俺は実の親に捨てられた

理由は至極簡単で、育てきれなかったらしい








育てられないんなら最初から子供なんて産むんじゃねぇよ、とか思ったさ
その時のW7は酷い状態で、お互いの存在を確認し合わないと生きていけなかったらしい、が

そんな親の事情なんざ俺の知ったこっちゃねぇ

後になって捨てるって分かってるなら最初から産むなってんだ






















【Only】〜唯一〜























何時かこうなる事は幼いながらも分かっていた。

向かいの家の同じくらいの年頃の子供の姿が見られなくなった時に確信した。

同じような環境に居た奴だった。
ロクに肉の付かない細い腕、健康そうとは口が裂けても云えない顔色に身体。
そんな奴等が気が付けばどんどんこの島から消えていく。

子供ながらに最悪な島だと思ったさ。








生まれてこの方、両親の楽しそうな顔なんて一度も見た事がなかった。
て、云うかこの街で楽しそうにしている奴等なんて居るんだろうか?

誰も彼もが生気の抜けたような顔をして、この島の環境を呪って、自分の境遇を哀れんで。
時間が経つに連れてどんどん腐っていく果実のようだ、と。そう思っていた。

ロクでもないこの島は確実に廃れていって。

その頃の俺は【自分の番になるのは何時だろう】とか。
そんな位しか考える事のない無意味で怠惰な日々を送っていた。






















幾日食事を与えられなかったのかも分からなくなって。
最後に物を食った時の事さえもが曖昧になって、指一本ですら動かせなくなった頃。

俺を放置していた親はやっとその重たい腰を動かした。








あァ、とうとう俺も捨てられるんだ……

無情にもソレくらいしか思えなかった。
向かいの家の奴が、道端に転がっていた子供達が居なくなった時から分かっていた。

何時かこうなる事が。

けれど【自分の番が来たんだ】その程度の思いしか浮かばなくて。
所詮は廃れたこの街で、腐った人間達が醜い生への執着心を露わにした結果がコレなんだろう。

親も生きていたいから俺を捨てるんだ。

自分に食料を与えられる程の余裕が残っていないから、だから飯も与えず衰弱するのを待って。
助けを求める声さえ上げられない状態にしてから、面倒事が起こらないようにそぅっと捨てるんだ。

けどな……








俺だって、……生きていたい、って思うんだよ…








こんな時代に生きると云う事がどれだけ大変なのかなんて身をもって知っている。
俺の身体には肉らしい肉なんて一片ですら付いちゃいねぇんだからな。

けれどこれが現実。
生きていたいけど現実はそれを許してはくれない。

弱肉強食、こんな時代のこんな島に生まれたのがそもそもの間違いなのか。
俺をこんな状態にまで放っておいた親は海岸線へと俺を連れて行って。

それこそゴミを捨てるかのように俺を捨てていった……








骨と皮しかなくなった俺の身体が地面へと打つかって。
酷くソコが痛くて、……痛くて…

何の感情も浮かんでこない。
罵る言葉さえ浮かんでこない。

無表情で俺を見下していた父親も僅かな時の後、あの冷たい家へと帰っていった。

一度も俺を振り返る事すらせずに……








あぁ……痛ぇなぁ…

俺の人生もココで終わりかよ…
まだまだやってみたい事がいっぱいいっぱいあったのに。

何もしない内に、こんな誰も居ない所で、ゴミみたいに捨てられて。
どうせ俺が死んだら直ぐに鳥とかが来て身体中突っつかれるんだぜ?

そんで見るからに無残な死体になるんだ。

でも突く肉すら残ってねぇか……残念だったな鳥共よ。
お前達の糧にすらなりゃしねぇ。

死んだら直ぐに骨だけになっちまいそうだ。








寄せては返す波の音だけがパウリーの耳に入ってくる唯一の音だった。

この海の向こうにはどんな島があるんだろう。
やっぱりこんな時代だから何処の島でも俺と同じような子供で溢れてやがるのか?

