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欲望という名の牢獄(上)
コギト=エラムス/文


 銀河連合から逃げ出した神楽坂ユナと一条院ミサキ。

 脱出用のシャトルを奪うため、Dブロックのコロニーへとやって来た。

 ここは第一級の凶悪犯罪者を隔離しておくためのコロニーである。

 

 フロイラインDの策謀により「第一級連合反逆罪」という汚名を着せられたユナは、

 銀河連合の裁判により、超ブラックホールへの永久追放を言い渡された。

 そして刑が執行されようとしたその直前、

 ユナを捕まえた特別A級査察官であるセイレーンこと一条院ミサキがユナを救出した。

 ミサキはユナが冤罪であることを知り、ユナを救出したのだ。

 自分をこんな目にあわせたミサキを、ユナは屈託のない笑顔で許した。

 そして、ふたりの脱出劇が始まった。

 

 追跡者をかわしながら室内運動場を抜け、雑居房へと逃げこむ。

 が、雑居房の並ぶ廊下にさしかかった途端、しつこかった追跡者たちの銃撃が嘘のようにやんだ。

 雑居房の廊下の先は、行き止まりだった。

 

 「...袋小路か...」

 唇を噛みながらミサキは言う。

 

 「ねぇねぇミサキちゃん、どうしてみんな追ってこないの?」

 あまり緊張感のない表情でユナは聞く。

 

 「...連中はここが行き止まりだって知ってるから、持久戦に出たのよ」

 戦闘にも長けたミサキが冷静に判断する。

 

 「じきゅうせん...」

 あまり意味がわからず、ただその言葉を繰り返すユナ。

 

 「おいっ! ねーちゃん!」

 横から野太い声が響く。

 ふたりは視線をそちらに移す。

 

 雑居房の鉄柵から顔を出したいかつい男がふたりを呼んだのだ。

 

 「なんだ、おまえら?」

 よく見ると他の雑居房からの鉄柵からも、何人もの男たちが顔を覗かせてふたりを見ていた。

 

 「えへへ、こんにちは! あたし、神楽坂ユナだよっ!」

 凶悪犯罪者たちにも物怖じせず、明るく愛想をふりまくユナ。

 

 「なに!? 神楽坂ユナだとっ!? あのアイドルのか!?」

 おお、と一斉に驚きの声をあげる男たち。

 

 さすがは銀河一のアイドル、血に餓えた犯罪者たちにも名前が知れ渡っていた。

 

 「えへへー、そうだよ、よろしくねっ!」

 こんな状況だというのに、にこにこと男たちに微笑みかけるユナ。

 

 バーン!

 

 だが次の瞬間、雑居房の扉が一斉に開いたかと思うと、ユナの何倍もある体格の男たちがユナに向かっていどみかかってきた。

 

 「ユナ!?」

 咄嗟のことで反応できず、ユナが男たちに押えつけられてから銃を構えるミサキ。

 

 「ミ...ミサキちゃん...」

 大男がユナを後ろ手に拘束し、その細いあごを掴んでいた。

 

 「へへっ、飛んで火にいる夏の虫とはこの事だ。コイツをフロイラインD様に持ってきゃ俺たちゃ自由になれるぜ」

 ヒッヒッヒッと嫌らしく笑う男たち。

 

 「ユナを離しなさい!」

 安全装置を外しながら言うミサキ。

 だが男は少しもあわてず、

 

 「おっと、動くなよ姉ちゃん」

 ユナの細い首筋に毛むくじゃらの手をかけながら鋭く言う。

 

 「ユナ、どうして!?」

 ミサキは銃を構えたまま、ユナに向かって叫ぶ。

 

 今のユナはライトスーツを着ている。

 そのユナがその気になればたとえ大男でもたやすくはね飛ばせるであろう。

 ミサキはユナが抵抗しない理由がわからなかった。

 

