この作品はあくまでも作者の個人的な楽しみに基づくものであり この作品の登場人物、設定などの著作権はすべて、クリス・カーター、 1013、20世紀フォックス社に帰属します。 TITLE: - 瞳の面影 - SPOILER:   Season8 * このFicはSeason8前半の設定になっております *            by yuria     ******************************************************************************************** - Washington,D.C. - 柔らかい早春の日差しにあふれるカフェテラスで、僕はカフェ・オ・レをのせたトレイを持ったまま 空いた席をさがしてテーブルをぬい、ゆっくりと歩いていた。 ウィークディのお昼時とあって、どのテーブルもランチのひとときを楽しむ人々で いっぱいのようだ。 人も建物も無表情に見えたこの街も、一歩中に入ってみれば僕の住むカリフォルニアと たいして変わりはない人々の暮らしがある。 トレイを持ったまま途方にくれて、ゆっくりとテラスを見渡すと、 輝くような赤毛の女性と目が合った。 確か彼女とは以前にもここで会ったことがある。以前といっても僕がこのワシントンに 小説執筆のための取材旅行に来てまだ5日ほどだから、せいぜい2〜3日前のことだ。 僕は小説家という職業柄、常に人を観察することが癖になっている。 しかし小説家でなくても彼女に会った人は、かなりの確立で彼女のことを覚えているだろう。 小柄で地味なスーツを着ているが、いかにも仕事のできそうな美人で、赤い髪に白い肌、 そして吸い込まれそうに青く美しい知的な瞳は、一度見たら忘れられないはずだ。 しかし前にも感じたことだが、彼女のどこか淋しげな表情が気にかかる。 僕はゆっくりと彼女が一人で座っている小さな丸テーブルへと歩いていった。 彼女はそんな僕をじっと見つめているが、その視線は僕を通り過ぎてどこか違うところを さまよっているふうでもある。 彼女の表情からはその心のうちは読み取れない。 「失礼、ここよろしいですか?」 「ええ、どうぞ。私はもう終わりましたから」 彼女はそう言うと、あらかた残っているサラダとコーヒーののったトレイを持って席を立とうとした。 「終わったようには見えませんね、もしお邪魔だったのなら僕が他の席を見つけますから  あなたはゆっくり食事をしたらいい」 「気になさらないで、あまり食欲がないの」 彼女は儀礼的なうっすらとした笑顔を見せた。 「ではコ−ヒーくらいならご一緒してもいいでしょう?少しの時間だけ」 向かい合って腰をおろした僕を見て、彼女の表情が少しこわばった。 その瞳は僕の心の中までも見通せるのではないかと思えるほどまっすぐに僕を見据えた。 「私のことを知ってるの?」 「いいえ、ああ、2〜3日前にここでお会いしましたね。それだけです。  ご心配なく、怪しいものではありませんから」 僕は彼女を安心させるように微笑んだ。しかし彼女の美しい瞳はまだ僕を探るように見つめている。 その視線から逃れるように、僕はトレイに瞳を落として苦笑いした。 「何か可笑しいことでも?」 「いえ、失礼。僕はあなたのことを良く覚えていたのに、あなたは僕のことなど  まったく覚えていなかったってわけですね...。何度か目が合ったので、僕はてっきり...」 僕は照れ笑いをしながらカフェ・オ・レのカップに落とした視線を彼女へと戻した。 驚いたことに彼女はそんな僕の微笑みにつられたように、やわらかく微笑みかけてきた。 彼女のとても親しげで、愛情深く、こがれているような瞳は僕を戸惑わせた。 しかしその青い瞳は、やはりどこか哀しい。 「あれは偶然に目が合ったのではなく、あなたが店に入ってきた時から私はあなたを見ていたの」 今度は彼女が目を伏せる番だった。 「僕を見ていた?なぜ?」 「あなたの雰囲気が私の知っている人に、とてもよく似ていたから。  