|
出会いって言うものは本当に瞬間的な事なのですよ。 出会いはふとした瞬間に
物語の始めは選抜合宿2日目に起こりました。
「はいはい、皆集まってー。」 西園寺玲の声が東京選抜のグラウンドに響く。 練習をしていたBグループの者達は足を止め、監督の元へ集まってきた。 しかしそこには見なれない女の子が1人・・・。
「今日から貴方達の身の回りの世話をしてくれる事になったさんよ。」 玲がそう言うと、はペコリと頭を下げ自己紹介を始めた。 「今日から合宿の間、マネージャーをさせて頂く、と申す者です。よろしくお願いします。」 にこっ、と微笑むとそれまで目をパチクリさせていた者達は、急にに詰め寄った。
「ねぇねぇ!なんでいきなりマネージャーやる事になったんだ?」 「何歳?血液型は?誕生日は?」 「何処に住んでるの?」 突然質問責めに有ったは、玲に助けを求めた。 「玲さぁ〜ん」 「ハイッ、離れて離れて。この子は14歳。少し訳有りで残りの2日間、マネージャーをやってもらう事になりました。もう少ししたら、Aグループの人達にも紹介をするから、誰かそれまでココの案内と説明をやってもらえるかしら?」 それを聞いたメンバー達はすぐさまに、自分がっ!と名乗りをあげる。
結局いっしょに行動をしても1番安全そうな杉原多紀がの案内をする事になった。 杉原はに細かいところまで隅々と歩きながら説明した。 説明を一生懸命メモに取るの姿を横目で見て、杉原は少し赤くなる。
大体終わって、監督の元にを連れていこうと思った杉原は、この時起こる自分の気持ちの変化を予想もしていなかっただろう・・・。
「あっありがとうございました、杉原・・さん。杉原さんの説明、とても分かりやすくて助かりました。本当にありがとうございました。」
そう人懐っこい笑顔で微笑みながら言うが可愛くて可愛くて・・・杉原は何も言えなくなってしまった。 それからを監督の元へ連れてゆき、練習に戻る杉原は他のメンバーにの事について質問責めにあっていた。
得に小さいお姫様―・・・椎名翼に。
Bグループの健康男子達の心を、笑顔一つで奪ってしまった。恐るべき。 一方、Aグループの皆さん。
「おぃおぃ見た??!?」 「何がだよ?」 「杉原の隣歩いてた女の子の事だよ!!」 「あぁ・・・の事かよ。」 「なんで名前知ってんだよ!おぃ!鳴海!」 「藤代なんかに教えたらが可哀想だろ〜」 「なっお前呼び捨て・・・!」
「ちょっと2人とも!練習ぐらい静かに出来ないの?」 「まぁまぁ英士。が可愛かったのは事実だしぃ〜♪」 「結人・・・お前いつのまに・・・。」 「こらっ、ちゃんと練習しろっ!」 唯一の常識人、渋沢が現れました。 「でも渋沢さん!あの子見たら練習なんてやってられませんよ!」 何故か力説気味に藤代。 「へぇ・・・そんなに可愛いんだ・・・。」 ボソッと郭。 (見てみたいとは思うな。) と真田。
「でも性格ブスかもしれないぜ?」
こう盛り上がっている中、ボソッとその場の空気が一気に冷たくなるような発言をしたのは、まぎれもなく、あの、三上亮だった。 「違うます!あの子は絶対性格ブスなんかじゃないッス!なんなら賭けますか?三上センパイ?」 「おーやってやろうじゃん。性格ブスに一万。」 「じゃあ、性格も最高に5千円!」 なにげに藤代が「性格も」と言っているのにお気づきだろうか・・・? 「こらこら。お前ら・・・。賭けなんかしたらあの子が可哀想だろ?」
さっすが渋沢!と何人の人が思っただろう。 渋沢は簡単に藤代と三上の争いを止めた。三上はチッと舌打ちをしてまた練習に戻る。 それにつられるように他のメンバーたちも練習を再開し始めた。
―次の日―
「あの・・・、はじめまして。と申す者です。2日間よろしくお願い・・します。」 Bグループと比べ、Aグループは何故か目をこれ以上開かないっ!て程に開けてを見るので、は少し戸惑い、たどたどしく自己紹介をした。 「さん。」 「はっはい。」 「さんはマネージャーをやってくれるんだよね?もしかして俺達と一緒に泊まり込みで?」 英士の突然の質問(+内容)に驚きながらもながらも、ゆっくりと口を開いた。
「―・・・はい。それで、玲さんに言われたんですけど・・・。」 「けど?」 興味津々に結人が聞く。 「・・あの・・私を、皆さんのお部屋に紅白戦を行う2日だけでも泊めてもらえないでしょうか?」
・・・・・。
「「「「「「「は?」」」」」」」 その場に居た全員が揃いにそろって疑問詞をあげる。 「あっ迷惑なら良いんです。スミマセン。変な事言ってしまって・・・。」
玲がにそんな事を言ったのは、おそらくメンバーとの交流を深める為だろう。
しかしはそんな事は微塵も思うことなく、玲にそう言われた事に、ただただに賛成した。 でもそれは健康な男子中学生。 いきなり可愛い女の子に「一緒に泊まりたい。」などと言われたら驚かないはずが無い。
「嫌、ビックリしただけ。それならさん。俺達の部屋においでよ。」 驚いたのは最初だけで英士はさわやかに言いのけた。
「本当ですか!?」 ぱぁぁあと回りが明るくなるような笑顔を英士に向け、はそう言った。 「なっ!郭!ちゃんは俺達の部屋に泊まるんだよ!」 「ハイハイ、俺達の以外の部屋にさん泊まらせたらそれこそ危ないでしょ?」
しばらく言い争いが続くが、結局泊まる部屋は決まらず、は西園寺監督の部屋で過ごす事になった。
、Bグループだけでなく、Aグループの健康男子達の心まであっさりと奪う。
「「「「「「「「は俺がもらった!」」」」」」」」
こうしてA、Bグループともにをめぐっての争いの幕が今、降ろされた。
============================================= はい、出会い編終了。 なんていうか・・・自分本当に文才無い・・・。 他の方々が書いたドリーム小説読むと、大抵私はにやけてしまうのですが、 私のはニヤニヤ出来ません。 あちゃー・・・。しかも藤代の喋り方が分から〜ん!!! まぁ・・・何とかなるでしょ・・・。 って事で!!次はヒロインのメンバーの呼び方についてのお話です〜。 =============================================
|
02/10/12