福音という名の魔薬


 第3神東京市観光案内(?)

 サードインパクト後、ゼーレに破壊された第3新東京市跡地に建設された宗教都市。
 決戦時に兵装ビルのほぼ全てが壊滅的なダメージを受けた為、かつて特徴的だった戦闘形態への移行はできなくなっている。
 地上部分と地下部分に大きく分けられ、地下部分に立ち入るには許可が必要である。

【地上施設】
◎ネルフ本部ビル。
 高さ333m、50階建ての高層ビル。壁面は全面が太陽電池が張られており、耐震耐爆対弾耐光線…と豪華なまでの防御能力を備え、特務部門以外のネルフの中枢として活動している。また、モスクワにあったマギ7が移設されている。
 作中でも書いたが、市街地を文字盤、このビルの影を時針に見立てた日時計にもなる。

◎ネルフ総合医院
 戦略自衛隊病院跡地に建てられた総合病院。インパクト前はネルフ中央病院に勤めていたスタッフを中心に運営されている世界最高の技術を持った医療機関。
 治せないのは恋の病と死人だけ…と言われるぐらいの快癒率は、ジオフロントにいるシンジのATフィールドが影響している為だとの噂もあるが、真偽は不明。

◎碇大社
 使徒戦役時からシンジを神として祭っていた事から、一般人が参拝できる中では最も格式の高い神社。“天翼の巫女”の異称を持つ能代ショウコの実家でもある。
 ゼーレ来寇時に破壊されたが、より立派に再建された。

◎戦没者慰霊碑
 使徒戦役で戦死した敵味方を追悼する慰霊碑。決戦での激戦地の一つである湖尻峠に建てられている。

◎コンフォート17マンション記念碑
 ゼーレ来寇で破壊されたコンフォート17マンション跡地に建てられた記念碑。
 同様に第3新東京市立第壱中学校、ダンスホールなどシンジ所縁の地にも記念碑が建てられており、観光客や参拝客の目を楽しませている。

◎ネルフ仙石原分室
 地上に置かれた特務部門の窓口で、第3新東京市立第壱中学校跡地に隣接する場所に建てられている。ここでは第3神東京市立女学校の入学手続きや卒業生への連絡事務、碇大社の管理業務などを取り扱っている。

◎電子図書館
 古今東西集められる限りの文献(同人誌、古文書、石板などを含む)がデジタルデータの形で保管されている図書館。閲覧が規制されている文献でなければ製本して販売してくれる。だが、普通に売っている本なら一般の書店で買った方が安い。勿論、電子データの状態での閲覧も可能だが、一般客がデータで閲覧できるのは(著作権の問題もあり)館内の専用端末からのみに制限されている。



【地下施設】
◎地下神殿
 サードインパクト前までネルフ本部として使われていた黒いピラミッド状の施設で、使徒能力者からなるネルフの実働部隊『国際特務執行部隊』が本部基地として用いている。
 この基地の主要部は、基地の横にある四角錐形の人工池の底に広がる縦穴…セントラルドグマ…に沿って設けられている。
 最深部のターミナルドグマには、裏死海文書や槍の生産プラント等のとてもじゃないが公開できない技術的遺産が色々と秘匿されている。
 また、使徒戦役時に活躍した特殊な軍需工場が無傷で残っており、各種物資の生産に活躍している。

◎第3神東京市立女学校
 全寮制の国際中高一貫校と言うのは仮の姿。その実態は、シンジに身も心も捧げるべく集った乙女達を調教する為の施設である。
 この学校の卒業生は、ほぼ例外無く第18使徒リリンとして覚醒し、出身国の軍務などに就く事となる。その為、教育内容には士官学校に準じる軍事教育も含まれている。
 なお、例外的にシンジの子供を宿す事ができた女性の労役は、子供が初等教育を卒業できる年齢になるまで繰り延べられるか、替わりの要員が派遣される事になる。



【海外施設】
◎ネルフ・ニューヨーク支部
 人口260万人ほどの小国に凋落したアメリカではあるが、国際連合本部は歴史的経緯を尊重してマンハッタン島に引き続き置かれる事となった。その国連事務を補佐する為、マサチューセッツにあったネルフ・アメリカ第1支部のマギ4を移設して運用する目的で設けられた支部。

◎ネルフ・ジュネーブ支部
 欧州・中東・アフリカ諸国などネルフ本部から遠い国々の情報を集め、復興を支援する為の支部。ベルリン支部にあったマギ3が移設されている。

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