多少うろ覚え。
しかし確かにルフィは『ゾロのほうが強い』といいました!!
ええもう誇らしげに!!
これを書かずにいられようか!いやない!(反語)
おまけに大佐をつけてみたり。
ストーカー大佐。(酷)
ルフィVSたしぎ
二人が出合ったのはいろいろな意味で因縁のある場所、
ローグタウンのあの広場、ゴールドロジャーの死刑台の前だった。
空模様も優れず、いつ雷がおちてもおかしくないほど、空気がびりびりしている。
まぁそんな、素敵な状況ではあったのだが、ルフィはのんきにすれ違うたしぎに「よおっ!」と声をかけて、その横を通り過ぎた。
たしぎがルフィに気がついたのはニ、三歩進んでからで。
彼女は慌てて後ろを振り向きざまに、腰の時雨を抜き放った。
「む、麦わらっ?!仕留めますっ!!」
「うわー、おれ、刀を使う奴苦手なんだよなぁー。ゴムだけど切れるから」
ルフィはかりかりと頬をかいた。
しかし当然我らが船長、モンキー・D・ルフィが、海軍曹長たしぎに敗れるわけもなく。
「にーしっしっしっ!」
たしぎは地面につきさした時雨によりかかりながら、その膝をおっていた。
「なーんだ、同じ刀使いでも、やっぱゾロのほうが強ェよな!」
満面の笑みでルフィは誇らしげにそう言って、大好きな最強の(予定)剣士が待つGM号の方に走っていった。
たしぎはいろいろな意味での悔しさを噛み締め、降りだした雨に打たれていた。
「ったく、あのアホが」
海軍ローグタウン支部の一室で、スモーカーが誰ともなく小さく呟いた。
それを耳にして海兵のひとりが怪訝な顔をする。
「大佐、どうかしましたか?」
「なんでもねェよ」
ドスの聞いた声で答えた大佐の横のデスクには望遠鏡がおかれていた。