「ポピーはゴキゲンナナメ」



ゴキゲンナナメ
ゴキゲンナナメ
ポピーはとっても、ゴキゲンナナメ
ウサギのミミを、つけたまま
身体の線も、露な姿で
サーカスの客を引く

華奢な肩がボディスーツから剥がされ
おねだりしながら、飛び込んでゆく
たくさんの腕
たくさんの手
いろんなブブンがポピーを洗う
白い洗剤で、念入りに
だけどポピーはゴキゲンナナメ
だれもポピーには、ケダモノじゃない
ポピーの肌に、爪を立てたり
柔らかいトコを噛んでくれない
長い舌も、もってナイ

今日もポピーは腕のナカ
だけどポピーはゴキゲンナナメ
上で勝手に乱れてる、荒い息をかるく流して
ずっとポピーは思ってる
彼の知ってるケダモノを

困り顔の、仮面の下に
もう一つの顔をもつ、
昼間は、あんなに泣かしても
夜はポピーを泣かせてくれる
たった「一人」の、「ケダモノ」を

そしてポピーは笑うのだ
たくさんの「チガウ」を前にして
アタマの中に、欲情する
そんな自分を笑うのだ
そんな笑顔に勘違いする「チガウ」を前に
たった「一人」の、「夜」を想う
そして、一方的な快楽の果てで
たった「一人」の「絶頂」を想う
そこでポピーはやっと眠れる
ねむれるヨルを、手にいれる

ポピーは今日も、ゴキゲンナナメ
毛むくじゃらの腕を想い
だけど「コレ」は、噛んでくれない
ポピーはずっと、ゴキゲンナナメ…




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