それとも俺なんか味わった事のねぇ、至極の幸せがあるのか?








生まれて直ぐに放っぽり出されて。

要らない子だ、と。産む筈じゃなかった子だから、と。母親は一度だって俺を抱き締めた事等無かった。
父親も哀れそうな目を向けるだけで俺に手を伸ばそうとは決してしなかった。

ホント、俺もどうしようもない家に生まれちまったもんだ。

どんなに貧しくても、親もガリガリになりながらも同じように痩せ細った子供を抱き締める親子を見た事があった。
僅かな食料を子供に与え、お母さんは大丈夫だよ、と。笑いながら子供の頭を撫でていた。

俺とあんまり変わらない、ガリガリの腕だったけど。
すごいあたたかそうにみえて……








酷く羨ましく思えたんだ。








だって俺にはあんな風に抱き締めてくれる人なんて居なかった。

母親は無関心、俺なんて居ないかのように振舞って。
父親は役立たず、哀れむ視線を向けながらも絶対にその手を伸ばそうとしなかった。

そして最後に伸ばされたのは【捨てる為】の手で。

我ながら何て人生だ、と。
片手で数えられてしまう程の年しか生きていないのに、どうしてこんなコトになってるんだろう。

俺だってあんな風に抱き締めてほしかっただけなのに……

一度だってあの腕に抱かれていれば、たった一言の謝罪の言葉さえあれば諦められたのかもしれない。
けれど俺には思いだせる温かい思い出がひとつも無くて。

ひとつですら無くて。








こんな人生……あんまりじゃないか…

どうして俺だけがこんな目にあわなくちゃならないんだ

俺だって幸せになりたかった

温かい腕が、包み込んでくれる腕がほしかった
優しくかけられる声がほしかった
庇ってくれる背中がほしかった

せめて、死ぬ時くらい誰かに傍に居てほしかった……








あー……痛みも段々感じなくなってきた
ついでに寒さも感じねぇ…

楽でイイんだけど本当にこれじゃあ死んじまう








意識がぼうっとしてきて。
夜の帳が下り始めた海岸線には薄っすらと闇が忍び寄ってきて。

その暗闇に俺も落ちて、同化していくのか、何て。
子供らしからぬ事を考えていた時だった。

不意にかけられた声。








「子供よ、もう疲れただろう……。今、楽にしてやるからな」








聞き覚えのない声だった。

若い、女の人の声だった。

視界の端に映った俺を見詰める眼は酷く優しい闇色をしていて。

こんな風に優しく、労わられるように声をかけてもらった事なんて一度ですらなかったから……








こんなゴミみたいに捨てられた、襤褸切れみたいに落ちている俺にそんな風に話しかけるこの人が。
一体どんな顔をしているのかが知りたくて。

必死になって動かない頭を動かして。
その人を視界に入れた途端、何とも云えない気持ちになって。








だって、こんな風に話しかけられるだなんて。
だって、そんな風に優しい眼差しで見詰められた事なんて一度もなくて。

伸ばされた手には嫌悪感も打つつもりも何もなくて。
本当に言葉通りに、この人は俺を楽にしてくれるんだろう。無意識だが本能がそう思った。

けれど俺はそれに逆らった。

こんな風に自分の人生が終わるのなんてイヤだった。
俺はまだ生きていたいんだ、と。まだ何もしていない、こんな子供の内に死んでしまうなんてイヤだ、と。

親にすら云った事のない我侭を。
こんな初対面の人相手に云うだなんて、自分でも信じられなかった。

だけど、この人になら云っても大丈夫だ、と。
心の何処かで分かっていて。

飲み込まれる意識の中でも、ずっと俺は生きたい、生きたい、生きていたい、と思い続けていた。























それから気が付けば、俺は知らない家のベッドの上で寝ていて。

こんなにむフカフカな場所で寝た事なんてなかったから、思いの他寝ていたようで。
窓から入る光の加減が随分と日が高い事を示していた。

後から聞けば、この時俺は三日も寝ていたらしい。

