THE X-FILESの著作権は全て、FOX,1013,CHRIS.CARTERに帰属します    お読みになる前に。。。    本編とはまったく異なりますが個人の楽しみの為に書かれたものです    一部に「アダルト」な場面も含んでいますので    18才未満の方や、そういう関係の二人を好ましく思わない方は    お読みになられませんようお願い致します   モル・スカ 業務請負課シリーズ     ***** 「  捜   索  」  *****  By   きらら☆。                                                                                        しあわせって こういう事を言うのねきっと。。。   躰中に毛布を巻き付けてベッドで微睡みながらスカリーは思った   柔らかな日差しがカーテンの隙間からこぼれてくる   いつもの朝ならとっくに出かけている時間だ   モルダーの言う 何でも屋に異動になったおかげで時間に縛られることもない   ゆったりとした時間が流れてゆき とても 優しい気分になれる   あくびをしながらぐっと両手を伸ばしたら何かにあたり鈍い音がした  「痛いなぁ〜 なにするんだよ」   そうだった この男の存在を。。。。忘れていた。。。   仕事が無いのをいいことにすっかり 居着いてしまっている     ゆうべも愛し合いそのまま眠ってしまったのでお互い裸だった    「薄情なんだから。。寒いと思ったら独り占めしてるんだもんなぁ。。」   蓑虫みたいに薄いシーツをぐるぐる巻きにしたモルダーが恨めしそうに   スカリーの温かそうな毛布をじっと見た    仕方が無いので毛布を少し開けながら 「入る?。。。」そう言うと   あっという間に滑り込んできた   スカリーを抱き取るように 冷えた腕と長い足が絡みついてきて    最後に唇をうばった   ああ またしても 堕胎な一日が始まろうとしている   依頼の仕事が無い日は一日中ごろごろして過ごし 好きなときに起きて   好きなときに食事をし ほとんど裸のまま一日を過ごす   何回服を身につけてもすぐに剥ぎ取られる。。。   食事の時くらい。。そう言っても言うことを聞かない   アダムとイブは 生まれたままの姿で一日中を過ごしたんだ だから僕らも。。   なんて 見てきたようなことを言い   じゃあ 面倒くさいから 着ないことにきめるわ   そう言った時の嬉しそうな顔。。。まるで子供みたいに。。。   もう モルダーのやり放題である 欲望のままに スカリーを押し倒し もてあそぶ   ベッドで キッチンで 廊下で 階段で 踊り場で あげくの果てはベランダで。。。   でも 一番好きなのが バスルームだった 熱いシャワーに叩きつけられながら    立ったままスカリーを求めると異常なくらいに興奮するのである   耳元で囁いて バスルームに行こう。。そういう日は スカリーもドキドキするのだった     XF課にいた頃は 神経をすり減らし躰を酷使しヘロヘロになって家に帰り泥のように眠る   そして 夜明けと共にまた出動。。。それでも それが普通だと思ってきた   今までの生活からは 考えられないことだ   何とも自堕落なこの生活 脳味噌が腐るんじゃないかと思うくらいのんびりとして   モルダーの愛にどっぷりくるまれてSEXに明け暮れる毎日   事件の代わりに 君の探求だとか言って 私を攻めまくる   僕にとって君への探求は答えのない永遠のXファイルだなんて。。。   何処が一番感じやすいところだとか ランク付けをしたり   どれくらいの強さで吸うとキスマークが何日消えないでいるか等と   くだらない研究に 没頭している   私たちって本当にFBIの特別捜査官なの?   ごろごろして いちゃいちゃしあい 躰を重ね合う毎日は 瞬く間に過ぎていった   *********************************************                   私たちはまた例のブティックに行ってドレスアップしていた       前と違うのはドレスの色が淡いグリーンに変わったことと モルダーのタキシードが黒ではなくて   素敵な チャコールグレーになったこと   そして モルダーが にまにまして嬉しそうなのは私のドレスが    ふんわりとして広がっていることだ   隙があれば指を入れようとしてるくらい百も承知よっ   躰にぴったりしたドレスなら指の一本も入らないのに  私たちの依頼人はなにを考えているのかしら?  「さっ 行こうか」モルダーが脇に手を入れエスコートしてくれた  「最高のディナーが僕らを待ってるぞ」   新しく出来たばかりの 高級ホテルの最上階での食事。。。   