講習生 | 教えて欲しい内容 | 利用経験 | 利用環境 | 主な講習項目 | 講習後の課題 |
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W1 | iPadProでのサイト検索とメールの送受信。できれば、視覚サポート(VoiceOver・ズーム機能・色反転機能など)の設定も教えて欲しい。 | iPad Proは8月に購入したばかりの初心者。設定は家人にしてもらった。 | 本人所有のiPadPro(ホームボタン無し)をVoiceOver、ズーム、色反転で利用。 |
1.サイト検索。 2.メールの送受信。 3.フルスクリーンモードでのズームのオンとオフの切り替え、拡大倍率の変更、画面スクロールなどの操作。 4.入力モードをタッチ入力に設定し、ローマ字入力による文字入力。 |
1.ズームのオンとオフの切り替え、拡大倍率の変更、画面スクロールなどのズーム機能のジェスチャー操作の確実性がまだ不十分。 2.ローマ字入力方式での文字入力の確実性がまだ不十分。 3.一本指での上下フリック、及び、左右フリックのジェスチャーの確実性がまだ不十分。 |
W2 |
iPhoneはほとんど使いこなせていないので、基本から教えて欲しい。 電話のかけ方、メールの送受信についても教えて欲しい。 |
iPhone 経験無し | 本人所有のiPhone8をVoiceOverで利用。 |
1.電話のかけ方、受け方。 2.メールアプリの開き方とメールの画面構成を説明。 3.フリック、及び、シングルタップになりがちなダブルタップの練習は、ヘルプモードでの練習を行いながら、実際のアプリ(例えば、「Uメニュー」など)を利用しながら行う。 |
フリック、ダブルタップといったVoiceOver併用時のジェスチャーの確実性がまだ不十分で、シングルタップ操作になりがちであった。 |
W3 | iPhoneでのVoiceOver操作。 | iPhoneはVoiceOver無しで、初代から利用 | 本人所有のiPhone8をVoiceOver、ズーム、色反転無しで利用。 |
1.ローターの各項目を説明し、必要と思われる項目を本人に選んでもらって追加。ローター項目の「テキスト範囲」の利用方法を説明し、コピ―&ペーストの練習を行う。 2.日本語かな入力での、スプリットタップ入力、「逆順」の利用方法。 3.スクリーンカーテン、コントロールセンターの機能の説明。 4.音声入力をする際のマジックタップ(二本指ダブルタップ)の操作、修正したい文字をカーソル移動により修正。 5.本体シェイクによるUndo(取り消し)操作。 6.ユーザー辞書登録。 7.「Googleマップ」アプリでナビを開始する手順。 8.(iMacを所持しており、iMacの講習の希望もあったので)iMacでのVoiceOverの利用については、Apple Storeの「Today at Apple」のセッションにその内容についてのものがあることを紹介し、予約の取り方などを説明。 |
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T1 | iPhoneの設定やVoiceOverでの基本操作。 | iPhoneは5月に入手したばかりの初心者。 | 本人所有のiPhone6sをVoiceOverで利用。 |
1.ホーム画面の構成、アプリの配列、ステータスバーに表示されている内容の説明。 2.ページの切り替え法やコントロールセンターの出し方。 3.ローターを起動してのVoiceOverの読み上げ速度の変更方法。 4.ソフトウェアキーボード(日本語かな)のキーの構成や配置などを説明。 5.文字入力の練習も兼ねた連絡先の登録。 6.フリック操作以外の、タッチ及びスライド操作によるキーやボタンの探し方。 7.「Radiko」の操作方法。 8.「メモ」アプリで、音声入力によるテキスト入力。作成したテキストの保存。 9.カメラの使い方。 10.不要な写真の削除。 |
1.フリックする時に、画面を触りすぎたり強く押しすぎて意図している操作ではなく、画面が飛んでしまう傾向があった 2.ホーム画面のアイコンもバラバラで使いづらい状態のままである 3.ソフトウェアキーボード(日本語かなキーボード)のキーの構成や配置などがなかなか理解できなかった(※キーボードの「な」の位置に凸点のシールを貼るなど、キーの構成や配置などを理解するための工夫を自ら行っている)。 |
T2 | iPhoneの視覚障害者用アプリの紹介と使い方 | iPhone 経験無し |
初回時にiPhoneに実際に触れて、概要の説明を聞いた後iPhoneの購入を希望し、iPhone8を購入。以降は、購入したiPhone8を利用して講習を進める。 ※ ロービジョンで、中心の視力があり、拡大や色反転を利用しなくとも、アイコンなどの視認が可能な状態であった。そのため、今回の講習では、小さすぎて見えないところだけVoiceOverを併用することとし、基本的には、画面を視認しながらVoiceOverでの操作練習を行うこととした。 |
1.iPhoneのスイッチの位置や電源のON/OFF、持ち方など。 2.電話アプリの紹介と簡単な操作。 3.音声文字入力。 4.VoiceOverの設定と基本ジェスチャー操作。 5.SiriでのVoiceOverのON/OFF切り替え。 6.Siriで電話をかける。 7.電話アプリの操作。キーパッドによる番号入力、履歴の確認、履歴からの電話発信、履歴の電話番号を連絡先に登録など。 8.Siriでメールの送信。 9.新規メールを音声入力で作成し、送信。 10.Siriでカレンダーに予定を入れる。 11.アップスイッチャーによるアプリの終了。 12.YouTubeアプリの操作。検索と再生、終了方法。 13.Radikoアプリの操作。現在放送中の番組を選択して再生。 |
アップスイッチャーでのアプリの終了時の三本指の上フリックなどのジェスチャー操作はスムーズに行えたが、電話アプリ内の、「履歴」や「連絡先」のタブ移動はまだ不慣れな状態 |
T3 | ネットでのショッピング 及びネッ銀行、料理レシピの利用や音楽の視聴。 | iPad などのタブレットは経験なし。iPhone8 は利用 |
1.iPadでの操作体験とショッピングの体験を希望していたが、iPadとiPhoneとでは、操作上あまり違いがないことを説明し、本人の承諾を得て、本人所有のiPhone8での講習に切り替える。 2.本人所有のiPhone8は、VoiceOverとズーム、色反転(スマート)の併用であった。 |
iPhoneは、普段からよく利用しており、スワイプやダブルタップ、ダブルタップホールドなどの操作もスムーズに行えていたので、講習では、便利そうなアプリの紹介と使い方の説明を中心に実施した。 【紹介したアプリ】 1.Twitter。2.明るく大きく。3.Voice2Clipboard。4.Google map。 【説明した使い方】 1.スクリーンショットの操作。2.アクセシビリティの設定。3.サファリで検索したページをブックマークに追加する方法。 |
1. 講習会の期間中、ダウンロードが停止状態にあった「これなにメモ」の使い方。 2.iOSのバージョンが13.0以降でないと利用できなかった「Japan NFC Reader - カードリーダー」の使い方。 |
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