起きた俺に気付いたあの人はあの日のように優しい眼差しを俺に送ってくれて。
そしてどうやって手に入れたのかは知らないが、見た事もないような飯を用意してくれていて。

『起きれるか?ご飯は食べられそう?あぁ、ゆっくりでいいから。お代わりもあるからゆっくりお食べ』

そう、微笑みながら優しい手付きで俺の頭を撫でてくれた。








見た事もない料理はとても美味くて。

そんな優しい言葉を掛けてもらったのが嬉しくて。

生きている事が嬉しくて。

伸ばされた手が温かくて。

俺を見る目がすっごく柔らかくて……








色んな感情がぐるぐる回って回って言葉にならなくて。
目一杯減ってた腹にどんどん溜まっていく飯の美味さが信じられなくて。

無意識に、俺の両目からは涙がボロボロ零れ落ちていた。

皿の中にポタポタ落ちていくソレが何処か遠い世界の出来事のようで。
けれど、伸ばされた手が、包み込んでくれる両腕の温かさが、涙を拭ってくれる指先の温度が嘘じゃないって。

これは現実なんだって教えてくれて。








あんなにも渇望していた、絶望しながらも心の何処かで望んでいた感情が余りの歓喜に爆発して。
俺は初めて人に縋って大泣きした。

今迄泣けば大人達は揃って罵倒して殴りつけてきて。
それは泣き声が止むまで続けられて。

こんな風に抱き締められるなんて初めてで。

あんまりにも温かいから、望んでた柔らかい腕が優しいから。
『もう大丈夫だよ』って、慰められる声が柔らかくて余計に泣けてきて。

嬉しくても泣けるんだ、と。俺はこの日、初めて知ったんだ。






















それからの生活は嘘みたいに幸せな毎日だった。

俺を拾ってくれた人は本当に俺の親と同じ人間なんだろうかと疑ってしまいそうに優しくて。
風呂も入れず、毎日腹を空かせて無視されていたあの頃が嘘のような、そんな日々だった。

一緒に風呂に入るのには流石に抵抗があったけど、あんな風にしてもらえるなら、なんて。
俺の髪の毛は有り得ないくらいに綺麗になって、指なんかも簡単に通るようになっちゃって。

は俺の髪を梳かすのが好きみたいだから。
ちょっぴり恥ずかしいのを我慢して、何時も好きなだけ触らせてやった。


三日食べないなんて当たり前だった俺の食生活も激変した。

毎日三食も飯が出て、それも残飯みたいな飯じゃなくて、ちゃんと俺の為に作られた飯だった。
食べやすいように、と。細かく刻まれた肉に野菜なんかも入ってるそれはやっぱり美味くて。

が作ってくれる飯はどれも見た事がないけど、とってもとっても美味かった。


ずっとずっと夢見てた、誰にも云った事のない夢を。
だけだ、と云いながら彼女に打ち明ければ。

やんわりとした笑みを浮かべながら、要所要所で相槌を打ち。
キチンと最後まで俺の話を聞いてくれて。
最後に『きっとパウリーなら立派な船大工さんになれるよ』と、やっぱり俺の頭を撫でてくれた。


こんなにも優しくて、俺の知る他のどの大人よりも優しくて。
命の恩人、て云うのだけじゃなくて、飯を与えてくれるからとかでもなくて俺は本当にが大好きだった。
本当に本当に大好きだった。






















そんな日々が数年続いたある日の事だった。

やっぱり俺にそんな幸せが続く筈がなかった……







は……俺に何も云わずに、…黙って一枚の紙だけ残して出て行った。

信じ、られなかったさ。
目の前が真っ暗になって、確かに踏んでる筈の地面さえもが曖昧な感触しかしなくって。

これは本当に、本当に現実なのっか、って……








だって誰よりも俺の近くに居てくれて、誰よりも俺の事を大事にしてくれて。
あんなにも優しくしてくれたのに、何度も頭を撫でてくれて抱き締めてくれて。

俺が腕を伸ばせば必ず手を差し伸べてくれたんだ。

出て行く前の日にも『大好きだよ、パウリー』って、そう云って俺のおでこにキスしてくれて。
ぎゅう、って抱き締めてくれて、何度も何度もお気に入りの俺の髪を撫でながら。
寝る時だってずっと俺を抱き締めてた筈なんだっ……