一瞬彼が入ってきたのかと思ったの」 「『彼』はあなたにとって特別な人なのですか?そして今、その『彼』はあなたの側にはいない?」 彼女の瞳の色から感じたことを、そのまま言葉にしてしまった後で、僕はひどく後悔した。 彼女は少し傷ついたように微笑んで、食べかけのサラダをフォークでつついた。 「すみません、職業病だな。立ち入るつもりはなかったんです」 「職業病?」 彼女の瞳にチラっと不安の影がよぎったような気がした。 「ええ、作家なんです。今は取材旅行のようなものをしてまして。カリフォルニアから来ました」 「カリフォルニア、仕事で何度か行ったことがあるわ。私には少し太陽が眩しすぎるけど...」 「たまにはTシャツとジーンズに着替えて、のんびりするのも大事ですよ。  サングラスもお忘れなく!」 心に高い壁を作っているように見える彼女をリラックスさせるために、 僕はすこしおどけて彼女の瞳を覗きこんだ。 「その瞳、その仕草もとても彼に似ているの」 彼女はまたもや僕の中に『彼』の面影を見つけたようだ。 「彼は...亡くなったんですか?」 「いいえ」 彼女は即座に否定した。 「すみません、あなたの様子からそんな気がして」 「彼は仕事中に行方不明になったの。でも、きっと彼は帰ってくる。  私は感じるの」 「感じる...何を?」 「彼の『存在』を...」 彼女は苦笑しながら続けた 「こんなことを私が言っているのを聞いたら、彼きっと笑うわね」 「どうして?」 「彼がいつも私の隣にいる時には、私は目に見えて、科学で証明できるものしか信じなかったから。  信じられなかった...いいえ、怖かったんだわ。信じることが」 彼女は白い指でコーヒーカップをもてあそびながら、静かに話し続けた。 「科学では証明できない、目には見えない世界があることを認めることが怖かったのね  彼は素直に真っ白な心で受け入れることができるのに、私はそれを頑なに拒み続けたの」 「彼は...その...心霊研究家かなにか?」 彼女はちょっと驚いたように僕を見つめ返したが僕の質問に気を悪くするふうでもなく、 それどころか可笑しそうにクスっと笑った。 「その道のプロ...とだけ言っておくわ」 「でもあなたは今、科学では証明できない世界があるということを信じているわけですね。  それはどうして?」 「そうね、どうしてかしら。彼がいなくなって、彼の目線で物を考えることが必要になった。  そうしたら色々なことが見えてきたの。彼自身のことも以前より理解できた気がする」 「彼自身のこと?」 「質問の仕方が上手いわね。FBIに入れるわよ」 「ありがとう。でも遠慮しておこう」 僕らはニッコリと微笑みあった。彼女の瞳の色から、また僕の中に『彼』が 見え隠れしていることを知る。 「よければ彼のこと、もう少し聞かせてもらえますか」 彼女は少し遠い目をして『彼』を話はじめた。 「彼の心はいつも、誰にでも開いていて、なんの偏見もなく、事実を事実として受け止められるの。  これは誰にでもできることではないわ。地位の高い人、お金持ち、社会的に立場の弱い人、  大人も子供も、動物も、ときにはモンスターにさえもリベラルな心で耳を傾けることができる。  これは努力してできることではないの。彼の一種の才能だと思ってるわ。  常識にとらわれた人間には、まず理解不可能よ。  興味のあることにはありったけの情熱をそそぐけど、それ以外のこと、例えば衣食住には  まったく注意を払わない...すごくアンバランスな人とも言えるわね」 彼女はそう言いながらも、とても誇らしげに彼のことを語った。  「日常的なことにはまったくと言っていいほど無頓着で...  でも仕事への彼の情熱は尊敬に値するものだわ。  彼のことを疎ましく思っていた人々も、その点は認めていたはずだし  そのために彼を恐れていたとも言えるわね。  でも、彼の仕事への情熱、その代償としていったい彼はなにを得たのかしら」 うつむきながら話している彼女の白い顔が青ざめて見える。 