*偏差値40から良い会社に入る方法 (田中秀臣 著) ([[Amazon>http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492260986/]])
就職担当教員の立場から書かれた就職対策本。とりあえず目次の立ち読みだけでもしておくといい(Amazonに出ているのは粗い)。「偏差値40」と書いてあるが、別にそれ以上で使えないわけではない。よく読めば当然のことも多いのだけど、その当然のことが出来ない学生が意外に多い。Amazonで低い評価をつけているレビューが若干あるのはその辺の認識不足じゃないだろうか。私がここ1ヶ月くらいで目にしただけでも、2社落ちただけで不安だと新聞に投書したり(某TY大のケース。回る企業数が多ければ、その程度ですむわけがないのにその程度でへこんでどうするんだ)、メールの出し方も知らない学生がいる(友達じゃあるまいし、「〜です」とか姓だけ書かれてもわかるわけがない)。
講義中に「経済学で学んだことをどう就活に生かすか」って話をするが、この本も経済学の思考が随所に出てくるので、まだ余裕のある時期なら講義とどう関係するか考えながら読むのもいいかも。
本文中の「就職コア層」という用語(東大など偏差値が高めな大学の学生を指す)に違和感を持つ人もいるかもしれないが、用語はただの記号と思えばOK。
5章の後ろの方は景気についての話が続くので、自分の指導教員の専門科目に置き換えて使おう。もちろん読んで悪いとかいうわけではないが、何を学んだかが話せないようではダメだって内容の章なので。