824 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:39:40 ID:wypS4wd5
 BLACK LAGOON  〜7本程度の代わりに PT 1〜


あいつが嫌いってワケでもないんだ。 でもな、ダッチ。
やっぱりダメだ。あたしー

あいつとは組めない。

ナチの残党の船の上でレヴィがそう話してるのをオレは聞いた。
ようするにオレの事が嫌いなんだろう、そう思った。



 あれから一週間後ほどの事だ。
事務所で昼飯にピザを食ってる時にボスがオレに言った
「俺は整備、ベニーはマシンのメンテ中だ。下宿でレヴィがゴロゴロしてる、
  一緒に行ってこい。」
「レヴィも?」
「異議が?」
不服が顔に出ていたのだろう、ダッチがホットドックを頬張りながら
オレの方を見た。
「いや………、向こうの方が嫌がると思うけど。」
「そいつはお前らが解決すべき問題だ。俺にも仕事にも関係がねぇ。」
そう言ってダッチはノープロブレムの仕草のように手を広げた。
ボスはオレが困った顔をすると、決まってこの仕草をする。
「わかった………」
と、答えるしかないのだろう。ベニーは了解って言葉を使う。
オレにはそんな気乗りした返事なんか出来ない。
「仲良くやれや。」
ダッチは立ち上がるオレの背中に言った。オレは手つけずに置いてあった缶ビールを
手土産にレヴィの部屋に一人で行くことにした。ついてくるものは‘憂鬱,ぐらいのものだ。
こんな物で女の機嫌をとってる自分が情けない。これじゃあ日本にいる時と同じだ。酒を注いで上司の機嫌をとって。
 オレは車を回し事務所を後にした。


 


825 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:43:29 ID:wypS4wd5
下宿先

ーコンコンー
「レヴィ。」
レヴィの部屋のドアをノックしたが返事は無い。けど部屋にいるのは分かっている。
返事されないのはいつものこと。
「レヴィ、入るよ………。」
ノックして、声かけて、もう一度声かけて。
慎重なぐらい気を使ってる。おっかないからだけじゃない。
 
 一週間前ナチの連中とやり合った時の事だ。沈没船から戻ったオレに
ダッチがレヴィを呼んで来るよう言った。ちょうどさっきの様に。
ラグーン号の中、オレはレヴィを呼びに武器庫に入ると丁度着替えの途中だった。
潜水服を脱ぎ捨てホットパンツを履き終えたままの姿で立っていた。
いつもの黒いタンクトップは着ていない、ブラジャーさえも。トップレスってやつだ。
乳首だって見えてしまっている。
「あ……………いや……………………、」
「…………。」
「あ……の、その…………。」
「何だ………。」
レヴィの言葉は冷たい。露わになってる胸を慌てて隠すわけでもなく
たじろぐオレお見ている。
「ダッチが…着替え終わったら直ぐに上がってこい、って。」
「…………分かった。」

 その時いいモノ見せてもらったって気持ちなんか全くなかった。
深海の中で、骸に囲まれながら聞かされたレヴィの価値観。
その話が尾を引いてか、全く……、


「レヴィ、入るよ。」
三度目の声かけをし、オレはレヴィの部屋のドアを開けた。もう前のようなのはゴメンだ。
 ‘ガチャ, ドアノブを回し部屋の中に入るとレヴィがいた。
レヴィはベットの上で仰向けに寝そべりウォークマンを聞いていた。
黒のタンクトップに黒のショーツ、いわゆる部屋着ってやつか。
自分の部屋の天井をボーッと見つめながら、口にはラッキーストライク。
これじゃあノックなんか聞こえないわけだ。

「おはよう…レヴィ。」
寝そべったままのレヴィの目が、ドアのそばで立つオレを見た。
再び天井に視線を戻す。………オイ、それだけかよ。
と、思いつつオレは部屋の中を進む。
「ダッチから頼まれ事があって…、」
話途中でレヴィが起き上がりベットから立つと、カーテンレールに掛けていたバスタオルを取り
自分の首に掛けた。オレに背を向けてるせいでTバックでは隠しきれてないお尻が見える。
普段あんな小さいホットパンツから下着が見えないのはこういう事だったのか。
それを知るようになったのは、この部屋に出入りするようになってからだ。
レヴィはオレが来ててもこの格好で部屋の中をうろつく。ショーツ姿を見られたぐらいじゃ
何とも思わないのか。それもそうか、船内ではトップレスな時に入っても隠しもしなかったのだから。
「さっきダッチから電話があった……」
「ダッチから?」
「うぜぇ……………さっさと行って、さっさと終わらせるぞ。」
そう言うとバスタオルを首に掛けたままシャワールームへ入っていった。
「チッ………(うざいのはオレも一緒だ)」
持ってきた缶ビールを激しく振ってから部屋の冷蔵庫にしまった。
「オレもお前とは組みたくないよ……………。」 
オレはレヴィがシャワーからあがるのを椅子に座り待っていた。


