人を愛するのに、国境は関係が無いのですよ。

 

   大好き! in 韓国

 

東京選抜は日韓親善試合を行う為、韓国に向かう飛行機の中に居ました。

 

「わぁ〜すっげぇ〜!見てみろよ!ちゃん!」

「本当です。大きいビルばっか、凄いですねー!」

「藤代!何お前ちゃっかしの隣の席座ってんだよ!そこは俺の席だっつーの!」

「早いもん勝ち〜♪」

「じゃあ手っ取り早くにどっちの隣に座りたいか聞いてみようぜ!」

「よぉし。受けて立つ!ねぇちゃん!」

 

そう藤代と鳴海がに振り向いた。

いや、性格にはの座っていた席に、振り向いたと言った方が正しいのか。

はすでに椎名の手によって場所を移動させられていた。

場所はもちろん自分の隣で。

 

「なっ!てめぇ椎名!お前チビのクセにずりぃぞ!」

「何?の隣の席に・・・「ストップストップ。」

これ以上椎名に喋らせたらいつもの様にマシンガントークが飛びそうだったので、渋沢が慌てて止める。

「ほらっ。が困っているだろう?」

「あっいえ!私は大丈夫です。でも、何で、しい・・翼さん達は私なんかの隣に座りたいんですか?」

またもやクセで椎名さんと呼びそうになったのを、慌てて翼さんに切り替えて、が首を傾げながら、きょとん、と問う。

 

 

その姿にメンバー達が可愛いと思ったのはいつものコト。

「そりゃあ俺達はちゃんの事が好きだから!」

と藤代。

こう言う事をさらりと言えるのも藤代のような性格の持ち主の特権であろうか?

いや、東京選抜メンバー達の中にはもっと直接的な事をさらりという奴も複数存在するが、

この際、気にしてはいけない。

 

「ありがとうございます♥」

意味は良く分かっていないだろうが、頬を赤らめて答える

(藤代→愛してる{LOVE} →好き{LIKE}と勘違い。)

 

しかし、の超が付く程の天然さは誰もが承知している為、その場は笑って終了した。

(俺は真剣にちゃんと付き合いたいのに〜〜!!!)

なんて藤代が声に出さずに思っていたのは秘密である。

 

 

 

「皆、そろそろ着陸するわ。」

それから少し韓国案内をしてもらい、場所は「多味館」(おそらく焼肉屋)

 

 

「うまそーーー♥」

鳴海が焼肉を食べようとした時に突然現れた人物がここに。

「潤慶!!」

英士がそう名を呼ぶ相手は自分の従兄弟の李潤慶だった。

潤慶はそれから焼肉を一口ひょいと食べ、郭にコソッと何かを言って、行ってしまった。

 

「今夜明洞ミリオレの前で8時にアレ持ってこいよ」

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

夜―

 

鳴海達が外出しようとして監督に捕まっている間に、椎名、黒川、風祭はある所に向かった。

 

コンコン。

 

「はい。」

そう出てきたのは皆の愛する

「今から郭が何しに抜け出したのか追いかけるんだけど、も来ない?」

「え?郭さん抜け出しちゃったんですか?そんなの駄目です!翼さん、私も行きます。郭さん連れ戻さなくっちゃ。」

さすがマネージャー。

郭が無断でホテルを抜け出したので、連れ戻しに行く!と意気込んでそう言った。

自分も郭を探す為にこれから無断でホテルを抜け出す、と言う事を忘れているのはの性格上、仕方が無いと言えば仕方が無いだろう。

 

 

しばらく郭を追いかけていくと、郭は潤慶、それと身体の大きい韓国人2人と待ち合わせをしていた事が分かった。

「何か険悪な雰囲気だよ、翼さん。」

郭と相手を見て心配そうに風祭。

「郭さん・・・大丈夫でしょうか・・・?」

こちらもとても心配そうに

 

「うーん。」

椎名がそう考えていると、風祭が韓国人に話しかけられたのに驚いて声を上げてしまった。

もちろん郭はすぐさま風祭達に気が付く。

 

バレテしまい、椎名達は郭達の方へと足を運ぶ。

 

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

 

さん、そこに居るんでしょ?こっちにおいでよ。」

潤慶達が日本の芸能人のCDに喜んでいると、郭が知っていたかのようにに言う。

入り口で待っているから、とは椎名達に郭達の方へ行かせたのだったのだ。

もちろん、この異国の中での女の子を一人にするわけには納得がいかなかったのであるが、(ましてや、自分の愛する人物の)が「自分は韓国語が話せない。」と今にも泣きそうに言うので、椎名達はしぶしぶ先に行く事にしたのだった。

 

「・・・あっはい。」

私は入り口で待っていても良かったんですが。

 

そう付け加えて、潤慶達の座っている机の前に立つ。

「あっえ・・と・・。」

「日本語で大丈夫だよ。」

郭にそう言われてホッと安心したかのように、が話し始めた。

「東京選抜のマネージャーをやらせて頂いています。と申すものです。よろしくお願いします。」

丁寧にお辞儀をして自己紹介。

「ヨンサーーーーーーーーー!この可愛い子誰?誰???」

「今言ったでしょ?俺達東京選抜のマネージャーをしてくれてる、さんだよ。」

ちゃん。って呼んで良い?」

自分で質問をしておいて、英士の返答を無視し、潤慶はに向かってにっこりと微笑む。

 

「はい。よろしくお願いしますね。李さん。」

「潤慶で良いよ♪ちゃん!」

本当にコイツは韓国人なのか?と思える程に日本語を巧みに操る潤慶。

さん。座ったら?」

「はい。有難うございます。」

天使の笑顔を英士に向けながら、が着席する。

もちろん、英士が指差していた自分の隣の席に・・・である。

 

しばらく話をし、とうとう御開きになった・・・と思い席を立ちあがったに送られるのは、潤慶の「頬にキス」だった。

すぐさま英士は潤慶からを引き離す。

「なっ!何してんの潤!」

「あはは〜♪御馳走様♥チャン。」

「あっいえ、どういたしまして・・・。」

おそらく(絶対)訳が分かっていないだろう、は潤慶につられてにっこり笑う。

 

「ふーん・・・東京選抜の皆サンもちゃんの事大好きなんだ?」

引き離された潤慶が英士にコソリと告げる。

「さぁ?」

「焦らしたって無駄だヨ?さっきの俺の行動に対する視線を感じれば、誰だってそんな事簡単に分かっちゃうよ。」

「分かってるなら聞くな。」

「でも俺もちゃんの事気に入っちゃったから♪言っとかないと後からヨンサ怖いしネ!」

「言ったって俺には勝てないと思うけど?さんは俺が貰うから。」

自身満々にそう言い残して、英士はの元へ行ってしまった。

 

「ヨンサがライバルかぁ〜。」

 

ここに残されたのは、の事が好きになってしまった韓国人だった。

 

人を愛するのに・・・

 

 

国境は。

 

 

関係無いみたいです。

 

 

 

 

(外人さんはキスも挨拶なのですよね・・・?)

潤慶のほっぺちゅーの事についてはそんな事を考えていた。

少なくても韓国では違うだろう。(オチ)

 

 

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ハイ終了。終わり方変・・・(泣)

さんモテまくりです〜♪私はこう言うのが好きですv

こう・・・いろんな人に(国境関係なく)好かれるっていう・・・。

でも結局潤慶が、いい所取りでしたネ。

私潤慶好きですから。(好きなキャラはいい所取りが前提/なんて奴)

まぁ・・・笛!キャラは皆好きですけどね・・・。アハハ・・・。

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02/10/25

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