「平和だ」

 見上げた空はただ青い。鳥が囀り、風は優しく頬を撫でていく。

 彼―――相沢祐一はそんなのどかな光景を芝生に寝そべりながらただ眺めていた。

 ここは近場ではそこそこ有名な広い公園。その一角だ。

 そこで祐一は人と待ち合わせをしていた。

 腕時計に目をやる。

 ・・・待ち合わせ時間の十分前だ。

 そろそろだろうか、と思い身を起こしてみればちょうどこちらに向ってやってくる人影が見えた。

 ―――それも二つ。

「祐一くーん!」

「祐一さーん!」

 こちらの名を呼び、手を振る少女たち。

 それに対し祐一も手を振り替えした。

「さやか、ことり。こっちだ」

 それがその少女たちの名だ。呼ばれ、笑み浮かべる二人。

 ―――それは、祐一の彼女たち(、、)だ。

 

 

 

 

 

愛しのアイリス

 

 

 

 

 

 白河さやかと白河ことり。

 紆余曲折あって祐一はその二人と同時に付き合うことになった。

 まぁ、簡単に言ってしまえば祐一が二人に同時に告白されて、どっちかなんて選べないと言ったら、それじゃあ二人一緒で良いと。

 ・・・そんな漫画やご都合主義的ゲームのような流れで現状に至っている。

 もちろん祐一も男だ。こんなおいしい状況にある自分は幸せだと自負している。

 さやかもことりも超を付けても良いくらいの美人だ。そんな二人と同時に付き合えるとなれば周囲からの殺気のこもった視線さえ幸せを助長するシャワーに成り下がる。

 そしてそのさやかとことりといえば、付き合う前とは段違いで積極的なのである。

 互いに負けたくないのだろう。少しでも好かれようとあれやこれと手段を問わずにいろいろと仕掛けてくる。

 ・・・ちなみにもうアレも経験済みである。もちろん別個だが。

 まぁ、それはさておいて。今日は久々の三人揃ってのデートである。

 周囲の目もあるので三人でのデートは月1回と決めてある。他はだいたい順番を決めてさやかとことり交互にデートをしているのだが。

「で、今日はどこに行く?」

 今日はまだ予定を決めていない。祐一は基本的にどこででもそれなりに遊べるタイプなので、行き先は二人に決めてもらうのが常だ。

 しかし二人はなぜか互いの顔を見つめ、顔を俯かせた。しかもなにやら頬が赤くなっている。

「さやか? ことり?」

 熱でもあるのだろうか、と窺い見れば、・・・どうやらそういうものではないようだ。

「あ、あのね祐一くん。最近・・・わたしたち・・・、その、してない・・・よね?」

 どこか艶かしい、潤んだ瞳でこちらを見上げるさやか。

「だ、だから私たち・・・。久しぶりに祐一さんの、い、・・・家に行きたいです・・・」

 消え入りそうな声で、こちらの服の袖をギュッと掴みながらことり。

 そんな二人を見て、祐一が思うことは唯一つ。

 ―――これは反則だ。

 だが、祐一の理性が流れそうになる惰性をせき止める。

「あー、あのな二人とも。時間はまだ昼の1時だ。しかも二人で一緒になんてこといままでなかったじゃないか」

 すると二人は非難の篭った瞳で、

「だって・・・。いつもそういうことするときってわたしたちから言うじゃない。でも、祐一くんから言われたこと一度もないし・・・」

「そうです。だから祐一さんは本当は私たちの事が嫌いで、私たちが可哀相だから付き合ってくれてるだけなのかな、って・・・」

 しかしその表情は徐々に萎れて悲しげなものへと変わっていく。

「だから珍しいこと・・・普通じゃできないこともできるんだよ、ってことをしてあげたくて・・・」

「そうすれば好きでいてくれるかな、ってそう思ったんです。だから・・・」

「そ、そんなことない! 俺は本当に二人の事が好きなんだ! 俺が二人を誘わなかったのは・・・その、そういう体目当てとか、そんなんじゃないんだ、ってことを示したくて。・・・それと、二人を本当に均等に好きな俺が、どちらかがいないときにどっちかを誘う、なんてことも罪悪感が募るから・・・」