826 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:49:45 ID:wypS4wd5
オレが運転する車の中
「なあ、知ってるか」
 助手席で足を組み窓からさらし出してるレヴィに話しかけた。
「こんな話があるんだ。ポーランド人が電球を取り替える時には
 何人の人手がいるかって。」
「電球を持つのが一人、家を廻すのが九十久人だ。」
「………。」
 オレは次の小話を探す。
「法王が一人のホームレスをー」
「目障りだから消え失せろ、だよ。…黙って運転しろ、このマヌケ。」
 何やってんだオレ。こいつの機嫌取ってんのか?
違う。辛気臭く運転するのが嫌なだけだ。
「あーあ、クソ。なんでお前なんかと一緒に行かなきゃなんねェんだよ。あ〜あ!!かったりィなァー!!
 ガキのパシリをやらされる身にもなれっつんだ。ダッチのくそ馬鹿。死ね。」
 こいつはいつも自分勝手にモノを言う。
「レヴィ、そのタトゥーいつ彫ったの?」
 何だオレ、また機嫌取りか?
「あん?……そんなの忘れちまったよ。」
「カッコいいトライバルだよな、それってどの辺まで彫ってるんだ?反対側の胸辺りとか?」
「てめェ見たから知ってんだろ。」
「ああ、…………そうだったよな……。」
 胸までは彫ってはいなかった。確かに知ってる。ちゃんと覚えてるさ。
乳首まで見たのが、このムカつく女に対ししてやった感がある。
「黙って運転しろ。」
 もしオレがマゾならこういう状況を快感に思うだろうが、オレは違う。
だからって別にSって訳じゃないが、そんな気持ち全く湧いてこない。
そこまでしてこいつと話さなくてもいいか。
オレは車を走らせラチャダ・ストリートに向かった。

827 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:53:57 ID:wypS4wd5
 ジャックポット
「よーーーォこそレヴェッカ!お見限りかと思ったぜ!!」
 アフロヘアーでレゲェダンサーの様な男。この男の名はローワン。
「SMショウのダンサー、とうとう引き受ける気になったんだろ?そうだなべいびー!?」
「ざけんじゃねえよ、ローワン。仕事のからみで仕方なく出向いてやったんだ、
 シバくのもシバかれんのも二度と御免だよ。」
「なんだいなんだい、つれねェなァ。あんたメチャウマだからよォ、どっちもイケんのに残念だな。
 まァ気長に待ってるぜ。んでー、本日のご用件は?」
 うわ……キツイ。このストリップバー、ジャックポットに来たオレの感想。
サラリーマン時代は接待でスナックやらキャバクラやらに行ったぐらいの経験はあるが……。
「ところでよ、そこに突っ立ってるなァいってえ誰ちゃんよ?」
「え…?」
「ああこいつ?ラグーンの新入り。行く所がねえもんだから、仕方なく面倒みてんだ。」
「大変だなァ兄ちゃんも。何かあったら世話するよ。」
「じゃあなローワン。金のほう忘れんなよ。」
 オレはこのローワンって人に軽く会釈し、オレとレヴィは店を出た。

 来る時よりは若干レヴィの機嫌が戻ってる気がする。寝起きだからイライラしてた、てか?
店前に停めてあった車に戻る途中、歩きながら
「レヴィってここで働いてたの?」
「あん?何で?」
「いや、さっきローワンがレヴィはメチャウマだ、って。」
「………ラグーン商会がどうしようもねぇぐらい金が無い時、ダッチに頭下げられてな。」
 レヴィは話しながらホットパンツのポケットから煙草を取り出し、一本口に咥えた。
「ショースタイルなからみを一回やった………安請け合いしたつもりはなかったが
 相手は自分で選べばよかったぜ……。」
「カッコいい男って事?」
「あたしは普段から恨みをかってるからなぁ、からみってのをいい事に
 メチャクチャしやがる…………あんなのは二度と御免だよ。」
 レヴィは咥えてた煙草を落とし足でもみ消すと車の助手席に乗った。

828 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 18:58:20 ID:wypS4wd5
そしてオレとレヴィは一つずつ仕事を済ませていく。

