PCエンジン『ゲイングランドSX』をドリームキャストにリメイク移植...『ゲイングランドDX』、
画面がスクロールして見にくいと不評...売上本数8000本。
カプコンのVSシリーズを模倣して、セガのアーケードゲームのVSシリーズ、
『ダークエッジ vs バーニングライバル』...全員新キャラクターだと誤解される...売上本数6000本。
セガエイジスをドリームキャストで復活...第一弾『ダイナマイトダックス』.....。
.....売上本数4000本。
そこまで読み上げて、ディレクターは顔を上げた。
ミーティングルームにいたスタッフ全員の視線がプロデューサーである羽田弥生に集中する。
険悪なスタッフたちの視線をはねのけるように立ちあがる。
「なっ...なによその目はっ!? あなたたちがちゃんと私の言う通りに作らなかったのがいけなかったんでしょ!」
相手は7人だが、弥生は一歩も引く気配がない。
「言う通りに作ったからこうなったんです!!」
7人同時にハモる。
ここ...「開発Y研」は「セガガガ」である弥生が取り仕切る部署で、
主に過去のアーケード作品の移植や、リメイクなどを行う所であった。
「あなたたちは私のロボットとなって馬車馬のように働いていればいいのよっ!」
可憐な見た目とは裏腹に過激発言をするプロデューサーの弥生。
「すぐに次のラインを走らせます! タイトルは...」
「ずんずん教の野望2...とか言うんじゃないでしょうね?」
すぐ近くに座っていたディレクターが弥生に向き直る。
「う...」
図星なのか、言葉を失ってしまう弥生。
「やはり...あなたにはもうついていけません...」
ディレクターはイスから立ちあがると...弥生ににじり寄る。
「なっ...なによ...」
迫ってきた青白い顔に、わずかに気後れする弥生。
ばちっ!
「ぐっ!?」
首筋から発生した高圧電流に...弥生ははじかれたように身体を痙攣させると...そのまま床に崩れ落ちた。
「これからあなたには...責任をとってもらいます...」
薄れゆく意識の中で...弥生はディレクターの声を聞いていた。
ディレクターの手には...今なおバチバチと青白い電流がスパークするスタンガンが握られていた。
. . . . .
「んっ...?」
小一時間後...弥生の意識が戻ってきた。
「.....?」
身体の自由がきかない...最初はスタンガンのせいでまだ身体が痺れているのかと思ったが、そうではなかった。
会議室の中央の机に大の字の形で拘束されてしまったのだ。
弥生を拘束する机を取り囲むように、仁王達になったスタッフたち。
「ちょ、ちょっと! 一体なんのマネよっ!?」
全員の顔を見渡しながら言う弥生。
必死になって身体に力を入れるが、拘束はびくともしない。
ちょうど...弥生の大の字に開かれた脚の間に立っていたディレクターが口を開く。
「プロデューサーであるあなたには責任を取ってもらうと同時に、次回作の協力をしてもらいます」
そして淡々と言う。
「きょ...協力って...なによ」
協力することには異存はないが...この扱いが弥生を不安にさせる。
不意に弥生の身体に、無数の手が這った。
「セガガガの制服って、ひそかに ”萌え” るよね〜!」
デザイナーの一人が弥生の身についているセガガガの制服の上着を開き、シャツをまくりあげる。
「脱がせずに着せたままやっちゃえ!」
プログラマーの一人が弥生の赤いミニスカートをたくし上げ、濃い紫のストッキングをずり下ろす。
「あっ!? ちょ、ちょっと!? 何するのよっ!? やめなさいっ!!」
身体をよじらせて暴れる弥生。
縛りつけられている机がガタガタと揺れるが、拘束は外れない。
スタッフの手によって弥生はあっという間に下着をむき出しにさせられてしまう。
「おわっ、すげー! ブラまでロゴが入ってるぜ!?」
その一言に弥生の胸元に視線が集中する。
弥生の身につけているブラの肩紐の部分には「SGGG」のロゴが繰返し刺繍されていた。
「パンツにも入ってるよ!」
その一言に視線が胸元から下腹部へと移動する。
弥生の身につけているショーツの正面には小さく「SGGG」のロゴが小さく刺繍されていた。
「うわぁ〜! ”萌え” る〜!!」
会社から下着まで支給され、それを身についているという事実が彼等のエロティシズムを煽ったのか...
