その日、いつものように登校してきた男子生徒たちは教室内にいる少女を見て驚きの声をあげた。
「ん...ううっ...んうぅぅっ...」
誰よりも早く登校する「出臍委員」の藤崎詩織が、自分の机の所でつま先立ちになったままもじもじと身体をよじらせ、辛そうに喘いでいたからだ。
喘ぐ詩織の臍の内肉には銀のピアスがつけられ、そのピアスには細いチェーンが付き、天井に伸びていた。
チェーンは詩織のちょうど腰より上くらいまで長さしかない。
そのため、詩織はつま先立ちになってもなお臍の肉を上に引っ張りあげられ、吊るされているような形になっていた。
清潔感あふれるブルーの制服に、レモン色のかわいらしいリボン。
そこまでは、他の女生徒たちと何らかわりはない。
が、そのセーラー服の丈は短くカットされており、乙女のほっそりしたおなかと腰が露わになっている。
腹部に穿たれた少女らしい可愛いおヘソからはびろんと中の肉が引っ張りだされ、肉の先にはピアスリングがつき、
天井に伸びるチェーンによって吊るしあげられている。
「んあっ...ああっ...ふうぅぅっ...」
ヨタヨタとふらつく足どりでなんとか背伸びを維持しようとしている詩織。
もうこの時点でヘソの肉は限界まで引っ張り出されているので、足を下ろそうにもできないのだ。
少しでも気を抜いて足をおろそうとすると、肉を引きちぎられるような激痛が走る。
「い...あううっ!」
が、それでも時折気を抜いて足をおろしてしまうのか、
肉を捻りあげられる激痛に、はじけるように身体を直立させてつま先を立てなおしている。
そのたびにゆらゆらと揺れ、冷徹に少女を吊るす銀色のチェーン。
痛々しく、そしてみっともなく、三角に伸びた臍肉...。
まるで、拷問のようなその光景。
生徒会長である如月未緒が推奨した「出臍委員」になるための次なるステップ...。
それは、ヘソピアス。
臍の一番奥深くにリングピアスを通し、そこに細いチェーンを結びつけて引っ張る。
すると中の肉が引き出されて露出する。
以前までは定期的に男子生徒たちの手によってペンチでヘソ肉を引っ張られていたのだが、
この方法だと件の状況が常時続くことになる。
臍肉吊るしという痴態をさらす美少女に、男子生徒たちは歓声をあげた。
「すげー! さすがはデベソ委員!」
「触らせてくれよ!」
男たちは詩織のまわりに殺到し、ゴムのように伸びた少女のヘソ肉を無造作に触りはじめた。
マシュマロのような柔肉に、男たちのごつごつした指が触れる。
「あうっ! さ、さわらないでぇぇ! お、お願い! いやああぁ!」
腰まで伸びたつややかな髪を振り乱し、悲鳴をあげる詩織。
が、詩織には男たちの手から逃れる術はない。
両手は後ろ手に拘束されているし、ヘソの肉をピアスで摘まれ、繋がれているので動くこともできない。
ただただ許しを請うことしかできないのだ。
もちろん、男たちはこれが「出臍委員」でやらされていることだとわかっている。
学校公認とあらば助ける者などなく、詩織の飛び出た美臍をいじくれる美味しいシチュエーションを黙って見ているわけはない。
なんといってもこれほどの美少女の身体の一部をいいように触ることができるのだ。
そして触れるたびに、その美少女は苦痛に顔をしかめ、許しを請うような視線を向けてくる。
やりたい盛りの彼等にとってはたまらなく刺激的な行為なのだ。
「へえ...ヘソの肉ってはじめて触るけどふにふにしてて柔らかいんだな...」
引っ張られて鬱血をはじめた薄肉を指でムニムニと揉みつぶす男子生徒。
「すげえ、こんだけ伸びてるのに引っ張るとまだ伸びるぜ!」
のびたヘソ肉の端を力まかせにひっぱって、別の方向い無理矢理伸ばす男子生徒。
男たちは指先を使って、思い思いに触りごこちのいい柔肉を堪能している。
「(やだ...やだ...私の...私のおへそ...が...)」
男たちの手によって、信じられないほどに伸びきり、形を変えられていく自分のおヘソ...。
泣きそうな顔でそれを見る詩織。
眼下では、自分のおヘソが引っ張りだされ、まるで見世物のようにぐにぐにといじられている。
少女にとっては見られるだけでも死にたいほどの羞恥であるというのに、
それを力づくで引きずりだされたうえに、いじくり回される。
「...やめて! やめて! やめてぇぇ!」
あまりの行為に耐えきれなくなったのか、泣き叫ぶような声で懇願する詩織。
男たちに囲まれ、天井吊るしにより伸びきったおヘソに男たちの手があちこちから伸び、
揉んだり、摘んだり、伸ばされたりして無惨な形に変形しているピンクの臍肉が見える。
揉みくちゃにされた詩織はなんとかつま先立ちを維持したまま、
今にも泣き出しそうな声で「いやあ、いやあ」とかぶりを振り、乱れる髪もおかまいなしに叫んでいる。
遠目に見ると、ひとりの少女によってたかって、集団強制猥褻をしているようにしか見えない。
「あら...藤崎さんのおへそ...みんなから引っ張られてあんなにみっともなく伸びきっちゃって...」
その様子を冷めた視線で見ていた女生徒...鏡魅羅はそっとつぶやいた。
. . . . .
