心の片隅で何かが囁いている、もう読むのを止めろと。

心の奥底から響いて来る声、遠慮なぞする事は無いと。

一体全体どちらを取るべきか。

ブラッドの心は揺れ動く。

人は好奇心で動く生き物。

そしてブラッドは人。

ならばその手が為す事は・・・日記の続きを読む事。

だが一つ思い出すべきだった。

「好奇心は猫をも殺す」

そういった類の言葉を。

そして気付くべきだった。

彼を見つめる野獣の眼がある事にも。

今更言っても全ては手遅れなのだが。

何と言うか、その。

さようならブラッド、永遠に。

私はどうなろうが知らん。

じゃ。 ノシ


あ、それからこの話には確実に18禁と取れる描写が入って来るからお気をつけて

あれですよ、福音の練習みたいな? みんなが気に入ってくれると良いなあ・・・等と思いつつ頑張ります

じゃ、これから下へスクロール出来るのは大人だけって事で、子供さんは大人しくUターンしようね



『クリスの日記・裏』 Disc.2



『例の六角形のクレストをはめないと開かないドアの所まで戻る。さて、此処からが問題だ、そのクレストをはめる穴の所を見れば一目瞭然な事実なんだが、一度クレストをはめるとロックされ二度と外せない仕組みになっているようだ。

は? 俺が、このクリス=レッドフィールド様が手に入れたお宝を逃す? あり得ねえ、ウェスカーの野郎が実は未来から来た暗殺ロボットだって言うよりあり得・・・いやあり得るな、あのムッツリ無愛想野郎の目が赤く光ったって俺は驚かねえぞ。

とにかく、手に入れた物を手放す気は更々ねえ、かと言って此処で派手に暴れると後ろでソワソワしているルーキーに勘付かれるし・・・畜生! さっきあのデカ蛇野郎が乱入プレイかまさなかったならこの小娘も俺の肉奴・・・善意の協力者になってたってのに! 地の果てまで追って行って皮剥がし、ハンドバッグにしてやる。プレミアはいくら付くかね。

愚痴っても仕方ないので使い古された手を使う事にする、まあこの小娘だから気付かないだろ。俺がクレストをはめる間、バックをサポートしてろと伝え、レベッカが後ろを向いている間に、さっき調べた以上に赤く錆びたドアを調べる。思ったとおり、ロックの機構自体は仕掛けもあって複雑な物だがドアを壁に固定している蝶番の部分は大した物ではないらしい、詰めが甘いぜ設計者さんよ。

クリスの秘密道具の内の一つを取り出し、構える。大仰な事を言うがただの薄い丈夫な刃の付いたナイフだが、ドアと壁の隙間に入る位の。それを思い切り外側からドアの内側に付いている蝶番へ鋭く二回、叩き付ける。それで終わり、呆気なくドアを固定していた其れは吹っ飛んで行った、地面に落ち金属音が響く、其れに気付いたレベッカが振り向くがナイフは既に懐の中、俺は持ち前の演技力で首を傾げながらドアを押す。

ばたん

この前テレビで見た元相撲レスラーからK1とか言う格闘大会出場者に転向し、気持ちの良いほどの倒れっぷりをリングで披露していた男のようにドアはアッサリと内側へ向かって倒れた。あいつの名前なんだったっけ? マケボノ? まあピッタリだな。

なんでこうなったか不思議がるレベッカに錆びてたし老朽化してたんだろ、等と適当に誤魔化し先に納屋として使われていたであろう場所へ入る。俺のナイフの一撃を受け凄まじくひしゃげている蝶番を部屋の隅へ蹴り入れるのを忘れず、部屋を横切り正面に付いているドアを開ける。聞こえて来るのは唸り声、どうやら屋敷の外で大繁殖している腐った犬の群れでもいるらしい、嗚呼なんてお前らは親切なんだ、こうやって俺のストレス解消のために出て来てくれるなんてな!

その唸り声に多少びびりながらも戦う気満々のレベッカ、そのガッツは俺も嫌いじゃねえ俺好みな方だ、だがその手の中の痴漢撃退スプレーは好い加減なんとかしやがれ、効く筈ねえだろうがよ、あれか? 脳味噌だけあいつ等の仲間入りか? ゾンビ野郎の。

此処は任せろとドアの中に押し込み、ドアを閉め、走り寄って来た犬共に俺は自慢のスマイルを浮かべて迎えてやる。なのにオイ、尻尾を股の間に挟んで震えながら後退するとはどういう意味だコラ。ムカついたので全部ブーツの踵で踏み抜いて脳漿をブチマケテやった、サッパリした、良い気分だ、最高にハイって奴だなURYYYYYYYYYYYYYYY

何か別なのが混ざってしまったが気にしない、犬の死体を見て何か言いたげなレベッカを急き立て先へ進む、途中の花壇には人体の回復力、解毒能力を向上させる効果のあるハーブが生えていたようでレベッカが歓喜の声を上げて断りなく、その場にしゃがみ込んで抜いてはポーチに押し込んでた。座った時にズボンの布地がピッタリ張り付いた小振りな尻がなんともキュートだ。

個人的にはもう少し大きなほうが良いんだが此れは此れで、股間のディックが軽く反応した、溜まってるのかね・・・確かにさっきからこっち、金目の物は手に入ったがストレス溜まる出来事多過ぎたからな、よし、もう少ししたら犯すの大決定、何か理由作らんとな。無きゃ無いでその場で押し倒すが。

