「いつもの・・・でいいですか」
はい、と小さく返事をし、わたしは少し微笑んだ。
小ぢんまりとした喫茶内、一体今まで何回出入りしたんだろう。
事実、村に来た当初存在すら知らなかった、博物館の中にある村内の休息所。
初めて入ったとき、その店の主人にかなり無愛想に持て成された事だけが妙に腹立たしくて、
わたしは仲良くなろうと何度も通った。その結果今となっては”いつもの”で通じるようになるなんて・・
かすかに身震いし常連客の居心地の良さに酔った。
(ああ〜っいいねっイイネ!)
「?」
「あ、いえ、・・失礼。」
マスターは微かに笑いながらカップを丹念に磨いている。
あの日、この磨きぬかれたカップでどうぞと言われたあの日どれだけ嬉しかったことか・・!
もう殆どこのカップは固定されてて毎日のように来るわたしのマイカップとなっている。
あー早くいれてくれないかな。美味な珈琲。ほんとっ上手すぎだよ。
元々は珈琲なんて飲めなかった。苦味があってね。でもここの珈琲は違うんだな。
酷があるし、苦いなんて思いつかないくらい飲んでて繊細な味がするし、
わたしへの配慮かこの前からピジョンミルクっていう甘味料を入れてくれるようになった。
「あ・・ピジョンミルクいれますか?」
「あ、はい!」
やったー!今日は当り目。配慮って言ってもいつもいれてくれる訳じゃなくて、
なんか店長の気紛れなんだよね。ん〜生産量に限りがあるのかしら?
そんな些細なことに喜ぶわたし。やっぱりブラック珈琲なんて似合わないね。
幸福な出来事にほくほくした気持ちで差し出された芸術品に手をつける
(おいしー!あまくてこくがあって、味の金メダルや〜!)
気恥ずかしいことを口走りながらカップを置き珈琲の熱を吐き出した。
(あまーい!なんて言ってもマスターには通じないかしら)
「今日の味は確実に私好みの味に近づいてってますよ」
「ええ・・今日のミルクは特別ですから・・・それに甘い方がイイでしょう?」
ああ、マスターやっぱり気づいてたのね、わたしが苦味がある珈琲本当は苦手だって!
嬉しくなって調子付いたわたしは少し我侭を言ってみた。
「マスター、わたしピジョンミルクティーなんて新しく追加してみてもいいと思いますよ」
「そんな・・でもアレはあくまでもあなたの為に・・・・発案したものでして・・」
「でも珈琲苦手な女の子、わたしだけじゃ無いと思いますよ!」
そうだ、サリーちゃんもナッキーちゃんも珈琲苦手そうだし、絶対コレ売れる!
強引に理由をこじつけてマスターに迫ってみた。
彼には彼なりの持論っていうかそういうポリシーがあるんだろうけど、
やっぱりこの喫茶店にはもっといっぱいの人が来るべきだ。
マスターの美味しい珈琲と、マスターの一見では解らない人格もわかってもらえると、
いいなあと思っての提案だったんだけれど。
「・・・・はあ、・・・でも・・わたしも試したことないですし・・」
「じゃあ、わたし飲みますよ!さあ、用意してください」
いやー・・一度熱が入ると物凄く視野が狭くなってしまうのが自分の欠点だ。
なんの宛もなく村に移住してしまうわたしの無鉄砲さはここから来ているのかもしれない。
今冷静だったらマスターの眉間の間に視点がいったかも知れないのに。
じゃあこちらに来て手伝ってくださいという手招きにわたしはなーんも考えてなかった。
いや、実のところマスターの為とかじゃなくて、
もう

のめる

のめる

もうすぐでのめる!