その日の放課後。
詩織の下校を追いかけまわしている投稿写真雑誌のカメラマンたちは詩織の姿を見て驚きの声をあげた。
「すげー! 見てみろよ! あれ!」
「うわ...なんだありゃ!?」
「ピアスがついてるぞ...!」
詩織の臍肉にピアスがついているのも驚きなのだが、更に男たちを驚愕させたのが、
「あ、あれは分銅か!?」
「分銅だよ! ヘソから分銅ぶら下げてるよ!!」
ピアスには短いチェーンつけられ、ひざのあたりまで伸び...その先には鉛でできた分銅がぶら下げられていた。
その分銅の重みによって詩織の臍肉は中から引っ張りだされ、力のかかるままに伸びきり、だらしなく垂れ下がっている。
「こりゃスクープだぜ! 来月号の差し替え、まだ間に合うか!?」
目の当たりにした美少女の衝撃映像に、早速カメラを構える男たち。
パシャパシャとシャッターを切り、フラッシュのたかれる音がひっきりなしに響く。
ファインダーは羞恥にうつむく詩織の顔のアップを捉えたあと少しづつ下がっていき、待望のヘソを接写する。
まるで舌のようにでろんとのびきって、ヘソの穴から垂れ下がる美少女の臍肉。
その先にはピアスがつき、30cmほどのチェーンがつけられ、重たそうな分銅がぶら下がっている。
分銅には現在ヘソにかかっている重さがよくわかるようにわざわざ「2kg」とシールが張ってある。
詩織が歩くたびにスカートが持ち上がり、それにあわせて分銅が揺も揺れる。
分銅が揺れるたびに伸びきった臍肉がびろん、びろん、と伸縮する。
チェーンが夕日を受けてキラキラと輝き、必要以上に注目を集め、詩織の気持ちを踏みにじる。
信じられないほどに美少女を貶める、そんな光景。
「すっげえ...信じられねーぜ...ゴムみてーに伸びてるよ...あのヘソ...」
「ヘソの肉ってあんなふうになってるんだな...はじめて知ったよ」
「ヘソ出しルックならぬ、デベソ出しルックだな...」
私立の名門「きらめき高校」の制服姿でヘソ出しという時点でかなりのギャップがあるというのに、今の詩織はデベソを剥き出しにしているのだ。
ある意味全裸よりも恥かしい、恥辱のファッションである。
「く...ううっ...」
泣き出したいのを必死にこらえながら、ゆっくりとした足どりで帰宅する詩織。
はしたなく伸びきったヘソを激写され、揶揄され、本来ならば逃げだしたかった。
だが...走ると分銅の重量がより身体に負担をかけるため、それもできないのだ。
それをいいことに、足首に鉄球をつけられた囚人にでも見るかのように、
男たちは詩織を嘲笑し、たっぷりとその姿をカメラにおさめた。
次の月に発売された投稿写真雑誌は...ピアスと分銅によって伸びきった詩織のヘソのどアップが表紙をかざった。
アオリ文句はこうだった。
”ヘソ出し女子高生、今度は中の肉まで丸見え!”
. . . . .
