★ご注意(必ずお読みください)★  この小説の登場人物・設定などの著作権は全てクリス・カーター、1013、 20世紀FOX社に帰属します。  また、この作品は作者個人の趣味によって著されたものであり、他のいかなる 作品・作者様の著作権などを侵害するものではありません。  本作品は、以下の設定に基づき書いております。全てを許容いただける方の み、本編へお進みください。 ・Mulder&Scullyはすでに恋人同士です。 ・作者はコメディのつもりなので、登場人物は本編とはかけ離れた、行動・言動  をとっております。 ・この作品について不愉快な思いを抱かれる事がありましても、あくまで個人の  趣味という事でご理解ください。  誹謗、中傷、いたずらのメール等はすべて無視させていただきます。 ==================================== TITLE 『彼の期待と彼女の誤解』 SPOILER non AUTHOR 明日香 DATE  14/JUL/2000 ====================================  Thursday, June 15, 2000   X-files office   長い夏の日がようやく落ちる頃、珍しくMulderは報告書に没頭していた。彼の いつもとは違うものへの熱意に、少し不信感を抱きながらScullyは声をかけた。 「Mulder、まだ帰らないの?報告書は月曜までよ。明日中には十分できるわ。」 「いや、Scully。明日は、有給をとってあるんだ。」 「有給?」 「そうさ、もうずっと前にSkinnerには申請してある。」 「どうかしたの?」 ”この人は、減俸になるって警告されるまで、有給なんてとった事無かった人な のに・・・。”Scullyの「いつもと違う」という思いは、ますます膨らんでいく。 「ちょっと、朝のうちに済ませておきたい事があるだけさ。」Mulderはそっけな く言う。 「じゃぁ、明日の夕食はいつもの通り、私の家でいい?」Scullyの声は、捜査官 から恋人のものに変わって彼の耳元でささやいた。 「あ・・・いや・・・ゴメン。実は、夜も都合が悪いんだ。」 「そうなの・・・じゃ、土曜日ね。」 「えっ・・・その・・・土曜も午前中は・・・ちょっと・・・」 ”そうなのだ。この所、事件のない週末は、ずっと彼と過ごしていたとはいえ (事実上は事件があっても一緒にいるのだが)、彼にだって、プライベートはあ るはずだ。解かってはいる。解かってはいるけどぉ〜。それならそうと、言って くれれば、私だって友人と会う事もできたのに・・・。”Scullyが思った矢先。 「土曜の夜には、君の部屋に行くよ。連絡するから待ってて、Dana。」   Mulderは、Scullyの右の眉が上がるのを静めるように、不意に立ち上がって、 その唇をふさぐ。Scullyは、めったに聞く事のない彼の甘い声に、一瞬、場所を 忘れそうになったが、すぐに我に返った。 「Mulder,オフィスではやめてって言ってるでしょう。」 彼は、バツが悪そうに再びPCの前に腰掛ける。 「じゃぁ、私は帰るわ。明日も仕事だし。報告書、中途半端に置いとかないで よ。」     「やれやれ、逆効果だったかな?」  Mulderは彼女が出ていったドアを見送りながらつぶやいた。 ”ゴメンよ、Scully。でも、この時間だけは君と共有する事はできないんだ。” そう思いながら、上着の内ポケットから一枚のパンフレットを取り出す。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ‖ 【FBI女捜査官シリーズ 第7弾 〜地下室に隠された真実〜】‖ ‖      6月16日 一挙 三巻同時発売         ‖    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  という文字とともに、右手でシャープな黒いスーツのタイトスカートをたくし あげ、片手には手錠をちらつかせながら挑発する、赤毛の女性の写真があった。 ”いいんだよな〜、このシリーズ。昔から好きだったけど。Danaと付き合うよう になってからは、余計にそそられるんだな。” ”イヤイヤ、Danaの方が大切だよ。もちろん(^_^;)。でも、このシリーズ人気が あるから発売当日の朝一番にGETしないと、当分貸し出し中のままになっちゃう し・・・。” ”今回も、良さそうだなぁ・・・。特にこの第一巻の「"第六の絶頂"part1・ part2」って・・・。なかなか無いんだよな、アダルトの連続物・・・楽しみだ。”  その時、携帯が鳴った。 「Hi, Mulder, Langlyだ。例のもの、いつ取りにくるんだ?」 「今、書いている報告書を仕上げたら、帰りに寄るよ。どうせ、いつもの場所で オタク会議でもしてるんだろ。」 「俺達にだって、都合があるんだからな。」 「あぁ、わかったよ。急いで仕上げるさ。