ラブひな
素子&鶴子もの+α
素子:瀬田さん、お手合わせ願いたい
瀬田:いいよ、素子ちゃん
N素子:ある日の午後、たまたまひなた荘に来ていた瀬田さんと戦うことにした
まあ、修行の成果を確認する為に戦うだけ、いつものことだ
だが、あんな事になろうとは…
素子:いざ!
戦いが始まる
で、毎度のように住人達が観戦している
カオラ:いけー! モトコー!
サラ:負けるな! パパ!
みつね:…ん〜
二人の戦いを見ながらなにやら考えている
しのぶ:どうしたんですか? キツネさん?
みつね:いやなー、ええかげん見飽きたな思って
しのぶ:そんな…そもそも見せ物じゃないです
みつね:あほなことゆーたらあかん!
この辺はただでさえ娯楽が少ないんや
なる:あんた、いっつも競馬だの競輪だので娯楽漬けの生活してるじゃない
みつね:これは、金のかからん娯楽や
それはさておき、別にチャンバラに飽きたわけやないんや
ただ、なんちゅーかイベントっちゅうーか
ハプニングがないと面白味に欠ける…そうそう、それや!
しのぶ:だから、見せ物じゃないです〜
みつね:ハプニング、ハプニング…なんか無いんか
ハプニング起こすアイテムは
なる:あんたのろくでもないことで
ひなた荘壊したら承知しないわよ!
みつね:ほぉー、もうすっかり「管理人の妻」か? なる
可奈子がその言葉に反応する
そこに景太郎が通りかかる
景太郎:何やってんの? あぁ、瀬田さんと素子ちゃんまたやってるんだ
でも、大丈夫かなぁ あの二人の攻撃食らったらひなた荘だって無事じゃ済まないよなぁ
可奈子の目つきが険しくなる
なる:(あ、こいつがいるとまずい)
なる:景太郎、用事があるんでしょ
ほら行った行った
景太郎:え、別に何も用事なんて無いよ
ただ、天気もいいし成瀬川とどっか行きたいなぁって思って探してただけだし
なる:えっ(うれしい)
直後、背後の可奈子が発する殺気に気付く
なる:い、今は忙しいからまたあとでね だから…
なるは景太郎を追い払おうとする
可奈子:お兄ちゃんもお暇でしたら一緒に観戦しましょう
なる:なっ
可奈子:それとも、なるさん 兄がいると何か不都合でも?
なる:別に、不都合な事なんて無いわよ
みつね:そういえば昨日の夜中に、なるの部屋いったんやけどおれへんかったなぁ
なる:(ギクッ)き、きっとコンビニに行ってただけよ
みつね:そうか? 変やなぁ
なる:何が?
みつね:しゃーないんでけーたろの部屋に行ったら中からなるの声が聞こえたんやけど
なる:わ、忘れてたわ
コンビニ行ったあと、景太郎と勉強してたのよ
なるは、慌てている
景太郎はなるのことをどうしたんだろうって表情で見てる
可奈子:なるさん、何を隠してるんですか?
なる:別に何も隠してなんか無いわよぉ
みつね:じゃぁ、勉強してて「あ、あぁぁん」なんて声あげるんか?
しのぶは、顔を真っ赤にしてうつむいた
景太郎は何かに気がついて顔を赤くする
なる:き、聞き間違いよ
「あ、あぁぁ! そこの問題違う!!」って言ったのよ
景太郎! あんたも何赤くなってるのよ
なるは、いっぱいいっぱいだ
みつね:ほな、昨日なるにくれたコンドーさん今朝調べたら1つ減ってたのは何でや?
なる:そんなはずはないわ!
みつね:ほう、そこまではっきり断言する根拠は?
なる:だって、昨日は安全日だったからつけなかったもの
しのぶ:きゅ〜
しのぶは気を失った
景太郎:しのぶちゃん
しのぶを介抱する景太郎
可奈子はなるを睨む
可奈子:つまり…つけずに、お兄ちゃんとナニをしたんですか?
なる:し、しまった!
みつね:第一、勉強は真っ暗な部屋でするもんやないでぇ
おぉ、『夜のお勉強』をしてたんかぁ
可奈子:それじゃ、昨日の『夜のお勉強』の内容を
始めから順を追って詳しく説明していただきましょうか
いや、それよりも400字詰め原稿用紙10枚に
感想文でも書いてもらおうかしら
可奈子、怒り半分、楽しさ半分
なる:あーもー、なによ!
あたしが景太郎といつどこで何をしようとあんた達に関係ないじゃない!
なんであんた達にとやかく言われなきゃいけないのよ!
