この作品は作者の想像でかかれており、X-FILEの著作権はFOX、1013に帰 属します。 title:ココロノカタチ written by:響子 モルダーの部屋。 私は明日提出しなければならないモルダーの報告書の作成 をてつだわされていた。 「スカリー、わるいな。せっかくの休みなのに。」 「いいのよ。どうせ暇だったし。」 「それにしてもさ・・」 「?」 「よくボクらは6年ももったよなぁ。」 すこし笑いながらあなたは私をみつめてる。 おもえばなにもないところからたよりなくはじまって かぞえきれないくらい喧嘩もしたし、時には笑いあって。 そして・・・あなたの腕の中で泣いたこともあった。 時の流れっておかしなものね。 血よりも濃いものをつくることがあるのね。 それは、私とあなたの間にある絆というモノ。 でも、それがわずらわしく思えるときがある。 私はあなたに恋してる。 あなたに触れられるたびに やさしくされるたびに ・・揺れる思い体中感じて このままずっとそばにいたい。 でも・・・ 私たちの間にあるみえない絆が私を戒めるの。 この想いは、いままで二人で築いてきた絆を・・・ モルダーを裏切るものだろうから。 ちがう。 裏切るとかそんなのは言い訳。 恐いのよ。 あなたに拒絶されるのが。 だからいまの現状維持の状態に甘えてるの。 あなたに触れられるほどに あなたにやさしくされるほどに 全てをみせるのが恐いから やさしさから逃げてたの。 運命の出会い。確かね。 こんなに自分が変わってくなんて 私はあなたのために強くなろうとおもった。 でも・・・だめ。 あなたに恋をしてるとおもったら、 あなたが突然遠い人におもえて。 突然私の心はさびしさでいっぱいになる。 出会ったから寂しいのかな。 それとも 出会う前から寂しかったの? 手の届くところにあなたはいるのに。 私にはあなたをつかめない。 近づくほどに遠く 想いはまだ揺れるけど あなたを抱きしめれば あなたをもっと感じれば 涙が溢れること ずっとずっと知っていたのに 「いつもは恥ずかしくていえないけど・・今言うよ。僕をいつも支えていてくれ てありがとう。」 照れ笑いのあなた。 支えられてきたのは私の方なのに。 どんなに不安がいっぱいでも まっすぐ自分を信じて 飾らない素顔のあなたが好き・・・ 「私は・・私はあなたが・・・・」 The end 後書き 結局熱をだして学校を早退するハメになった響子です。 とりあえず、暇なのでかいてみました。(笑) 私の壊れたficの続きを書く前に、ちょっとしっとり したFicをかいてみたかったのでかいてみました。 お気づきのかたもいるとおもいますが、 ところどころに歌の歌詞のフレーズや、それをすこし かえて書いているところがあります。 紹介しときますね。 Bz 「RUN」 ZARD 「揺れる想い」 My Little Lover 「DESTINY」 ZARD 「マイ フレンド」 登場順です。