 
 車の中
「次でやっとこさお仕舞いだ。ええと?注文の火器を受領すること。」
 オレは教会に向かって車を走らせている。
「なあ、ロック。」
「ん?」
「お前ここに来てから女とヤッてんのか?」
「な、何だよ急に?」
「さっきの姐御のときもそうだけどよぅ、みっともねぇヴァージンみたいなリアクションとってやがったし、
 ベニーと女買いに行ったって話も聞かねぇし、どうしてんのかってよ。」
「…………そんなのレヴィに関係ないだろ。」
「言えよ、もったいつける様な話でもねぇだろ、あん!?」
「………………。」
 少しキレ気味のレヴィ。何で?キレるような所か?とにかく自分の話を
スルーされるのは気に入らないようだ。来る時散々俺の話をスルーしたくせに。
「……レヴィはどうなんだ?そういう相手でもいんのか?」
「フッ、ガキの返し方だな。まさか本当にヴァージンじゃねぇだろうな!?。」
「…………………。」
「ハハハハハ、本当にヴァージンかー!ハハハハハハハハ!右手が恋人ってか?」
「…………………。」
 この歳で童貞なわけないだろ。オレが否定しないのはお前との会話がウザいだけ。
自分勝手な話しかしない奴にこれ以上機嫌取りするのはまっぴらだ。
 でも一つレヴィの話の中で否定出来ない事がある。
オレはこの街に来てから女とヤッていない。慈悲行為で済ましているのも事実だ。
「なあ、ロック。いつも何を想像してヤッてんだ?」
「…日本のポルノ女優とか思い出してかな」
「かーっハッハッハッハッハッハ!情けねぇ野郎だなぁハッハッハッハッハッハッハ!」
「…………………………。」

 正直、レヴィを想像してシた事も何回かある。一回お前の胸は見てるしな。
部屋に入ればノーブラの薄着でゴロゴロしてるから、記憶と妄想を合わせるのはそう難しくはない。
 妄想の中でナニするってわけじゃないが、ただこいつの裸を思い出すだけで。

「おい、ちゃんと前見て運転しろ。」
「……………」
 指示された教会に着いた。

829 :大神竜一郎:2009/10/23(金) 20:51:56 ID:wypS4wd5
この後オレはブチ切れた。
理由はよく覚えていない。ホントに切れた時ってそういうものだ。

 
 パトカーの中
「なあ…ロック。一つだけだ、それを聞いたら面倒はねえ。
 お前、どっちの側にいたいんだ?」
「オレは、オレが立ってるところにいる。それ以外のどこでもない。」
 煙草を咥えるレヴィ
「……ロック、火を貸してくれ。」
「火?ライターは警官がー、」
「何言ってんだよ。くわえてるだろうが。」
「ああ!」
「…ッたくよ、今日はひでえ一日だ。」
「まったく。」
 オレの火がレヴィに移る
「…とにかく、帰って寝たい。」
「そうだな。」


〜7本程度の代わりに PT 2〜 に続く


841 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:12:18 ID:8C5RbZHh
BLACK LAGOON 〜7本程度の代わりに PT 2〜

 本当に色々とあった。童貞扱いされるし、ワトサップって警官にパクられるし
レヴィには銃突き付けられるし。とんだ一日だった。
 ダッチが身元引受人として来てくれ、なんとか釈放された。
レヴィは下宿へ、オレはダッチと事務所に戻った。オレは戻るとダッチに殴られるのを覚悟してたが
「なーに、ツケとくさ。これは借りじゃねぇ、ツケだ。」
 ようするに給料から引くってことか。
「ロック、この書類をレヴィに届けてくれないか。」
「今日はあんな事もあったし、顔合わせない方がいいんじゃないかな…。」
「ロック、ワトサップの所に戻ってみるか。」
「……分かったよ、…行ってくる。」
 ダッチから書類を受け取り事務所を後にした。

 
 さすがに手ぶらはまずいだろう。オレのムカツキが治まってないのと同じぐらい
あいつもイライラしているだろう。オレは酒を何本か買ってからレヴィの下宿先に向かうことにした。


 下宿先
ーコンコンー
「おぅ…」
 珍しい。扉の向こうからレヴィの返事が聞こえた。
「レヴィ、入るよ。」
 ドアを開け部屋の中に入る。ベットの上で壁にもたれ煙草を吸うレヴィがいた。
部屋着ではなく、いつものスタイルだ。
「レヴィ、これダッチから。」
 茶封筒に入った書類をベットのレヴィに渡した。中の書類を目にしたレヴィが
「…………マジかよ。」
「?」
「請求書だ……」
 クシャクシャ、と丸めて部屋の隅に投げた。機嫌が悪くなる予兆を感じたオレは、
「レヴィ、酒買ってきたんだけどさ一緒に飲まないか?」
 ビニール袋の中を見せた
「しけてんなあ、ビールかよ。」
「無いより……マシだろ?」
「貰ってやるよ…。」
「オレの分もあるから。」
 レヴィの機嫌次第と思ってたら案外よさそうなので、木箱をテーブル代わりに
酒樽を椅子代わりして座って飲む事にした。缶ビール6本ではあるが。