可奈子:最愛の兄のことならなんでも知りたいというのが妹と言うものです
なる:そんなの、カナちゃんだけよ
世間一般の健全な妹の考える事じゃないわ!
みつね:年寄りには娯楽が少なくてのう
ゴホッ、ゴホッ…
なる:キツネ、いつか殺すわよ
みつね:ま、なるをからかうのもこの辺にしとこか
ほな、本題にもどるで
なる:ちょ、ちょっと!
さんざん人に恥かかせといて、本題って何なのよ!
みつね:なる、この話はモトコがメインなんやで
前座はさっさと幕をおろさな
なる:前座!?
みつね:いや、ほんとはこの話つこて次の展開につなげようと思ったんやけど
失敗してもうてな 結局、前座で終わってしもたんや
なる:キーツーネー
覚悟はできてるんでしょうねぇ…
みつねににじり寄るなる
みつね:まぁ、おちつき、なる
今は、それよりこの戦いにハプニングを起こさな…
素子:それでは、そろそろと決着を…
素子は間合いをとる
みつね:(アカン、このままでは何事もなく普通に終わってまう
何か、起こさんと…何か…そや!)
みつねは何か思いついた
なる:キツネ! 覚悟!!
なるの鉄拳がみつねを襲う
みつねは可奈子を引っ張って
みつね:キツネ流身代わりの術!
可奈子:ちょっと、何をするんです
なるの鉄拳が可奈子を吹っ飛ばす
なる:か、カナちゃん!?
可奈子:キャ〜
可奈子が瀬田の目の前に!
素子:か、可奈子!
瀬田に飛びかかっていた素子が空中で一瞬ひるむ
みつね:今やモトコ! 斬魔剣弐の太刀や!
素子:(そうか!それなら)神鳴流奥義 斬魔剣弐の太刀!
素子は剣を振り下ろす
瀬田:おおっと
瀬田は、紙一重で交わす
可奈子は…
可奈子:あっ
服が細かな破片となって落ちていく
みつね:よっしゃ!
なる:あんたこれが目的か!
みつね:まぁ、可奈子やったら大事にはいたらへんやろうし
ボカボカ
みつね:なる、かんにんや
ボコボコ
しのぶ:なる先輩、落ち着いてください
ゲシゲシ
景太郎:もうやめろって、成瀬川! もう十分だろ
キツネさんも反省してるって
なる:いーえ、こいつは反省なんかしてない
景太郎:それなら、これ以上続けるって言うなら考えがある
なる:なに? 別れるとでも言うつもり?
景太郎:いや…
景太郎はなるの耳元でひと言
景太郎:きのう、成瀬川がイったとき失禁したこと……みんなに話すから
なるの顔が見る見る赤くなる
なる:ダメ、それだけは絶対ダメ!
わかったわ キツネ、命拾いしたわね
みつね:ふぅ、助かった…
一方、そのころ
素子:すまない、可奈子
タオルをかける素子
可奈子:別に、服のことはいいです
それより、どうして毎度毎度服が破れるんですか?
素子:それは、私が未熟だから
可奈子:そうやって、いつも済ましているけど
その剣のせいでみんながどれだけ迷惑してると思ってるの?
素子:それは…
可奈子:未熟だからってそういえば許してもらえるって思ってるんじゃないの?
素子:そんなことは断じて無い!!
可奈子:まぁ、いいわ それにしても
斬魔剣弐の太刀なんてたいそうな名前ついてるけど
実際は脱衣剣ってとこかしら 麻雀よりたちが悪い
負けたわけでもないのに脱がされるんだから
素子:そんな、破廉恥な麻雀ゲームなどと一緒にするな
可奈子:それじゃ、実際に服をしかも、女の子の服だけを切るしか脳のないその技を
なんと表現すればいいのかしら?
素子:くっ…
鶴子:情けないどすなぁ…
素子の背後から声がする
素子:あ、姉上!
鶴子:そこまで言われて何も言い返せないんどすか
素子:可奈子の言ってることは事実だし
鶴子:ほんま、情けない
では、これから斬魔剣弐の太刀をその身体にたたき込んであげましょ
素子:い、いや、それは…遠慮しまーす
素子は逃げ出した
可奈子:逃がしません
浦島流捕縛術 地獄極楽カメしばり!
素子:うわぁ
素子は捕まった
鶴子:これは見事な…せやけど、この格好だと修行になりまへんなぁ
可奈子:それじゃ、こんな感じで
素子は両手両足をそれぞれ縛り付けられ大の字になっている
素子:いやー、許して姉上ー
鶴子:ほな、可奈子はん皆さんを呼んできてもらえんやろか
可奈子:ええ
素子:なんでみんなを?