ペンチによる摘み出しはなくなったものの、腫れを止めるための薬液は以前より頻繁に塗られるようになった。
薬は、男子生徒たちの手によって交代で塗られた。
ラベルの貼られていない薬ビンが取り出され、その中に無造作に指を突っ込んで薬液をつける。
そしておもむろに、飛び出た臍肉に指先で塗擦する。
ぬるっ...
「んっっ!」
薬液の冷たさに、肩をすくめる詩織。
天井吊るしをさせられているため、腰を引くこともできないのだ。
ヌルヌルの薬液を、パンにバターでも塗るように指先で塗り広げていく。
腹部にじわじわと広がる、くすぐったいような感触。
「く...うぅぅん」
唇をきゅっと噛んで、その感覚をかみ殺そうとする。
薬を塗られると、その箇所がほかほかと温かくなってきて...
痺れるような、むず痒いような感覚が身体の芯に染み込む。
表情を曇らせる詩織を、ニヤニヤとしまりのない顔で見ながら、
じっくり、じっくりと薬を塗り込んでいく男子生徒。
ぬる...ぬる...ぬるっ...
「くぅ...ふぅぅ...」
まるで尿意を我慢しているかのように、じれったそうに両脚をこすりあわせる詩織。
その頬がだんだんと朱色に染まってきている。
似た感覚は以前にもあった。
「臍委員」の時に、男子生徒たちからヘソゴマを挿入されていた時である。
いくつもヘソゴマを入れられると、おヘソの中でそれらがゴリゴリとこすれあって、
なんだかお腹の中をくすぐられているような感じがして...身体中がじんじんと疼き、痺れてくるのだ。
薬液が滴り落ち、濡れ光る臍肉を...滑りのよくなった指先でこすりあげられると、
身体の芯は火照っているのに、背筋が寒くなるような快感が走る。
ぬるっ...ぬるっ...
「んくっ.....くふぅぅぅん...」
背筋を伸ばしたまま、ぞくぞくと震える詩織。
脊椎を通って、背骨に微弱電流を流されているような、そんな仕草である。
眉をハの字に結んで戸惑ったような表情で、湧き上がる感覚に健気に耐える美少女を見ていると...
より熱心に薬液をすりこんでやりたくなるのが男心である。
ぬるっ...ぬるっ...
「はふっ...いやあぁぁ...いやあぁぁん...」
いやいやと顔を振りながら、ヘソ肉を引っ張り出されたままの身体をよじらせ、悩ましい声をあげる詩織。
切なそうに身体をよじらせるたびに、プリーツの入ったスカートがふわり、ふわりと揺れる。
大きな瞳はウルウルと潤みがちになり...頬は上気し、半開きなった唇から、喘ぎを漏らしつづける。
「ま...まだ...?」
はぁ、はぁ、と小さく肩で息をしながら、薬液を塗る男子生徒に聞く詩織。
だが、そんな涙ぐんだような瞳で見つめてしまっては...。
「...ま...まだまだ、もっとたっぷり塗り込んでおかないとね」
こう答えられてしまうのは当然である。
男子生徒は薬ビンに指をひたし、もう薬液でぐちょぐちょに濡れたヘソ肉にさらに上塗りを施す。
ぬる...ぬるっ...
「はふっ...! はぁぁぁん...」
ヘソの上を滑る指の感触に、こらえきれずに嬌声を含んだ吐息を漏らしてしまう詩織。
滴り落ちた薬液が床に垂れ落ち...いくつものシミを作る。
「す...すげえ...」
隣のクラスからも集まってきた男子生徒たちは...
学園のアイドルが熱っぽくよがり続ける様を生唾を何度も飲み込んで見ていた。
. . . . .