842 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:34:46 ID:8C5RbZHh
「なあ、レヴィ……。」
「あん?」
「すまなかったと思ってる…………。」
「………。」
「今日のこと………………。」
 別に酒がまわった訳じゃなければ、センチメントになった訳でもない。
ただ言うなら今かな、って気になったからな訳で。
「むし返す気か!?」
「いや、……ただ謝っておきたかったから。」
「…………………………。」
「すまない………。」
「…………………………………。」
 レヴィは何も言わない。元々人に謝ったり他人の言葉にじっくりと耳を傾けるのが苦手な奴だ。
獣の口から「ゴメンなさい」なんて言葉ハナっから期待してないよ。想定内のリアクションだよ。
「オレからは、これだけ………。」
「…………………。」
 オレはこれだけを言い、黙りこむレヴィの相手をするように自分の手前の缶ビールを手に取った。
「チッ……イラつく。どうしてお前はそんなみっともねぇセリフ吐けんだ?」
「……?」
「…………………クッ。」
 レヴィはクシャっと手に持った缶を潰した。
「ヤルか。」
「え…?」
「てめぇが謝って、あたしだけ何もしないってのも癪だしな。
 いいよ、一回お前と寝てやる。」
「え?ちょっと、…レヴィ?」
 想定外の言葉だ。……どういう事?
「こんぐらいしか思いつかない……。こっち来いよ。少しこのベット硬いけどな。」
「え…マジで?」
「マジで。」

843 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 12:39:25 ID:8C5RbZHh
こんな展開になるなんて思ってもいなかった。オレが軽く頭下げて適当なジョークで笑って
ほどよく酔って、今夜はサヨナラってのを思ってたけど。
「うわっ!」
 レヴィはオレの手を引っ張りベットに座らせた。レヴィは最後の一吸いをしてから
手の煙草の火を灰皿でもみ消した。
「ダッチとベニーには、あたしと寝たって言うんじゃねぇぞ、いいな。」
「い…言わないよ!」
 これってOKした事になるのか?戸惑ってるとレヴィの手がオレのシャツのボタンを
上から一つずつ外していく。スルッとレヴィの誘導でシャツの袖から腕を抜き
オレは上半身裸の状態にさせられた。今オレはベットに腰かけ、ベットに座るレヴィと
対面した姿勢になっている。そして、レヴィ自信が両肘を上げて待つ。
「?」
「世話焼けるやつだなぁ。」
 レヴィは自分でタンクトップの裾を掴み一気に捲り上げた。
どうやら脱がせの合図だったみたいだ。ホットパンツも脱ぎレヴィはTバックに黒のブラジャー姿。
飾りっ気無い無地で黒のブラジャー。変に花柄でも似合わない。
かえって無地の方が似合ってると思う。レヴィは背中に手を廻し
後ろ手でフォックを外し、ブラジャーを取ると胸が露わになった。
「レヴィ…」
 いつか見たレヴィの胸。レヴィの乳首をこんなまじかで見れるなんて思ってもいなかった。
オレは恐る恐るレヴィの胸に手を伸ばし、ゆっくりと。急に気が変られてはこまるから。
直接乳首じゃなくその乳房に手を当て、微かに揉んでみた。
柔らかい……当然だがオッパイの感触だ。
「ロック、お前マジでヴァージンなんだな。」
「いや、………。」
 いや、このスチュエーションが信じられないだけだよ。まさかこうして
レヴィと向き合って、お前の胸を揉んでるなんてな…。
何度か肘が胸に当たったり、背中に感じたりはしたげど…まさか直に。
いきなりキレるってこともなさそうだ。オレは人差し指の背でそっと
レヴィの乳首に触れてみた。まだ柔らかい。レヴィの反応を気にしつつ
人差し指と親指で摘まんでみては、ほんの気持ち乳首を引っ張ってみた。
「あたしは何をすればいい?」
「ビックリした!急に喋るなよ」
「ハァ……情けねぇ奴でなあ。セックスもろくに出来ねぇのかよ。」
「!!」

オレ、今からレヴィとセックスするんだ………。
いつもすぐキレる超ウルトラ短気なこいつと。
レヴィの言葉で火が付いた。


844 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 13:37:57 ID:8C5RbZHh

「キスしていいか?」
「………照れ臭ぇな、他は何かねぇか?」
「レヴィがイヤじゃなかったら、……口で…。」
「?」 
「レヴィにフェラチオしてもらいたい。」
「ハハッ。」
「………………?」
「じゃあ、脱ぎな。」
 
レヴィがフェラチオしてくれるって事!?
 
 オレは高鳴る胸を押さえきれない。レヴィがオレのペニスを舐めるって考えただけで。
キスは出来ないけどチンチンなら咥えれるってのもおかしい話だな。
 オレは絶対マゾではない。むしろSのような気がする。
さっきは謝りたいだとか、すまないことをしたとか言ったがオレの中の怒りが
収まったわけじゃ決してない。お前はオレに謝ってないからな。
 セックスさせてくれるって言われたから今日は引いただけだ。レヴィとセックス出来るなんてまだ半信半疑だ。
早くレヴィに舐めさせたい。慌ててベルトを外しズボンを脱いだ。
 今オレとレヴィはパンツ一枚同士だ。そのパンツを脱ぐ為に立ち上がると
「ロック、掛けたままでいろ。」

