ワニマガジン社の成人向け漫画雑誌。
複数の作家による短編作品が掲載されております。
同雑誌には、快楽天ビースト、失楽天といった兄弟誌がありますが、ここで紹介するのは通常の快楽天です。
内容は、男性と女性の性行為が中心で、触手などの特殊プレイは基本的にはありません。
快楽天2014年7月号は、合計24人の作家による作品が掲載されております。
本項で紹介するのは、櫻井エネルギー氏の短編作品「命の輝き」です。
一部作品はカラーページとなっておりますが、この作品は白黒ページのみ。
他作品と異なり6ページと短く、性行為や女性の裸のシーンも登場しないコメディタッチの作品になっております。
物語は、女性一寸法師が鬼を倒すところから始まります。
助けられた主人は礼を言いますが、一寸法師は「主人を守るのが自分の努め」と言い放ちます。
「自分がもし皆と同じ大きさならば、今よりもさらにお役に・・・」
と悔しそうにつぶやく一寸法師。
それを聞いた主人は、突然一寸法師を掴むと空高くへと放り投げます。
ぼろぼろになり戻った一寸法師に対し、
「小さいことがお前の個性だからそれを捨ててどうする」
「お前の小ささでしかできないことがある。私は小さきお前が好きだ」
と諭す主人。
主人の優しい言葉に顔を赤らめる一寸法師。
しかし、次の瞬間、主人は怪しい笑みを浮かべ
「ずっとこれやってみたかったんだ。」
と、一寸法師を掴みあげ、巨大なカエルの目の前へ。
突然のことにわけが分からず、悲鳴を上げながら抵抗する一寸法師。
しかし、小さな一寸法師は身体中に舌を巻き付けられ、カエルの口の中へ。
一寸法師は、閉じそうになるカエルの口の中から
「いっ嫌っ ご主人様…嘘ですよね…」
と泣きながら主人を見つめます。
実は丸呑みフェチだった主人は、丸呑みにされる一寸法師を見ながら興奮。
その様子をみた一寸法師は
「死のう」
と抵抗をやめ、カエルに丸呑みにされます。
カエルの胃袋の中で消化液による服が半溶けになり、肉壁に揉みくちゃにされているところで物語は終了します。
丸呑み関連シーンは以下の2ページ。
一寸法師が主人に摘み上げられ、カエルの口の前に差し出されるシーンが1ページ
一寸法師がカエルの舌に巻き付かれているシーン、カエルの口内から主人に懇願するシーン、胃袋の中で肉壁責めにされるシーンが1ページ
裸や性描写はなく丸呑みシーンが主体の漫画という、一般向けのアダルト雑誌としては異例の作品。
読者アンケート結果次第でしょうが、櫻井エネルギー氏の次回作にも期待がかかります。
丸呑みシーンとしては、丸呑みにされるまで、丸呑み後の体内シーンの両方の要素あり。
丸呑みファン向けに作られているため、触手や快楽堕ちなどの要素はなし。
ただし、コメディタッチの作品のため、胃袋内のシーンでは一寸法師の表情が崩れているのが残念なところ。
それでも、丸呑みだけを目的としても十分に楽しめる内容です。
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