一様にはしゃぐスタッフたち。
「こっ...こんなことしてタダですむと思ってるのっ!? ほどきなさいっ!!」
下着を見られ、僅かに頬を染めながらも強気な姿勢を崩さない弥生。
「あなたの拘束をほどいてもタダじゃすまないんですよ...」
ひとり冷静なディレクターがぼそりと言う。
「我々の開発部署が存続する方法はひとつ...先の3作品の悪印象を払拭するようなゲームの制作です」
独り言のように呟く。
「そ...それで私をどうするっていうの...?」
ゲームの制作と自分に対する暴行...弥生はそこが結びつかないでいた。
ディレクターは応えるかわりに顎でスタッフに指示する。
その指示にプログラマーたちは先に丸いセンサーのついた緑色の導線を弥生の身体中に粘着テープでいたるところに貼りつけはじめる。
デザイナーたちは持ちこんだノートパソコンを起動する者、スケッチブックを構える者、ビデオカメラを構える者...。
「ま...まさか...」
自分に貼り付けられていく導線の正体を理解し、弥生の顔は僅かに青ざめる。
「やっ...やめなさいっ! 何をかんがえてるのっ!!」
そして身体に導線をつけられないようにするため、大暴れする弥生。
...弥生の身体につけられた導線を辿ると...一台のコンピュータに接続されていた。
そのコンピュータのディスプレイには、ワイヤーフレームで構成された人物が描かれており、
弥生が暴れるのにあわせて同じように身体をよじらせている。
そう、この導線はモーションキャプチャーを行うための導線だった。
弥生の身体中につけられた導線は弥生の身体の動きをデータ化し、ディスプレイに作られたワイヤーフレームの弥生に同じ動きをさせていた。
「うわあ...”萌え萌え” 〜!」
嬉しそうに言うデザイナー。
たしかに、実験動物のように身体中に緑色の導線をつけられ、拘束された身体を必死によじらせる美少女の痴態は、
独特のエロティシズムがあった。
スタッフたちは、これから弥生が陵辱される様をデータとして記録しようとしているのだ。
それが、彼等にとっての「協力」なのだ。
「次回作はアダルトゲームになります...我々が生き残る道は、それしかありません」
だんだん正体を失って行く弥生とは対照的に...冷静なディレクター。
「ド...ドリームキャストで18禁ゲームなんて出せるわけないでしょ!!」
暴れながらもツッコミをする弥生。
「前例がなければ作ればいいんですよ...セガサターンの時のようにね」
そのツッコミにも冷静に対応する。
確かに、ドリームキャスト初の18禁エロゲーともなれば今までこの部署が発売してきたゲームよりも何倍も売れるだろう。
弥生もそれは否定しない。
だが...その制作のために自分の身体を捧げるつもりは毛頭ない。
「おい ”萌え” るからブラとパンツは取らずに緩めるだけにしとけよ」
その気持ちを全く無視し、てきぱき指示を出すディレクター。
弥生の身体中に導線をつけ負えたプログラマーは弥生のブラのフロントにあるホックを外す。
「あんまり大きくないのが...また ”萌え” るなぁ〜」
ディレクターの指示通りにブラを外さずに、カップの部分を開いて控えめに膨らんだ乳房を露わにさせる。
「おお...!」
用意をしていたスタッフ全員の視線がそのふくらみに集中する。
今まで本物の女性の乳房を見たことがないスタッフたちは、ぎらつく視線でそのふくらみを視姦する。
どのスタッフも股間はギンギンに勃起し、ジーンズをテントにようにしている。
「お...おお...」
今まで冷静だったディレクターすらも、ごくりと生唾を飲みこんで凝視する。
「や...っ! 見ないで! 見ないでええっ!」
肩を揺さぶって暴れる弥生。だがその振動にあわせてわずかなふくらみもぷるぷる震え、よりスタッフの目を楽しませる。
「む...むねのサイズを補正...して」
プログラマーはのぼせた顔で鼻血を流しながら、画面上で暴れるワイヤーフレームの弥生の胸にマウスカーソルを合わせ、
胸の数値を再入力する。
ディスプレイ上に描かれた弥生の豊満だったバストは、今机の上で暴れている弥生と同じように控えめなサイズになり、
物理計算された乳房は健気にぷるぷる震えている。
まるで画面上でこの弥生という少女を支配しているような気分を錯覚するプログラマー。
サイズを補正した後も、揺れる乳房を愛撫するかのようにマウスカーソルの矢印で撫でまわしている。
「よ...よしっ、次は、パンツだ」
ブラを外したプログラマーのひとりは女の子らしい小さめのショーツに手をかける。
「やっ...やあああああ!」
ずるっ...