「彼は私の仕事上のパートナーだったの」 彼女はふいに話すのをやめた。僕は無言で眉を少し上げて、『どうかした?』と尋ねた。 僕のその仕草が『彼女の彼』と重なっているのがわかる。 「私はいつのまにか彼のことを話すときに過去形を使っているわ」 彼女は当惑したように答えた。そして気を取り直すように右手で頬にかかる髪を耳にかけた。 「彼がいなくなって、必死でカバーしようとしてみたけど限界がある。  当然、私は彼じゃない。彼ならばどうするだろう、どんなふうに考えるだろう、  見落としているところはないかしら、大きな間違いをおかしていないだろうか。  真実とは反対の方向へ走っていないだろうか。  もう前のように彼の鋭い勘に頼ることはできない  彼には見えるであろう物が私には見えてないんじゃないか、彼になら感じられるなにかを  私は感じることができないんじゃないか...そんな恐怖にも似た感情がいつもあるわ」 「彼とあなたは捜査官...なんですね」 彼女は答えるかわりににっこりと微笑んだ。 「彼は鋭い勘で捜査をするタイプ。ということは頭のキレる人ってわけですね。  そして柔軟な心の持ち主だ。信じやすいタイプかな?あなたは...僕の見るところ  正反対の人のようだ。イヤ、失礼。あなたもとても頭の良い女性のようですが  常識的で、すこしだけ疑い深い...すみません」 「作家をやめてプロファイラーになれるわね。上司に推薦しておくわ」 「興味深い仕事ですが、それもありがたく辞退しましょう。   作家という仕事がかなり気に入っているもので」 僕はカフェ・オ・レを一口飲んで続けた。 「...生意気を言わせてもらうなら、彼はあなたにそれを望んでいるんだろうか?」 「それ?」 「ええ、あなたが彼の立場でものを考えようとしていることですよ。  あなたは彼ではない。さっき自分でもそう言ったでしょう。彼にはなりえない。  彼はきっと、あなたはあなたらしくいてもらいたいと願っているはずです。  しっかりと大地に足を下ろして、誰のものでもない自分の目線で自分の判断で  行動することが一番ではないでしょうか。 もちろん少し視野を広げることはいいことです。でも彼のことを意識しすぎるとかえって  判断を誤ることになるのでは?そしてそれはあなたのお仕事上大変な危険を伴うことでしょう」 一瞬、彼女の青い瞳が挑むように美しく輝いたが、その輝きはすぐに消え、目を伏せてしまった。 「すみません、さしでたことを言ってしまったようです」 「...いいえ、たしかにあなたの言うとおりかもしれないわね。  私は彼を捜し求めるあまり、私自身を見失ってしまったのかもしれない。  でもそれは彼がいないと私は私らしくいられない...そういうことでもあるのかも」 彼女は一呼吸おいて続けた。 「彼は私に世界を見せてくれたわ。私がそれまで想像もしていなかった、もうひとつの世界。  その扉を彼は開いてくれた。その扉は前からそこにあって、彼はいつもそのドアを私のために  開けていてくれたのに、私は頑なにその扉に入ることを拒否してきた。  でも今は彼の見ていた世界に、彼が開いてくれた扉から入ることができるの。  私が扱っている仕事は柔軟な考えが必要とされる。  常識や統計やマニュアルだけでは無理なのよ。  私は彼の目をとおして物を見ているわけではない...と願うわ。  彼ならどう考えるだろう...とは思う。彼の突飛とも言えるような推理を聞いてみたいと  思うこともある。でも、私は私。  自分が正しいと思う方向へ進むことしかできないもの。  私がこんなことを言ってるのを彼が聞いたら、きっと彼、勝ち誇ったように狂喜乱舞するか  私の頭がおかしくなったと思うかのどちらかね。  ...だいたいこの私がこんな話を名前も知らないあなたに話していること自体が  信じられないことなのよ」 彼女の自嘲するような弱々しい微笑は、僕の心まで切なくした。 