この作品は作者の想像でかかれており、X−Fの著作権はFOX、1013に 帰属します。 この作品は続きモノなのでなるべく前作からよんでいただいてからお読みになる のがよろしかろうとおもいます。 そうしないと「なんじゃこりゃ?」になってしまうことまちがいなしでしょう。 (笑)あ、それから内容はどちらかといえば暗い話かもしれません。あしからず 。 title:Hold on me written by Sakura そのときふいに頭の中でおもったこと。 もし私が明日、今日と同じスーツをきていたら・・・ モルダーは・・・すこしは同様してくれるかしら? 次の日の朝。意識的に私は昨日と同じスーツで、少し遅れてオフィスを訪れる。 「おはよー、スカリー遅かった・・・」 「おはよう。モルダー」 彼の言葉がとまった。気づいたのかしら? 「・・・昨日と同じスーツだな。」 「ええ。」 彼は私を下から上へ前身をみつめてる。 「男?」 冗談できいてるのか、本気できいてるのかわからない。 私は深呼吸してこたえた。 「昨日家に帰ってそのままねてしまって、それでその・・・寝坊したのよ。」 昨日から考えてたいいわけだった。 「ふうん。君でも寝坊するんだ。」 「わるかったわね。」 ・・・・少しの沈黙・・・・ 「うそだね。」 「え?」 彼と今日はじめてまともに目があった。 「君の体から石鹸のにおいがする。ということは家にはいなかったってことだよ 。わかるかい?シャワーなんてあびるヒマがあるなら、スーツぐらいちゃんと着 替えられたはずなんだ!!」 その言葉に一瞬ひるむ私。 「でも私が家にいなかった証拠なんてないわ。」 「あるよ」 「でも・・・」 なにかいおうとした私を制して彼が言った。 「昨日君の家にいったのに君は一晩中帰ってこなかった」 「でも男と一緒にいた証拠はないでしょう?」 声が一瞬上擦った。 「じゃあ探せばいい。」 「どうやって探すつもり?」 方法はしってる。 でも・・・ 知られたくない。 「こうやってさがすのさ。」 モルダーが私のブラウスに手をかけた。 私は反射的にその手をはねのける。 「スカリー、なにかやましいことでもあるのか?」 恐い・・・こんな恐い顔・・・はじめてみた。 「な・・ないわよ!!」 それでも彼は再びわたしの襟元をつかもうとする。 ・・・さっきまで万が一にでもこうなることも予想してたのに・・・。 そうこうしてる内にまたつかまれた。 手に力がはいってるのがわかる。 引き裂こうっていうの? ダメッ!!それは・・しられてしまう!!! 「おねがい。やめてよ!!」 私は懇願した。 彼の手がゆっくりと私の首かはなれてく・・ 「すまない・・。」 私の心拍数が上昇していく。 「ごめん・・・私。。。ちょっと用事が。」 私は彼から逃げるようにしてオフィスを後にした。 モルダーといえばオフィスからでていったスカリーの後ろ姿を思い出してはこう 呟いた。 「俺ってサイテーだ。」 男がいるのか?俺が知ってる男なのか? ・・・それとも・・・ そんなこと考えてる自分に気づく。 「スカリーとはただのパートナーじゃないか、彼女のプライベートには・・・。」 ・・・おおいに口出したい。干渉したい。 「ただのパートナーなんだから・・・。」 独り言 「恋人がいようがいまいが関係ないじゃないか!!」 でもキニナッテル。というかなんとなく思い当たる節はあった。例えば・・・最 近ハイネックをきてることがおおい。・・・まさかキスマークを隠すためか?・ ・・とか。 彼女にそんなことをしている男がおるとおもっただけではらただしい。 ・・・・はらただしい?いーや、ブッコロシテヤル!! ん????なんでそんなに気にする必要がある? これじゃまるでスカリーに恋してるみたいじゃないか? 