髪に従って、部屋に戻るレヴィの後を、はいずりながら追う
「フンッ!!」
気合い一発、投げ捨てられた
「うわっ!」
ボフッ
意外と衝撃が少ない
そこは固めだが、マットレスの上だった
ホッとしたのもつかの間……
ドスン
「ぐえっ」
腹の上に重い衝撃が……
「……ロォォォック」
余りの怒りに、形相を歪ませたレヴィが、馬乗りになってる
「何か言うことは?」
とりあえず、懺悔の時間は貰えそうだ
遺言になる可能性も、かなり高いが……
普段なら、考えを巡らせただろう
ロアナプラに来て以来、修羅場での駆け引きは、少し自信も出来た
だが……
「俺はレヴィが好きだよ」
まあ、いい
何も考えず、ただ気持ちを言葉にした
考えたくなかった
今のレヴィにこんな台詞
火に油を注ぐだけだろうが
だけど、ただシンプルに、口にしたかった
とにかく、レヴィに聞いて欲しかった
バキッ
馬鹿の代償は直ぐにきた
振り下ろされたレヴィの鉄拳は、狙いを誤らずヒットする
「レヴィと一緒に居たい」
口中に拡がる鉄錆の味を感じながら、懲りずに宣言する
ゴッ
はたして、もう一発飛んでくる
「レヴィは綺麗だ」
ガッ
「いつも守ってくれる」
ガッ
「一緒だと楽しい」
ガッ
「カッコイイ」
ガッ
「いい匂いがする」
ガッ
「優しい」
ガッ……
一言口にするたび、強烈な打撃が加えられた
- 746 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:17:46 ID:pvvYN+f/
- まあ、殴られれば聞いて貰えるということだ
思うざま、惚気を話せる
それも、世界一聞いて欲しいアイツに
こんな楽しい事はなかった
俺の至福の時間は、緩やかに流れていく……
ビチャッ
ワプッ!
気持ちよくおねんねしていた俺の顔に、何か被さってきた
ビチャビチャの濡れタオルだ
ろくに絞ってもいなかったが、よく冷えたそれは、ほてった肌に気持ちよかった
「ありがと、レヴィ」
くちびるが腫れ上がっているので、発音が少しヘンだ
まあ、歯が無事なのが幸だな
口の中は、ザクザクに切れているが
「……かんねぇよ」
「ンッ?」
レヴィの声は、呟くようでよく聞こえなかった
「わかんねぇって言ってんだよ!!」
突然吠えるレヴィ
「何なんだよ!
テメエをボコッたのはアタシだぞ
ありがとうだと!
ナメてんのか!!」
『怒った顔も可愛いな』
ボケた頭に浮かんだが、その、おそらく致命的な言葉は、口に出さずにすんだ
激昂したレヴィがまくし立ててきた
「だいたいオメェはいつもそうだ
のほほんと虫も殺さねえツラして、誰よりも壊れてやがる
ア、アタシが好きだと!
どのツラ下げてヌかしてやがんだ」
「貧民街に涌いてでたチャイナプアだぞ
十になる前にはザーメンの味を覚えてた
アバスレのBITCHの淫買に……」
「黙れ」
まくし立てるレヴィが口ごもった
「俺の女に、それ以上の暴言は許さん」
煮え繰り返った腹ワタの底から、絶対零度のマグマが溢れ出した
「俺と会うまでレヴィが何をしてたかなんて、聞きたくもねえ」
止まらない
「こんな最高の女、どんなインポだってほっとくわけないからな」
押さえ込んでいた、腐った嫉妬心が弾ける
「俺のレヴィに触れた奴がいると思うだけで、そいつらを皆殺しにしたくなるんだ」
- 747 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:25:39 ID:pvvYN+f/
- 俺のレヴィを
「いくら抱いても、」
俺のレヴィを
「ちっとも、安心出来なくて、」
俺のレヴィを
「みっともないジェラシーで、散々を弄んじまう」
俺のレヴィを
「チクショウ」
腫れ上がった瞼に邪魔され、前が見えない
「俺のレヴィを……」
自分には見えてない事をいい事に、恥ずかしげも無くベソをかく
「……バーカ」
レヴィがポツリと漏らした
心底、呆れたんだろうな
「バーカ」
ああ、馬鹿だよ俺は
「バァカ……」
馬鹿なんだから、しょうがないじゃないか
ほっといてくれ
クチュ
イテテテテ
軟らかな痛みが走る
腫れた唇と切り傷だらけの口内に、何か進入してきた
ひょっとして……
甘い期待で痛みを堪える
チュポッ
「……ばか」
濡れた舌が引き抜かれる音の後、甘い吐息混じりのレヴィの罵倒が聞こえた
俺の希望による脳内修正が入ったのか、とても優しげに耳に響く
「「俺の」女なんだろ、アタシは」
やけに一部を強調している
「満足するまで、いくらだって抱かせてやるさ」
腫れぼったい目を、無理矢理こじ開けた
間違いなく、レヴィの発した言葉
「好きに……、してくれ」お墨付きが出てしまった
いつも、遠慮している分、こういったときは、暴走しがちだが、取りあえず押さえられた
情けない本音をさらけ出しても、レヴィが受け入れてくれたという余裕か?
