りぼんの同名少女漫画のアニメ化作品。
ヒロインであるカエル族のお姫様ミモリと、水をかぶるとカエルに変身してしまう少年アオイの旅を描いたファンタジーコメディ。
原作コミックの内容を低学年向けにアレンジされており、アニメ版と漫画版では大筋は一緒ながら異なる内容になっています。
第3話「超おっきなオトモダチ」には、ミモリがクジラのモモちゃんに丸呑みにされてしまうシーンがあります。
丸呑みにされるミモリは、カエル族という設定ですが容姿は人間と全く同じ。
背格好で言うとちょうど中学生くらいの女の子で、性格は子供っぽく能天気でかなりの天然。
第3話「超おっきなオトモダチ」は、ミモリとアオイが旅の途中でとある湖を訪れるという話です。
湖につくと、そこに住む魚達から
「最近、友達だったくじらのモモちゃんが、何故か暴れているから何とかして欲しい」
と依頼を受けます。
暴れるモモちゃんをミモリたちのところまで連れてくる魚達。
ミモリは、いつものように何も考えずに湖に飛び込みます。
アオイは危ないから戻ってくるように言うが、ミモリは聞く耳持たない。
そして、モモちゃんは大口を開けてミモリに迫り、あっという間に丸呑みにしてしまいます。
モモちゃんの体内で目を覚ますミモリ。
「そうだ。モモちゃんに飲み込まれたんだっけ。じゃあもしかしてお腹の中?」
と能天気に状況を分析していると、背後から突然呼びかけられます。
そこには、先に飲み込まれていた魚達の姿が。
魚達の話によると、モモちゃんの喉に何かが刺さっていて、痛みで暴れている、ということがわかります。
さっそく魚達に案内されてモモちゃんの喉へ移動するミモリ。
そこで、喉に刺さったティアラを発見します。
ミモリは、ティアラを抜こうとしますが、モモちゃんは痛がって暴れ始めます。
ぐらぐらと揺れるモモちゃんの体内で、なんとかティアラを抜き取るミモリ。
魚達はお礼をいうと、外に出たいというミモリを口まで案内し、去っていきます。
ミモリは、モモちゃんの口の中で、
「モモちゃ〜ん、お口開けて〜」
と呼びかけますが、モモちゃんは全く動きません。
モモちゃんの口の中で途方にくれていると、突然モモちゃんが息を吸い込んで強風が吹き荒れます。
そしてモモちゃんがくしゃみをして、ミモリは外に吐き出されます。
ミモリを吐き出したモモちゃんは
「喉に刺さったものを取って欲しかったから飲み込んだ」
と、ミモリに謝ります。
ミモリはあっさりとモモちゃんを許し、湖に平和が戻ったところで旅に戻っていきます。
低学年向けの作品ということで、全体的にあっさりとしたシーンになっています。
さらに、コメディ作品ということで、丸呑みされてヒロインがピンチ、といった描写とは無縁。
取り立ててチェックするほどのものではないでしょう。
|