 「だっ、ダメっ、だよ...ミサキちゃん...ひどいことしちゃ駄目っ...」

 あごを上げられており、苦しそうな顔で途切れ途切れに言うユナ。

 

 「おじさん達...操られてるだけなんだから...」

 弱々しい笑顔をミサキに向ける。

 

 ミサキはようやく気づいた。

 この雑居房に入った途端に追跡者の攻撃が止んだのは、持久戦に持ちこむためではなく、

 囚人たちに始末をつけさせるつもりだったのだ。

 

 「くっ...」

 フロイラインDのワナにはまってしまい、悔しそうに歯噛みするミサキ。

 

 心優しいユナはたとえ凶悪犯罪者であっても操られている人間を攻撃することはないだろう。

 となると...ユナを人質に取られたも同然だ。

 

 「じゃあ、そっちのねえちゃんも楽しもうぜ...俺たちとな」

 背後から寄った別の囚人に、銃を奪われ、ユナと同様に押えつけられてしまうミサキ。

 だが、押えつけられながらも毅然とした態度で囚人たちを睨みつける。

 

 「へへへ...そういう気の強ええ女はキライじゃないぜ...」

 ミサキから取り上げた銃を手で弄びながら嫌らしい笑みを浮かべる男。

 

 「きゃああっっ!」

 ユナの悲鳴で、ミサキはハッと声のした方を見る。

 

 ユナは息を荒くした男たちに囲まれていた。

 

 「ヒッヒッヒッヒッヒッ...ユナちゃんのホッペタ...ぷにぷにしてて柔らけえなぁ」

 後ろ手を拘束した男はユナの頬をベロベロと舐めあげていた。

 

 「へへ、なんだかスクール水着みてぇでエロいな」

 確かに、ユナのライトスーツのプロテクターの部分以外はスクール水着のようであった。

 薄い布で覆われたクレヴァスを見て、その中身を想像しながらながら舌なめずりをする男。

 

 「ちっ、なんだこのヨロイみてぇなの...外れねぇじゃねえか...」

 ユナのライトスーツを引き剥がそうと引っ張る男たち。

 だが当然、暗黒の者と戦う為に作られたこのライトスーツが、ちょっとやそっとの力で外れるわけながい。

 

 「しょうがねぇ、このままヤッちまおうぜ!」

 ある囚人の一言を合図に、うおおおお! とおたけびをあげてズボンを下ろす囚人たち。

 

 「いやあああああああああああっ!!」

 絹を裂くようなユナ悲鳴が、雑居房の廊下に響く。

 

 「ユナっ! ユナあああっ!!」

 ミサキはユナの元へ駆け寄ろうとするが、同じように囚人たちに囲まれ、押えつけられているため、その中でももがくだけで終わってしまう。

 

 ズボンを剥いた男たちに囲まれ、ユナの姿は見えなくなってしまう。

 ただ「んんーっ!」というユナのくぐもった悲鳴と、

 その囲んだ男たちが皆一様に腰を振っていることにより、中でユナがどんな目にあわされているかが容易に想像がつく。

 

 「ユ...ユナッ! むぐぅう!」

 ミサキの叫び声も、途中で遮られた。

 

 問答無用で男のひとりがミサキの口にペニスを突きこんだのだ。

 いきなり口の中に熱い肉棒を突っ込まれ、一瞬パニックになるミサキ。

 

 「人の心配してるヒマがあったら咥えな、チンポはまだまだあるんだからな」

 

 「!?」

 ミサキはハッとなって周囲を見渡す。

 

 ミサキの周りにはユナと同様に欲望で瞳をギラつかせる囚人たちが集まってきていた。

 その誰もがズボンを下ろし、もう滾りきったペニスをしごいて獲物に襲いかかる準備を整えていた。

 

 

 「ジャマだなぁ...こいつ」

 ライトスーツの胸当てを忌々しそうに見ながら、

 肩ごしに手を突っ込んでユナの小ぶりな乳房を乱暴に揉みしだく男。

 

