...あれから、どれくらいの時間が経ったのか、わからない。
うす明かりのある洞窟の中で、これを書いている。
本当は、それすらも許されない場所なのに...。
私はここに連れてこられた早々、まるで斬首台のような鉄組みに首と両手を固定され、
両足は閉じれないように足首のところに鉄の棒のついた拘束具をあてがわれ、
常に身体を前かがみにするような体勢で固定された。
もちろん、服は一切着させてもらえなかった。
私の他にも何人かがここへ売られてきたらしく、ずらりと一列に並ぶような形で固定された。
まるで囚人か家畜みたいな扱いに、みんな泣き叫んでいた。
そして...自称飼育係の小男が、女の子たちのお尻に...番号の入った焼印を押してまわった。
どうも私は「127番」らしく、その番号の入った焼印をお尻に押された。
焼印はお尻の肌の皮が剥がされるくらいに熱く、歯をくいしばってもたえられなかった。
焼印を押された女の子たちはあまりの熱さに気を失い、私も気を失った。
隠し持っていた黒炭をつかって...鉄組みの柱の所にここに来た時からの記録をつけるようになった。
職業柄、こうやって何かを書いていると落ち着く。
それからしばらくして、同じ洞窟内に、数匹のミノタウロスが入れられ、共に暮らすことになった。
だが彼らは拘束されておらず、自由に動きまわったり、仲間とじゃれあったりしてる。
時折...娯楽施設を利用するように、拘束された私たちを犯した。
もちろん身体を動かせない私たちは彼らの交渉を拒否する権利はない。
彼らは家畜とはいえ、私たちに比べるとずっと自由だ。
ここでは私たちは...家畜よりも劣る存在なのか。
隣の女の子とお話しをした。
キレイな黒髪で目のパッチリしたかわいい女の子で、私よりもふたつ年下だった。
彼女は親の借金を肩代わりされるために売られ、ここに連れてこられたらしい。
彼女は身の上話しが終わると、故郷を思い出したのか声をあげてシクシクと泣きだした。
私も...少し泣いた。
私たちには身体を動かす自由は一切与えられていない。
排泄物などは全て垂れ流しで、眠るときもそのままの格好だ。
食事などは飼育係の小男が私たちに与えてくれた。
竹筒に入ったものを私たちの口に突っ込み、その竹筒の背中を押すと中に入ったものが直接胃の中に流しこまれる。
食べたい、食べたくないなどの私たちの意思は考慮されない。
ここに来る前からずっと私の心の中にひっかかっていたコト。
ルーミィは無事なのだろうか。
いまだにあのライオンみたいな盗賊の頭にひどい事をされているんじゃないか、
なんとか逃げ出したけど洞窟の中で迷ってわんわん泣いているんじゃないか、
考えれば考えるほど不安になってくる。
せめて...せめて...ルーミィだけでも...クレイたちの所に戻っていてくれるといいけど...。
飼育係の小男は、私たちを自分の性欲処理の道具としても使った。
「後ろは牛どもの専用だからな...口でしてくんな...
歯ぁ立てたら...そのキレイな顔に焼印を押してやっからな」
などと脅かしながら、性器を女の子の顔に突きつける。
顔も完全に固定されているので、顔をそむけたりすることもできないまま、口に咥えさせられるのだ。
もちろん...怖くて歯など立てる女の子はいない。
そういう私も...彼の性器を何度か口で慰めさせられたことがある。
私の隣にいた女の子の様子がだんだんおかしくなってきている。
あんなに大人しかった子が、いきなり大声で笑いだしたり、怒り出して暴れたりしている。
いままではミノタウロスにされる時は恥ずかしそうに声をこらえていたのに、
最近では「もっともっともっと突いてぇ!」などと自分から求めるようになった。
彼女は、大丈夫なのだろうか...。
ミノタウロスたちの性交は乱暴で...私たちを痛めつけるようなところがあった。
だが何日か経つと...女の子たちはその乱暴に打ち据えられながらも、気持ちよさそうに声をあげはじめた。
私も...痛いだけだったものが、だんだんと身体の芯が疼くようになってきて...、
今では乱暴にされればされるほどこらえきれずに声をあげてしまうようになった。
これは飼育係が言っていたのだが、
「ヘッヘッヘッ、お前らのエサの中にはクスリが混ぜてあってなぁ.....