「名前も知らない相手だから本音が言えるってことだってありますよ。  心にためていたものを少しでも吐き出してしまえば、そのぶん楽になる。  あなたは、なにもかもを自分ひとりで背負おうとしているように見える。  そんなことは無理ですよ。あなたが壊れてしまう」 「いいえ、私が彼を見つけ出さなければならないの。  必ず彼を探して彼にもう一度会いたいの。彼に会って話さなければいけないことがあるの。  楽になろうとは思わないし、彼に会うまで楽になれるとも思わないわ」 意志の強い青い瞳が僕を見返してきた。 さっきまでの弱々しさはもうどこにも感じられない。 「あなたは不思議な女性だ。つい手を差し伸べたくなるような脆さと、大の大人の男が  寄りかかりたくなるような、懐の深い強さを併せ持っている」 「私に『手を差し伸べたくなるような』という女性らしい形容詞をつけてくれたのは  あなたがはじめてだわ。今までずっと私は強いから一人でも大丈夫...  そんなふうにまわりから言われてきたから」 彼女は悪戯っぽく微笑んだ。 「彼も、そうだったんですか?あなたのことを強い人だと?」 「...いいえ、彼はたぶん私の弱い部分を見抜いていたと思うわ。  私を気遣って、それに気がつかないふりをしていただけで。  彼は私には感情を素直に出す人で...っていうより隠したくても隠せないのね、不器用で。」 彼女は彼を思って愛しそうにクスっと微笑んだ。 「彼は私に喜びや悲しみ、怒りや動揺、その時々の真っ直ぐな感情をぶつけてきたし、  私はそれを受けとめてきた。  でも私は人に対してうまく自分の感情をあらわせない。全部自分の中で消化して、  なにごともなかったように振舞ってしまう。  人に心配されるのは苦手なの。同情されるのはもっとイヤ。  この仕事をしているとどうしても男性と比較されるけど、体力的にはかなわなくても  別の部分で補えるわ。その自信もある。  仕事をしている時には自分が女だということは忘れているし、あくまでも対等だと思ってる。  おかげでアイス・クィーンというありがたい称号をいただいたわ」  「でも彼にだけは本音を言えたのでは?」 彼女は目を伏せて淋しそうに首を横にふった。 「いいえ、ある意味家族よりも近く感じていた彼にさえ半分も言えなかったわ」 「でも彼はきっとあなたのことを理解していましたね。僕はそう思います。  彼はきっとあなたの見えない部分をも理解して、あなたをまるごと包んでいた。違いますか?   でもそれはあなたも同様でしょう?あなたも彼の弱い部分や盲目的に突き進むような部分を  カバーしてきたのでは?  あなたがた2人はそうやってお互いに支えあってきたのでしょう?」 「そうね、私達はお互いに足りない部分を補い合ってきたわ。  でも彼は盲目的に突き進んでいるように見えても、いつも正しい方向へ走っていた。  いつも私達の中で、一番真実に近かった。  彼はその感覚と体で、何かを感じることができた。  彼の直感を後ろから支えて、科学的に証明することが私のあのオフィスでの仕事だったの。  彼と私は2人で完璧な1つのチームを作った。  私達2人はあのオフィスで、同じ未来を見つめ、同じものを恐れてきた。  どんな権力や圧力にも屈しない私達の情熱と信念が、あのオフィスには詰まってる。  そして私達が追い求めている真実も、まぎれもなくあのオフィスにあるのよ。  だから私は彼が戻るまであのオフィスを守らなければ。  彼の戻れる場所を、守らなければ...」 そう言って僕を見つめる彼女の強い眼差は、もう僕の中に『彼』を探してはいなかった。 「あのオフィスで彼と過ごした時間は辛いことも含めて、とても価値のある時だわ。  その一つ一つの経験を積み重ねて、今の私達がある。  私はいつでも自分の仕事に自信があったし誇りを持っていられた。  それは今も同じ。  私は彼のために仕事をしているわけではないし、彼に引きずられていたわけでもない。  