 「ヤッペ...ユナちゃんのオマンコ...ぷにぷにでカワイイなぁ...」

 布ごしの割れ目を指で何度もなぞる男。

 

 「おおっ、アイドルのレイプシーンが生で拝めるなんてよぅ!」

 あぶれた男の中には、我慢できずに自ら猛り狂った剛直を慰めはじめる者も出てくる。

 

 「おっおっおっ...夢みてぇだ...銀河一のアイドルにフェラさせてるなんて...」

 一番乗りでユナにペニスを咥えさせた男は夢見心地で言った。

 ユナの頭を押さえつけながら、夢中になって腰を振る。

 血管の浮き出たペニスが、腰を振るのにあわせてカポカポと音を立てて出入りする。

 花びらのような小さな唇に、腐臭を放つ肉塊が出入りする。

 

 「んーっ、んーっ、んんーっ」

 くぷくぷと出入りを繰り返すたび、ユナの唾液によって肉鞘が濡れ光ってくる。

 口いっぱいに広がる吐き気を催すような味と、鼻孔に飛び込む生臭い匂い。

 顔を背けようとしても、髪の毛をわし掴みにされ固定されているので、それもままならない。

 人を傷つけることを嫌うユナにとって、肉棒に歯を立てるなどという選択肢は考えもつかない。

 

 無垢で純粋な心を持つユナにとって、彼らの獣欲に満ちた行動は恐怖以外の何ものでもなかった。

 

 「うおっおっおっおっおおっ、イクッくううぅ! いくぅ!」

 男はトドメとばかりに2、3度強烈なピストンを口内へと送り込み、喉元深くに射精する。

 ずぴゅっ! ぴゅっぴゅっ! どぴゅっ!

 「んふっ! んぶぅ!」

 直接食道に流しこまんばかりの勢いで流れてくる粘塊に目を白黒させるユナ。

 口全体に魚の腐ったような生臭い味と、暖かくてどろどろとした感触が広がる。

 「ふぅぅぅ...久しぶりのオンナだ...たっぷり出したぜぇ...」

 男は満足そうに言いながら、口内からずるりとペニスが引きぬかれると、

 「けほっ! こほっ!」

 ユナはその場でこほこほとむせはじめた。

 

 「よおし、次は俺だ、こっち向け」

 すぐ側にいた男が、ユナの髪の毛を掴んで自分の方を向かせる。むせているのもお構いなしに。

 

 「や、やだぁあ! あむむむっ...」

 拒否できたのは一瞬だった、口を開いたスキに突っ込んでやると、

 ユナはペニスに歯を立てまいとして、されるがままとなってしまう。

 

 男たちはユナのやさしさを徹底的に利用していた。

 

 「んむっ...んんん...」

 男が腰を押し進めると、ユナの小さな唇の中に醜悪なペニスが収められていく。

 

 ユナの小さな口ではその長大なペニスの半分くらいしか口にいれることができない。

 「なんだ...ここまでしか入んねぇのか」

 男は吐き捨てるように言うと腰を動かし、ユナの喉の奥をこつこつと小突いて確かめる。

 「んっんっんっんんん」

 喉頭蓋のあたりを小突かれ、苦しそうに顔をしかめるユナ。

 

 その感触と、ユナの表情に、男はあることを思いついた。

 

 腰を動かしてペニスのカリ首のあたりが見えるまで引いたかと思うと、

 「こうやって、ノドの奥にチンポを突っ込んでぇ!」

 と叫びながら一気に腰を突き入れる。

 

 ぐぶん! と鈍い音を立てながらペニスは一気に埋没する。

 

 「んぐぅぅぅ!」

 喉頭蓋の間にペニスが入りこむ。

 まるでノドの奥を串刺しにされたようになり、動けなくなるユナ。

 苦しさのあまり、目に涙をいっぱい溜め、瞳をうるうると潤ませている。

 

