猫の朝 引越しのために荷物を整理していると、忘れていたものが顔を見せる。 ルフィが、ゾロの仕事用の専門書を箱に詰めていると、その分厚い本の間から、 なにかがはらりと床に落ちた。 何気なく拾い上げたルフィの顔が、ぴしりと固まった。 一体いつとられたのだろうか。 日付をみると、これはプロポーズされた日の朝なのだろうか。 「・・・ゾロのやつ・・・!!」 とりあえず、帰ってきたらみっちり問い詰めることにする。 ユキが陽のあたる窓際で丸くなって寝てる姿は、この写真のままだった。 そんな穏やかな午後。 ちなみにルフィの薬指は、このときもらったピンクシルバーではなくて 今やシンプルなプラチナで飾られている。 あっはっは。犬猫話番外編・近未来ネタ。 何年後かはご想像にお任せします。 とりあえず高校卒業までは待ったのではないかと思われます。(笑) エンゲージリングでプロポーズした豪気な男は、帰宅後どんな弁解をするのでしょうか。 ナミやサンジにばらされた日には、一生笑い話のネタになること請け合いです。 |