スクウェアの人気RPG、サガシリーズのプレイステーション版第一段。
スーパーファミコン時代のロマンシングサガシリーズの様々な要素を踏襲した作品となっております。
2021年4月にリマスター版が発売。
グラフィックのHDリマスターの他、追加イベント、追加主人公、倍速モードなどの便利機能など、大幅にパワーアップしております。
グラフィックは2Dと3DCGを組み合わせたもので、キャラクターは伝統の二頭身。
フルポリゴンではないため、発売から時が経っても独特の味わいが感じられます。
サガシリーズの特徴として、自由度が高い反面、プレイヤーを突き放したような不親切さがあるため、人によっては難易度が高く感じることも。
登場する丸呑みモンスターは水棲系モンスターのガイアトード、植物系モンスターのトラップバイン、生物研究所のボスとして出現する地竜の3体。
いずれも、長い舌を巻きつけてキャラクターを捕らえて丸呑みにしてダメージを与える「丸のみ」という攻撃をしてきます。
丸呑みアニメーションはどれも共通で、収縮する赤い球状(舌)がキャラクターに向かって伸びてきて捕獲。
舌が巻きついたキャラは口部分へ引き寄せられ縮小。
もぐもぐされたあとダメージポーズで吐き出されます。
本作の特徴として、こちらの強さに応じて出現する敵キャラが変化する、というシステムがあります。
そのため、序盤に登場するトラップバインは、ゲーム後半で遭遇することはほぼ不可能。
ガイアトードも序盤のモンスターではありますが、シンロウ遺跡の中ボスとして固定出現ポイントあり。
倒しても外に出ればまた復活しているので、ゲーム後半でも遭遇可能です。
生物研究所ボスの地竜は非常に強く、一度倒したら復活しないので、地竜狙いの場合は注意してください。
リマスター版にて、生物研究所関係のイベントが追加されるとアナウンスあり。
このゲームは仲間キャラクターが多く、女性キャラだけでもかなりの人数が登場します。
選んだ主人公ごとに仲間にできるキャラ、できないキャラがいるので、注意が必要。
ちなみに、種族がモンスターの仲間は、倒した敵を吸収することで敵の技を習得することが可能。
「丸のみ」も習得可能ですが、仲間を攻撃する機能は無いため、味方キャラを丸呑みにすることはできません。
(※混乱状態を利用すれば仲間を攻撃することは可能)
一部、ヘブンダンサーなど女の子の敵キャラも登場します。
技の閃きや連携攻撃など、独特のシステムを持っており、完成度の高い作品です。
7人の主人公により別々のシナリオが収録されておりますが、長すぎず短すぎずのちょうどいい長さでプレイしやすいと感じられます。
未プレイの方はもちろん、当時プレイ済みの方でも、リマスターを機にプレイしてみるのもありかと。
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