鶴子:そら、その方が素子はんも興奮しますやろし
素子:こ、興奮?! いったい何を
鶴子:いや、なんでもありまへん
みんなが集合する(瀬田は既に帰った)
鶴子:それでは、はじめましょか
素子:いやー、誰か助けてー
みつね:えーやないか、修行の一つなんやろ
なる:確かに斬魔剣弐の太刀はちゃんと使いこなしてもらわないとね
しのぶ:えぇ、そうですね
素子:し、しのぶまで
鶴子:ほな、いきますえ
神鳴流奥義 斬魔剣弐の太刀
素子の背後の木が真っ二つに
鶴子:で、これが素子はんの斬魔剣弐の太刀や
素子:え、私の?
素子の服が粉砕する
景太郎:わわっ
なる:あんたは見ちゃダメ
なるが景太郎に目隠しをつける
上に身体を縄で縛る
景太郎:何故に縄?
なる:目隠しを外さないようによ
景太郎:そんなことしないって
鶴子:違いがわかりましたやろか
素子:違いって…えぇっと…
素子が悩んでいる
鶴子:ほぅ、わからないのですか なら…
素子は、鶴子の目の色が変わったのを感じた
素子:可奈子、姉上を止めてくれ!
可奈子:何で私が…
素子:そんなこと言ってる暇は…
鶴子:おしおきどすえ
素子:遅かったか…
鶴子:そや、ええこと教えまひょ
神鳴流の剣は使いこなすとこういう事ができますのえ
鶴子が軽く剣を振り下ろす
素子の全身に撫でられたような感覚が走る
素子:ひぁっ…姉上、何を?
鶴子:神鳴流は気を操る剣
その気の出力や方向を操ることで破壊ではなく
今のように撫でるなんて事もできますのえ だから
鶴子が再び剣を振る
素子:んっ、ふぁっ…あぁっ
鶴子:こんな風に愛撫することもできますのえ
素子:あ、姉上…やめ…
鶴子:さぁ、どんどんいきますえ
鶴子の乱れうち
素子:いや、あぁ、ん、うあ
鶴子:それ、それ、それ
素子:いやや、もうダメ、あん、はぁぁ
もう堪忍や、これ以上は
〜ギャラリー〜
なる:ちょっと、これはやり過ぎじゃないの?
みつね:せやいうたって、誰がとめるんや
なる:それは…元はといえばキツネが悪いんじゃない
あんたが止めなさいよ
みつね:なる…ウチに死ねっちゅうんか、あんたは
しのぶ:でも、はやく止めないと
可奈子がすっと鶴子の方に歩み寄る
可奈子:もう、その辺にしておいたらどうです?
鶴子:これは、姉妹の問題どす
口出しせんといておくれやす
可奈子:でも、目の前でこんなもの見せられたんじゃ
止めないわけにも行かないでしょ
鶴子:うちを止められるのどすか?
可奈子:止めてみせるわ
鶴子と可奈子の戦いが始まる
なる:がんばって、カナちゃん
景太郎:(声をきく限りなんかとんでもないことになってるみたいだけど
あれ、目隠しがずり落ちてきた)
鶴子が可奈子を素子の前に追いつめる
鶴子:せい!
可奈子がとっさによけようとする
素子:はぁ、はぁ…
可奈子は背後に素子がいることに気付く
可奈子:(しまった、よけたら素子さんに直撃が)
可奈子はよけずに鶴子の放った気を受ける
可奈子の服が消し飛ぶ
素子:あ、あぁ…んんっ
可奈子:く、弐の太刀…
これも計算の内か
鶴子:その格好じゃ 戦えまへんやろ
可奈子:……
なる:カナちゃん、受けとって!
なるが大きいタオルを投げる
可奈子がそれを取りに行ったその時
鶴子:隙あり!
鶴子が剣を一振り
可奈子:う、ひあ、あ、あぁぁぁ
可奈子は鶴子の気をもろにくらい立てなくなる
鶴子:いい加減、降参しはったらどうどす?
可奈子:まだ、戦える…
可奈子がよろよろと立ち上がる
鶴子:腰が砕けそうになってますえ
可奈子:ふん、こんなの…たいしたこと無いわ
鶴子:それじゃ、心おきなく
鶴子の乱れうち
可奈子:浦島流 山彦返し
鶴子の技を返そうとする
鶴子:無駄どす、その技では単発の気は返せても
うちと直接繋がってる気は返せまへん
可奈子:あぁぁ、あ、あ、や、い、イクッ
鶴子:ほな、とどめや
安心しいや、処女膜の奥に気を注ぎ込むけど
処女膜破れるなんて事はありまへんから
鶴子は剣を下から上に振り上げる
可奈子:うあ、な、膣に入ってく
ダメ、壊れる、あぁぁぁぁぁぁぁ
可奈子は絶頂を迎え倒れる
景太郎:可奈子までやられるなんて
なる:景太郎、いつのまに!