感謝するって。」 「その代わり、俺達の人数分のダビングも頼むぜ。」 ”よく言うよ、特別な予定があるわけでもないだろ。” ・・・Mulderは『類は友を呼ぶ』という言葉を知らない・・・。 ==================================== Friday, June 16, 2000   X-files office AM8:45  Scullyが出勤すると、オフィスは、昨日Mulderが散らかしたままになっている。 ”どうせ、途中で嫌になって帰ったに違いないわ。”そう思いながら、いつもの ごとく、報告書を完成させようと、PCをたちあげると・・・。 ”出来ている・・・完璧だわ。どうなってるのかしら?” 彼女は"何が"彼をそうさせているのかが、異常に気になりはじめた。 AM9:30 Skinner's office前  Scullyが、自分の担当の部分の報告書を書き上げてから、Mulderの分と合わせ てプリントアウトし、Skinnerに提出するためにオフィスをたずねると、出かけ ようとしているSknnerとぶつかりそうになった。 「Sorry.」 「Sorry, Sir.早目ですが、報告書を持ってきました。Mulder捜査官の分も。」 「? Mulder捜査官のものは、今朝、デスクの上に置いてあったが・・・。」 「えっ、あ、はい。念のためにと思いまして・・・。」 「では、私は急ぐんでな。キムに渡しておいてくれたまえ。ご苦労だった。」 「Yes, Sir.」 ”Mulderより提出が遅くなるなんて、初めてだわ。” AM9:58 某Rental video shop  Mulderは駐車場に乱暴に車を止めた。”くそ、結局ネット会議に参加させられ て、夜更かししてしまったおかげでギリギリだ。”彼は、悪態を吐きながら、入 り口に向かった。 ”え?もう開いている。そ・・・そんなぁ。”  どうやら、ほんの数分だが早めに開店したらしい。あわてて、新作リリースの 棚に走るが、そこには空になったケースが並ぶばかりだった。 ”せっかく、有給までとって、TLGから『モザイク修正装置』まで借りてきて あるのに・・・。”Mulderは泣きそうになりながら、彼の欲していたビデオを手に、 レジで順番を待つ人々を恨めしそうに見つめた。  その中に、Mulderは見つけた。背広に不自然なハンチング帽を深めにかぶり (おそらく、その帽子ならポケットに入るからだろう)イライラしながら、のん びりしたレジ係と時計をちらちらと見ている人物を。 ”あの、スーツの上からでもわかる背筋・・・間違いない。くそ!僕なんか、わざ わざ休みを取ったのに。自由に一人で出かけられるという特権を利用して・・・。 よし!” 「Sir, 表で強盗が女性を人質にしている!」 ハンチング帽の男は、右手に銃を、左にアダルトビデオ3巻を持ったまま、入り 口付近に立ちはばかるMulderに向かってきた。 「皆さん、今のは訓練の一環です。お騒がせしました〜。」Mulderはビデオ店内 の人々に大声で伝えると、くるりと男の方に向き直った。 「これは、これはSkinner副長官。奇遇ですね、こんな所でお目にかかるとは。 仕事の一環なんでしょうね。僕は、呑気な有給の身ですが、何をしても僕の自由 のね。」 「何が言いたい、Mulder。」 「いや、お忙しい副長官が、自らビデオをチェックするくらいなら、僕が休みを 返上して代わりをしようかなと・・・。」 「いや、Mulder・・・これは・・・」 「公務ですよね、勤務中の副長官がわざわざいらっしゃるんだから・・・。」  Mulderの想像どおり、Skinnerの手に握られているビデオには"FBI女捜査官"の タイトルが記されている。  しばしの間、二人の男はなんとも言えない沈黙を挟んだ後、Skinnerが忌々し げに口火を切った。 「そうだな、君の方が適任かも知れん。」 Mulderは頬が弛むのを必死に隠しながら、ビデオ三本を受け取った。 ”やったぞ、なんてラッキーなんだ。しかし、SkinnerもこのシリーズのFanだっ たのか?”  Mulderは、少し複雑な気持ちにみまわれたが、今はビデオをgetできた嬉しさ の方が勝っていた。そそくさと、貸し出しカウンターに向かおうとするMulderの 腕をつかみ、SkinnerはMulderが今まで受けたどんな叱責にも勝る迫力のある声 で命令した。 「いいか、任務だからな。全編をダビングして提出するように。」  そう言い放つと、Sknnerは車に乗り込みフーパービルの方向に走り去った。 ==================================== Mulder's apartment AM11:30  モザイク修正装置をビデオデッキに接続するのに思いのほか時間を取ってしま ったMulderは、ようやくダビングをしながら念願のビデオを鑑賞していた。 ”よしよし、装置はうまく動いているようだ。”  