月刊少年シリウスの異世界モノWeb漫画企画「水曜日のシリウス」連載の、藤原休樹氏、うめ丸氏によるコメディ作品。
内容は、動物好きな小太り青年ユズキが異世界に転生し、女の子たちに囲まれながら特殊な動物園の園長をするというもの。
2020年9月現在、ニコニコ漫画などのサービスで一部無料で購読可能です。
異世界では動物と人間の立場が逆転している、というちょっと変わった舞台設定になっております。
人間は個体数が少なく、絶滅危惧種に指定されており、獣人たちにより人間用動物園で飼育されている存在。
転生者であり女性が苦手なユズキが、女神に押し付けられるようにして人間の女性だけが飼育されているひとっ娘動物園の園長に任命されてしまう、というのが導入部。
過去の園長たちは悪人ぞろいだったため、最初はユズキを敵視していた動物園の少女たちが、まじめな態度のユズキの姿に徐々に感化されていく、という展開になっていきます。
人間を飼育、という設定だけ見るとハードな印象を抱きがちですが、あくまでもコメディ+お色気作品なので、暗いストーリー展開や、痛めつけられるような展開はありません。
お色気表現には力を入れられており、ヒロインのお風呂、水浴びなどの裸をさらすシーンや、偶然的なお色気展開(いわゆるラッキースケベ)シーンが多く描かれております。
主人公の青年ユズキは女性に免疫がなく奥手な性格なので、それ以上の踏み込んだ行為は描かれておりません。
第1巻
第3話「魔女っ娘」は、園長であるユズキが、動物園の少女たちに薬を提供しているる魔女フェリシアの情報を聞きつけるところから。
動物園の勤務医としてスカウトするため、ユズキは獣人の秘書アルドラ、人間の女騎士レアと共にフェリシアの住む森へ。
魔女の住居で出迎えてくれたのは、魔女のイメージからはかけ離れた小柄な少女。
その少女こそフェリシア本人なのですが、勘違いから子供扱いされ機嫌を損ねてしまうも、秘書アルドラがすかさずフォローし、なんとか交渉に応じてくれるように。
勤務医になってほしいとお願いするも、別件で薬を製作しており手が離せないから、と断られてしまいます。
しかし、ユズキが転生時に女神から授かった力により薬の材料の代用品を生み出し、薬は完成・・・したかに見えたのですが、代用品の材料ではうまくいかず大爆発を起こしてしまいます。
爆発した薬により媚薬のような効果が辺りに拡散し、動物たちが発情。
大蛇に巻きつかれたユズキ、アルドラ、レアですが、Hなアクシデントを交えつつなんとか脱出に成功。
姿の見えないフェリシアを探しに奥の部屋へ駆けつけるユズキですが、そこで大トカゲがフェリシアの上半身を咥え込んでいる現場を目撃する、というところで第3話前半は終了します。
続く第3話後半、大トカゲにそのまま丸呑みにされてしまうフェリシア。
ユズキは、お腹を大きく膨らませた大トカゲに水を浴びせて正気を取り戻させることに成功。
そして、大トカゲにフェリシアを吐き出すように命じます。
消化液まみれで服もぼろぼろに溶かされた状態で吐き出されたフェリシアですが、命に別状はないものの、爆発した薬の媚薬効果を受けた大トカゲのお腹にいたことで、わずかながら媚薬効果の影響が出始めます。
胃液でぼろぼろになったフェリシアを治療するため、治療効果のある水を手にすくって身体を撫でていくユズキ。
ユズキにはやましい気持ちはないものの、全身を撫でられる快楽にフェリシアは徐々に高ぶっていき、ぐったりとしてしまいます。
その後、薬は完成しなかったものの、薬を必要としていた大トカゲ・ドライグは別の方法で治療され問題解決。
フェリシアもユズキに好意をみせ、勤務医の件も快諾する、というところでこの話は終了します。
丸呑み関連シーンは以下の9ページ。
フェリシアが上半身を咥え込まれ、両脚をじたばたとさせているシーン
