この作品は作者の想像によってかかれており、THEX-FILESの著作権はそべてFO X,1013に帰属します。 title:劇薬・2 written by:響子 このお話は劇薬・1からの続きものです。そちらをよんでから読んでいただくほ うがよろしとおもいます。 それからかれはかなりの駄作(苦笑)であって、途中からただの学園恋愛ドラマ になってしまいました。ご了承ください・・。 とりあえず、このどうしようもない事態からいったんぬけだそうと、さっきの地 下倉庫にもどってきた。 「それにしても、さっきの金八スキナーにはまいったなぁ。」 「・・なんだかたのしそうね、モルダー。」 「そんなうらめしそうな顔でみるなよ、さてどうしようか?」 こんなたいへんな事態だというのに、モルダーはこまる風もなくむしろたのしん でいるようにもみえる。 「・・・あなたのせいなんですからね。わたしはやめなさいっていったのに・・ 。」 ぶつぶつもんくをいうスカリー。 「しょうがないだろ?それにだれかが死んだーなんだーていうようなもんじゃな いんだ。そのうちきれるさ。たのしもうよ。な?」 「あなたって人は・・。」 となにかをいいかけた時にスキナーの秘書のキンバリーが二人を探しにやってき た。 「ちょっと、あんたんたち!!こんなとこでさぼってたのね!ホームルームがは じまってるのよ!はやく教室もどって!」 「はぁ?ホームルームですって?一体な・・もごっつ!」 モルダーはスカリーの口を押さえながら立ち上がった。 「委員長、(キムはスキナーのクラスの学級委員長)いまいくからさ、先いって て・・。」 「そうはいかないわ!!今日はかならず私が連れてくるよーにてたのまれたんだ からぁ!さぁ、一緒にきてもらうわよ!!」 そうキムはいうと、二人のくびねっこをつかんで引きづる ように教室へむかった。 「先生、二人をつれてきました。」 「ありがとう、キンバリーくん。さぁ二人とも席につきなさい。」 「はーい。」 モルダーはこの状況をすっかりたのしんでいる。 スカリーもだんだんどうでもよくなってきた。 「さて、このクラスの転校生がくることになった。さぁ、はいりたまえ。」 教室の中がざわつく。 がらがらとドアがあくと、見覚えのある女がはいってきた。彼女はブレザーの制 服にミニのチェックのスカート、紺のハイソといういでたちで、ながい黒髪を肩 までおろしてる。 「はじめまして、ダイアナ・ファウリーです。」 笑顔をふりまく彼女。 「ファウリーくんはこのあいだ転校しえきたばっかりなので、校内のことはよく しらないんだ。キム。委員長としてあんないしてやってくれないか?」 スキナーが、キムにむかってそういうと、キムはすこしはにかんだ表情で「先生 のいうことなら・・。」と。 「なぁ、スカリー、キムはどうやらスキナー先生に惚れてんだぜ。」 「モルダー、先生にあこがれるのはだれでもあることだわ。あなたもあったでし ょ?年上の女の先生に・・。」 二人がこそこそ話をしているとスキナーに注意された。 「フォックスくん!ダナくん!きみらが仲のいいのはわかるが話をしているとき ぐらい静かにしてもらえないかね。」 「す・・すみません・。」 と、まわりの生徒(もちろん捜査官たち)がちゃちゃをいれてきた。 「先生、こいつら二人できてるんだぜー」 「ちょっと、モルダーファンクラブの私たちとしてはいまのはききづてならない わ!!つきあてるの?ふたりとも!!」 「なにぃ〜!ダナ・スカリー親衛隊ワシントン支部会長としてはその真実の追求 に・・。」 ぎゃぁぎゃぁぎゃぁ・・・・ 「(モルダー・・あなたにファンクラブがあるとはしあなかったわ。)」 「(僕だって君に親衛隊がいるなんてしらなかったぞ!)」 「静かにしてください!!」 キムが机をバシーーーーンとたたくと教室は一変に静まり返った。 「ありがとう、キム。ではファウリーくんの席を・・。そうだな、ホリーのとな りがあいてるな。そこに掛けたまえ。」 「はい、先生。!?」 「どうしたんだね、ファウリーくん?」 ダイアナはなにを発見したのかコジワのみえる目を見開いた。 「フォックス・・!!フォックスでしょ?」 そういうと彼女はモルダーの胸にだきついた。 となりのスカリーはぽかんと口を開けて二人をみている。「ダイアナ?」 「そうよ、貴方のおさななじみの!忘れちゃったの?小さいころに私が引っ越し してわかれたっきりだったけど。またあえたのね、うれしい!」 ますますダイアナはモルダーからくっついて離れようとしない。 「お・・おい、ダイアナ、はなれろって・・」 隣から刺すようなこわ〜い視線が・・・。 「あら、こわ〜い人がこっちをにらんでる〜。」 ダイアナがスカリーをちらりと横目でみた。 「ちょっと、離れなさいよ!!モルダーだてくるしがてるじゃない!」 「あら、ヤキモチ?」 「ち・・・ちがうわよ!!」 あんなに顔を真っ赤にしておこっちゃって・・。かわいい奴・・、とかおもって 顔がにやけてるモルダー。 「ちょっと、モルダー、なにそんなににやけてんのよ!!バカ!!」 「ちが・これは・・・(やいてる君がかわいくて・・なんていたらマチガイナク 殴られる・・。)」 「なによ、フォックス、彼女とできてるわけぇ?」 ダイアナがちらりとスカリーをみた。 「彼女と僕は・・」 「モルダーなんかとできてるわけないでしょーー!!!」 「な・・なんだよスカリー!!