おっかしいな〜……
アタシはの相談をうけていた筈なのに
ナンでゾロとセックスしてんだ？
オネガイ ５
幾らゾロのを咥えてて興奮してたからって。
急にゾロのソレを受け入れるなんて事はちょーっと、無理だったみたい。
「いっ…たぃ、痛いっ……て」
受け入れた処から引き攣ったような鈍い痛みが身体を走る。
「ああ？」
半分入れた処で止まったまんまのゾロのソレ。
当然、彼はとっとと全部入れたいのだろうけど、女の身体にも色々とありまして。
無理に入れようとするゾロの胸板に両手を突っ張って。
「んっ…無理、…だって、ばっ……」
ゾロを止めようと努力はするんだけど。
やっぱり止まる筈なんかなくて。
「無理だあ？こうすりゃ大丈夫だろ？」
言ってゾロは接合部分、やや上部にあるアタシの突起を指で擦り始めた。
「ああっ、あ…、あうっ」
押し潰すように、捏ねくり回すようにソコを嬲って。
アタシの身体は自分の意志とは関係無しに跳ね上がる。
それと同時に半分咥えたソコがヒク付きゾロを締め付けたみたい。
「…っふ……」
低く漏れるゾロの声。
その行為が気に入ったのか、ゾロは執拗な位にソコを攻め続けて。
「あっ、あぁ…っん」
何時の間にやらゾロの胸板を突っ張っていた手は力無く滑っていって。
彼の逞しい腰に行き着き、ソコを掴んだ。
ソコを嬲られる度に身体が跳ね。
その所為で微妙に咥えているゾロが動く。
自分の意志で無い為にソレは何とも形容しがたい快感で。
咥えたソコから濡れる感触がイヤななる位、ハッキリと感じる。
それに気付いているのか、いないのか。
ゾロはまだソコから指を離す事はせず。
準備は整ったのに、まだ攻め続けて。
「やっ、…も……ゾロォ…」
掴んだ腰を引き寄せようとしても、力の入らない腕と手では到底ゾロを動かすなんて出来なくて。
潤んだ目で自分を攻め続ける男を見詰めれば。
彼はヒトの悪い目をしてニヤリと笑った。
「ナンだよ、もう限界なのか？」
言葉すらマトモに言わせてもらえない。
だってゾロの指はまだ動いていて。
返事の代わりに喘ぐ声と頷く事で代わりにして。
「ふーん、……ん、じゃあイッちまいな」
ゾロの言った言葉が脳に到達する前に。
彼の指が突起部分を摘み上げた。
「きゃあっ、ああっ……あっ」
そしてソレを摘まんだ儘、捏ねくり始めた。
「いっ…やあっ、あっ、ああっ」
先程の仕返しなのか、ゾロは一気に愛撫を激しくして。
首筋に唇を押し付け、キツク吸い上げた。
そして余った片手で胸の突起も摘みあげて。
身体が快感を感じ取って、ドコソコも熱くなって。
「ああっ、あっ…―――っんん！…んぅっ…」
イク直前にゾロの腰から手を離して、口にあてて。
片方の手は下の床を引っ掻いて。
ギギッ…、と爪の跡を残した。
「っく、……何で、声出さねえんだよ」
イッたばかりで虚ろな目をしたアタシにゾロは問い掛ける。
その声も快感に歪んでいるのがアリアリと分かって。
ああ、ゾロも感じてんだなぁ……
ナンて、ボケた頭で思っていると。
途中で止まっていたゾロのソレが待ちきれない、とばかりに残り部分をアタシのナカに突き入れた。
「んんっ、んぅっ……」
再び、アタシの喉からくぐもった声が漏れる。
それが気に入らないのか、ゾロは根元まで入れきったソレを容赦無く出し入れさせ始めて。
「んふっ、んっ、んんっぅ…」
信じらんない位の快感が身体中を駆け巡る。
おっと、信じらんないのはゾロの行動の方かもしんない。
だってイッたばっかりで、そんなに動かれたらアタシ壊れちゃうよ？
今だって昇りきった身体が熱さを冷ませないのに。
それ以上に熱を生まれさせるんだもん。
ギリギリで堪えてるのに……
この男は……
「ちっ、声出せっつってんだろ？」
なんて言ってアタシが押さえていた手を口から引き剥がす。
「やっ！…ちょっ、あっ…」
「ナニがイヤなんだよ、コンナになっちまってるくせに」
「そ…ゆ、訳じゃっ……んあっ、まだっ…」
「まだ？」
「まっ昼間だって、言ってんの!! 誰かっ、来たらどうすんの!?」
誰か来るかもしれない。
それは当然だろう。
日はまだ高いし、誰も寝ていない。
まかり間違ってコンナ場面を誰かに見られようもんなら……
ゾロの彼女って烙印押されちゃうじゃないっ!!
そんなツモリなんて、無いんだから！
こんな筋肉バカで、剣術バカで、生き急いでる大バカ野郎の女なんて真っ平ゴメンなんだから!!
確かに顔はイイし、時々優しいし、何より強いし、セックスだって上手いけど…
でも特定の男なんてイラナイの!!
もう、二度と作んないんだからっ!!
「ナンだ、そんな事か」
それなのに、この男ときたら全然、状況が分かってないのか。
そんな事をホザイテおります。
「そんっ、ああっ…やっ、って、見られたらどうすんのよっ!!」
「ああ？別にイイだろ、そんなモン」
仰ると、彼はそのまま腰の動きを再開して。
……きぃ〜〜〜〜っ!!!
コイツはヒトの話、聞いてんのか〜〜〜っ!!?
って、ちょっと待て!!
そんなにされたらっ……
「あっ！あっ、ああっ…ゾ…ロ！」
「……っ…」
嗚呼…
アナタもイキそうなんですね……
その時、不意に……
足音が……
「イッ…ク、ゾロ…!!」
「……ああ、イケ…よ…」
―――ガチャッ
「ああっ!! あっ、ああっん!!」
「…っく……」
―――バタン……
事の真っ最中。
しかも最終局面。
イク寸前に、そんな扉が開いただの、閉まっただのと。
行為に没頭していた二人が気付く筈も無く。
事を終えて、しっかり抱き合い身体を休め。
夕飯の時間だと。
二人起きて、キッチンへ行けば。
しっかり他のクルーにはバレていて。
何故かその晩は宴会になっていた……
取り敢えず、終わっとこーか……
：「終わらせるな―――っ!!!」