コミック、テレビアニメ、劇場アニメ、舞台など、様々なメディア展開を見せている真島ヒロ氏の人気シリーズを元にしたRPG。
過去に何度かゲーム化されていますが、本項で紹介するのは、2020年に発売されたプレイステーション4、ニンテンドースイッチ、Steam向けのタイトル。
プレイステーション4/ニンテンドースイッチ向け作品ということで、グラフィックレベルは高め。
アニメ調の3Dキャラクターたちは、アニメ版の見た目と比べて遜色ないレベルかと。
ストーリーは、原作の中盤〜後半の内容を基にしたもの。
原作ファン向けの作品であり、原作知識がないと内容がわかりにくいか。
戦闘システムは、ターン制のコマンドバトル。
必殺技などは、3Dキャラクターたちによる派手なアニメーション演出が展開されます。
アトリエシリーズなどでおなじみのガストによる開発なので、そちらをプレイしたことがあれば、システム面のイメージは掴みやすいか。
余談ですが、アトリエシリーズのキャラクターの衣装に着替えられる、などのおまけ要素もあり。
丸呑み攻撃を仕掛けてくるのは、6章の途中でボスとして戦う翡翠の竜ジルコニス。
人間をエサとみなしている、尊大な態度のドラゴンです。
直前のイベントで、パーティを4つに分けることになり、ルーシィのパーティが戦うことになります。
ゲームクリア後、強敵討伐クエスト「100年クエスト・3」で再戦可能となっております。
戦闘中、「掴みかかる」という攻撃でキャラクター1人を拘束してきます。
その後、一定時間以内にジルコニスの腕を破壊できないと、「翡翠流の顎」という攻撃に派生。
捕まれたキャラが口の中へ放り込まれ、吐き出されて大ダメージとなります。
全体的にファン向け作品としてはよくできている印象です。
アニメ版を再現したキャラクターたちが派手な演出でバトルするシーンは、なかなか見ごたえがあります。
(ただし、主人公のナツの必殺技ボイスに違和感あり)
丸呑みシーンとしては、ダメージ技ということで体内描写などはなし。
ルーシィたちをエサとして食べようとする戦闘直前の会話イベントなどは見ごたえがありますが、丸呑み攻撃事態はかなりあっさりめな表現になっております。
丸呑み目的としては、物足りないかと。
ちなみに、アニメ版にあった餓狼騎士団との戦闘シーンはなし。
そのため、残念ながらウェンディが食人植物に丸呑みされるシーンもありません。
アニメ版は以下を参照ください。
FAIRY TAIL(第2期シリーズ)
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