悲鳴と同時に、弥生のロゴ入りショーツはずりおろされた。
「うおおおおおおおおおおお!!」
その瞬間、スタッフ全員が咆哮のような叫び声をあげながら弥生の下腹部に殺到した。
剥き出しになった下腹部には...無毛のスリットがあった。
「デデッ...データ補正...しっ、しないと...」
ピュッ、と勢いよく鼻血を噴出し、机にぶちまけるプログラマー。
「つっ...つるつるだ! ももももも ”萌え” 〜!」
手にしたスケッチブックでガリガリとそれをデッサンするデザイナー。
ものすごい勢いで弥生の恥かしい箇所が書き移されていく。
「とりこんで...テクスチャにしないと...」
ブツブツ言いながらビデオカメラでその割れ目を接写するデザイナー。
「あの曲線を表現するには...60万ポリゴンは必要だな...」
弥生のつるんとしたタマゴのような股間の曲面を撫でまわすように見つめるデザイナー。
弥生の股間は...まるで幼女のように一切の翳りがなかった。
無防備すぎる股間の縦筋に...いまにも襲いかからん勢いのスタッフ達。
だが...それぞれちゃんと仕事をしているのは流石プロである。
「こ...これほどまでに ”萌え” る身体をしているなんて...見直しました!」
妙な理由で弥生を称えるディレクター。なぜか感動し、瞳を潤ませている。
だが弥生はちっとも嬉しくない。
「やあっ! やああああっ! 見るんじゃないわよおおおっ!!」
割れ目に集中する視線をはねのけるように腰をよじらせる弥生。
ひざのあたりまでずり下ろされたショーツ、無防備すぎる割れ目、
そしてなんといってもいつもはクールな弥生が顔を真っ赤にし、正体をなくして暴れる様にスタッフの情欲は煽られた。
ディレクターは改めて弥生の肢体をなめまわすように見る...。
横になびくグリーンの髪...大きくよく動く瞳、毒舌を吐くのが信じられないほど可憐な唇、
羞恥にわずかに染まった頬、震える白い首筋...本人の態度の大きさとは裏腹な控えめな乳房...、
自分の肥え太った腹とは全然違うひきしまった腰...かわいらしくくぼんだおヘソ...そして、
つるんとした無毛の割れ目.....。
弥生はまさにデータ化するに相応しい ”萌え” 美少女だった。
しかも衣服を剥ぎ取られず、はだけさせただけというのがかえっていやらしい。
「!」
何かをひらめいたディレクター。
「おい! センサー4本追加だ!」
端末を操作していたプログラマーに指示をしながら、まだ未接続の導線3本をひったくる。
「やあああああっ! ほどきなさいっ! ほどいて! ほどいてえええっ!」
なおも暴れ続ける弥生。
暴れるのにあわせて、身体中に貼りつけられた導線がぱたぱたと揺れる。
「まず...乳首にふたつ!」
ディレクターは手にしたセンサーを、弥生の薄いピンクの乳首にぺたりと張りつける。
弥生は暴れているが、拘束されているのでその動きはたかが知れていた。
「そして...ヘソにもひとつ!」
センサーをおヘソにねじ込ませる。
「最後に...オマンコにもひとつ!」
くにくにと震える割れ目にもセンサーを貼りつける。
ディレクターは手際よく弥生の身体にセンサーを追加した。
「こ...これで更にリアルな乳揺れやオマンコの動きが再現できるぞっ!!」
ガッツポーズを取るディレクター。
乳首、おヘソ、オマンコに貼りついたセンサーが、より美少女をいやらしく彩る。
「やだっ! やだっ! やだああああああっ!」
駄々をこねる子供のように暴れる弥生。
4本のセンサーの追加により...僅かな乳揺れがさらに再現され、
しかも無毛のスリットが震える様まで画面上に再現される。
「おおおおおっ...」
喰い入るように画面を見つめるプログラマー。
噴出した鼻血はもうキーボードの上を血まみれにしていた。
遠目で、更に精度の高くなった再現データを見ながら、ディレクターは決意する。
「よ、よしっ! じゃあ予定した通り ”強姦” のモーションのキャプチャーを行う! 全員持ち場に戻れ!」
ギンギンに滾らせたイチモツを露出させ、颯爽とスタッフに指示を出すディレクター。
力強く握った拳と、逞しくなったモノに同じ形の血管が浮き出ている。
じとっ、と湿った視線をディレクターに返すスタッフ達。
「な、なんだその目はっ!? あとでお前らにも後でちゃんとやらせてやるからさっさと仕事しろっ!」
すっかり感情的になってしまったディレクター。
弥生本人はあれほど拒否しているのにとんでもない事を言う。
スタッフ達は納得のいかない様子だったが、しぶしぶ持ち場に戻った。
強姦のモーションキャプチャーなど、間違いなく世界初。前代未聞だろう。
狂気のデータ作成が...今、この「開発Y研」のミーティングルームで行われようとした。
ドリームキャスト用のシミュレーションゲーム『セガガガ』の羽田弥生ねたです。
『セガガガ』初の二次創作小説だと思うんですが...既に他でやってますか?
設定ちょっと変かもしれませんが、ネタばれ防止のためで、それは御了承ください。