景太郎は目隠しも縛られてもない
景太郎:あぁ、タマちゃんが…
それより、何とかしないと
なる:何とかったって、素子ちゃんも、カナちゃんも歯が立たないのよ
いったいどうやって
景太郎:とりあえず、今現在の残存戦力を結集してなんとしても止めるんだ
なる:残存戦力ったって…
みつね:えーっと、ジークンドー(景太郎)、鉄拳制裁(なる)、科学兵器(カオラ)
フライパン(しのぶ)、人間爆弾(発射台みつね、弾丸サラ)と、こんなとこかいな
みつねがそれぞれを指さしながら確認する
なる:何で私が武闘派なのよ
しのぶ:私にはできません
サラ:投げられるのはイヤだ
カオラ:でも、光学系兵器で歯がたたんのやで
みつね:せやけど、他に手がないんや
ダメもとでもやらな…
景太郎:だから、作戦を立てるんだ まず…
一方そのころ
可奈子:はぁ、あぁん、止まんない いい、気持ちいい
度重なる愛撫に耐えられなくなり自分で刺激し始めた
素子:く、可奈子…
素子は目をそらす
鶴子:さて、待たせてしもたな…素子はん
あら、よだれが垂れてますえ はしたない
素子は、一瞬口元を気にしたが
鶴子の目線が下腹部を向いてることに気付き股を閉じようとする
が、もちろん縄で縛られているので閉じない
鶴子:可奈子はんを見ててよっぽど興奮下のどすなぁ 糸引いてますえ
素子:そんなこと…
鶴子:どっちにせよ、それだけ準備ができてるんやったら一気にいきますえ
鶴子は可奈子の時よりは大きく剣を下から上に振り上げる
さらに立て続けにもう一度
素子:あぐぅぅ、おおきい、うぁ、奥にあたって
ふぐぅ、う、後ろからも入ってくるぅ
ふぁ、あぁぁぁぁぁ…
素子は気を失った
鶴子:あら、これくらいで気絶したらあきまへん ほら、起きなさい
鶴子は再び剣を下から上に振り上げる
素子に再び膣への挿入感が襲う
素子:うーん、ん? は、はぅぅ!
あ、また……あん、あぁぁぁ
素子は絶頂に達する
鶴子:まだまだいきますえ
素子;も、もう……許して姉上
景太郎:そこまでです
なる:もう、やめてください
鶴子:新手か、あなたたちも同じ目にあいたいのどすか?
景太郎:これ以上はさせません
絶対に止めて見せます
行くよ、成瀬川
なる:えぇ!
なると景太郎が一斉に飛びかかる
必死に戦うが応戦一方の二人
鶴子:ホホホ
なるピンチ
なる:うわぁぁ
ドッカーン
カオラ:よっしゃー、全弾命中や!
景太郎:大丈夫? なる
なる:ええ、何とか
ミサイルをしのいで後ろに飛び退いた鶴子
その頭上から
サラ:うわぁぁぁぁ
とっさに受け止める鶴子
サラ:し、死ぬかと思った
みつね:なにやってんのや、サラ!
声出したら奇襲にならへんやろが
みつねはひなた荘の2階から顔を出す
サラ:できるか! そんなこと
唖然とする鶴子
鶴子:ハッ、そういえばうち、今までいったい何を…
サラ:正気にもどったのか?
鶴子:正気って、いったい何の…はうっ!
サラ:「はうっ」? わ、わわ
鶴子が倒れる
サラは何とか巻き添えにならずに済んだ
鶴子の背後にフライパンを持ったしのぶの姿が
しのぶ:や、やりました
浦島先輩! 作戦成功です!
景太郎:よし、敵、完全に沈黙
直ちに負傷者(素子、可奈子、鶴子)の確保を!
なる:なんとか、止められたわね
サラ:なぁ、あの姉ちゃん
あたしのことキャッチしたとき正気にもどったみたいだったぞ
なる&景太郎:うそ…
しのぶ:あああ、つ、鶴子さん
しっかりしてください!
鶴子:うーん
なる:カナちゃん! カナちゃん! しっかりして!
可奈子:んんっ、あん、はぁ、
…はぁ、な、なるさん?