 「おお...うっ、すっげえ、子宮に突っ込んでるみてぇだ」

 喉頭蓋の間に挟まったペニスは、ユナが喉を動かすたびにキュッキュッと亀頭を締めつけ、

 まるで子宮の入り口に挿入しているような感覚を与えた。

 

 だが男に痺れるような快感を与えていたのは、それだけではなかった。

 「おら! こっち見ろ!」

 男はペニスを抜かせないように頭を押さえつけたまま、ぐいっと上を向かせる。

 ユナはなすがままに顔を上げる。

 その顔は、ふぅーっ、ふぅーっ、と息苦しそうに呼吸しながら、涙目で男を上目づかいに見上げていた。

 

 「おい、見てみろよイロっぺえ顔! ヌケるだろ!」

 そのままの姿勢を維持しながら、周りで自慰をしている男たちに言う。

 

 考えうる最悪の悪事を尽くしてきてこの牢獄に入れられた男達にとって、強姦など日常茶飯事の出来事である。

 少女の苦しむ顔を欲望の対象にするのも、造作のないことだった。

 

 ユナの潤んだ瞳から涙が溢れ、瞳の端から大粒の雫がじわっ、と湧いた。

 

 「オオオッ! ユナちゃんのフェラ顔、さ、最高っ!」

 「すっげえ! ガキのくせにエロっぽい顔しやがってぇ!」

 「うおおお! この苦しそうな顔がイイぜぇ!」

 周囲で慰めていた男たちは良質のオカズを提供されて、ペニスをしごきあげる速度を速めた。

 

 「このままにしてっからよ、ブッかけてやんな!」

 ユナの頭をがっしりと押さえつけ、その男たちに言う。

 

 「んーっ!! んんんーっ!!」

 ユナは顔を振っていやいやをしようとするが、屈強な力で押さえつけられているので顔はピクリとも顔は動かない。

 

 しばらくして絶頂を迎えようとする男たちから順に、ユナの顔の近くに駆け寄ってくる。

 

 「おらっ! 俺のたっぷりのザーメンを喰らいなっ!」

 ぴゅっ! ぴゅっ! ぴゅっ! ぴゅっ!

 あまりの射精の勢いに、ユナの顔にはいくつもの精液の長い筋が残る。

 あごの下から始まった筋は、頬を通って閉じた瞼の上を通過し、額にまで達していた。

 

 「い、いくよっ! 顔に出すよっ! ううううっ!」

 びゅびゅびゅびゅびゅびゅびゅっ!

 火山が噴火するかのうように激しくペニスを振動させ、マグマのようにどろっとした粘塊を鈴口から吐き出す男。

 それはぺちゃぺちゃと音をたててユナの鼻筋に着弾し、濁液を顔に残していく。

 

 「おらっ! 俺様のザーメンをブッかけてやるぜっ!」

 ずぴゅっ! どぴゅ! びゅっ!

 柔らかい頬にペニスを押し当て、勢いよく射精する。

 精液は頬にあたって爆ぜ、あたりにしぶきを飛ばす。

 

 「んふぅぅぅ...」

 精液が目にしみるため、片方の瞼を閉じるユナ。

 そのあどけない顔は、男たちの排泄した腐った膿のような白濁の液まみれになっていた。

 

 「へっへっへっへ...だいぶ色っぺえ顔になったじゃねぇか」

 ユナの喉元にペニスを突きつけたままの男が、いやらしく笑いかける。

 

 ユナの精液まみれになった顔は男たちの劣情をまた煽ったらしく、先ほど顔に射精したばかりだというのにほとんどの者が2回目を開始していた。

 

 

 


解説

 O-EDO様のリクエスト「フロイラインDに操られた囚人たちに捕まって」です。

 

 うわぁ...今回のはかなり駄目駄目です。

 ひとり対複数って難しい...。

 

 そして...よく考えたらユナの性格ってこんなんじゃないような...。

 次回でなんとか盛りかえしていきたいなぁ...。

 ミサキのH描写はほとんどないですが、それも盛りこまないと。

 


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