845 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 14:56:41 ID:8C5RbZHh

オレはレヴィに言われた通りベットに腰か掛けたままでいると、立ち上がったレヴィが
ベットを降り俺の股の間に入って床に座った。
「あたしに、やらせろ。」
 そう言ってパンツに手を掛けてきたのでオレは脱がしやすいように腰を浮かせてやった。
スーッと脱がされると、ビンっと勃起したペニスが剥き出しになった。
「元気いいじゃねぇか。」
「レヴィ、フェラチオして…。」
 今更冗談でしたとかいわないよな、マジでレヴィがフェラしてくれるのか!?
オレはレヴィの口唇とオレのペニスのファーストコンタクトを見逃すまいと
その瞬間をじっと見つめていた。
「まぁ、焦んな。」
「舐めてくれるの…!?」
レヴィがオレのペニスを握る。その手は冷んやりとしていた。
「お願いだ……チンチン、舐めてくれ。」
「いいぜ……。」
レヴィが亀頭にチュッとキスをした。
「オッ!」
 そのすぐ後、鈴口をチロッと舐めると
「うおっ!」
「いちいち反応するな。」
「ゴメン…。」
「フッ……………。」
 次の瞬間、レヴィはオレのペニスごと口の中に入れた。
「(うっ、マジかよ!?)」
 口の中で裏筋をなぞる様にして舐めてくれている。たまに鈴口の割れ目に舌先を入れたりして。
見下ろすと、オレの股の間でレヴィがフェラチオしている。横を見ると部屋の壁際に姿鏡があった。
その鏡の中のレヴィは、男の股の間に入り込み熱心に男性器を舐めている。
鏡を見てオレは、あのトゥーハンドのレヴィにフェラチオさせているんだと実感した。
「。。。。。。。。。」
 レヴィは上目使いでオレの方を見上げた。
「レヴィ、気持ちいよ…。」
 そう言ってやるとペニスを咥えたまま頭を前後に動かして刺激を加え始めた。
異性の性器を舐める行為は服従の証と聞いたことがある。
 女にフェラチオさせると征服感が湧いてくる。現に今あの恐犬のレヴィを征服した気分だ。
レヴィにフェラチオさせたって言うと、羨ましがる男共がロアナプラで何人いると思う?
少なくても昨日までのオレは羨ましがるはずだ。
 オレは今まで女に生で咥えさせたことは無い。どうしても彼女には汚い事を
させたくないからだ。その気持ちが欲望より勝っていたから経験がなかった。
 ナマフェラがこんなに気持ちいいなんて。でも、これからも自分の彼女にはさせられないだろう。



846 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 14:58:15 ID:8C5RbZHh

最近ずっと自分の手でしていた事をレヴィに口でさせている。

「レヴィ、…そろそろイキそう…。」
 そう言うと口を離そうとはせず、レヴィの前後する速さが速くなり、
「ウッ!」
 
 ビュッ……ビュ……………イッてしまった。レヴィの口の中で射精してしまった。
いわゆる口内射精ってやつだ。
「レヴィ……ごめん。」
「・・・・・・・・・・・・・・・。」
 レヴィは口の中でオレの射精を受け止めると尿道に残った精液も吸い出してから
口を離した。
「レヴィ………大丈夫?」
 無言のレヴィがティッシュを3枚4枚取り、その中にオレの精液を吐き出した。
「…………飲んでくれないの?」
 ここまでしてくれたんだ。テッキリ飲んでくれるものとばっかり思ってたのに。
「先に言っとけ。」
 口の周りをティッシュで拭いている。
ゴックンはNGじゃないって事か。
もちろん、自分の精子を女に飲ませたいって願望はある。
こういう成り行きでセックスした相手ならなおさらだ。


「なあ、レヴィ。」
「あん?」
「もう一つ、お願いしていいか?」
「何だ?言えよ…。」
「アナル……舐めてもらえるかな。」
「調子に乗るな……。」




847 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:10:00 ID:8C5RbZHh
「レヴィ……。」
「何だ、言ってみろ。」
「頼めるかな……」
「アナル以外ならな。」
「お前のアソコ、………見たいんだけどさ。」
「?」
 今、レヴィは黒のショーツ姿。
「悪ぃ、ロックだけマッパだったな。」
 そう言ってショーツに手を掛け一気に下ろすと髪と同じ黒いヘアーが見えた。
「待ってろ。」
 レヴィがベットに上がり膝を抱え座る。そしてゆっくり足を開いていった。
「あ…………。」
 想像してたよりヘアーが薄い。丘に摘まむ程度の恥毛が生えている。
「ねぇ、…指で広げて……見せて。」
「てめぇなぁ…………。」
 と、言いつつも呆れた表情のレヴィが自分の指で大陰部を広げて見せてくれた。
「うわぁっ………。これがレヴィの、オマンコ……。」
「まさかお前に、広げて見せるなんて思ってもいなかったぜ。」