 もちろん祐一とて男だ。しかもこんな二人を相手にすれば悶々することだって多々あった。

 それでも意地があったのだ。通したい思いがあったのだ。

「・・・・・・だから、だから無理にそんなことする必要はない。俺の二人への想いは・・・本物だ」

「祐一くん・・・」

「祐一さん・・・」

「ほら。わかったらもっと別の場所に―――っと!?」

 言葉を言い切る前に祐一の腕が引っ張られた。

 右腕をさやかに、左腕をことりに。二人は満面の笑みのまま腕に自分の腕を絡め、

「良かった。・・・嫌われてたわけじゃないんだね。でも・・・」

「それでも私たちが二人で決めたことですから。・・・祐一さんになら、なにをされたって平気なんです。ううん、してあげたいんです」

 目を驚きに見開く祐一を見て、二人は小さく笑い、

「行こうよ!」「行きましょう!」

 両方の腕を引っ張られる。

 向う先はもちろんのように祐一の家の方向だ。

 そんな二人に祐一はもう何も言えない。

 つくづく思う事があった。

 この二人に自分は勝てない、と・・・。

 

 

 

 家についた三人は、さっきの勢いはどこへやら、祐一の部屋でただボーっとしていた。

 いざ、となると羞恥心が前に出て口が開かない。静寂の中、三人とも顔を赤くして俯かせている様はなんとも滑稽だ。

 秒針だけが響く空間の中、どれだけの間そうしていただろうか。

 最初に決心したように顔を上げたのは―――祐一だった。

「・・・・・・本当にするのか?」

 それは最後の確認。ここでなら、まだ全ては冗談だったと笑い話に出来る。だが、

「「お願い」」

 二人同時に上目遣いで見られた。しかも潤んで、熱のこもった視線で、だ。

「・・・どうなっても知らないぞ」

 負け惜しみのような言葉は、しかし二人の首肯に迎えられた。

 

 