そりゃない・・うわっ!」 「やぁん、フォックスぅ!あなたが案内してぇ、校内」 「恋の三角関係ってやつかい、これ。」 「そんなぁ、モルダー君、嘘だとイッテェ!!」 「スカリー親衛隊副会長のペンドレル君にも連絡しなくては・・。」 「皆さん、席にもどってください!!もう!!」 切れる寸前のキンバリーをスキナーが制して、皆を席につくよううながした。 「とりあえず、じゃぁフォックス君、君がファウリーくんに校舎の案内をしてや ってくれ。それから次の時間を自習とする。私は鬼塚先生(クライチェク)のと ころへいてくるので。おとなしく自習をするのだぞ、以上。ではキム」 「はい!起立!!礼!着席!」 と、いうわけでモルダーは転校生ダイアナちゃんの案内役になてしまった。 (ここではダイアナのおさななじみという設定なのか、多少無理があるような気 がするが・・・。) 「フオックス!なにかんがえてるの?さぁ、次は科学室でしょ!!はやくはやく ぅ〜!」 「わ・・わかったよ・・。だからそんなにくっつくなって!!」 「え〜、いいじゃない!!ひさしぶりにあったんだしぃ!!」 とはたからみたらいちゃいちゃ恋人モードであるいているとダイアナが前を歩い ていたクライチェクにぶつかった。 「きゃぁ!!ごめんなさい」 なよなよと尻もちをつくダイアナにクライチェクもとい鬼塚先生が手をさしのべ た。 「お嬢さん、俺に人生預けてみない?」 「はぁ?」 「お、モルダー。スカリーと一緒じゃないなんてめづらしな?破局か?」 「なにいてんですか、先生。今僕は転校生に校内を案内中なんです。」 「ちがうわ、おさななじみで恋人の転校生でしょ?」 「ほほう。恋人ね。じゃぁこの生写真はいらないよな、モルダー。」 クライチェ・・・いや鬼塚先生の手にはダナ・スカリーの生写真が・・・。 「い、いつのまにとったんだよ!!」 「一枚千円な。この着替え中のとパンチラは一枚1500円な。」 「買う!!買う買う!!」 「ちょっとフォックスてば、あの子の写真なんかかってどーすんのよ!もう!私 教室に先に帰るわ!!」 怒りながらダイアナはかえっていった。 「・・・やっと解放された。それにしえtも、いつとったんです。こんなの。」 「それはだね・・企業秘密!!」 ダナ・スカリーといえば屋上にいた。 「なんなのよ、ダイアナがモルダーのおさななじみですって、どうかんがえても 無理があるわよ!!それにあんなにべたべたしちゃて!!こーなたのもモルダー の開けた薬のせいだわ。どうにかしなくっちゃ!!」 一人考えごとをしていると屋上のドアがガチャリという音をたててひらいた。 「スカリー、ここにいたのか、さがしたよ。やと解放されたからね。」 「なによ、あんなににやけてたくせに、よくいうわよ。」 「・・やいてるんだろ?」 「なんであなたに私がやく必要があるのよ!!」 「素直じゃないんだから・・。」 「私はいつだって素直よ!!って、そんなこといいあってられないわ。あの薬、 どうやったら・・・。」 「そのうちきれるって。現にぼくらは薬の効果が完全にきれたみたいだしね。」 いわれてみればセーラー服、学欄からもとスーツにもどっている。 「そんなもんかしら・・。」 「そんなもんだよ。」 「うわぁぁぁぁあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!! !!!!!!!」 「今のなにかしら?」 「スキナーの悲鳴だな。たぶん正気にかえったんだろう。そのうちみんなもとに もどるさ。」 「クライチェクが空けた穴とかどう説明すれば・・。きっと大変よ!!私先に行 くから。」 スカリーは屋上からでようとした。 「まてよ、スカリー」 「?」 「もうすこし・・・ここに一緒にいようよ。」 「いつだって一緒にいるじゃない。」 「・・・まだおこってるんだろ?」 「なにに対してわたしが怒ってるっていうの?」 「素直になれよ。」 「私は素直よ。」 「・・・・・・・。」 「モルダー、目をつぶって。」 「?なんで??」 「いいから。」 わけがわからないままに目をつぶる。 スカリーの手がモルダーの頬にさわる。 「(もしかして・・キス??)」 と・・・・ 「いででででででで!なにしゅんだよほ!」 みればスカリーがモルダーの頬をつまんでる。 「キス・・・するとおもったでしょ?」 してやったりという顔のスカリー。 「じゃぁ、もう一度目をつぶって。」 「やだよ、またつねるんだろ?」 「・・・いいから。」 しぶしぶまた目をとじる。 スカリーのあたたかく柔らかい手がモルダーの頬をまた包み込んだ。 少しためらったあと、彼女がすこし背伸びをして、モルダーの唇と重なった。 ほんの一瞬のできごとだった。 すっっと身を引くとスカリーがすこし赤い顔をして下をむいていた。 「・・・私、素直になったわよ。」 「スカ・・・」 「さぁ、いきましょ!!これからたくさんの始末書をかかされることになるんで すからね!!」 謎の劇薬はそれからというもの地下の倉庫で厳重に保管されている。それはそれ は厳重にね・・・。 おしまい。 あとがき 本当にこれは駄作ですね。というかあの薬事態は本当はどうでもよかったんです よ、ただただモルスカの学園恋愛ドラマがみたかった、それだけでかいたから。 最後かってに薬の効果がきれてるし・・。ああ、もうこんなんじゃぁだめだね。 もっと、無理のないFicを上手にかきたいよ・・。はぁ・・。