そこは寂しい神社。
人気もあまり・・・どころではなく、全く無い。
町外れにある、という条件を抜かしても、お正月の初詣客すら誰も来ない。
そんな寂しい神社に、私と祐一は初詣に来ていた。






Kanon another
安らぎと平穏






例年通りとはいえ、ここまで人気が無いと本当に虚しくなってくる。
まあ、こういう所だって分かってて来たんだけど・・・・・・
「おい、さやか。ここ誰もいないぞ?」
隣りで私と腕を組んでいる祐一も流石に困惑した様子だ。
「そうねぇ。去年はまだ二、三人はいたのに・・・・・・」
そんな祐一に適当に相槌をしながらも、私の意識は別のところにあった。



私と彼――――――相沢祐一が付き合い始めたのは、わずか二週間前からだ。
初めて会ったのは、今とは違いうだるような暑さの夏の日のことだった。
たまたま商店街を一人で歩いていた私は、前方から走ってきた誰かと正面衝突し、押し倒された。
いきなりの事に動転していた私は自分の上に乗っかっている人物の顔を見て、さらに動転した。
そこには、痛みで歪んでいるものの充分に美しいと言える異性の顔があった。
中性的で女の子っぽいが、そこだけはどこか悪戯っ子を思い浮かべる感じを残す瞳が、私の瞳と会った。
―――――――それが、最初の出会い。
『あ、わ・悪い!よそ見してたんで前を見てなかったんだ!』
目が合った瞬間に彼は、謝ってきた。
『う・うん。それはいいんだけど、どいてくれないかな?』
『へ?うわっ!?』
『あ、ひゃあんっ!』
私を押し倒している事に気付いた彼が、慌てて立ち上がろうとして私の胸を揉んだ。
そのことに敏感に私の身体は反応してしまった。
その後、彼は多分に追いかけてきていただろう水瀬さん達に捕まって、ズルズルと引き摺られていった。




それから偶然校舎の中で彼と再会し、話していく内に私は彼に惹かれていった。
そして二週間前、とうとう私は彼に―――祐一に告白し、見事恋人同士となった。
ちなみに付き合い始めて、キスをしたのが一週間前のクリスマスの日。・・・Hしたのもその日だけど。
「あー・・・・・・さやか?」
あの日はちょうど安全日だったから、二人とも激しくしちゃって・・・・・・
「お〜い!いい加減帰って来い」
あ〜ん。今でも覚えてるわ!
あの時の荒々しい祐一の動き。次の日には腰が砕けて立ち上がれなくなるくらい激しくって・・・・・・(照
「・・・だめだ。完全に自分の世界に入ってる」
お母さんにはからかわれたけど、良い経験だったわ・・・・・・
「こうなったら強硬手段に出るか・・・・・・」
隣りで祐一が何か言っているけど、今の私には何も届かないわよ?
だって、今凄く良い場面思い出してるんだから。
ガバッ!
しかし私の健全な(本当か?)思考は、突然の祐一の行動に阻まれた。
「きゃっ!?って、祐一!何してんのよ!!」
「ふ〜む。正月に野外プレイってのも情緒があっていいな・・・・・・」
そう言って私を抱きしめる祐一。突然の展開に固まっている私。
そんな私を余所に、祐一の手は私のお尻の部分を手で触り始める。
さわさわ・・・・・・
「ひゃっ!あ、止めてっ!」
今度は着物の胸元から手を差し入れ、胸を揉んでくる。
もみもみ・・・・・・
「あっあっあっ!だ・だめ、祐一ぃ・・・」
「だめって言う割に抵抗しないし、そもそもこんな人気の無い場所を選んだのもこのためだろ?」
「そ、それは・・・・・・」
た、確かに期待していなかったと言えば、嘘になるが・・・・・・
それでも、心の準備ってものがあるでしょうに・・・・・・
何も言わなくなった事を肯定と受け取ったのか、祐一の行動はエスカレートしていった。
お尻を触っていた手が段々と移動し、内股を通ってその奥へと進む。
つーーーーーーーっ
「ひゃあぁんっ!」
思わず感じた快感に、歓喜の声を上げてしまう私。
「感じ易いんだな、さやかは・・・」
「いやぁ。そんなこと、言わないでぇ・・・・・・」
祐一の指先が下着のスリットごしに、私の秘所をなぞる。
その繊細な指使いに僅かに不快な感じがするものの、私にはそれが充分に快感だった。
「あっ、あんっ!ひゃぁっ、ぅん、あっ、あふぅ!」
「ほら、やっぱり」
祐一の指が下着を押しのけ、私の一番敏感な場所を責めたてる。
人差し指と薬指でヘアを掻き分けながら、中指でクリ○リスを執拗に・・・。
「あんっ・・・・・・くふぁ・・・・・・あぁぁん・・・・あっ、やぁん!」
私の膣から溢れ出た愛液が下着を濡らし、地面に滴り落ちる。
その事が祐一を調子付かせたのか、いきなり膣に指が差し込まれる。
ジュブ、ジュブという音を立てながら、愛液が飛び散る。
「あっ!ああんっ!あんっ!も、もう、で、でちゃう・・・」
息も絶え絶えに何とか声を絞り出すと、一層祐一の指の潤滑が早くなった。
「あ、あああぁっ!い、イっちゃう〜!!」
ビクッ、ビクッと身体が大きく仰け反る。
「あっ、あああぁぁぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁっ〜!!」
私は絶頂に達し、軽く痙攣した。