丸呑みにされ、大トカゲの喉が大きく膨らんでいるシーン
お腹が大きく膨らんだ大トカゲに、ユズキがバケツの水を浴びせるシーン
吐き出されたフェリシアが、消化液まみれで服がぼろぼろになったまま倒れている、ユズキが起き上がらせるシーン
ユズキが手に水を付け、撫でまわしながら消化液を洗い落とすシーンが5ページ
第3巻
第14話「ピラミッド」は、ユズキたち一行がエジプトエリアを訪れるところから。
老朽化が進み、今にも崩れそうなピラミッドの惨状をみたユズキは、エジプトエリアのリーダーである少女ラピスに、危険性を訴え補修させてほしいと申し出ます。
人見知りかつ、自虐的な性格のラピスは取り乱し、うまく会話ができなかったため、ユズキたちは出直すことに。
ユズキたちが帰った直後、懸念していたとおり崩れ始めるピラミッド。
揺れが収まり、あたりの様子を確かめようとしたラピスは、周囲が肉壁空間に変化しており、付き人の女性たちが触手に捕らわれあられもない姿に。
勇気を振り絞り、付き人たちを助けようとするラピスですが、ワームのような器官が出現し、ラピスは頭から丸呑みにされてしまいます。
全身を肉壁に撫でられ、戸惑いながらも
「ヌルヌルと圧迫感がすごく・・・気持ちっイイっ」
と、快楽を感じ始めるラピス。
さらに、全身を触手で撫でまわされ、快楽に流されそうになったところで、ユズキたちが到着し、皆救出されます。
実は、崩れるピラミッドを見たユズキが、
「みんなを柔らかく包んで怪我しないように」
と神器に願った結果、意図せず周囲が肉壁空間に変化してしまった、ということが発覚。
最終的にはラピスとユズキは和解し、エジプトエリアと有効な関係を構築する、というところでこのエピソードは終了します。
丸呑み関連シーンは以下の6ページ。
ラピスがワーム状の器官に頭を咥え込まれる、頭から腰まで咥え込まれ両脚をじたばたとさせ抵抗しているシーン
丸呑みにされたラピスが全身を肉壁に圧迫されているシーン
ラピスの全身が触手に撫でまわされていくシーンが3ページ
体液まみれのラピスが救出されるシーン
ストーリー展開はちょっと王道から外して動物園の園長という特徴を出してきているものの、いわゆる冴えない男性が異世界転生して美少女たちに囲まれてちやほや、というよくある展開。
異世界転生モノが受け入れられるならば問題なく楽しめるかと。
絵担当の方のレベルは高めな印象で、ヒロインたちはみな可愛らしく描かれている印象です。
ただし、この手の作品にしては珍しく、主人公が小太りな青年、という部分に引っかかる人も多いのでは、と思われます。
また、いわゆるラッキースケベ展開もかなり強引なものも多く、お色気展開というより場合によってはギャグ要素としか受け取れない場合もあるかと。
丸呑みシーンとしては、1巻のものは丸呑みにされる過程は短め、丸呑み後の体内描写はなし。
ストーリー展開としては、純粋な丸呑みシーンとして描かれております。
体内描写はないものの、フェリシアを丸呑みにした大トカゲの胃袋部分が大きく膨らんでいるシーンなどは丸呑み的にも見どころあり。
また、胃液まみれで吐き出された後のシーンも尺は長めで、こちらも丸呑み的にも見るべきところがあります。
3巻のシーンは呑まれる過程は一瞬で、体内描写が中心。
触手責め要素を含むものの、全身を肉壁に揉みくちゃにされる様子なども描かれており、見どころがあります。
絵柄や作品の雰囲気が受け入れられれば、丸呑みだけを目的としても楽しめる作品だと言えます。
以下、掲示板より抜粋
第3話にて、ヒロインの一人がオオトカゲに丸呑みされるシーンあり。
かなり短いシーンで、体内描写は無し。元々お色気描写重視の作品であり、ヒロインの服を引っ剥がす為に呑ませた様な展開なんで、リョナ的な要素は皆無。
|