小さい頃から自分のことは自分で決めてきた。  この仕事を選んだ時もそう。大好きで尊敬していた父の反対も押し切ったわ。  これは私の意志なの。  もう一度、彼の笑顔を見たい。もう一度、彼の声を聞きたい。  そしてもう一度、彼に挑みたいの。あのオフィスで...」   「挑む...あなたのその言葉であなた方二人の関係がよくわかったような気がします。  支えあってはいるけれど、もたれあってはいない。  どちらかが倒れれば、手は差し伸べるけれど抱きおこすことはしない。  相手が自分で立ち上がるのを傍らでじっと待っている。  お互いを信じあい、尊敬しあっているからこそ同情はしない。  そしてギリギリの部分では命さえお互いにゆだねられるほどに、大切な存在だ。  そうでしょう?」 僕は彼女の瞳を覗きこんだ。 「あなた本当にいいプロファイラーになれるのに、残念ね」 彼女はそう言うと、首を振って大げさに溜息をついて見せた。   「あなたに出会えて良かったわ。あなたに話すことで自分が今しなければいけないことが  はっきりした。心の中のパズルを組み立てるようにね...。  今私がいる暗闇にも、小さいけれど確かな光があるのだから。  ありがとう」 「お礼を言われるようなことは何もしていませんが、あなたの心が少しでも軽くなるお手伝いが  できたのなら、僕はとても嬉しい。  奇跡をあきらめないで。信じる心が奇跡を生むんです」 「!」 僕の最後の言葉を聞いた瞬間、柔らかな彼女の表情が一瞬にして固まった。  「...今...なんて?」 「奇跡をあきらめないで...信じる心が奇跡を生むんだ...と...。  僕は作家という仕事を愛しています。しかし愛しているからといって成功するとは限らない。  そんな僕に妻がよくこの言葉をかけてくれます。僕はいつもこの言葉を心にとめて生きている。   ...何か、気に障ったのなら...」 「いいえ、違うの。ごめんなさい。そう、とてもいい言葉ね。  奇跡をあきらめるな。信じる心が...奇跡を...生む」 彼女は一言一言かみしめるように、その言葉を繰り返した。 そのとき僕は彼女の瞳の中に『彼』を見たような気がした。 「本当にいい言葉だわ。心に響いてくる。  いい奥様をお持ちなのね。あなたのことを愛して、理解していらっしゃるわ」 彼女はニッコリ笑うと、僕の左手の指輪を見て言った。 「ええ、そう思います。僕らにも辛い時期がありましたが、今は不思議なほど穏やかに暮らしています。  妻は写真家で、今は仕事で2ヶ月ほどエジプトへ行っていますが」 「そう、それは淋しいわね。でも離れている時こそ、お互いの存在を確かめ合う時なのかもしれないわ。  一緒にいる時には見えなかったものが見えてくる」 彼女はそう言うと柔らかく微笑んで、蒼い風のようにふわりとカフェを出て行った。 カフェの中からチラリと見えた、足早に去っていく彼女の横顔は、 さっきまで僕の前に座っていた女性とは別人の、捜査官のそれに戻っていた。 僕が彼女に会うことは、もう二度とないだろう。 しかし『彼女と彼』の物語は、僕にとって一生忘れられないものとなった。                                   - end -   ********************************************************************************************  最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。<(_ _)>  Fic中の『彼女』と『彼』はもちろんおわかりでしょうが、(えっ!わからない??(ーー;)) 『僕』をわかってくださった方、いらっしゃいますでしょうか。。。?                                                       - yuria - Sept. 2001