 オレが見たかったのはレヴィのオマンコなんかじゃない。
オマンコを自分の指で広げて見せてるレヴィの姿が見たかったんだ。

「おーロック。回復か?」
 オレのペニスは復活していた。
「レヴィ、…そろそろ入れたいんだけど。」
「……………オーケィ、じゃあスキンを用意しな。」
「分かった。」
 たしか財布に一つ入ってるはずだ。入れっぱなしのコンドームが。
何かって時の為に会社の先輩がくれたんだっけ。捨てずによかった。
今思い出せば笑えるな、…営業で使うかもだって?あの先輩、ジョークが面白い。
オレは立ち上がり脱いだズボンから財布を取りだした。まさかこれをレヴィに使うとはな。
「………………………。」
 待てよ・・・、コンドーム着けずにした方が気持ちいいんじゃないのか?
学生時代、彼女としてた時は当然毎回避妊してたが・・・。
別にレヴィに対して避妊なんてする必要あるのか?

「なあ、レヴィ。」
「あん?」
「コンドーム、着けなきゃダメ?」
「はあ?」
「その……。」
「ナマでしたい、って言ってるのか?」
「イキそうになったら手前の方で射精するから……お願い」
「ハァ………仕方ねえなぁ。今日は特別だぞ。」
「ありがとう、レヴィ」
 怖いのは性病だ。レヴィはどうだろか。
そんな考えはすぐに吹っ飛んだ。生でしてみたいって願望が勝ったからだ。
避妊しなくてもいいセックスフレンドなんて、そういるものじゃない。


848 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:18:24 ID:8C5RbZHh

「……………!?」
 レヴィはオレを押し倒し上に跨った。
「レヴィ、オレ始めは正常位でやりたいんだ。」
「はいはい・・・。」
 呆れたように笑いながらオレの下で仰向けになってくれた。
覆いかぶさるようにして重なり自分のペニスをレヴィのヴァギナにあてがう。
ペニスの先端がレヴィの割れ目を感じた。
「(あんだけ吠えても、やっぱこいつ女なんだな)」
 なかなか入らないフリをして、ペニスでレヴィの秘裂の感触を味わった。
「違う、もう少し上………。」
「(わかってるよ)」
 ペニスでレヴィの割れ目をなぞる。
「ごめん、…すまないがレヴィ、入れやすいように広げてくれないか?」
「チッ、ホント世話のやける坊ちゃんだぜ……。」
 腕の下で仰向けになっているレヴィが、オレの為に両手で自分のオマンコを広げてくれた。
今、オレのチンチンとレヴィのマンコがキスをしている。
本人同士は照れくさくて出来なかったキスを。お互いの性器同士の口付け。
進入させることを許してくれたレヴィの秘裂がオレ自身を導くかのようにゆっくり、ゆっくりと挿入していく。
「は、半分ぐらい入ったよレヴィ…。」
 オレは残りの半分をレヴィの中に入れた。
「全部、入ったよ…………動くよ。」
「いちいち聞くな、冷めるだろっ…。」
 レヴィの中に入れたまま腰を動かした。レヴィの局部の締め付けで
オレのチンチンが刺激されるようにピストンを続けた。
 オレの腰の動きに合わせてレヴィの大きな胸が卑猥に揺れている。その揺れを起こさせているのは
オレなんだと思うと興奮してくる。手を伸ばして揺れるレヴィの胸を両手いっぱいに揉んだ。
「レヴィの…オッパイ……。」
「フッ…。」
 オレの気持ちを察してかレヴィが下からオレの頭を抱き寄せてくる。
そのおかげでこの大きな胸に顔を埋める事が出来た。
 昔、何かの漫画でパフパフってのがあったが、それが出来る大きさだ。パイズリだって出来るだろう。
…パイズリかぁ、後でやってみようか。今のレヴィなら大概の事ならやらせてもらえる。
もっと頼み込めばアナルだって舐めてもらえるような気がする。
 おそらくレヴィとのセックスなんてこれっきなんだろうからなんとしてでもアナルは舐めさせたい。
すればこの先何度かこいつと喧嘩しても優越感で耐えれるような気がする。
 オレは目の前の乳首をチロッと舐めると
「くすぐってぇ。」
 パクッと口に含んだ。あの日、船内で初めて見たレヴィの乳首。
乳首を吸いながら、もう片方の乳首を指で摘まんだりして転がす。だんだんコリコリしてきた。
両方に触れていると口に含んだ方の乳首の方が硬くなってきたのが分かる。
「腰、止まってるぞ。」
「あ、ゴメン…。」
 名残惜しい乳首と別れピストンに集中することにした。
「アッ…」
「!?」
 微かにレヴィが喘ぎ声を出した。オレは腰の動きを速くする。
オレにとってもそれは快感な事だ。レヴィの膣の締め付けがたまらなく気持ちいい。
「アッ…アッ……。」
 気持ちいい。オレも同じだ、ただ喘ぎ声を出したりはしないが。
オレにとって久々のセックス。恋人以外でセックスするのはこれが初めてだ。
だけど缶ビール6本分でレヴィとセックス出来るなんて。
たしかに始める前言ったよな、ビールの代わりに寝るって。
  