牛どものチンポにもヒィヒィよがれるようになるクスリさ...
そうしないとお前らが長持ちしねぇからなぁ...」
されている時に...意識がどこかに飛んでいってしまうくらい気持ちよくなる瞬間があった。
これが...飼育係の言っていた「絶頂」というやつなのだろうか。
最近ではもう、されている最中に声をこらえることができなくなってきているし...。
飼育係の言っていたクスリの効果が...私の身体にも現れてきているのだろうか。
以前、横一列に拘束された私たち全員を、一斉にミノタウロスが犯したことがあった。
気持ち良さに牛の鳴き声のような雄たけびをあげるミノタウロス達。
そして彼らに突き嬲られてよがり声をあげる私達。
それを見て、笑い転げる飼育係.....。
「ヒッヒッヒッヒッヒッ!
横一列にキチンとならんでヒィヒィよがって...まるで楽器みてえだぜお前ら!」
ミノタウロスの中にも、ヒエラルキーが存在しているらしく、
ひとまわり大きなミノタウロスがここのボスのようだった。
そのボスに運悪く私は気に入られ...いつも彼の相手をさせられていた。
彼は他のミノタウロスとは違い、二度や三度出しただけでは満足しなかった。
一度始めてしまうと、六回は出さないと止めてくれない。
その間、私は何度も意識を失いそうになるが、その時彼は私の身体が壊れんばかりに
強く腰を打ち据え、力づくで叩き起こされてしまう。
隣の女の子が、以前からたしかに予兆はあったのだが、今日ついにおかしくなった。
焦点のあわない目でよだれを垂らしながら...いつもしまりなく笑っている。
何を問いかけても答えてくれなくなった。
飼育係が、
「あーあ、こいつもそろそろ潮時かな」
と言っていた。
すると何を思ったのか、飼育係はペンチでその子の歯をひっこ抜きはじめた。
私は必死になって止めたのだが、
「おかしくなった奴ぁこうしねぇと舌ぁ噛み切っちまうんだよ」
と言って、とうとう女の子の歯を全て抜いてしまった。
私は途中で...彼女の方を見ることができなかった。
もしかして...私もいずれあんな風になるのだろうか...。
出産の時も、この姿勢のままだ。
新しい生命のたん生にも、ここでは何の感動もない。
「おらっ! とっととひり出せよっ!
いつもクソしてるみてえにふんばるんだよっ!!」
などと飼育係からなじられ、尻を叩かれ、まるで排泄のように子供を産み落とす。
そういう私も...初めての出産の時はなかなか出てこなくて...
お尻が真っ赤にはれるまで叩かれたことがあった。
そういえば...今もボスの子がお腹の中に宿っている。
これで...なんどめだろうか、彼の子供を産むのは。
さい近は子供を宿しているさいちゅうにされても...いたくなくなってきた。
この間はあまりの気持ちよさによだれまでこぼしてしまった。
このまま...このまま、何もかんじず、かれらのそそぎ込むこだねをうけ入れるだけの
肉の容きになれたら...どんなにらくだろうか。
でもさい近は、そんなことどうでもよくなってきている、
かれらにされるたびにあたまのなかがまっ白になり、何もかんがえられなくなって...
からだ中がとろけるほどにきもちがよくなる
いくときはおしっこやうんちもいっしょにもらすようになった。そのときがさいこうにきもちよくてそのあともれんぞくでいってしまう
もうそろそろこれをかくのもつかれてきたこんなことをしてもなにもいみがないし
ああまたかれがやってきたわたしをわたしをあいしてくれるために
あっああっあうんあああんいまかれにあいされながらこれをかいている
もっともっともっともっとついてついてついてついてわたしをわたしをわたしをただのにくのかたまりにして
終
「ミノタウロスの腹(中)」の続きにして完結。
文章が進むにつれてだんだん平仮名が多くなっていってるのわかります?
最後の方読みづらくてすいません。
たいした事は書いてないのでよみ辛かったら飛ばしてください(解説で言うな)。
そろそろ純愛小説が書きたくなってきました。