恋してるからあんな行動を? 昨日と同じスーツだから、家に帰ってこなかったから、男と寝たんじゃないかと 。もっとほかに思い付くことはたくさんあるのに・・例えば友達の家にとまった とか・相手は・・・男? どう考えてもいきつくさきが男になってしまう。 ただの相棒ならこんなこと気にする必要はないはず。 ・・・ん? そうか、妹だ。 彼女を妹のようにおもってるからかもしれないぞ。 兄貴が妹にボーイフレンドができたら心配するじゃないか、そうだ、それだよ。 ・・・本当は妹なんて思ってない。一人の女性として彼女を愛していることに本 当は気づいてた。 でも・・・これは僕らにとって、タブーなんだよ。 「あーあ、気晴らしに俺もそとにいってくるかなぁ。」 自分以外だれもいない部屋に向かってそういうと彼は静かにでていった。 スカリーの方はというと、地下駐車場で「朝まで一緒だった男」と会っていた。 「君からよびだすなんて珍しいな。いつも僕からなのに。どうかしたか?」 やさしい笑顔をむけてくれる彼。 「・・・私、やっぱり後悔してるわ。」 「?」 「昨夜あなたきいたでしょ、後悔しているかって。」 そういう私の頭を彼は軽くなでながら、こう言った。 「愛の告白でもされたか?」 彼のその言葉に私の体の芯が一瞬熱くなったのを感じた。 「そうじゃないの・・・でも。」 「でもなにかあったんだろ、モルダーと。」 私はさっきのことを思いだした。 私はモルダーに少しでも同様してほしくて昨晩あった情事をそのまま「昨日と同 じスーツ」という形でオフィスに持ち込んだ。 彼は同様してくれた。 ちょっとうれしかった。 でもそのあとあの人の手が私の肩にさわって、 「昨晩の証拠をみつける」という行為を私にしようとした時私はその手をはねの けた。 しられたくないと思った。 いま一緒にいる男としてきたすべての行為を後悔した。 ・・・だって、私の肩に手をおいた時の彼の手の力が、私をみつめる目が・・・ 私にこう思わせたから。 「・・・もしかして彼は私のことを・・女として・・愛してくれている?」 こう思ったのは私の思い過ごし? もしそうなら、 ほんとうにそうなら、私を愛してくれているなら、 この体にいまも残っている跡を しられたくない・・・みられたくないとおもった。 私はモルダーを愛していながら他の男とねてた。 そんな私は彼に愛される資格も抱かれる資格もない。 「さようなら、スカリー捜査官」 「え?」 うつむいたままの私にいまそばにいる男が呼びかける。 「あなたはそうしてくれるの?」 「君が後悔してるなら。」 「あの・・・」 「君の幸せを願うよ。」 「あの・・私も・・。」 「じゃあ、最後に・・」 男が私の肩にやさしく手をかけた。 「最後のキスね・・。」 だれもいない駐車場 二人は静かに唇をあわせた。 唇がただふれあってるだけのキス。 でも・・・長いキス・・・。 その時、駐車場に一人の影があらわれた。 ・・・・フォックス・モルダー いままさに彼の目の前で愛する相棒の唇が自分以外の男に奪われてる。 二人は自分にきづいてないのか? こんどこそ、僕の中で何かがブチぎれた。 もう、限界だった。 To be contenued・・・ 後書き こんにちは、もしくはこんばんは。Sakuraですぅ。 にゃ〜・・・しつこいくらい、まだ続きます。 なははは・・・どーなるんでしょう・・。 ぜんぜん考えてないじょー。(汗) なんとかなるなる。 そうそうモーニング娘。の新曲ききました?(話題を変える)ラブマシーンって・ ・私は・・あんまり・・。 って、別にファンじゃないですよん。 次はなるべくはやく書き上げたいです。 ・・・かき揚げ食べたい???(寒) ではでは・・