週刊少年サンデー連載の大塚志郎氏の少年漫画。
陸地が海に沈んだ世界で、海洋生物の力を手に入れた能力者「フィッシュハーフ」達の活躍を描いた物語です。
ジャンルはバトルと冒険に一部お色気をプラスした少年漫画の定番的なもの。
単行本版では連載版から一部加筆が行われております。(主にヒロインの裸加筆などの読者サービスシーン)
単行本全5巻完結。
登場する丸呑みモンスターは、海獣と呼ばれる巨大な魚。
小型の船ならば丸呑みにできるような巨大な魚です。
知性は低く、会話能力などは持ちません。
海獣に丸呑みにされるのは、メインヒロインである人間の少女グッピー。
特別な能力を持たない普通の人間の少女で、性格は明るく能天気。
ひょんなことから主人公であるサメの能力者シャークの主人となってしまい、一緒に冒険を続けております。
船旅がメインの作品であるため、いつも水着のような薄着の衣装を身に着けております。
丸呑みシーンがあるのは、単行本3巻に収録されている第23話「独りじゃない!」です。
船旅を続けているシャーク、グッピー、シジミの3人は、イルカの群れと遭遇。
しかし、その中にイルカにいじめられている一匹の子クジラを発見します。
子クジラに自分の過去の境遇を重ねたグッピーは、子クジラを救出するために海へ。
グッピーが子クジラのもとへたどり着いたその時、海面から大口を開けた海獣が現れ、グッピーを一瞬で呑み込んでしまいます。
海獣の胃袋の中、真っ暗な空間で目を覚ましたグッピー。
そこでグッピーは孤独だった幼少期を回想。
このまま自分は海獣のお腹の中で孤独に死んでいくんだと絶望します。
しかし、突然海獣の身体にぽっかりと穴が開きます。
そこには自分を助けに来たシャークの姿が。
その後、船の上で目を覚ましたグッピーは、今の自分は孤独ではないと喜び、泣き崩れるところで第23話は終了します。
丸呑み関連シーンは以下の4ページ。
子クジラを抱いたグッピーの左右から、海獣の顎が迫り口が閉じようとしているシーンが1ページ
真っ暗な空間でグッピーが横たわっているシーン、海獣の腹部を透過して胃袋内のグッピーが見えているシーンが2ページ
海獣の身体に穴が開き、外にシャークの姿が見えるシーンが1ページ
丸呑みシーンとしては、丸呑みにされるまで、丸呑み後の体内描写と両方の要素あり。
ですが、丸呑みにされるまでは大きな口が一瞬で閉じるだけ、体内シーンは真っ暗な空間、と非常に味気ないものになっております。
丸呑みだけを目的とした場合、ヒロインが好みであるなどの特別な理由がない限り物足りないと感じるでしょう。
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