講習内容考察

講習時間について

今回の講習会では、講習生一人につき一回90分の講習を4回行った。

事前にiPhoneの操作を経験していた2名の講習生は、この程度の講習時間でも十分だったように思われた。

それ以外のiOS機器初心者の4名については、講習生自身もこの程度の講習時間では不十分と感じたようで、もう何回か講習を行ってほしかった、同じような講習会があれば紹介して欲しい、などの意見があった。

講習生と講師との一対一の講習について

特にIOS機器初心者の場合には、ジェスチャー操作が確実には行えないために、iOS機器の動作が、意図したものとは違った動作になる場合が少なくない。
そのような時に、講師が一対一で対応していると、そういったトラブルに速やかに対応することができ、講習生もあまりストレスを感じずに講習を受け続けることができるものと思われた。

実際、今回の講習会では、画面をフリックしていくと、VoiceOverの読み上げ速度が変化してしまう、という講習生がいた。

その講習生は、フリックする時に、フリックに利用していない指が画面に触れてしまうので、無意識のうちに「ローター操作」を行ってしまい、「読み上げ速度」を変更してしまうのが原因だった。

講師が、「ローター操作」という操作になってしまっていることを説明した後で、「ローター操作」の操作方法も合わせて説明し、「読み上げ速度」を元に戻す方法を伝えた。

一方、iOS機器の経験者の場合でも、講習生のライフスタイルに合ったアプリを提案し、その操作説明を行う、といった観点から、講習生と講師との一対一の講習が望ましいように思われる。

なお、講習生の中には、他の講習生がどんな講習を受けているのか知りたかった、という意見もあった。
講習生同士の情報交換の機会を何らかの形で設定しても良かったのかも知れないと感じた。

視覚障害当事者講師について

今回の講習会では、「講師が講習生が抱える問題を共有しながら講習を進めていく」という観点から、視覚障害当事者を講師とした。

ただ、今回の講習会では、iOS機器の経験者でも初心者でも、VoiceOverを利用しながら、画面を視認する傾向がある講習生も見受けられた。

それらの講習生に対しては、画面表示のカスタマイズを行う必要があると思われるが、この点は、視覚障害当事者講師が容易に対応できる問題ではなく、今回の講習会では十分な対応はできなかった。

講習生にとってより理解しやすい講習会とするために、VoiceOverを利用しながら、画面を視認する傾向がある講習生に対して、限られた講習会の時間の中で、どのように対応していけば良いのかという点は、今後の課題と考える。

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