体育の時間。
男子は外でサッカー、女子は体育館でバレーボール。
「おい! マークにつけ!」
「そこ、ガラアキだぞ!」
かけ声をあげながらサッカーに興じる男子生徒たち。
シャツに短パンといった男子生徒たちの中に...なぜか、ブルマー姿の女生徒がひとり、混じっていた。
その女生徒の体操服の上着の丈は途中でカットされたように短く...ほっそりとくびれた腰が完全に露出していた。
他ならぬ「出臍委員」、藤崎詩織であった。
天井吊りからは開放されているものの、今度はチェーンの先にはサッカーボールがつけられていた。
逆に言うならば、男子生徒たちはチェーンと詩織がくっついたサッカーボールを蹴っているのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ...」
荒く息をしながら、蹴られるサッカーボールを必死になって追いかける詩織。
そうしないと蹴られた衝撃によって臍の肉が引っ張られ、激痛が走るのである。
いくら運動神経抜群の詩織とはいえ、男たちについていくのは体力的にも無理がある。
「はぁっ、はぁっ、うぐ...っ! ...くうぅぅ...はぁっ、はぁっ...」
時折引っ張られる痛みによろけつつ、それでも半泣きの顔でサッカーボールを追いかける詩織に、
男たちは美少女を引きずりまわしているようなサディスティックな錯覚にとらわれた。
「おらっ! シュート!」
チェーンのついたボールが勢いよく蹴り上げられる。
ドガッ!
ビーン! とボールについたチェーンが張り詰め、その衝撃が臍肉をこれでもかと引っぱる。
「い、痛っ!!」
臍肉が引きちぎられるような痛みに、お腹を押さえながらよろける詩織。
「させるか! クリアーだ!」
シュートを阻止した男子生徒は、今度は反対側に向けて高く蹴りあげる。
ドガッ!
まるでゴルフボールにヒモがついたゴルフ練習機のように、
サッカーボールは高く上がった後、チェーンに引っ張られて失速した。
ボールの蹴り上げられた方向に向けてびろーん! と臍肉が痛々しく伸びきる。
ミリミリと肉を剥がされるような感触が詩織のいたいけな腹部に襲いかかる。
「ひぎいいいいいっ!!」
断末魔のような少女の悲鳴が校庭に響いた。
限界を超えた痛みに、前にのめるように倒れる詩織。
「おら、パスだ!」
そんな詩織の様子も知らず、別の男子生徒が勢いよく蹴り上げる。
ドガッ!
もう詩織は倒れて1歩も動けない。
ピンと限界まで張り詰めたチェーンのボールを蹴ったものだから、直接腹を蹴りあげられているような激痛が詩織を襲う。
ミリミリミリミリッ!
「ひぐっ!」
倒れたまま、尺取虫のように腰をびくん! と浮かせる詩織。
「ほら、立て! 藤崎!」
駆けよってきた体育教師に無理矢理起こされる詩織。
倒れたせいで全身砂埃にまみれ、その姿は哀れとしか言いようがなかった。
ドカッ!
ふたたび蹴られたサッカーボール。
「ひぎぃぃぃぃ!」
詩織の身体はチェーンに引っ張られるようにして前に進んだ。
. . . . .
「...よし、じゃあ次は藤崎、読んでみろ」
教壇に座ったまま、顔もあげずに言う教師。
「はい」
授業中といえども吊るされているので立ったまま返事をする詩織。
立ったままで、黒板に書かれた英文を読みはじめる。
「Looks like we can enter from here...」
さすがは才色兼備と言われるほどの少女。
澱みのない流暢な発音で、スラスラと読み上げていく。
「Is there something here tha...t ...きゃ...あんっ」
が、その流れるような朗読に、似つかわしくない甘い声が混じる。
前の席の男子がふざけてチェーンを引っ張ったのだ。
引かれた勢いで、目の前のチェーンがしなるように揺れている。
チェーンの揺れにあわせて、詩織のヘソ肉も左右にぷらぷらと揺る。
「やっ...ふあっ...あっ! ふあぁぁぁぁ...ん!」
ヘソ肉をグリグリと引かれる感覚に、ガクガクと身体を震わせる詩織。
もう朗読どころではない。
学び舎に響く、美少女の喘ぎ声。
その甘い嬌声に教室中の視線が集中する。
驚いて顔をあげる教師。
視線の先には、切なそうにもじもじと身体をよじらせる、ヘソを中身まで丸出しにした教え子の姿が。
ごくり...