安いぜ、まったく


849 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:21:25 ID:8C5RbZHh

オレの腕の下で腰に合わせて大きな胸を揺らすレヴィ。
たしかにレヴィはいい女だと思う。本当は出会ったあの日から
そう思っていたのかもな。
「アッ…アッ…!」
 両手でレヴィのオッパイ鷲掴みして、荒々しく揉んだ。柔らかい。
だんだん硬くなってきた乳首を指の間に挟みながら胸を揉みしだき感触を堪能する。
胸に当てた手を腰に移動させた。そろそろオレにも限界が近ずいてきたようだ。
 挿入する前は絶対顔射しようと思ってたが予定変更。中出しする事にする。
別に外に出すって約束もしてなければ、レヴィも膣内は駄目だとは言ってない。
「レヴィ、…いい?」
「アッ…アッ、な、何が?」
 腰の突きをどんどん激しくしていく。
膣奥を突いた時ペニスの先がレヴィの子宮口に当たるのが分かる。
別に構わないよな、中に出しても

「い…いくよっ……出すからな!」

 ドクッドクッ、………ドクッ、

無責任にもレヴィの膣内で射精した。



 その後、少し間をあけてから二回戦目をした。
二回戦目はレヴィが上になり主導権を取った。
どうやらレヴィは騎上位が好みのようだ。



850 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:23:39 ID:8C5RbZHh
 主導権がオレに戻ったのは四回戦目の事だった。
嫌がるレヴィを無理やりパイズリさせながら咥えさせた。
どうしてもアナルを舐める事を嫌がるレヴィに、それだったらせめて
パイズリぐらいしてよと言って。
男のペニスを舐めるのには、さほど抵抗が無いらしい。
口の中でイクのは一度やったし、もういいか。
 オレはレヴィによつんばの体勢になるように指示しオレの方にケツを向けさせた。
レヴィのアナルが見える。逆に自分勝手と言われるかもしれないが
オレは女の尻なんか舐めたいとは思わない。舐めさせたいだけ。

 レヴィの腰をガッチリ掴みバックで挿入した。
さっきから三度も中出ししたせいか膣の中がグチョグチョしてる気がする。
中にあるのは全部自分の精液だから我慢出来るものの気持ちいいものではない。
だけどおかげで滑りがいい。もともとレヴィは締り、膣圧って言うのか、
キツイ方じゃないから激しくしすぎるとすぐに抜けてしまう。
 多分オレが気持ちいいって感じるのは膣の快感よりも
いつもムカついてたレヴィの肢体を自由に扱っている快感の方が大半だろう。
「アッ、アッ、アッ!」
 正常位の時よりも激しい喘ぎ声。だんだん包み隠さなくなってきた。
バックで突くパンパンと卑猥な音が部屋中に響いている。部屋隅の姿鏡に目をやった。
 オレの突く腰の動きに合わせて、よつんばのレヴィの胸が下で揺れているのが
オレのサディスティックな気持ちに火をつけた。
「アッ、アッ、アーッ!」
 背中の方から腕を廻し卑猥に揺れるレヴィの胸を揉みしだいた。
押さえきれない声、荒々し息、まるで獣同士の交尾みたいだな。
「レヴィ…ッ。」
「ロック、アッ、アッ!」
「クッ、…いく!」
 もう膣内はいい。3回も出した。
オレはペニスを引き抜き、レヴィの身体を乱暴に仰向けにさせ顔をまたぎ
「はぁはぁはぁ…!」
 ビュッ!……レヴィの顔に射精した。やっと念願の顔射が出来たのだと思うと
ぐったりし、そのままレヴィに覆いかぶさり………
眠りについた。




851 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:25:27 ID:8C5RbZHh



「……………………うーっん。」
 眩しい………。光が目に入る。重い目蓋を憂鬱にも開けながら陽射しの無い反対側に
寝返りをうつ。目の前には女の背中。トライバルタトゥー。
「…………レヴィ。」
 肩のタトゥーをなぞろうと手を伸ばした時
「んっ、ロック………………。」
 こっちに寝返りをうってきたレヴィ
「!?……………寝言か……。」
「んっ、、、」
「!?」
 レヴィがぎゅっとオレの体を抱き寄せる。
「(お、おいっ!)」
 足まで絡ませてきた。オレはお前の抱き枕なんかじゃねぇんだ。
昨夜散々もてあそんだレヴィの大きな胸がオレの胸板で柔らかく押し潰され、
絡められたせいでオレの太腿にレヴィの毛が当たっている。
「う、……やばい。」
 そんな程度の刺激なのにまた勃起してしまった。
「やっぱこいつ、いい身体してるよなぁ……。」
 オレはゆっくり股の方へ手を忍ばせ恥毛をかき分けレヴィの割れ目を触った。
小さな突起をみつけ刺激した。もう片方の手は胸を揉み乳首をいじった。
 ……まだ舐めて無かったよな。オレはクンニするためレヴィを起こさないように
シーツの中へ潜ろうとした……が
「………………………。」
 すやすやと眠るレヴィ。…………もし途中で起きたら……。
昨夜の事は酒の勢いってのも多少あったろうし、シラフで目を覚ました時
オレがクンニしてたら………。羞恥にかられオレを撃ち殺しかねない。