「金持ちは何を考えているかわかんないね まあ いい服をきて  おいしいものが食べられるんだから文句は言わないけどね」  「只 それだけの為に 私たちドレスアップしたの?」  「最高のディナーに似合うそれなりの服装をってのが今度の仕事の依頼人のポリシーらしい   この最上階すべて僕らの為に貸しきりだよ」   向かい合って座ると モルダーがいたずらっぽく笑った  「スカリー。。。。この奥に部屋が取ってあるんだ。。。」   身を乗り出して 囁くようにモルダーが言う  「あなたが 用意したの?」つられて スカリーも身を乗り出して囁く  「まさか? 依頼人だよ 今度の仕事の為に最初の手付けみたいものだよ    おいしいもの食べて頑張ってくれって 意味じゃないの?」 「頑張るって なにをよ」  「決まってるよ 今さら 何を言うんだ。。。」   囁くように 瞳をきらきらさせながらスカリーを覗き込む  「いやねっ モルダーったら。。。」   ほんのり頬を染めてスカリーが俯くと  モルダーが くっくっと笑い始めた  「スカリー。。。何をかんがえてるんだか。。。仕事にきまってるだろ?   その他になにがある?  何で 真っ赤になってるんだ?」   思わせぶりに わざわざ 囁いたくせに。。。 そう思ったら腹がたってきた  「うそつきっ  そんなこと思ってもいないくせにっ なによっ」   目の前の花瓶にアレンジされたバラを引き抜いて投げつけると    おどけるようにひょいと躰を交わすモルダーの肩先に棘が刺さってバラが垂れ下がった   やんわりと バラを手に取り鼻先で香りを楽しんだあと スッとスカリーに差し出した  「このバラより素敵な君に。。。。」   きざったらしい科白に スカリーがまた怒る。。。    「じゃ 何で囁いたりするのよっ 誰も聞いて無いのにっ  」  「期待した??  じゃ ご期待に応じなきゃ。。。たっぷり食べて スタミナ付けて   朝まで じっくり愛しあおう」  「愛しあおうですって?」  「あ 言い方が悪かった? じゃ 訂正。。。 愛してあげるよ  これでいい?」 「誰もそんな事言ってないわ 今日はゆっくり眠るの 明日の仕事に備えてね。。。   朝そう約束したでしょ もうわすれたの?夕べも遅かったんだし。。。わかった?」  「そんなこと 言ったかなあ? おぼえてないや」   両手を頭の後ろに組んで唇をちょっとつきだして 笑って見せるモルダー  「調子いいんだから。。。都合の悪いことはすぐ忘れるのね」  「ほんとに 覚えてないよ いつ約束した?」  「だからぁ 朝よ」 「朝?」 「そうよ」 「朝は君を愛するのに夢中になってたからなあ。。。」     嬉しそうに言うモルダーの顔を見ながら スカリーは少々うんざりしていた   ここずっと毎晩 どころか 一日中と言ってもいいくらいSEX三昧なのだ   今日ぐらいは休ませてよ。。。スカリーはそう思った   ワインを煽るように飲み続けた    酔っぱらって 先に寝てしまおう 。。。  「そんなに飲むなよ 後の楽しみがなくなっちゃうよ」  「何度言えばわかるの? 今日は早くねるのっ!!」   勝手に一人で楽しむといいわ もう 躰がガタガタよっ    一日に何回やれば気がすむのよっ   まったく。。。異常なくらいタフなんだから   熊とでもやってればぁ。。。本気でそう思うこともあるスカリーだった     たしなめるモルダーを無視してワインをがぶ飲みすると  「あ〜〜あ もったいない こんな最高級のワイン もっと味わって飲めよ   もう 一生飲めないぞ 1本15,000ドルもするんだぞ スカリー。。聞いてるのか?」  「聞いてるわよっ もう酔ったら 高くても安くてもわかんな〜〜〜いっ  うふふ」   背もたれに躰がのけぞり その反動で首ががくっと前に垂れた    酔ったらしい 。。。。 よしっ  やったぁ〜〜 今日は寝るぞ。。。   絶対先に寝てしまうんだからぁ。。。  スカリーは心の中で叫んだ   朦朧とする意識の下で 何かが足に触れたような気がしたが 気のせいだと思った   しかし次の瞬間 はっきりと目が覚めてしまった   テーブルの下でモルダーの脚が遊び始めた ドレスの裾を割って入り込む足   閉じた足を強引に割りながら じっとスカリーを見つめ 黙ってワイングラスを傾ける   厚い絨毯を敷き詰めたフロアに届くように選ばれた たっぷりとしたテーブルクロスの中で   何が起こっているか誰も知りようがなかった   背中からゾクゾクするような 痺れた感覚が這い上がってきて思わず目を閉じてしまった   うっとりしたように見えたのかモルダーの悪ふざけは更にエスカレートしてきた   ワインのせいではなくて 真っ赤になるスカリー      「スカリーどうしたんだ ワインが強すぎたのか? 真っ赤だぞ だから言っただろ   がぶ飲みするからだよ。。。」   