まずは優しく、御礼のキスから
とにかく優しく、落ち着いて……
「……いっ、いい加減にしろよ。ロックゥ〜」
5回目か六回目の射精を、引き締まったお尻の中に放出
一向に萎えない愚息を、再度ヴァギナに入れ直した辺りで、レヴィから苦情がきた
「ゴメン、レヴィ
まだ、足りないんだ」
疲れは自覚しているが、止めたくない
レヴィも少し疲れているみたいだが、あまり無茶はしていないから大丈夫だろう
- 748 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:37:18 ID:pvvYN+f/
- 「もうちょっとだけ
頼むよ」
かなり情けない調子で懇願する
「……すきにしろよ」
背面座位で貫かれたまま、許してくれた
良かった
レヴィは本当に、俺のものになってくれたんだ
うれしい
全世界に叫びたい気分だ
「ヨッ……と」
俺に貫かれながら、グッタリと身を預けるレヴィを、そのまま抱き上げる
意外に軽いが、さすがに両手とも離すわけにはいかない
仕方ない
ガチャン!
ベッド脇の窓を、足で蹴り飛ばした
足を切っちまったが、窓枠ごと外れて落ちる
裏路地に面した二階だが、明るい日差しに開放感を感じた
これで、皆に見せつけられる
壊れた窓に座り、しっかりレヴィを抱え直した
「お、おい、ロック
何して……」
騒音に気付いたか、レヴィが慌てる
「ゴメン、壊しちまった」
「バッ、馬鹿野郎
そんなこと言ってんじゃ……ヒャウッ」
どうもお気に召さない様なので、奉仕に力を入れることにした
下からは深めに突き上げ、舌は右肩を重点的に攻める
タトゥの肌は、敏感になるそうだ
実際、レヴィもここが弱い
ツルツルの肩口から肩甲骨、軟らかい脇、首筋まで伸びるラインに、丹念に舌を這わせる
「アッ、フワッ」
舐め廻し、吸い上げ、時には軽く歯を当てながら丹念にマーカーをたどる
気にいった場所や攻めは、レヴィ自身が教えてくれた「ハッ、ヒウッ!」
声で応えてくれるし、
ギュッ、ビクビクッ
下の口も素直に反応して、俺自身を引き締める
「レヴィ、気持ちいいかい?」
わかっていても聞きたい
……と言うか、周りに聞かせたい
「……い」
「聞こえないよ」
片手を重い乳房に廻し、揉み上げる
むろん、指先は尖り切った乳首をつまんで
「アヒャアッ」
「ほら、言って
大きな声で」
「イイッ。イイヨッ!」
- 749 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:45:16 ID:pvvYN+f/
- やっと、素直になれたようだ
潮風と陽光に全身を晒しながら、レヴィを愛し続ける下の道や向かいの建て物から、何人かに見られたが、直ぐに去っていく
「それほど珍しくもないのかな?」
まあ、ロアナプラだ
俺だって、街角で立ちんぼとやってるのぐらい、しょっちゅう見掛ける
しかし、失礼な奴らだ
こんなに綺麗なレヴィを、見せてやってるのに
忿懣やるかたない俺は、なお一層、愛撫の手を強めていった
「ほら、レヴィ
しっかり見せ付けてやろう」
「馬鹿野郎、変態、露出狂」
我に返ったか、暴れるレヴィ
危ないな
ここは2階だぞ
安全確保の為、強く抱き絞める
役得、役得♪
「クゥッ!」
ビクッビクッ
それでも、ジタバタ暴れてたレヴィが、急に動きを止めた
「どうした?レヴィ」
「…………」
「イっちゃった?」
入ったまま動いたら、そりゃあ感じる
レヴィの露は、俺の足までビショビショに濡らしていた
……でも
ヅン!