 やめよう。

一晩でもこんないい女とセックス出来たって思えばいいか。
名残惜しいが。

 眠るレヴィの唇に昨夜やらせてもらえなかったキスをした。

 そっとベットから出てレヴィの身体にシーツをかけてあげた。
脱がされたトランクスをみつけ履く。ズボン……まだいいか。汗で身体中ベトベトする。
ズボンとシャツを適当な棚にかけていると

852 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:27:44 ID:8C5RbZHh
「うー…………だりぃ。」
 レヴィが目を覚ました。
「あ、………おはようレヴィ。」
 上半身だけを起こし露わになった胸も隠さず憂鬱そうに髪をかいてる。
まー今更胸を隠すってのも変だが。
「はぁ……。」
 レヴィが大きなため息とともにクスッとベットから立ち上がる。
オレが掛けてあげたシーツが肩から落ち裸のまま自分のショーツを探している。
「………………。」
 オレから昨夜の話をするのはやめよう。
「それ、とってくれ。」
「え?」
「そこの。」
 レヴィはオレの足元に落ちていた黒いショーツを指差した。
「あ、………はい。」
 拾って渡す。
「うー、だるい。…………昨日何回したっけ。」
「え……。」
 以外にもその話を切り出したのはレヴィの方からだった。
「よ、4回…だったかな。」
「ハァ……もっとしてたような気がするが。………シャワーあびてぇな。」
 レヴィはショーツを履き、床を見渡しブラジャーを探している。
「レヴィ……。」
「ん?」
「昨日は……大丈夫な…………………………日?」
「は?」
「いや………いいんだ。」
「?」
 中出しした手前、安全日かどうか聞きたかったのだが本人が気にしてないのなら
それでいい。オレだけビビッててもな。お互い気持ちいい思いしたんだ、そう思うだろレヴィ。
 例えレヴィがオレの精子で孕んでたとしても
産むって言いだすような奴でもなけりゃ、堕ろした時の慰謝料を請求してくるような奴でもない。
するとすれば中絶費をたかってくるぐらいだろうな。レヴィはそういう女だ。
きっと今までにオレ以外の男にも、お願いされりゃあ簡単に中出しさせてたろうしな。特別でもない。
 ブラジャーを半裸で探すレヴィのお腹に視線をやった。
あの中には昨日オレが出した精子がまだ残ってるのかと考えると再び優越感が湧いてくる。
男にとって印をつけたみたいなもんだからな。
「何見てんだ…。」
「いや、別に………。」



853 :大神竜一郎:2009/10/24(土) 15:30:01 ID:8C5RbZHh
「なあロック、ダッチ達にはヤッたとか言うなよ。」
「ん?」
「あたしとセックスしたろ、その事だ。」
「ああ、…言わないよ。」
「変にギクシャクした態度とかもな。」
「わ、分かってるって…。」
 少し動揺したオレは適当な酒樽に座った。こんな時煙草があればいいが
あいにく昨日全部吸っちまった。じゃあビールは。
部屋の冷蔵庫から一本缶ビールを取り

「あった。」
 自分のブラジャーを見つけたようだ。これでレヴィの胸も見納めだろうから
よく目に焼き付けとこうと横目で見た。
 それにしてもいい身体してやがる。一晩だけってのがおしいぐらいだ。
一つ心残りがあるとすれば、レヴィにアナルを舐めさせれなかった事だ。
レヴィがブラジャーに腕を通すと、とうとう乳首が隠れてしまった。

 プシャーーーー!

「うわっ!」
 プルタブを開けたらビールが噴出した。
「はははははははははははは!」
「レヴィ、笑うなよな!」
「だってよ、ぷっ、…はははははははは!」
「…………。」
「ロック、怒んなよな。……プッ。」
「…………………………。」

 怒ってなんかいない。むしろ……。
レヴィの笑顔のそれは、確かに友人に向けられているものだった。
仕事の同僚でもなく、ましてや一晩だけの身体の相手でもなく。

 小学生の時、友達はみんなこんな笑い方をしてた。オレもそうだった。
今のレヴィはその時の、友達の様な笑顔だ。


「…………。」
「あん?」
「レヴィ………。」
「?」

「ゴメンな…………………………。」

「なんだよ、急に。」

 
 何なんだろうな、自分でも分からないよ。


 何で謝ったんだろう、オレ。


BLACK LAGOON 〜7本程度の代わりに PT 2〜
 END 




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