あははははは!アホもいいとこ、すいませんアホは私です。
日記にも書きましたが、あまりにも『いきなり次回予告』で予告してもらった次回予告が大笑いだったもので、こんなしょうもない話をかいてしまいました。しかし非常に書いてて楽しかった!
こんな路線ですすんでってもいいですか?(駄目。つーかやめろ・笑)
たまにはギャグもいいですよね?(笑)
男は三人、饅頭は一つだった。
□戦い、その果てに
「これはおれが一番に見つけたんだ!!!」
「そうかんたんにはゆずらねェよ」
「貴様ら、俺もいることをわすれるなよ」
黒髪の少年と緑髪の青年、そしてなぜだか白髪の成年。
三者は三者なりの主張とともににらみ合う。
そしてまさしく三すくみの状態でいまかいまかと一触即発のチャンスをうかがっていた。
三人が取りかこむ有田焼の平たい皿の上には、
饅頭がポツリと一個。
少年がごくりと唾を飲む。
青年がゆっくりと腕を組む。
成年がタバコをくゆらせる。
・・・・・・・しばしの間。
「ううう・・・」
この三人の中でもっともこらえ性のないルフィが、いいかげん焦れてきた。
しかし行動におこそうものなら饅頭は彼の手をすりぬけて残りの二人のどちらかにわたることは必死である。
こういう場合は、先に動いたほうが負けなのだ。
と、
「・・・あんたら、なにやってんの?」
そんな三人を見かけたナミが、何気なく声をかけた。
まさしく電光石火であった。
まずチャンス!とばかりにルフィのうでがみょいんとのびる!
それをゾロの和道一文字の鍔がブロック。
すかさず攻撃に転じたゾロがもとめる物体を手中におさめんとする、が、横手からのスモーカーのホワイトブローにより後退を余儀なくされる!
どさくさまぎれにその惰性で饅頭を掴もうとしたスモーカーの後ろ頭をルフィがごむごむのムチでしたたかに打ち付ける!
まさに三つ巴の乱戦。
縦横無尽に乱れ伸びるルフィ!
しなやかに舞うゾロ!
そしてなぜか千切れ飛ぶスモーカー!
人外の三者の戦いはすさまじい領域にまでエスカレートし、常人にはいまどんな戦いが繰り広げられているかさえ視界におさめることができない。
なんとも高度な戦いだが、原因はたった一つの饅頭。
なんとも低レベルだ。
しかもナミには原因などわからない。
まさかそんな原因だとはさすがの才女にもひらめかなかった。
「・・・なにやってんのかしら」
暇つぶしにちょうどお皿に一個残っている饅頭をほおばりながら、容赦無用の真剣勝負中の三人を眺めていたナミであった。
哀れ、三人。