宇木敦哉氏個人制作のアニメーション映画。
東京都の支援によってアニメーターを発掘、育成する事業プロジェクトである動画革命東京の、第1次支援候補作に指定された作品でもあります。
劇場用作品ですが、作品時間は約30分と短めになっています。
内容は、ごく普通の女子高生ユキがモンスター同士の戦いに巻き込まれてしまうという話です。
ヒロインのユキはごく普通の女子高生。
ひょんなことから同じ学校に通うテツが、センコというモンスターを飼っていることを知ってしまいます。
センコは物に変身する能力を持っていて、その能力にユキは興味津々。
ユキは秘密を守る口止め料として、センコの変身した車に乗りたいとせがみます。
しかし、そこに同じモンスターを飼いならしているシュウという青年が現れます。
シュウはテツの飼っているセンコを奪おうと、戦いを挑んできます。
突然始まったモンスター同士の戦いに呆気にとられるユキ。
そして、ユキは突然センコに掴み上げられ、
「あ、ちょ、ちょっと!キャーッ!」
と悲鳴を上げながら、頭から丸呑みにされてしまいます。
センコはもぐもぐと咀嚼した後、車に変身し、テツとユキは車でその場を逃げ出します。
次の日、シュウはセンコを手に入れるため、ユキを人質にしてテツをおびき出します。
テツは飛行機に変身したセンコに乗り込みユキを救出しますが、シュウのモンスターの攻撃により大ダメージを受けてしまいます。
変身が解け動かなくなったセンコに駆け寄るユキ。
突然センコの体にドアのようなものが現れ、寄りかかっていたユキは、そこから倒れこむようにセンコの体内へ。
センコの体内は薄暗く、ぶよぶよとした肉壁のドーム状の空洞になっていて、そこにテツが倒れています。
ユキはテツを助け起こしますが、シュウのモンスターの攻撃によりセンコの体内が大きく揺さぶられ、ユキは肉壁の床に倒れこみます。
そして、シュウのモンスターによりテツはセンコの中からつまみ出され、ユキがセンコの体内にいるまま、センコはシュウの巨大なモンスターに飲み込まれてしまいます。
シュウのモンスターの体内は、さらに広大なドーム状の空洞になっています。
センコの力でシュウのモンスターのコントロールを奪ったユキは、テツと共になんとかその場を離れようとしますが、そこへシュウが現れます。
ユキはシュウが油断したところをバットで殴って気絶させ、テツと共に体内から脱出します。
丸呑みシーンの印象としては、悲鳴を上げながら丸呑みにされる、体内のシーンがあるなど、ツボを抑えた作りになっています。
しかし、口内のシーンがない、体内の質感描写がシンプルなど、惜しいところも多い作品です。
ユキがセンコに掴み上げられて頭から丸呑みにされるシーンは、公式サイトで公開されているトレーラームービーに収録されています。
また、OUTLINEの項目の壁紙にユキが頭から丸呑みされているシーンが使用されています。
どちらも無料で視聴できるので、興味があったら確認してみるといいでしょう。
情報提供:vore様
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