グルミン日記 その後

私、噂大好きグルミンでーす!
さて、本日は、私の村に新しく引っ越して来たあの人を尾行しちゃいます!
この前のあの事件から、すっかり気力を無くしていた私だけど、
あの人が引っ越して来てから、私の元気は、みるみる回復したの!
ううん、回復なんかじゃないわ。
以前よりも、ずーっと、ずーっと、元気もりもり!
日々増していっているみたい。
と言うか、こんな気持ちは、生まれてから初めてだわ。
胸がドキドキしちゃうの。
こう、熱くなって、頭がボウッとしちゃうの。
だけど、あの人の顔を、ジッと見ることが出来ないの。
あ〜ん。まどろっこしいわ。
ガンバレ、私!
遠くで見つめているだけなんて、私らしくないわ。
今日こそ、声をかけるわよ!

あの人、今日も釣りのようだわ。
竿を持ち、足早に海へ向かう、その後ろ姿。
走る足音の一歩一歩さえも、愛らしく感じてしまうわ!
はぁ〜。何て素敵なのかしら。
あ、目的の魚影が見つかったのかしら。
自分の身長ほどある竿を、片手で振り上げ、
風を切る音と共に海へと糸を落とす姿に、
今日も私は、釘付けになってしまう。
凛々しい後姿を見ているだけで、今日も、私は頭がぼうっとしてしまう。
そして、竿を振り上げる片手を、頭の中で、何度も思い返してしまうの。

ああ、ダメ。
その手で、私を、
私を……。
ダメ。ダメよ。でも……。

……。……いいかも。

思い浮かべながら、いつも私は、自分の手を、スカートの中に滑らせ、
下着に手を入れてしまうの。
声を出せずにいるのが、一番辛い。
だけど、本当は、この声を聞かせてしまいたいような気もするの。
こんなにも私は、あなたのことを思っているって、伝えたいのよ。
その時に、グイグイっと、あの人の持つ竿が動いた。
あ、ダメ。
まだお魚釣っちゃダメ!

バシャッ。

ああ!

あの人の魚が釣れると同時に、私の背中は弓なりに仰け反った。
うっすらとしてしまった意識の中で、雲ひとつ無い空が見えた。
真っ白な太陽が、私の意識に直撃した。
そのままガクンっと、気を失いそうになるのをグッと堪え、
震えそうになる体を起こし、再びあの人が、竿を動かすのを待つの。

ビュッ!

竿が、また風を切る。
あの人の素敵な手。
その一瞬の間でも、私には、スローモーションのように、
爪の先まで、直視出来てしまうぐらいに、
じっくり眺めることが出来る。
さっき魚を釣ったばかりだから、
竿に水滴が付き、その水滴がキラキラと、辺りに巻き散った。
素敵なあの人と、私の意識に溶け込むように、
水滴が飛び散り続けた。

あ〜。またするの?
さっきしたばかりじゃない。

私は口の中で呟き、下着の中の一番柔らかな肌に、
まとわり付いている熱い液体を確かめながら、
再び、あそこに指を滑らせた。









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