Mulderは、専念できるように電話を留守電にし、念願のビデオを見始めた。 ”ダビングしてると、巻き戻しも出来ないからな、電話で邪魔されたくないし、 そうだ、ベルも鳴らないように消音にしておこう。” ・・・・・・ ”・・・お・・・そうでるか・・・。” ”わぉ、ついに、オフィスでか・・・あぁ・・・そんな・・・××を○○するなんて・・・。 ・・・うーん、Danaもたまには、こんな事してくれないかなぁ・・・」 ・・・Mulderは、有給を満喫しているようであった。 X-files office PM3:00 「そう、残念だけどまたね。」 Scullyはそう言って、電話を切った。思いもよらず時間の空いた週末のために、 数人の友人に声をかけてみたのだが、皆、デートが入っていたり、子供を預ける 相手が見つからないとやらで、結局誰とも時間が合わなかった。友人達も暇では ない。突然のScullyの誘いに、声をそろえたように「もう少し、早く言ってくれ れば何とかなったのに。残念だわ。」と答えたのだった。 ”そりゃ、そうよね。「もう少し早く言ってくれれば」・・・それが、言いたいの は私よ・・・Mulder。”  今夜の予定が入らないと判ると、またしても彼の事が気になってきてしまう Scullyだった。 ”いったい、どんな用事があるのかしら?最初、朝に用事があるなんて言いなが ら、その後の歯切れの悪さったら・・・。まさか、デート?・・・そんなはずは・・・、 だって何年もかかってようやく、恋人と呼べる存在になったのに・・・。それに、 その以前から信頼だけは誰にも負けないつもりよ。”  いつもの狭苦しいオフィスは、彼女一人では妙に広く感じられ、Scullyは気分 転換にCafeでコーヒーブレイクをとる事にした。 Cafeで、エスプレッソを注文し、席を見渡すと、アカデミーの教え子である Wendyの姿が目に留まった。彼女の顔を見るのは久しぶりだ。Scullyは、迷わず、 同席する事にした。 「Hi, Wendy、Long time no see you.How have you been.」  Scullyは、気軽に声をかけた。 しかし、Scullyを見上げた彼女の顔は、とてもじゃないが、元気そうには見えた かった。  いつも、元気で頑張り屋の彼女の顔にはくまができ、そのブラウンの瞳は、つ いさっきまで泣いていたように赤くなっていた。  彼女のいつもらしからぬ様子にすぐ気がついたScullyは、無視をする事はでき なった。 「Wendy,どうかしたの?なんていうか、いつもの貴方らしくないわ・・・。」 「いえ、そんなたいしたことじゃないんです。ただ、なんていうか自分が情けな くって・・・。そんな自分が嫌になっちゃって・・・。」 「私で良かったら、聞くけど・・・。」 「教官、私、Chrisに振られちゃったんです。」 「えっ、Chrisに?あなたたち、ずっとうまく行ってたんでしょう。」  Wendyは、”はっ”と一つため息をつくと、一気に捲し立てた。 「教官、私とChrisはアカデミー時代から、ずっと一緒でした。パートナーとし て仕事をしていた時だって、別の部署に異動になったって、ずっと信頼できる” 友人”でした。周りの人たちが、私たちの関係をどう思っていたかは知ってまし た。でも、実際は違ったんです、ほんの一ヶ月前までは。私は、本当はずっと彼 の事が好きだったんです。でも、どうしても踏み出せなくって・・・。  それが、些細なきっかけで彼の方の気持ちがわかって、付き合いはじめたのが 一ヶ月前。私、やっと、彼を手に入れられたと思ったんですよ。なのに・・・彼っ たら私以外にも好きな人がいるらしいんです。」  その後、何と言ってWendyを慰めたのか、よく覚えていない。Scullyが覚えて いるのは”信頼=愛情”ではないという実例を聞いた事だけだった。 Mulder's apartment PM6:30 ”やれやれ、どんなに気に入ってるビデオとはいえ、5人分のダビングは疲れる な。でも、早くしてしまわないと、明日、Danaに会えないし・・・。”そう思いな がら、Mulderは4本目のダビングテープの作成に取り掛かっていた。  新しいテープをセットして、カウチにドカッと横になると、ビデオの喘ぎ声を 子守り歌代わりに、うたた寝をはじめてしまった。 Mulder's apartment前 PM7:00  とうとう、ScullyはMulderのapartmentまで来てしまった。どうせ、彼はいな いと思いながら。  しかし、予想に反して、部屋には明かりがちらついている。もう一度、Scully は、電話を入れてみたが、相変わらず留守電のままである。 ”どういう事かしら?電話も、とらないなんて・・・”  Scullyの脳裏に、昼間のWendyの話がよみがえる。彼女はいても立ってもいら れなくなり、彼の部屋に向かった。  42号室の前に立ち止まり、ノックをしようとして、ふと手を止めた。  そう、彼が一人でいるとは限らないのだ。