「ん・・・」

「・・・・・ん、むちゅ・・・」

 祐一とさやかの口が繋がり、舌が絡み合う。

 先導しているのはさやかだ。その舌は貪欲に祐一の舌を求め、くちゅくちゅと卑猥な音が漏れ出す。

 それでは男のプライドが廃るのか、まるで反撃だとでも言うようにさやかの胸を服越しに揉みしだいた。

「ん!んむちゅ・・・」

 服越しでもありありとわかるその柔らかさは、いつ触っても飽きない。祐一は撫で回すように、しかしときに強く揉んでいく。

「・・・祐一さん」

 その光景をしばらく静観していたことりだったが、もう我慢の限界らしい。恍惚とした表情で身体を祐一へと近付けさせていく。

「私は・・・こっちをしますね」

 ことりの手が祐一のズボンのチャックへとかけられる。

「こと・・んむっ」

 静止の言葉もさやかに飲み込まれてしまう。その間に既にチャックは下ろされ、そこから慣れた動作で祐一の肉棒を取り出す。

「あ、もうこんなに硬い・・・。それに、すごいびくびくしてますよ?」

 少しひんやりとした手が添えられる。

 それだけで快感が祐一の背中を走った。

 そんな祐一の反応が面白いのか、ことりはしばらくそれを手でしごくと、おもむろに口に含んだ。

「ん、んんっ、ちゅ・・・・・・ん。あむっ、・・・ん、ん・・・・・・んん、ちゅる。あ、熱い・・・」

「こと・・・り」

 柔らかな頬の裏側と濡れた舌先が先端を撫で上げる。

「気持ち・・・んん、ちゅ、じゅるん。ん、・・・・・いいですか?」

 言葉はさやかに遮られているので、祐一は小さく首を縦に揺らした。

 それにことりは笑顔で、

「良かったです。それじゃ、もっと気持ち良くなってください。んむっ、ん、んんんんんん・・・・・・うむっ、ちゅ、じゅる・・・」

 ゆっくりと口の奥まで咥えては唇をすぼめて顔を後ろに引いていく。

 先端を突っつくように、絡まる舌。くびれや、筋の一つ一つまでを丁寧に愛撫されていく。

「くっ・・・」

「祐一くん。ことりちゃんの相手だけじゃなくてわたしもしてよぉ」

 視線を戻せば妖艶な色を浮かべた瞳がこちらの姿を映し出している。

 それに促されるように祐一の腕はさやかの服を脱がし、その豊満な胸へと伸ばした。

「さやか」

「ん、あぁん。・・・祐一くんの手、ちょっと冷たいね」

「・・・お前が温かいんだろ」

 手首の動作でブラをたくし上げ、現れた二つの膨らみ。

 いつ見ても思うことだが、さやかはどうやら着やせするタイプであるらしい。

 その服越しからはわからない大きな膨らみを、ゆっくりと撫で上げる。

 マシュマロのような、そして手に吸い付くような肌触りはなんど触れても飽きることはない。

「っあ、・・あん、ん、・・・ふぅ」

 時には荒々しく掴み、時には優しく包み込むように。アクセントをつけた祐一の手の動きは、既に慣れたものだった。

「あんっ!」

 その指先が頂上で起立したモノに触れる。

「毎度のことだけど・・・、さやかはここが弱いな?」

「も、もう・・・言っちゃや―――あぁん!」

 突付き、捻り、そしてさやかの身を引き口をつける。

「あ、あ、あぁ・・・」

 身体を震わすさやかを見て、祐一は悪戯っぽい笑みを浮かべると乳首を口に含み舐め回した。

「そ、そんなに・・・・・あ、あぁ、ん・・・・んんっ」

「・・・気持ち良いか?」

「聞かなくたって・・・ん、あんっ・・・わかっ、るで・・・しょう? あぁんっ」

「言って欲しいもんだよ、男ってのは」

「ふあぁぁ!」

 唐突に乳首を吸われ、さやかの背筋が大きく揺れる。

「そ、そんな吸っちゃ・・・あぁ!」

「気持ち良いか?」

 口の中で乳首を転がしながら見上げる視線には面白そうな色が浮かんでいる。

 そんな祐一にさやかは拗ねたような表情で、

「祐一くんの・・・意地悪」

「さやかが可愛いから」

「・・・えへへ、それは嬉しい」

 そっと腕を頭に回された。それはもっと舐めて、と懇願するかのようだ。

 祐一は了解した、と言わんばかりにしゃぶりつき、吸い回す。