カオラ:大丈夫か? モトコー
モトコ:はぁ、あうっ…はぁ、はぁ…
しばらくしてひなた荘の中
三つ並べられた布団で3人が起きあがっている
鶴子:大変ご迷惑をおかけしました
素子:みんなの前で…あんな痴態を演じるなんて…
素子はショックを受けている
可奈子:……
可奈子は言葉もないほど落ちこんでいる
鶴子:トランス状態に陥ったとはいえ
禁断の拷問剣をつこてしまうとは
なる:拷問剣?
素子:その昔、捕らえた敵のスパイなどに使って
敵の情報などを聞き出していたそうです
しかし、100年も前に伝承することさえ禁じられた技をどうして姉上が?
鶴子:たまたま書物この中で拷問剣の書を見つけて試してみたらできたんどす
素子:さすが、姉上…
なる:でも、トランス状態になるようなこと誰かしたっけ?
素子:姉上の問いに答えられませんでしたが
いつもならあのようなことでは
姉上:ちょっと、旦那とケンカしまして
で、つい、可愛い妹を見てたらいじめたくなったもので
素子:そんな理由で…
なる&景太郎:(ついていけない)
可奈子:(ほっとけば良かった)
翌日
鶴子:ほな、お騒がせしました
景太郎、なる、しのぶがお見送り
なる:お気をつけて
鶴子は京都へ帰った
それと入れ違いにちょっと出ていた可奈子が帰ってくる
可奈子:あ、お兄ちゃん
景太郎は、少し顔を赤くして目をそらしながら
景太郎:な、何かな可奈子
可奈子:なんですかその態度は!
昨日のことは忘れてくださいって言ったじゃないですか
なる:景太郎! あんた何考えてるのよ
可奈子:そういうなるさんも…顔赤いですよ
なる:そ、そんなんこと無いわよ
可奈子:明らかに、目を逸らしてますね
しのぶがその場からそっと離れようとする
可奈子:しのぶちゃん!
しのぶ:は、はい
可奈子はしのぶの方に歩み寄りしのぶの両肩をしっかりとつかむと
可奈子:私の目を見なさい
しのぶは言われるままに可奈子をじっと見る
が、みるみる顔が真っ赤になり、
しのぶ:(ぷしゅ〜)うーん
目を回して倒れてしまった
可奈子:まったく! どいつもこいつも
でも、もとはといえばモトコさんがしっかりしてないから
そうだわ、元凶はモトコさんなんだから
可奈子はモトコの部屋に駆け込む
素子:なんだ、騒々しい
今、勉強中なんだ 静かにしてくれ
可奈子:あなたのせいで、私がどんな思いをしていると思ってるの
素子:もう、すぎたことだ それに、私だって…
可奈子:私だって被害者だとでも言いたいの?
みんなが変な目で見るのって私に対してだけじゃない
素子:それは、あんなに乱れるから…はっ
ち、違う、今のは
可奈子:ふーん、あんなふうに乱れたのは私が元々淫乱だったからだとでも?
素子:別にそこまでは
可奈子:そこまでって事は、少なからずともそういうふうに思っていたわけね
素子:いや、誤解だ
可奈子:もう、言い訳なんて聞き飽きたわ さ、行くわよ
素子:行くってどこへ
可奈子:もちろん私の部屋よ
そこで、たっぷり調教してあげる
素子:ちょ、調教って
第一、そんなことを言われてノコノコとついていくわけが
って、いつの間に!
素子は、既に地獄極楽カメしばりで縛られていた
可奈子:さ、どうやっていたぶってあげようかしら
素子:やめろー、はなせー!
可奈子:うるさいわねー、これで塞いであげるわ
素子に猿ぐつわをする
素子:ふぐぅー! うぅー!
可奈子の部屋
素子の猿ぐつわを外す
素子:ぷはっ、何をするつもりだ
可奈子は着ていた衣服を脱ぎ捨てる
すると、いかにもな衣装を中に着ていた
素子:な、なんなんだ、その怪しい光沢を放つ服は
可奈子:言ったでしょ、調教するって
調教の時の正しい服装よ さて、まずはこれで
可奈子は鞭を手にする
素子:そんな鞭なんて、やめろ可奈子!
ぴしぃ
素子:痛い
可奈子:なれなれしい、ご主人様に向かって何て言う口の利き方
可奈子様でしょ 可奈子様!
ぴしぃ
素子:痛い、やめて
ぴしぃ
N素子:こうして、可奈子にみっちりと調教される羽目に…
姉上のアホー! 絶対恨んでやるぅ…
END