たまに悲しそうに俺を見てたのを知っていた。

笑顔の裏に何かを隠していたのも知っていた。

一年に一回だけ何処かへ行って、何時も辛そうにしてたのを知っていた。








何でそんなに辛そうなのか、知りたくなかったと云えば嘘になる。
けれどその時の俺には、その事をに問質す程の勇気が持てなかったんだ。

やっとの事で手に入った幸せが、枯れる心の中でホンの少しだけ夢見てた幻想が現実になったかのような。
この嘘みたいに幸せな日々が崩れるのが怖くて、……怖くて、何でだか聞けなかったんだ。

だってこんなにも好きな人に、どうして辛くなると分かってる事を聞ける?
こんなにも良くしてくれる人に悲しむと分かっていてどうして質問できる?

俺はそんな勇気、持ち合わせてはいなかった。

けれどその結果がコレだって云うんなら俺の所為、…なのか…








は助けてほしかったのか?
それとも俺みたいに話しを聞いてほしかったのか?
抱き締めてほしかったのか?
俺じゃ役に立たなかったのか?

もう、……要らなくなった…のか?








声が枯れるまで呼んだ。

脇目も振らずに彼女を探した。

息が切れて、どんなに苦しくなっても『』と呼んだ。

出てきてくれ、と。こんなにも何かを願った事なんてないってくらいに願って呼んでも。
は帰って来て、くれなかった……








本当に……捨て、られたんだと…思った……

残された紙には一言だけ『ごめんなさい』なんてあったから。
こんな手間の掛かる役立たずなガキなんてもう要らないって、捨てられたんだと思った。








けれど違ったんだ。

捨てられたと思い込んで呆然としてた時に現れた大人が教えてくれた。

はどうしてもしなければならない事があってこの島を出ていった、って。
その時に俺の事を頼んでいった、って。

俺が将来は船大工になりたいんだ、って云ったから。
この一流の腕を持つ男の人の所に行って、俺の事を頼むって。

とってもとっても悲しそうにしてて、本当は離れたくないって思ってた筈だって。

最初は体のイイ云い訳だと思ったさ。
けど、……が残していった最後の言葉を聞いた時。

悔しいけどそれが本当だって分かってしまったんだ。








『パウリーが生まれてきてくれた事を誰よりも感謝したい。何処に居ようともアタシはお前を愛してる。立派な船大工になりなさい』








こんな俺に、生まれてきてくれてありがとう、だなんて。

何処に居たって愛してるって。

立派な船大工になりなさいって……








俺の事を本当に大事に思っててくれたのなんて周りを見れば一目瞭然じゃないか。

無駄遣いはダメだよ、って云いながら節約してたお金も残されて。
俺がいっぱい食うから保存の効く食べ物が家には置いてあって。
黙って行ける事だってできたのに、この人に伝言まで残して。