 片方の手はスカートへと伸ばし、中で既にびちゃびちゃになっている下着の上から亀裂がある場所を撫で上げた。

「あ、あぁ!ん、・・・い、いよう。・・・気持ち、良い・・・! 胸も、あそこも・・・あぁ、ん! き、もちいい・・・よぉっ!」

 甘い吐息が祐一の髪を揺らす。

 徐々に荒くなる息からして、達しそうなのかもしれない。

 かく言う祐一も、献身的なことりの奉仕によって既に達しそうになっていた。

「ことり・・・、そろそろ・・・」

「んじゅ、ちゅるっ・・・んん、・・・イくんですか?」

 首肯すると、ことりは笑みで持って動きを早くした。

 離せ、という意味での言葉だったのだが、ことりは受け止めるつもりなのか。

 こう見えてことりは頑固だ。ここで離せと言ってもますます離そうとはしないだろう。

 だから祐一は対抗するようにさやかへの愛撫を激しく、絶頂へと導くようにして攻めていく。

「あ、あぁん、ふあ、・・・だ、駄目、わ、・・・わたし・・・わたしぃ・・・!」

「んじゅる、ちゅ、んむっ・・・・・・んんん、むぅ、ちゅるる・・・んん、じゅるちゅ・・・ん!」

「あ、あ、あぁ・・・・・・はぁぁ!」

 瞬間、さやかの背中が大きく仰け反り、弛緩したように力が抜けていく。イったのだろう。

「く、俺も・・・・・・ことり!」

 頷いたことりの喉の奥を突き上げるようにして、その熱い迸りを解き放った。

「んんんんっ!! ・・・んん、んくちゅ、・・・こくっ、こくっ、こくん・・・んむっ、こくっ・・・」

 喉を鳴らせて口の中に放たれたものを飲み干していくことり。唇の端からわずかに零れ滴る白亜の液体がひどく淫猥だ。

「無理はしなくて良いんだぞ、ことり」

「んくっ、こくっ・・・こくん。無理なんか、これっぽっちもしてませんよ? ・・・けほっ、お、美味しいくらいです」

 見た目にわかる強情だ。

 だけど、その健気さがとても愛しく感じられる。

「さやか、ことり」

 それだけで意味が伝わったのか、二人は小さく頷いた。

 ベッドに仰向けになった祐一に、二人が跨っていく。

 祐一の愛撫で既に秘部を濡らしたさやかは祐一の下半身へ、ことりは祐一の顔の方へ。

 ことりはこちらを見上げる祐一の意思をすぐに理解し、スカートを脱ぎ、下着も取り去った。

 祐一の目の前で、ことりの大事な部分があらわになる。

 その貝のように閉じた陰唇からは、しかしうっすらとではあるが透明な蜜が早くもこぼれ始めていた。

「しゃぶってて感じたのか?」

「そ、そういうことを口にしないでくださいよ〜」

 恥ずかしそうに顔を赤くしながら両目を手で隠すことりに笑みを浮かべ、祐一はスッと舌を伸ばす。

「あひゃんっ!」

 驚きといきなりの快感に思わず浮かびそうになる腰を、逃がさないとばかりに両手で押さえて舌をさらに突き入れる。

「あ、あ、あぁ・・・ゆ、祐一・・・さぁん! そん、なぁ・・・、あぁ、ん・・・い、いきなりぃ・・・」

 すぐに潤い始めた膣の中を舌先でくにくにとこね回す。

 その度にことりは喘ぎ声を上げ、その白いきめ細やかな肌に汗を浮かべていく。

 しばらく傍観していたさやかはブラとショーツを脱ぎ全裸になると、そそり立つ祐一の肉棒を手で擦り上げた。

「こっちも入れちゃうよ・・・?」

 ことりの秘所を舌で愛撫しながら祐一は頷いて見せる。

 さやかはにこりと笑みを浮かべ、そしてゆっくりとそれを自分の秘所へと誘導し、一気に加え込んだ。

「あ、あ、あぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。す、すごく大きい・・・よぉ!」

 ぬぷ、ぬぷっ・・・と音を立てながら肉棒がさやかの中へと沈み込む。さやかの膣はそれを歓迎しているかのように、柔らかい肉壁は蠢きより奥へといざなっていく。

「はぁ、あぁ・・・・・・、こんな・・・、奥まで・・・」

 さやかは腕を祐一の腹の部分に添えて、上下運動を開始する。

「あ、あぁん、んっ・・・・・・んんっ、はぁん、あぁ・・・」

 さやかのたわわな乳房がその動きに伴い大きく揺れる。その頂は既に赤く尖っていて、見ているだけで少し痛そうなほどだ。