よくも そんな事が言えるわねワインのせいなもんですか。。。   このいたずらな足が 悪さをしているのよ そう思いながら   自分の脚が魔法に掛かったみたいにだんだん開いて行くのを 止められない   本当に酔ってしまったんだわ。。。。両足がぐにゃりとなってだらしなく外側に開き   ハイヒールがころんと脱げてしまった   モルダーの足の親指が ショーツの上からスカリーの深いところを軽くなぞり始めた   耐えきれなくなって目を閉じると 今度は グッ グッ と指圧するように力を入れてきた   とても感じやすくなって来ていることは自分でもわかっている    だって 毎日愛されているんだもの触れられただけで   自分の深いところが潤って来たことがわかって恥ずかしくなった    これ以上続けられたら 座っていられない もう もう。。。限界よ。。。     「モルダー やめてっ」 いきなり立ち上がったので テーブルが揺れ 椅子が倒れた    ぐるっと天井が回ったかと思ったら 急激に 胃から何かが 上がってきた  「ううっ  はきそ〜〜〜っ  うっ うっ」両手で口を押さえるスカリー  「まてっ  吐くなっ  バスルームに行こう」あわてて駆け寄るモルダー   バスルーム? バスルームですって?   ああ また モルダーのお得意な場所ね。。。。   また 敵の策略に はまってしまった   今夜も眠らせてはもらえそうもないわ。。。   躰がふんわりと浮いて 大理石が敷き詰められたバスルームに向かう   落とす筈がないのに 落ちるような気がして必死で腕を伸ばすが   躰が骨抜きの海月になったみたいに 自分ながら正体のない物体になったような気がした   落とされないように細い腕をモルダーの首にかけようとするが   腕に力が入らず胸をつたって 滑り落ちる腕     もうどうでも いいや。。。。   おとなしく 両腕を膝に揃えてなすがままになることにした   お姫様だっこみたいに抱き上げられてモルダーに運ばれていくスカリー   こんな風に抱き上げられる事なんて滅多にないことなので うれしくなってしまったが   幸せに浸るまもなく 素早い手つきでドレスが剥ぎ取られ スリップ一枚にされた   「吐いてもいいよ。。。」そう言われる頃には 吐く元気も無くなっていた     片手で抱きとめながら バスタブにお湯をはるモルダー   一枚一枚脱がされて。。。。酔いが回ったのだろう。。。身体中熱くなったきた   今日はバスルーム愛しあうの?  あ 違った  愛されるの?だった。。。    ああまた 眠れない。。。。     バスタブの中で 足を伸ばしぐったりしていると 両手にシャボンをたっぷり付けたモルダーが   笑っている 「寝ててもいいよ 綺麗に 洗ってあげるから。。。」   「いいわよ 自分で洗うから」半開きのまなざしでスカリーが答える  「洗いたいんだ きみの すべてをね 」にこにこして最高の笑みをスカリーに浴びせる   そう言えば 夕べもそうだった バスタブじゃ無かったけど。。。   シャワーより綺麗にしてやるよ とか何とか言って 身体中を唇と舌でなめまわしたっけ。。。   そのことを思ったらまだこっちの方がましかも? だって お風呂なんだもん      バカなことを考えていたら モルダーの手がふとももあたりからだんだん足の付け根の方に寄ってくる   あまりにも丁寧すぎて 気持ちが悪くなりそうになったとき   急にモルダーの指が入り込んできた  泡と一緒に滑り込むようにしてスカリーの深いところを捕らえる   その指は どうすればスカリーが 感じるかちゃんと知っていた   甘く 切ない吐息が 優しい唇から漏れる頃 「ここで する?」と聞いてきた  「なにを?」って聞こうかと思ったが また バカにされそうなのでやめた   聞かなくても 決まっているんだもの 聞く方がおかしいわね   酔っている分 余計に カーッと熱くなってきた   愛されて熱いのか 酔っぱらって熱いのか。。。   どちらにしてもどくどくと血が逆流するくらい騒いで ざわざわと スカリーを襲い始めた        今日は こんなはずじゃなかったのに〜〜〜そう思いながらも  こくん とうなずくスカリー   ああ また いつもと いっしょだぁ 。。。   意識が朦朧とするくらい攻められるが絶対に気を失う事を許さないモルダー   指先で翻弄され たまらなくなって喘ぐと 舌先と唇で攻撃してくる 抵抗するまもなく従わされ   欲しくてたまらない彼の熱い塊は最後の最後までスカリーに与えられることはなかった  「あなたが。。。欲しいの。。。」   熱っぽく頬を上気させて 恥ずかしそうにスカリーがそう言うまでは。。。       ところで 依頼の仕事はどうなったの?                     (勝手にやってろっ!!)   後編に  つづく