サモンナイト3“剣製の魔術師”第五話
カイルさん達が作ってくれた、夕食を戴く事にする。
旨い!!
一日半ぶりにまともな飯にありつけた(泣)
前の日の夕飯は、藤ねぇに食い荒らされたからなあ(泣)
ベルフラウちゃんと、アリーゼちゃんはよっぽど疲れたんだろう、夕ご飯を食べた後、倒れるようにベットに入って寝てしまった。
俺にも客室を与えられたが、ベットに横になってもなかなか寝付けない・・・。
・・・・今日はいろいろな事があった、聖杯戦争以来だな、こんなにいろいろな事があったのは・・・。
まあ、何時も遠坂や桜、イリヤ、藤ねぇ達が騒いでいたけどな・・・。
遠坂や桜は、俺がアーチャーになる事を恐れている・・・。
その為だろう、彼女達は俺を構う。
本当に俺なんかみたいな奴に・・・・。
俺は、アーチャーにはならない、そして「正義の味方」なる。
そう、アルトリアやジイさんのためにも!!
・・・やっぱり寝られないや。
寝られないついでに、昨日の特訓の続きでもしよう。
そう思い俺は船の外に出た。
良い天気だ、月が見える・・・。
近くの砂浜に行き、近くに誰もいない事を確認すると俺は特訓を開始した。
その特訓とは”俺だけの剣”を創ること。
そう、ア−チャーの”干将・莫耶”ではなく、新しい双剣を。
設計図はできている、後は俺の力次第だ・・・。
「投影、開始。」(トレース・オン)
右手には”約束された勝利の剣”(エクスかリバー)
イメージは、その刃の色や同じで柄の装飾も同じ。
刃の形は変えねばならない。少し反り気味にする(刀をイメージを重ねる)
左手には”勝利すべき黄金の剣”(カリバーン)
イメージは、ほぼ”約束された勝利の剣”(エクスかリバー)と同じだが、もう少し小さめにして、柄にナックルガードをつける。
・・・・く・・・・。
脂汗が出る、限界までイメージをして構成し、投影し続ける。
オボロげな剣が出現する。
が、まだまだだ。
実践に使えやしない。
不味い、・・・・意識が・・・。
「危ない!」
!? 何故アティさんが!?
抱き抱えるアティさんに質問する。
「眠れなかったものですから、散歩をしていました。」
そうか・・・。
「じゃあ、俺と同じですね。」
「ええ。」
そしてアティさんと何するわけでもなく、砂浜に座り月を見た。
ふと、アティさんを見る。
今までに無い、優しい感じの女性。
俺と同じ赤毛で、瞳はアルトリアと同じ青色。
何処かで会ったような気がする女性。
・・・何処かで?
解らない・・・・。
「如何したんですか?」
アティさんが、微笑みながらこっちを見ている。
「い・・・いえ。」
風が吹き、アティさんの長い髪が靡く。
「風が出てきましたね。」
「そろそろ寝ましょうか?」
そう言って、俺達は船に戻っていった。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
・
”お願いだ・・・・”
”お願いだ、僕を止めてくれ!!”
第一部 完
此処で感想
投稿有難う御座います、【ラグナロック】@管理人です
なんせ両方とも知らない作品なので感想がろくに書けない、申し訳ありませんね、面白いのならプレイしたいと思っていますが
USOさんはこの作品をHALPAS小説掲示板にて毎日一話ずつ投稿されてました、其れをチャットで「何処かに投稿しようか」とボソッと漏らしたのを聞き逃さずw、早速「ならば家に是非!!」という運びで投稿して頂ける事となりました
其の際に、サーバー不調の為に受け取る際に多大な労苦があった事を此処に・・・大変でした・・・( ==)
毎日投稿する、と言うコンセプトが今私がやっている連日投稿と繋がる物がありましたので是非にとは思っていました、まあ投稿される量が違うのは・・・ほっといて下さい、此れが私の限界です。・゚・(ノд`)・゚・。
それでは皆様、是非USOさんに感想を、作者を育てるのは皆様の感想です、宜しくお願いします〜
読んだ後は是非感想を!! 貴方の一言が作者を育て、また奮起させます