でもそんな事よりも何よりも俺自身が良く知ってるじゃないか。

昨日の行動を思い出せば一発で分かるじゃないか。

何度も何度も俺の髪を梳いて。
一緒のベッドで寝てくれて。

『大好きだよ、パウリー』って、あんなにも優しい眼差しでキスしてくれてっ……








先の事まで考えて、俺の為に俺の将来の事まで考えてくれて。

あんなにも幸せな時間を与えてくれたがどうして俺を捨てるんだよ。
そんなの有り得ないじゃないか。

本当に要らなくなって捨てるんならこんなコトしない。
どの行動にも愛情が見え隠れしてえるじゃないか。

こんなにも愛されてるのんだって、誇ってもイイくらいなのに。
一瞬でもソレを疑った自分を殴りつけてやりたかった。








『ンマー、……お前は随分と良い人に拾われたんだな…』








ホントだよ。
俺の人生もそんなに悪くないんじゃないか?って思えるくらいに幸せだった。

否、生まれてきて良かったって思えるくらいに幸せだったんだ。








別れがこんなに辛いと思えるくらいに、俺にとっては唯一の人だったんだ。








『あんなに優しくて、素敵な人が家族だなんて羨ましいぞ。パウリー』








あァ……、そうだ…

あの人は俺にとって唯一の家族と思える人だったんだ。








『ぅん、……最高の親で…、最高の姉で、最高に優しい俺の、…家族っ……なんだっ!…』








何時までも枯れない涙がポロポロと零れ落ちるが。
段々と意味合いも変わってきて。

捨てられたと、裏切られたと思った哀しみの涙から。
止むに止まれぬ事情で置いていくをえなかったの心情を知った苦しみの。

誰よりも愛してくれた、と云う事実に気付いた喜びの涙に。

けれど置いていかれた寂しさも綯い交ぜになって。
余りにも色んな感情が入り混じって何で泣いてるのかさえ分からなくなった。








『約束させたよ。何時かそのしなけりゃならない事が終わったら必ず此処へ戻って来るってな』








俺の頭を撫でながらそう云った男の人は、とても大きく見えて。

あァ、父親ってこんな感じなのかもしれない、何て。
とは違う、硬くてゴツゴツした感触が伸びた髪をするりと梳いて。

この人も信じられる大人だって、そう思ったんだ。

それにとそんな約束をしてくれたんだ。
充分に、信用するに値する人だって。そう思えた。








心の痛みに戦慄いた唇には何時しか笑みが浮かんで。

約束したのなら、何時かはきっと俺に会いに来てくれるだろう、と。
彼女が約束を裏切るだなんて有り得ないから。

だから俺はココで待とう。
が用事を済ませてこの島に帰って来た時の為に、ちゃんと居場所を作っておこう。

俺の只一人の、唯一の家族の為に。
俺に出来る事を、が残してくれた言葉の通りになれるように。

立派な船大工になって、彼女がゆっくりと寛げる場所を。帰れる場所を。温かい居場所を。

再び、あの温かい空間を夢見て。


何時かそれが現実になる事を夢見て。



立派な船大工になった姿をに見てもらえるように。





偉かったね、って。凄いよ、立派だね、って。流石パウリーだ、って。パウリーなら絶対に出来ると思ってた、って。
そう云ってもらう為に。







俺は今迄と一緒に住んでいたその家から、持てるだけの荷物を持って。
その男の人、アイスバーグさんの後を付いて行った。








誰も居なくなった筈の家、けれど未だに温かみを残したその家に後ろ髪を引かれ。
パウリーは何回も振り返ったが、決して踏み出した足を止める事はなかった。

それは自分の夢を叶える為に。
帰ってくる筈のの為に。

今度は自分が温かく迎えてあげられるように。

胸の中には今迄の思い出を目一杯に詰め込んで。
パウリーも一歩を踏み出した。






















そんな彼がアイスバーグ氏の下で修行をし始めて数年経ち、船大工としての腕を、名を上げ始め。
廃れたこの島が、偉大なる船大工が作ってくれた海列車のお陰で復興を遂げた頃。

望まぬ客人がパウリーの処へと訪れる。








この島には居ないものの。
【死神】の眼でパウリーの事を見続けていた彼女はソレに気付いてしまった。








訪れた人物等は知らない。
彼には人でない守護が付いている、と。

何よりも恐れなければいけない、避けなければいけないモノを呼んでしまう事を知らないが為に。
彼等は守護を激昂させ、当然のように悲劇が齎される。

それはもう、語るのが不憫な程に。












予定の所までお話が進みませんでした、も〜し訳ないっ ガ━l|li_| ̄|●il|li━ン
今度こそ次が最後になるかな?
宜しければお付き合いくださいませ┏o ペコリーン


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