教室にいる男たちが、みな一斉に生唾を飲み込む。
「オ...オホン! 気持ちいいのはわかるがな、授業中には静かにするんだぞ」
教え子とはいえその扇情的な姿に思わず股間が充血してしまった教師は、平静を取り繕いながらたちこめる異様な空気を一蹴した。
たしかに...まるでSMプレイのようにヘソピアスをされ、それから伸びたチェーンに拷問のように吊り下げられ、
学園のアイドルと呼ばれるほどの美少女が悩ましい声で悶えたとあっては、心を動かされない男はいないだろう。
まわりから見ればどう見ても気持ち良さそうにしか見えないのだが、
「きっ.....気持ちよくなんかありませんっ!!」
当人である詩織は顔を真っ赤にしてそれを否定した。
「わかったわかった...そうムキになるな、次...中島、読んで」
詩織の剣幕もあわせて一蹴する教師。
「はい」
詩織の後ろの生徒が立ち上がり、黒板の字を読みはじめた。
「(気持ちよくなんかない...!! おへそを引っ張られて気持ちいいなんて...!!)」
心の中で、湧き上がりはじめた別の感覚を必死に否定する詩織。
こんな異常な形で与えられた官能など、性的にまだ未熟な詩織には理解できるはずもない。
が...その太股からは、熱い潤いをもった蜜が...つぅっ...と垂れ落ち、三つ折りのソックスに染み込んでいた。
. . . . .
それから...授業中、通学中、そして体育の時間...
24時間常時ヘソの肉を引きずり出されたままの生活が続いた。
日に日に重みを増していく分銅。
それに比例するように...小さくて控えめで、詩織にとってもチャームポイントになりそうな
かわいらしいおヘソは今や見る影もなく...さえないオヤジの象徴でもある
「デベソ」へと着実に変貌を遂げていた。
そして...いつものように朝早く、生徒会室でチェックを受ける詩織。
「ふふふ...おヘソのお肉がこんなに伸びきっちゃって...」
ほっそりした孔穴からだらしなく垂れ下がるピンクの薄肉を見ながら、未緒は微笑んだ。
いつもは表情ひとつ変えないクールな未緒だったが、この時ばかりは嬉しそうだった。
未緒に笑われて...頬をかあっと赤く染め、うつむいたままの詩織。
分銅の重さは1日100グラムづつ足され、今や4キログラムの重さにまで達していた。
「さ...今日も計測をしてください」
未緒の一言に、生徒会役員たちの視線が詩織のヘソに集中する。
ビデオカメラを回し、ヘソを接写する者、
詩織の顔とヘソを交互に見ながら、観察日誌にペンを走らせる者、
詩織のお腹に定規をあてがい、伸びたヘソ肉の長さを計る者。
詩織にとっては...何ひとつ望まない観察記録。
自分の身体がみっともなく変えられてしまう様子を...克明に記録され、後世へと残されてしまう。
作業をこなす生徒会役員からクスッ、と含み笑いが起こるたびに、詩織のプライドはまたひとつ、傷つけられる。
「...もう完全にデベソになっているはずです...」
うつむいたまま、恥辱に堪える詩織を覗きこんで言う未緒。
デベソにされるのは罰であるはずなのに...今やその罰を与えるのが楽しくてしょうがないといった感じだった。
まだ自分でも認めたくないのか、未緒の言葉をぶんぶんと顔を振って否定する詩織。
「これより全校集会を行います...完全にデベソとなった藤崎さんをみんなに見てもらいましょう」
未緒は立ちあがると生徒会役員たちに指示を出しはじめた。
指示を受け、あわただしく行動を開始する生徒会役員。
その一言に、詩織の脳裏に浮かびあがってくるおぞましい光景。
生徒会役員からはがいじめにされ、ぷっくりと飛び出たみっともないデベソを全校生徒に見られる。
「うわっ! すっげー! あの藤崎詩織が完全にデベソになっちゃってるよ!」
「デベソってみっともないもんなんだなー! 見てみろよ! 飛び出たヘソがケツの穴みてーにシワがよってるぜ!」
「マドンナも台無しだなあ! あんな飛び出たヘソじゃあ!」
「やだあー! 最低! 私はゼッタイあんな風にはなりたくないわ!」
「なんかオヤジのヘソみたいだぜ!」
全校生徒の嘲り、そして蔑みが自分のヘソに集中し、笑い者にされている様を想像してしまう詩織。
すでに顔からは血の毛が引き、紙のように真っ白になっていた。
「それと、科学部の紐緒さんにも連絡をとって、準備をしてもらってください」
そんな詩織の様子もおかまいなしに...未緒は恥辱の公開劇へと向けて準備を進めていた。
続
うわ〜、すいません。
なんか痛そうなだけで全然エッチじゃないですね...だめだこりゃ。
次回「出臍委員」完結の予定です。
でもでも...?