「うわあっ」
周りが見えない・・ああそうかここってカウンターの内側・・・
マスターの体が邪魔で天井が見えない。木の床が少し軋んで無機質な音を鳴らした。
はー・・床に組み伏せられてるって言うのにわたしは少しも嫌な感じがしなかった。
別に汚くもないし流石マスター、掃除が行き届いてる!
「・・ぃっ」
不意に声を上げてしまったことに驚き何事かと自分の体を確認する。
ワンピースの中に突っ込んでいる手が自分でもろくに触ったことの無い
膨らみに果敢にも挑んでいた。女の子の聖なる領域へようこそ、片足つっこんだって感じだ。
「な、なにやってるんですか」
「・・・・・・」
「ひ・ゃ・・・・こ、答えて」
「・・・くるっくー」
こんな非常事態でもマスターの表情は少しも変わらない、穏やかな顔だ。
多分これもわたしが冷静だったらいつもとは違う感じを捉えられてたんだろうな。
(世の中にはくるっくーで済む問題と済まない問題の二種類があるんだ、覚えとけ!)
一人戸惑いながら憤慨していると一気にワンピースを胸元まで捲し上げられた。
そ、そうか・・ワンピースってこんなとき便利なんだ。
「んっ・・ん、ふぅ」
マスターは沈黙を貫いたままだ。
なんでエイブルシスターズはワンピース以外作ってくれないんだろ・・
今度仲良くなった暁に貞操帯とかつくってもらお
もう混乱してて何がなんだかわかんないよおぅうぅう
マスターの器用な手先に翻弄されたわたし(の乳首)は顔を真っ赤にして悶えていた。
あどけない乳房を執拗に撫で回す手はいつもわたしに珈琲をいれてくれていた、あの手だ。
わたしの潤みゆく目ん玉はマスターに何か哀願している。もちろん、制止を願っているはずだ。間違いない!
愛撫に対応するように出される荒い呼吸音に耳を塞ぎたくなる。
(こ、これでマスターにその気があるっておもわれないだろうかっ・・)
本気にさせてしまわないだろうか、いや、でも、気持ちいい、気持ちいいんだけどっ!
わたしの見せまいとしていた悦楽の表情を読み取ったのかマスターは胸元に顔を近づけてきた。
やわらかく、時にいじめる様に絶妙のタイミングでの甘噛みに昇天しそうになった。

は、はと万歳!

「はあ、はぁっ・・じょ、上手ですねっ・・マスター」
「いやぁ・・・」
「でっでも・・なんかピジョンミルク試作から脱線してるような・・」
「そんなことないですよ」
意識が朦朧とする私を抱き起こし座らせると、当たり前のような動作でハトらしくないものをとりだした。
「・・??・・・!」
「お願い、しますね・・・」
有無を言わさず、わたしの体を引っ張りだらしなく開いたわたしの口にそれを押し込んだ。
一体こんな穏やかな人のどこについてた、こんなもの。
「・・!!・・」
「ほら・・早くしないと・・」
「んーっ・・んんん!」
「飲めなくなりますよ?」
ま、まさかそれがオチとか言わないよね・・
わたしはぼんやりと真実に迫ったこの感じを紛らわす為に
慣れないことを必死にやってみた。
舌を動かせば褒美とばかりに触れてくる下部からの快感に張り合うように、
初心者ながらも必死に指を這わす。歯でなぞる。
「く・・・るっく・・ぅー」
マスターの低く微かに喘ぐ声。
もう、きっかけが強姦紛いだったとか、
今店内に誰かが来たらどうするんだろうとか
どうでもよくなってた。
とりあえずこの店長にはかせてやりたいと思った。
「ちゃんと・・のんでください」

口の奥に吐き出されたので嫌がる暇も与えずにすんなりと喉を通っていった。白い液体。
にがい。変な匂い。気持ちの悪い舌触り。
口からはみ出した白濁をマスターは事の名残のように拭いわたしの秘部に下着の上から擦り付けた。

「・・・ピジョンミルクというのは・・実は・・・じつは」
「ほ、本当に、マスターの・・・」




「なんて。」

「?」

「今日は・・エイプリルフールですよ」

「はい?」

「いつも・・あなたに、こんなものを飲ませるわけ・・・ありませんから」
割とお茶目な感じかなとぼーっとしている
放心状態のわたしの服装を正し椅子に座らせさっさと後始末を済ませ、
ピジョンミルクティ入れますねとだけいうとマスターはいつも通りの
手順で磨きぬいたカップを取り出していた。


「でも・・・あなた以外にこれを飲ませる気はありませんから」

****
後日

フータ「いや〜それでつねきちさんが”女を喜ばす嘘”とか言って
やらしいシチュエーションをあのかたに教え込んでたんですよ
私とっさに入ってそれ自体嘘だとわからせようとしたんですけど、
信じきってしまったようで・・あのかたもジュンボクだからなあ
結局その女性はどうなってしまったんでしょうね・・・・あれ、どうかしました?」


女主人公「・・・・・」



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