この作品は作者の妄想の産物であり、実在の人物・団体等には一切関係ありませ ん。 title:政府と市民と法律と。 written by:響子 「ばっかみたい!!!!」 スカリーは怒っていた。 モルダーはそんなスカリーをみて縮こまっていた。 あまりにもスカリーが恐い顔をするもんだからもう顔から手から足から冷や汗だ らだら。 上目づかいで様子を伺ってみる。 「・・・・そんな顔したって無駄ですからね。」 「・・・・・やっぱり?」 スカリーはだだん!!っとハイヒールのかかとがおれるほどのいきおいで床に足 を落とした。 「あたりまえでしょ!!!」 「こ・・・こわっつ・・・すかり・・。」 「なんなのよ!!!信じられない!!ほんっと!!!なんで?」 「・・・ごめん・・・。」 そう。モルダーがXーファイルだぁ〜事件だぁ〜いくぞスカリーといって説明も ほとんどうけぬままワシントンからとんできて捜査してみればそれがまったくの モルダーの勘違いで。 それだけなら・・まだいい。 許してやろう。 「私たち訴えられたのよ!!!」 そうなのだ。 モルダーの勘違いのせいで他人の家に無断に立ち入った上に家中をまるで泥棒が はいったかのように荒らしてしまったのだ。 住人はそれをみて絶叫し、倒れ病院いき。 住人は保険にはいっていないためいく先々の病院でことわられたらいまわしにさ れ、やっと受け入れてもらえたところは対して設備がよいわけでもない病院とい うよりは診療所。 「訴えられて当然よ!!」 「・・・どうしよう。」 「弁護士を探すにきまってんでしょっつ!!!」 スカリーの額に青筋がみえる。 みえないようにモルダーは顔を地面におとした。 「・・・・いくわよ。」 「どこに?」 「法律事務所!!!!」 「信じられる?」 朝からおはようよりもさきに出てきた言葉はこれだ。 「アリーったら何度もきいたってば。」 アリーに最初につかまったのは秘書のエレイン。 今日もまた胸のひらいたトップスをみにつけてる。 もちろん。 色は目が覚めるようなショッキングピンク。 「だってよ?なんであう男みんなみんなみんなみぃ〜〜〜んなあんなんなわけ? どうして?私がなにかしたっての?そりゃそうよ。ちょっと妄想癖があってたま に歌っちゃったりおどっちゃったりするけど。だからってこんなのあり??」 「・・・・たまに?」 はぁ・・・とアリーはため息をつくと右手でブロンドの髪をかきあげる。 「・・・たまにじゃないです。どうせ!最近はどうもロックンロールなのよね! !どうしてくれるの?!」 「んで?なにが聞こえるの?」 「・・・・キッス。(ボソっ)」 「は?」 アリーは地面に目をくばせ足をうかせた。 「?」 どうやら「厚底」を強調しているらしい。 「キッスだってば!!エレインなんどもいわせないで! もうずっとずっとずっと頭からデトロイトロックシティがはなれないの!私って ばロックきかなのに!!」 「キッスぅ?私だったらLOVEGUNね。」 エレインはちょっと太めの腰を二度ゆらしながら顎をくいっとあげてわらった。 「なんでよ。」 「私をうちのめしてってv」 「ばっかじゃないの!?」 「毎日でもうちのめされたいくらいvv」 「だ〜か〜ら〜私がいってるのはどうしてこうちょといいなとおもったらその彼 はゲイで、そのあとは顔も性格の最高なのに笑い声がブタな豚男!!!!どうし てこう・・・・」 と、エレインが自分の話もきかずほかをむいてるのに気がついた。 「どうしたの。エレイ・・」 「みてよ。いい男。」 エレインが顔を好調させ胸をふるわせる。 「・・・・やだ・・私ドキドキしてきちゃた。」 アリーは大きくしたなめずり。 「でかそうね。一度やってみようかな。」 「リン!?」 うしろからぼそっとつぶやいたリンに2人がどなる。 「「私が先でしょ!!!」」 アリーとエレインがリンに大声でどなる。 「アリーあなた、男運ないんだからゆずりなさいよ。」 「そっちこそゆずりなさいよ!!」 「女がいるかもよ?」 「かんけ〜ない!!ビビッときたんだから!!」 プルプルっと顔をふるう。 と、男が気がついたかのように彼女に近づいてきた。 「あの・・ここ法律事務所?」 「そ・・そうだけど?なんか〜ぶちかましちゃた?」 アリーはそっけなく答えるふりをした。 「じゃ、一仕事してほしいんだけど・・・。」 「いいけど・・・名前は?」 「フォックス。フォックスモルダー。」 「そ・・そう。私、私はアリー。アリー・マクビール〜〜よろしく!!」 名刺を交換しまじまじとそれをのぞき込む。 「FBI??!!!!」 「そう。政府職員。」 「で・・・できないわよ、そんなの。そりゃあなたはいい男だし、かぶりつきた いしでもそんな政府の職員様様に私・・・じゃなくてジョンのが・・いいかな? 」 「マクビールさん?」 モルダーは不振な顔をしてアリーの顔をのぞき込む。 「ああ・・やだ。ごめんなさい。ただ・その・・びっくりしちゃて・・。FBI なもんだから。」 「そんなたいしたとこじゃないよ。」 モルアーはにっこりほほえんだ。 「そっつ・・・それじゃぁ検討してみます。」 「なるべくはやくね。」 「そ・・そう、ね。それじゃ・・・・。」 「まって。」 「はい?ああ・・お昼ならだめよさっきたべちゃたから夜ならいいけど・・。」 「髪に糸くずがついてる。」 モルダーはそっとアリーの髪にふれる。 「あ・ありがと。」 「じゃ、よろしくたのむよ。明日相棒と一緒にまたきてみるから。」 「お・・おっけぇ。」 アリーはしばらくモルダーの後ろ姿をみまもっていた。 ・・・・・・・・ 「だ・・だめ!!でてきちゃ!!!」 「アリー?」 エレインがアリーの顔をのぞきこむ。 「きこえないの?」 「なにがよ??」 「きこえるの!!エレインのせいだからね!」 「なんでよどうしたのよ!!」 「だから・・LOVEGUNが。」 「・・・・うちのめされたいのね。あの小犬君に。」 「そうみたい。」 つづく。 後書き なんかね〜スカリーほったらかし。(爆) まぁ、いっか。(よくない。) といふわけで次回、スカリーもっとだしますってことで。 あ、ほらリチャードとかもね。いないと。おもろくないよね。あはははははは〜 。 キッス・・ああ・・ライブの余韻が・・それではでは