You are my baby 








〜後日談〜





「あーあー、何がお子様相手に無理強い出来ないだよ、この鬼畜が!」
「たいがいしつこいなお前、だからまだヤッてねーっての」
「嘘こくな!」





またも食堂で絡んできた倉持に眉を顰めた御幸




「お前なんか純さん達にしめられて地獄行きだっつーの」
「・・・そんなに羨ましいか」
「ムカツク!」




そんな2人の側に、てんこ盛りのご飯を載せたトレイを持って栄純がとてとてとやってくる




「ココ、いーっすか?」
「ああ、来いよ」




さりげなく椅子を引いて隣りに座るよう促す御幸は、誰にも見せたことのないような優しい表情を浮かべている




「・・・つまんねぇ!」




吐き捨てるように言った倉持は、またも意地悪心が沸いてきて
『いただきます!』と手を合わせて食べ始めた栄純に向かってこう言った




「なぁ沢村、結局お前らどこまでいってんだよ」
「へ?」
「子供の作り方、教わったんだろ?」
「・・・・・・」




今度はご飯を噴出さなかった栄純がもぐもぐと口の中の食べ物を飲み込んで
落ち着いて答える





「倉持先輩、物事には順番があるっすよ」
「は?」
「子供作る前に、まずは結婚でしょ?」
「はぁぁぁぁ!?」





「プロポーズ、されました」




ぽっと顔を赤くした栄純
その隣りでニコニコと嬉しそうに笑う御幸





(こいつら、マジかよ・・・!?)






その瞬間、倉持は唖然とし
いつものごとく聞き耳を立てていた食堂内はパニックとなった





結局片岡が出動することでその場は納まったが
その夜は寝込む者も多数いたとかいないとか・・・










■END■



















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