 このままさやかに任せるのも悪くないが、次にことりも待っているのだ。祐一は自らも腰を振り始めた。

「あぁん! あんあんあん、・・・んっ、んんっ、そ、んな、急に・・・あぁ、ああ! 動い、ちゃ・・・・・・あぁっ!」

 肉棒が膣の内部を強く抉る。

 その快感に身を震わせながらも、さやかも負けじと腰を振る。二人の動きにあわせて性器は強くぶつかり合い、熱く絡み合う。

「くっ・・・!」

 三人で、というシチュエーションのせいだろうか。さやかの膣はいつにも増してこちらをきゅうきゅうと締め上げてくる。

「んっ、あん・・・、さやか・・・んんっ、あぁ・・・さん」

「あんあん! っああ、ん、ふぁん、はぁ! ・・・こ、ことり・・・ん、ち、ちゃん・・・んあっ!」

 祐一に跨りながらお互いを見合ったさやかとことりは何を思ったかおもむろに顔を近付かせ互いの唇を貪り合った。

「ん、んちゅ、む・・・ふぅん、んむ」

「・・・はむちゅ、んんっ・・・・・・うん、ちゅちゅ」

 この場にいる誰もがその淫猥な雰囲気に流されていく。

 快楽に身を委ね、望み、求め合う。

 祐一の上でさやかとことりはさらに絡み合い、互いの乳房を愛撫し始めていたりする。

 そんな光景を見ながら、祐一は舌と腰の動きをさらに早めていった。

「あ、あぁ! 祐一さん・・・・・・! んんっ、ふぅあ、あ、あぁ! あ、あ、駄目、私、イっちゃいます・・・!」

「あん! あん! あん! はぁ、ああっ、わ、わたし・・・も! い、んっ、んんっ! い、イく・・・!」

「はぁ、はぁ、・・・俺も、膣に出すぞ、さやか!」

「あぁ、あぁ! んんんっ、はぁあ! い、いよ! 出して! うあぁ、あん! わ、わたしの・・・膣に出してぇ!」

 祐一にぞくぞくとした痺れのようなものが足先から頭まで駆け巡る。さやかの膣がこれから起こる事がわかっているように脈動し、煽る。

「く、出る!」

「あ、あ、イく! いくいくいく・・・・・・、イくぅぅ!!」

 一際強く打ち付けると同時、熱い精を最奥で解き放った。

「あ、あぁぁぁぁぁ、・・・ん、はぁぁぁぁ・・・・・・・・・、あ、熱いのが・・・、な、膣に・・・・・・」

 腹を掴んでいた指先に力が篭る。波打つ背筋に呼応するように胸がたわみ、さやかの甘い息が部屋へと満ちていく。

「ん・・・・・・あ、はぁ・・・」

 ことりもイったのだろう。ぐでっとした姿勢のまま動こうとしない。

 しかしことりの女性器は物足りなそうにヒク付き、まるで誘っているようだ。

「次は・・・ことりの番だな」

「え・・・?」

「あれじゃ不完全燃焼だろ?」

「そ、そんなこと―――きゃあ!?」

 有無を言わさず祐一はことりの身体をうつぶせにさせると、腰を引かせて四つん這いの形にさせた。

「ちょっ、ちょっと待って、祐一さん!?」

「待たない」

「だ、駄目です! いまイったばっかりで感じやすく―――ひゃぁん!?」

 ことりの静止も聞かず祐一は自分の分身を、わななき濡れる秘部へと挿し入れた。

 膣はまるで祐一を歓迎するかのように痙攣し、脈動は奥へ奥へと誘い込んでくるようだ。

 祐一はすぐに腰を支配する射精感に抗うように歯噛みし、激しいほどに腰を打ちつける。

「あ! あん! ふ、ふぁ、んんっ、・・・あ、ああぁ! ひぅ、あ、あっ! そ、そんな・・・、だめっ! んんっ、は、・・・はげし、す・・・ぎるぅ!」

「ことりちゃん。わたしも手伝ってあげる」

「んん、あん・・・! え、えぇ・・・? さや、か・・・さん、な・・・にを―――ふあぁぁあ!?」

 さやかは笑顔のまま四つん這い状態のことりの下へ潜り込むと、やにわに祐一とことりの接合部分を舐め始めたのだ。

「うぉ、し、締まる・・・!」

 さやかの愛撫により反応した膣が、まるで火傷しそうなくらいに熱く締め付けてくる。

「ここなんかも、どう・・・? んんっ、ちゅ」

「あ、ああっ、そこはだっ・・・・・・んあああぁぁっ!?」

 さやかの舌が充血して起立した陰核をノックし、そのまま舐め回していく。

