きっと他の村も「いまの状態」なのだろうとは思うが、風に吹かれて
毛が
抜け毛が、舞っている。                  まぬけだ
普段の道具と共にブラッシング用の櫛を持ち歩くようになってしまった
冬毛から夏毛に生え変わるそんな一部動物達の年間行事  春だし
ある程度はカットリーヌさんに有料で切ってもらえるらしいが、生え変わりの
速度が速いらしく一日に何度も梳きつつ、自力では困難な背中部分も・・ 

そして、いかにも「暇そうに見える」自分にその「役目が課せられた」
自分は男なので「おんなのこ住人」には頼まれない、むしろ頼んでほしい
ウサギのふわふわの背中とか、馬の背毛とか、リスの尻尾とか
毛玉が出来ているところを軽く触れながら梳いてあげたいだけなのだが
が、心が読めるのか女の子は同居している女にしか頼まない

  俺は男担当らしく何故野郎の体のケアなぞせねばならん!と、
愚痴の一つも言いたくなる。


水溜りに魚影とともにふわり、と浮く抜け毛        まぬけだ

今日は雨が降っている
   服が濡れて張り、身体の線がわかるというのに網だのジョウロをもってあるく毛玉
「一見暇そうに見える」私に無防備にその身体をさらしてして言う

「おぅ、今日もブラシで梳いてくれよ」
「どうせ、暇なんでしょ いいじゃない・・・・ちよっと位」
「筋肉痛になる位 尻にごしごしかけてくれ〜」
「いいじゃん あたいの背中みせてあげるからさぁ」
「お暇でしたら あの・・・」
「ここでやってる事は僕ときみだけの 秘密だよ」

女の子住人が頼むのは判らないでもない、同性なので同居人の男よりは頼みやすい
のだろう。しかし野郎に頼まれるのは判らない 

 恐い顔で頬を染められても困る 
 別に梳いている時に、男住人の下半身の一部が立ち上がっていても「生理現象」だから しょうがないと慎重にブラシ引っかいたりしないように気をつけているし、女住人の背中 から臀部の一部分にさしかかると「押し殺したような声」がでるので慎重に、過敏な所には 触れたりしないように常に気を配っているというのに!

ブラシテクが気に入らないのか 他に何か理由があるのか

男同居人のように、「性的な部分も適度に刺激したほうが良い」のか

女主人公の葛藤



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