世界政府が真相を暴けず、いつまで経っても海賊、山賊、犯罪者の死が続き、手を拱いている中

そうこうしてる間ににヴィーの能力が次々に戻っていき
【死神】が持つ【鎌】に加え、やっと【翼】も返ってきた








ヴィーが望む、最も望んだ【翼】が

ヴィーの、の元へと返ってきたのだ




















【翼】





















長かった。
死神の証である【鎌】、そして【翼】。

之等を取り戻す為に一体何人の命を犠牲にしてきたんだろう……

とてもじゃないが口に出して云える数じゃない。

幾ら海を漂い、世の情報に疎くなっているとは云え。
死神の耳、目は確実にの中に息衝いていて。

世界政府が躍起になって自分の存在を探している事も。
世間で自分が何て呼ばれているのかも知っていた。

最初に狩った村で幾許かの情報を得た世界政府が海軍を使ってアタシを探しているのも筒抜けだ。

僅かな顔の特徴を得た海軍が似顔絵を持って血眼で捜すが。

元々食料も要らぬ身で、島に寄る必要もなければ。
死神を襲う海王類が居る筈もなく。

遠くの地で魂を喰らい、戻った力で風を起こしてカームベルトを横断して世界を自由に旅してきた。

そして死神としての力が完全に戻ったアタシは、喰らう魂の数を少しずつ減らしていく。
そうすれば政府の目は次第とアタシからは離れていく。

日々起こっている事件がアタシの存在を覆ってくれて。
寿命なんてある筈のないアタシは長い時間をかけて【死神】の存在を消していく。








けれど、勿論それが狙いなんかじゃない。

人々の関心が薄れ、政府の目が逸れた今こそがアタシが待っていたその時なんだ。








さぁ、この世界中枢に居る要人の誰を呼び出そうか。

五老星の誰か?
ううん、そんなジジイ共に用は無い。

流石に元帥のトコに直談判しに行くにもあんな老いぼれになんて会いたくない。
第一、元帥がそんなにアチコチ出歩いたら問題になるだろうし。

ならば世界政府の最高権力と呼ばれる大将の三人に絞られる。

さぁ、誰が一番傍に居る?

誰がアタシの声を聞く?








特殊な音波で自分の声を空気に乗せて。
海軍本部が三人の大将だけに届くように音量を調節して。

殊更囁くようにして言の葉を紡ぐ。








ふふ……

これからが楽しみだ









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