 さらに強く締まる秘肉を激しく行き来する欲望の塊。

「はぁっ、はぁっ、あぁ! ん、んんっ・・・だ、だめぇぇぇ! 気持ち、よすぎるぅ、よぅ! あぁっ!」

 悶え快楽に突き動かされるように自らも腰を降り始めたことり。きめ細やかな背中に珠となって浮かぶ汗、踊る長い髪。

 行き交うj剛棒は溢れる蜜に塗れ、蛍光灯に反射しててらてらと輝いている。

「んあぁっ、ああぁ! んん、・・・は、はぁっ! も、・・・もうだめぇ! また・・・、またい、イきそう!」

「う、ことり・・・!」

 血が下半身に集まり、駆け上る快感が脳髄を焼き、既に感極まった快感が二人を絶頂へと導いていく。

「い、イっちゃうぅぅ・・・・・・・っ!!」

「っ!」

 ことりがギュッとシーツを強く握った瞬間を見逃さず、祐一は合わせて奥深く突き上げた。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 猛る肉棒が大きく律動し、精が爆発するように流れ出す。

 どくどくと流れ出す白濁とした液体を全て飲み込まんと蠕動する膣に促されるまま、射精は続いた。

「あ、はぁぁ・・・。熱いのを・・・ん、祐一さんのを・・・な、膣で、はぁ、いっぱい・・・感じます・・・」

 ずるりと肉棒を抜くと、精と愛液の入れ混ざった蜜がどろどろと溢れ出てくる。

「あは、いっぱい出したね〜」

 それを指先ですくい、口に含んださやかが笑う。

「さ、さやかさぁん、そんなことしちゃ・・・嫌ですよ。恥ずかしい・・・」

「あん、もう。ことりちゃんってば可愛いなぁ♪」

 目の前でじゃれ合うさやかとことり。

 数度の射精によりどこか意識の定まらない祐一からすれば、二人はまだまだ元気なようだ。

 脱力し、思わずベッドに膝をつく祐一の左右にさやかとことりがそれぞれ移動する。

「疲れた?」

「・・・そりゃ、連続で何回もはさすがにね」

「今日はいつもより激しかったですよ、もう・・・」

「はは。悪いな、ことり」

 すると示し合わせたようにスッと、さっきのようにさやかとことりの腕が祐一の両腕に絡み合う。

「う・・・」

 二の腕に感じる柔らかな感触。それにまた反応しそうになる祐一を見て、二人はにっこりと笑うと、

「もう一度やろっか?」

「それも良いですね」

 おいおい、と呟いた祐一の頬に、不意に二つ、左右に感じる温かさがあった。

 驚く祐一の前で、さやかとことりは会心の笑みを浮かべ、一言。

「「だーい好き!」」

 

 

 

 

 

 あとがき

 ・・・・・・・・・どうも、神無月です。

 えー、まず最初に言っておきますが、神無月はいたってノーマルな人間です。自分からこんなの書こうとかそんなことは思っていません。

 あくまで、あくまでシャドさんのリクに答えた結果だということをお忘れなく!

 ・・・こういうSSを書くの、実は初めでなんですよ。どうなんでしょうか、これ。展開微妙だし。

 一応意識したのは横文字を使わないこと。なんかその方がえろいような気がしたので。

 ・・・しかし、書いてて痛感しました。

 駄目です。

 こういうの真剣に書いてる自分がまるで駄目人間のように感じられてしまいます。

 ってかぶっちゃけ駄目くさい。

 神無月はもう2度とこういうSSを書くことはないでしょう。

 ・・・・・・さらば。

 

 PS.なんでアイリスやねんとか思う方もいるかもしれませんが、これで良いのです。アイリスの花言葉は“愛、あなたを大切にします”ですから☆


Shadow Moonより

祐一君×さやか先輩×ことりちゃんの18禁SS、きゃっほ〜い!(暴走中)
だめもとでリクエストした甲斐がありました(核爆)。
三人の幸せそうな感じがよく出ていて、読んでるこちらも幸せな気分になれます(w
いつかまた、今回のような神無月さんの萌え萌えなSSを読める事を期待していますね。

神無月様へのメールはこちら


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