少女と妖怪との戦いを描いた伝奇アニメBLOODシリーズの第3弾。
今作では、キャラクターデザインを漫画家のCLAMPが務めています。
過去の2作品とはストーリー的な接点はなく、独立した物語になっています。
基本的なストーリーは、主人公である女子高生の小夜が、「古きもの」と呼ばれる魔物を討つというもの。
古きものにより登場人物が殺されるシーンはかなり過激で残酷に描かれているため、苦手な方は注意してください。
また、上記の理由からテレビ放送版では映像規制がかかっています。
DVD版では規制解除されています。
第8話、第9話に登場するモンスターはクモ型の古きもの。
姿はクモのようですが、カエルのような巨大な口と舌を持った異形のモンスターです。
小夜と戦闘中に会話するシーンがあり、ある程度の知能を有しています。
丸呑みにされるのは、第8話、第9話ではただの女生徒。
名称のないいわゆるモブキャラです。
第12話に登場するモンスターは犬のような姿の古きもの。
背中に人間の手のようなものが生えており、獲物を捕らえて捕食します。
ヒロインの小夜、小夜のクラスメイトである双子の少女のの&ねね、教師の香奈子。
小夜は普段はおっとりとした天然系ですが、戦闘中には戦闘マシーンような性格になる黒髪の眼鏡少女。
双子のののとねねは、普段は明るく天真爛漫な性格の、やや子供っぽい容姿の少女。
教師の香奈子は、ミニスカートと白衣に身を包んだ理科教師です。
第8話「よのなかよ」の後半、小夜の通う学校の校庭にクモのような脚にカエルのような口を持った古きものが現れます。
突然の来訪者に、窓から校庭を覗き込む生徒達。
怪物は教室の窓から顔を出す小夜を見つけると、その教室を目指して走り始めます。
校舎の外壁をよじ登り、窓から教室に侵入すると、目の前にいた生徒を惨殺。
そして、手近にいた女生徒を掴み上げると口元まで運び、恐怖の表情を浮かべる女性と口の中へ放り込みます。
口の中に入れられた女生徒は、口元からはみ出した片手、片脚を噛み千切られて切断。
そのままもぐもぐと怪物に噛み砕かれ、丸呑みにされてしまいます。
(※丸呑みシーンはテレビ放送版では光による映像規制がかかっています)
続く第9話「こころにも」でも、小夜とクモ型の古きものとの戦闘が描かれています。
小夜は刀を手に、学校を守ろうと奮闘しますが、古きものは生徒達を次々と喰らい、惨殺していきます。
最終的にはなんとか勝利を収めますが、小夜のクラスメイトたちはほぼ全員殺されてしまいます。
戦闘中、クモ型の古きものの巨大な舌が小夜に巻きつき、捕らえるシーンがあります。
ただし、捕らえて口元まで引き寄せるものの、飲み込もうとする素振りも見せず、その後すぐに解放してしまいます。
第8、9話は丸呑みシーンというよりも、猟奇シーンとしての側面が強いシーンです。
丸呑みにされるのも特に名前のないモブキャラであり、丸呑み後はすぐに噛み砕かれてしまうため、口内、体内の描写はありません。
そのため、純粋な丸呑みシーンとしてはあまりオススメできません。
リョナ要素メインの丸呑みが好きならばオススメ。
第12話「わすれじの」の中盤、黒幕の人物が事件の真相を語り出す場面があります。
黒幕の人物は、今まで協力関係にあったが用済みになった時真、のの、ねね、香奈子を処分するため、犬のような姿の古きものをけしかけます。
目の前で時真が殺され、ののとねねはパニックになりながらもその場から逃げ出します。
しかし、あっさりと追いつかれ、まずねねが脚をつかまれたまま地面に何度も叩きつけられて殺され、そのまま丸呑みにされます。
そして、ののは両脚を捕まれて、泣き叫びながらも股裂きにされて殺され、丸呑みにされます。
香奈子は逃げようとしますが、古きものの腕に捕まってしまいます。
古きものは持ち上げた香奈子の下で大きく口を開けると、長い舌を香奈子の脚に巻きつけていきます。
そこで、小夜が古きものを攻撃し、香奈子は解放されます。
香奈子は再び逃げようとしますが、古きものは執拗に追いすがり、香奈子の上半身を咥えこみます。
それを見た小夜は、古きものの顔を攻撃。
怯んだ隙に、古きものの口の中に自らの身体を捻じ込むように侵入します。
手にしていた棒で古きものの口が閉じないようにつっかえ棒とすると、ほふく前進のように古きものの喉へと侵入。
ほふく前進のまま、狭い古きものの食道を通り抜ける小夜。
そして、古きものの胃袋に到着すると、手にした鉄の棒で心臓を一突き。
古きものは苦しみだし、そのまま絶命します。
第12話のシーンもやはり猟奇シーンとしての側面が強く、のの、ねねの丸呑みはグロテスクなため注意。
香奈子の身体に舌が絡みつくシーンや、上半身を咥え込まれるシーンはグロ描写はなし。
小夜が古きものの口内に侵入するシーンの描写が細かく描かれておりオススメ。
丸呑みにされているわけではなく攻撃のため口内に侵入するシーンのため、ヒロインのピンチ描写ではありません。
しかし、古きものの口元から小夜、香奈子の両脚だけがはみ出し、その両脚が滑り込むように口の中へ消えるシーンなどは、十分丸呑みシーンとして楽しむことができます。
アニメ自体の出来としては賛否両論の作品。
キャラクターはややクセがあるものの、女性は可愛らしく、美しく描かれています。
登場人物が惨たらしく殺されたり、人間の醜い部分をまざまざと見せ付けられたりと、ダークな要素が強いため視聴には十分注意してください。
丸呑みシーンだけを目的とした場合は、8話、9話は猟奇要素が強いためオススメできません。
12話は香奈子が古きものに丸呑みされそうになるシーン、小夜が古きものの口内に侵入するシーンがあり、丸呑みだけを目的としても楽しめるでしょう。
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