そして、それは、電話をとる時間さ え惜しむほどの相手かもしれない・・・。Scullyは、そっとドアに耳をあてた。 「Ah・・・haaaaaa〜」  紛れもない、女性の喘ぎ声が聞こえ、Scullyは頭から水をかけられたような思 いだった。 ”な・・・なんてこと・・・。Wendyの言ってた事は、私にもあてはまるのね。どんな に、信頼してると思った相手でも、愛情とは別物なのね。”  凍りついたような彼女の耳に、更に信じがたい声が耳に入った。 「Cathy, 最高だよ・・・」 ”誰?Mulderじゃないわ。ど・・・どういう事?ま・・・まさかス○ッ○ング?!” ”Mulder,あなたって、そういう人だったの?私、そんな人を、愛していたの?” Scullyの頭は、もうパニック状態だった。気がつくと、Mulderの部屋のドアを激 しく叩いていた。  Mulderは、激しいノックの音に起こされた。 「なんだよぉ・・・気持ちよく寝てたのに・・・。・・・Who?」 「It's me.」 「やぁ、Scully、どうしたんだい?」 何事もなかったかのように、ドアが開きMulderが姿を現わした。 「あなたこそ、どうしたのよ!これが、私と会えない週末の理由って訳?」 そこまで、言ってから、ScullyはMulderの姿を改めて見た。 ”あら?・・・ちゃんと、服着てるわ・・・。” ==================================== 「あなたこそ、どうしたのよ!これが、私と会えない週末の理由って訳?」  そう言われて、Mulderは自分が居眠りする前に何をしていたのか思い出した。 しかし、もう隠しようはない。TVの前には、TLGから借りたダビング用ビデオデ ッキと特製モザイク除去装置、そしてレンタルしてあったビデオテープが散乱し、 画面には、Scullyさえ居なければ、Mulderがかじりついているであろう映像が映 し出されていた。 「いや・・・ちがうんだよ。Scully・・・これは・・・その・・・頼まれて・・・。そ、そう、 任務の一環なんだ。」 Scullyは、自分の想像が外れていた事に一応は安心したものの、別の意味での冷 たい視線をMulderに浴びせながら、室内を一瞥した。そして、カウチの上に残っ ていたパンフレットと彼を交互に見ながら、ようやく昨日からのMulderの行動に 納得したようにつぶやいた。 「今日が、発売日だったのね。」 「・・・・・・・」 「Mulder?」Scullyの声が急に優しく変わった。 「Yes?」 「これが、借りたいが為に有給までとったの?」 もう、彼は観念するしかなかった。 「うん。」 「そんなに、好きなの?このビデオ。」 「・・・う・・・うん。」 「どこがいいの?このビデオの。」 「どこって・・・。」 「FBI捜査官が主人公ってところかしら?それとも、私と同じ髪の色だから?」 「・・・どっちも。」 「そう。ずいぶん前からあるの?このシリーズ。」 「君と仕事を始めた頃から・・・。」 「そう、じゃぁ、私と付き合ったのは、私がこの主人公に見えたからかしら?」 「違う違うよ!それは違う。僕は、君をビデオの代わりだなんて思ってないよ。」 「じゃぁ、どうして私と付き合ってるの?」 「決まってるだろ。愛してるんだよ、君を。言ったじゃないか、君のお陰で今の 僕があるんだ。君自身が僕の全てなんだよ。君の全てを愛しているんだ。」  その言葉を聞くと、Scullyは、にっこり微笑んで、彼に軽くKissをした。 「知ってたわ。そんな事。」  一瞬、呆気に取られたMulderは、自分の言った言葉に少し照れながら、反撃を 試みた。彼女のくびれたウエストを引き寄せると、そのままカウチに押し倒した。 「で?君は、その僕の気持ちに答えてくれるのかい?」 「ふふふ・・・そうね、そのつもりだけど。」 「この主人公に負けないような事、してくれる?」 「何をして欲しいの?」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 耳元でささやいたMulderの要求に、耳を赤くしてScullyは答えた。 「い・・・いいわよぉ。それくらい。」 「ホント?Scully。あと、××を○○するシーンもあったんだけど。」 「・・・・・・・」 Mulderは、大好物を目の前にした小犬のように、息を弾ませながら上目遣いに訴 えた。 「それはね、実はオフィスで・・・っていうシーンなんだけど。」 「オフィスでは駄目って、いつも言ってるでしょ!」 Mulderは、躾途中の小犬さながら、彼女に思いっきりその鼻を指ではじかれ、シ ュンとカウチの端に小さくなったのであった。                                fin. ====================================  ご感想など、聞かせていただけるとうれしく思います。                       明日香(CZA11032@nifty.ne.jp)