水音がする、どうやら目の前に立ち塞がるでかい水槽から流れ出す水の音か。対岸に道が続いてはいるが如何しようもねえ、横を見るとコンクリートの低い柱にクランク差込口みたいな四角形の穴が、なんだどうやらさっき納屋で視界の隅に移った棚の上のあれか? あれがいるのか・・・だが金目の物以外は無視しているので取ってねえ、それに取りに戻るのも面倒だ。

さ〜て如何するか・・・等と呑気に考える俺の頭脳に名案が、レベッカを犯す理由も出来て一石二鳥だ、と、言う訳で早速行動に移るとする。彼女にも一応、お伺いを立てておく、溺れられたら面倒だしな・・・まあ人工呼吸って名目でそのままってプレイもありだが。

泳げますけど・・・と何かを感じ取った感じでじりじりと後退する彼女、うん、理解力はあるようで何よりだな。じゃあそういう事で・・・って感じで彼女を水槽へ放り込み、自分も飛び込む。ほんの数メートルだガキでも泳げるだろ。何か言いたげな視線を向けながら俺の後ろを泳いで来る彼女、無視した上で対岸へと這い上がり彼女に手を差し伸べる、うむ、なんてジェントルなんだ俺。

だがその手を取らずに立ち泳ぎでこっちを見てるレベッカ、なんだ、泳ぎながらファックするのが好みか? それはそれで・・・と思った俺の頭の上に何か落ちて来た。あん? と落ちてきたものを手に取り、目の前に持ってきて見る。蛇だ、蛇だった、如何しようも無く蛇だった、ただしさっきのと違ってサイズは普通だ。シャーシャー威嚇してくるのがムカついたので、その場で捻り切る。

それで済んだかと思いきや後から後から降って来やがった、どうやら此方の気配、体温かなんかだろ、其れを探知して襲って来るようだ。未だに固まってるレベッカを片手で水槽から引き上げ、通称お姫様抱っこって奴で駆け抜ける、足元で何か肉が潰れる音が続けざまに響いたが気にしない、だって蛇だし。

レベッカを抱えたまま道なりに走り抜ける、途中で何かまた襲ってきたような気がするが良く覚えてない、覚えているのは俺の足の裏で肉が潰れ骨が圧し折れる感触、レベッカを抱えた反対の手の甲の部分で叩き潰した肉の手触りくらいなものだ、つまりは大した事は無いって事だろ、そうだ、そうに違いない。

気が付くと建物のドアの前だった。蹴り開け、中に入る、どうやら何かの寄宿舎のようだな、板張りの廊下とナンバーを振った扉が続いている。その中の一室に入り、ベッドにレベッカを放り投げる、良く考えたら抱えたままだったし。此処まで無傷で運んでやったのにムスっとした顔で此方を見上げるレベッカ、口を開くと同時に飛び出したのは文句ではなくクシャミだったがな。

そ、さっき水槽に飛び込んだせいで頭のてっぺんから爪先まで水浸し、俺もだがこの程度で体調を崩すほどやわな肉体は持ってない、それにさっきやった疾走とついでの雑魚退治で上がった体温のせいで湯気を立てて服が乾いて行く、もう既に半乾きだ。

このままでは風邪をひくと判断したか、立ち上がって服を脱ぎだすレベッカ、うむ、俺の計算に間違いは無かった。最後のシャツを脱ぎ出す瞬間、こっちを見て「後ろ向いていて下さい」なんて言っていたが何、もう少ししたらそんなの気にもならなくなるから安心しろ。取り敢えずは安心させる為に後ろを向く、そして頃合を見計らって勢いよく振り向いた。

その気配に気付いたか慌てて脱いだシャツで胸元を隠そうとする手を押さえ、再びベッドへ押し倒す。

「ち、ちょっとクリ・・・んんっ・・・」

喧しい口をこっちの口で塞ぐ、初めの内は抵抗していたが百戦錬磨のクリスさんにかかればこの程度の生娘、直ぐに大人しく・・・等と思いながら舌で口の中を蹂躙してやったらみるみる力が抜けていく、免疫無さ過ぎだぞオイ、スクール時代には彼氏とかいなかったのか? じゃあもしかして・・・バージン? まあ其れも其れでありかと思いながら彼女の手を押さえているのと反対の手でズボンに手をかけ、そのまま引き剥がす。

運良く脱ぎかけている途中だったか、ベルトも外されていたズボンはいともアッサリ引き抜かれ、ブーツを脱いで靴下だけの足首に引っかかり、止まる。全部脱がせるのも良いがこうやって置けば逃げられないしな、手馴れてるとか言うな、照れるじゃないか。

ズボンを脱がされた事に気付いて、一瞬抜けかけた抵抗の力が少し強まったが、更に荒々しくディープな大人のキスって奴を続けるとさっき以上に力が抜ける、それどころかぎこちないながらも舌を自分で動かして此方に絡めてくる始末、はっ、分かりやすいなお穣ちゃん、体は正直だってか?

一旦口を離し、口と口の間に唾液の橋が架かるのを見ながら一度立ち上がる。其れを荒い息の下で見つめるレベッカ、顔は紅潮し、目は潤んで息も荒い。更にはさっきまで水に濡れて少し青ざめていた様に感じる肌の色も元に戻り・・・って言うか超えてるな、ピンク色に染まってる。ヤレヤレ、初心にも程があるぜ、キス一つで此れならこれから先、どうなる事やら・・・。おいレベッカ、

壊れてだけはくれるなよ?

そう思いながら次の行動へ移る。




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