「アウッ」
俺はまだなんだ
イった余韻に浸らせず、突き上げる
「自分だけなんて、狡いじゃないか」
「アッ、ハァッ!」
ヅンヅン
二人でしてるんだから、二人でイキたい
さいわい、レヴィはイキやすい
タイミングは、俺が合わせよう
「レヴィ、俺のこと好きって言ってくれないか」
「……ロッ、ロック?」
夢心地のレヴィ
「そうだよ
ほら、下の皆に」
結構ギャラリーも増えている
「ロック、好きィ」
「もっと大きく!」
グン、グンッ
両手でレヴィの膝裏を支え、股を割り開く
昨日剃っといて、正解だった
ツルツルの股間は、隠す事なく俺達の結合部を晒している
足場の危険さも忘れ、全力で腰を使った
「ロック、大好き!!」
「レヴィ〜〜〜!!」
レヴィの中に、吐き出すと同時に、レヴィも大量の潮を噴きながら達していった
ザマアミロ
この女は俺のものだ
世界中の男達に、報しめてやったような達成感と昂揚感に酔いしれる
それと同時に、ほんの少し残った理性が、体力の限界を悟った
急激に薄れていく意識の中、最後の力を使い、背後のベッドに倒れ込む
最愛のお宝と一緒に……
- 750 :始末の朝:2007/12/01(土) 07:52:02 ID:pvvYN+f/
- 目覚めれば、見慣れた天井
俺のヤサの、ホテルの部屋だった
「……夢?イッ!」
開きにくい目を擦った途端、強い痛みにさらされた
顔が腫れ上がってる
ってことは……
サーーー
「また、やっちまったのか」
「やっちまったんだよ
オメーは」
「うわあっ!!」
とても、フラットな声が、隣から聞こえた
見間違える筈も無い
まごうことなく、レヴィである
「レヴィ!」
「はい、レヴィさんですよ」
寝転がったまま、煙草をふかしている
全く抑揚もなく、無感情な声が不気味だ
「あっ、あの……」
「昨晩、めちゃくちゃに犯されたあげく、今朝も公開プレイで辱められて、
家にも居られなくなったレヴィさんです」
…………
「気持ちよく寝ちまったレイプ犯を引きずって、ヤサまでお連れしたレヴィさんです」
最悪だ
「銃と弾丸一発貸してくれたら、自分で始末つけますが」
提案してみる
「その後、ヤサの掃除が出来るなら貸してやる」
トーンが少し落ちた
寧ろ、ホッとする
俺はまだ、腹を起てるに値してるんだ
「のどが乾いた」
注文が来た
「ビールでいいか?」
「…………」
返事を貰えるには、まだ早いか
ベッドを飛び降る
途端に、腰が砕けた
体力が、根こそぎ抜けている
おまけに、右足の裏から激痛が……
窓を蹴破った時に、切った傷だ
あれ?
きっちり包帯が巻いてある
そういえば、顔にも湿布が……
涙ぐみそうになるほど嬉しい
- 751 :始末の朝:2007/12/01(土) 08:01:49 ID:pvvYN+f/
- はいずりながら、冷蔵庫からビールを取り出し、急いでレヴィの元へ
寝そべったまま、取ろうとしない
「えっと、レヴィ?」
酒が違ったかな?
でも、煙草は消してる
と、いうことは、一か八か
グイッ
口に含んだビールが染みる
かまわず、動きを見せないレヴィに寄り、唇を合わせた
正解だったようだ
流し込むビールを、受け入れてくれた
チュプッ
「ハアッ」
唇が離れると、ため息をもらすレヴィ
性懲りもなく、押し倒したくなるが、さすがに自重
口元を拭う振りをして、触るだけに留めた
「ビールの礼だ
いいことを教えてやろう」
……ん!なんだろ
レヴィが、急に話し始める「Japanでアタシの脚に、穴あけられた夜だ」
って、それはレヴィと初めて……
「痛がってたろ」
大怪我してたからな
イテェ、イテェと大変だった
「シーツが血まみれになってたよな」
暴れるから
包帯ズレてたし
「そーゆーこった」
………………
…………
……
!
エ エ ッ!!
「ちょ、レヴィ
どういうこと」
慌てて詰め寄るが、
ドカッ
「ウルセエ」
の一言で蹴り飛ばし、背を向けシーツに包まる
程なく、スヤスヤと寝息が聞こえてきた
疲労困憊してる筈の俺は、その背中を見つめながら、眠れぬ時を過ごすのだった……
END