「は、はあ、はあ」
祐一の指を膣で締め付けたまま、私が絶頂の余韻に浸っていると・・・
「さて、充分感度も良くなったところで、俺も楽しませてもらうよ」
「え、何?って、ひゃああんっ!?」
祐一がいきなり私の内に挿入してきた。
ず・・・ずずずず・・・
「ああ、ああん!・・・だめぇ。私、今イったばかりだから・・・・・・」
「でもそれじゃあ不公平だろ?」
そう言うと祐一は動き出した。
「あん!あん!あん!ああぁっ!だめぇ!は・激しすぎて・・・・・・」
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅという厭らしい音が誰もいない境内に響く。
私は祐一に抱き抱えられるような体勢で、ただ声を上げて貫かれていた。
「あっ!・・・い、いいっ!いいのぉっ!もっと、もっと私を突いてぇっー!!」
あられもない声を上げながら、上下に揺れる私。
「はぁん!ああっ!あんっ!あっ!ああぁっ!!」
祐一の太くて大きい逸物が、熱く潤んだ私の膣を蹂躙する。
パンッ、パンッ、パンッ!と肉と肉がぶつかり音が遠くに聞こえる。
心なしか、祐一の腰を動かす速度が速くなったようだ。
「ああっ!ああん!!だ、だめぇ!も、もう、わた、わたし・・・」
「くっ!お、俺もだ!!俺も、もうっ!!」
「い、いいよ!わ、私の中で・・・、中でイって・・・」
いよいよ終盤がきたのか、祐一の動きも小刻みになり、より奥へと入り込もうとする。
ちゅる、じゅぶ、ずぶっ、ぱんっ、ずぬっ、ずちゅ
はあ、はあ、はあ、はあ、はあ
「・・・・・・ゃ、はぁぁ、も、もう・・・私・・・・・・っあ、だめ・・・」
生々しい音と、祐一の荒い息と、自分の声が擦れて聞こえる。
「あ、あああっ!はぁん!」
「くっ!イくぞっ!?イくからなっ!!
「う、うんっ!」
「うっ!」
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
祐一の精液を奥深くに受け止め、私は二度目の快楽の絶頂へと達した。




「ううぅ・・・。酷い目にあった・・・・・・」
あの後、私と祐一は神社の裏手で後始末をし、それから最初の場所に戻ってきた。
「酷い目に会ったって・・・。お前も途中からノリノリだったじゃん」
「うっ!」
シレっと言った祐一の言葉に、思わずうめく私。
確かに、途中からはンノリノリだったよ!?
でもさ!こういう場合は、合わせてくれたっていいじゃんっ!!
でも、結局これが私と祐一の『関係』なのだろう。
普段は憎まれ口やからかい合ったりしてるけど、不思議と心が通じ合い、屈託無く笑い合えることが出来る『関係』。
きっと、こんな『関係』を私たちは続けていくのだろう。






私にとって、人生に安らぎと平穏を与えてくれる存在。

「お〜い!さやか、置いてくぞ!!」
「あっ!待ってよ!!祐一ぃー!!」

―――――――――それが、彼です。

                                   the END


後書き

・・・・・・・・・
恥かしいぃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!
ううう・・・
よく他の18禁SSの後書きで、皆さんが言ってた事が、よぉ〜〜〜〜〜〜く理解できました。
赤面もんですな、これは・・・・・・・・・
言っておきますけど、作者の趣味は入ってませんよ・・・
いや、本当に(焦
あっ!なんですか!?その軽蔑しきった眼差しは!!いや、見ないで!!汚れた私を見ないで〜!!(笑
さて、今作品ですが(切り替え早っ!?
これは私が書いた作品である『初恋』・『聖夜の福音』の分岐エンドです。
知らない人は探して読んどけ!!テストに出るぞっ!!(嘘ですよ
出会いの場面や、分岐した所なんかを読みたい人はリクエストしてください。
10通くらい来たら書きますので・・・・・・
それでは、長くなりましたがこの辺で。
See you 
                      Presented by 神代 ツバサ                        


Shadow Moonより

神社、着物、野外…… お正月から、何て羨ましい!(爆)
さてさて、神代ツバサ様 初の18禁SSを頂いちゃいました〜
『過去の彩り』とは違い、こちらはハッピーエンド♪ やっぱりハッピーエンドは良いなぁ。
『過去の彩り』からどう分岐したのか、私もすごく気になります。 出会い編や告白からクリスマスの初えっち編とかも(核爆)。
これからも、さやかさんと祐一君の安らぎと平穏と
Hなお話を楽しみにしてます(w

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