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ひとつの小品集 ファミリーコンピュータ編1
コギト=エラムス/文


 コギト=エラムス、200作品突破記念! 以下のお話を読んでクイズに答えよう!(詳細は最後に)

 

 01  『探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件』

  洋子は前かがみになって木の幹に抱きつき、お尻を突き出すような姿勢をとる。

  「はい...どうぞ...」

  そして、タイトな紺のスカートをたくしあげた。

 

  剥き出しになった洋子の桃尻...下着は着けておらず、女として大事な部分が丸見えになっていた。

 

  「うひょお!」

  薄汚い身なりの男はいそいそとズボンのチャックを降ろし、固くなった分身を取り出す。

  ツンとした臭気。くすんだ色のそれは、もう何日も洗われていないことがわかる。

  男は洋子のくびれた腰を掴むと、肉槍と化した分身を突きたてた。

  「おらっ!」

 

  ずぷっ

 

  あまりの荒々しい突き込みに息を吐く洋子。

  「はうっ!」

  体当たりのような挿入。洋子の頬が木の幹に押しつけられる。

 

  洋子の身体が押された瞬間、鼻腔をくすぐる上品なコロンの香りが漂った。

  「ううっ、ひさびさの生ハメだぁ...」

  男にとっては数年ぶりの生身の女との性交。

  絡みつく肉ヒダの感触、心地よい締めつけの抵抗感、

  そして濡れた唇を半開きにし、頬を染めて喘ぐ美女の顔...。

  「あ...ふぅぅ....」

  嵌り込んだモノに色っぽい吐息を漏らす洋子。

  自分を犯す存在のあまりの男らしさに、もう恍惚の表情だ。

 

  「くうっ、女ってのはどうしてこんなにいいんだ」

  視覚、聴覚、触覚、嗅覚...ありとあらゆる感覚で洋子の肢体を堪能する男。

 

  洋子のあまり濡れていない女芯に、猛々しい男の象徴が攻め込む。

 

  ずっ! ずずっ! ずっずっ!

 

  「くふっ! あううぅぅん!」

  焼けた鉄のような男根に貫かれ、メスの悲鳴を絞りだしながら木の幹にしがみつく洋子。

 

  あまりに一方的な挿入行為。濡れていようがいまいがおかまいなし。

  挿入の途中でひっかかっても腰を引いて勢いをつけ、更に力強いストロークで強引に奥へ奥へとねじ込む。

 

  「はうぅぅぅぅん!」

  洋子はしがみついた木の幹にガリガリと爪をたてながらも、男のされるがままになっている。

  それどころか、そんなレイプ同然のなされようにも頬を上気させ、うっとりした顔で男の律動を受けとめている。

 

  内心、こんなに反応の良い女を見るのは初めてだった。

  「へへっ、そんなに俺のチンポがイイのかい、ええっ?」

  己の律動に細い背筋を震わせる女を見て、顔を顔をほころばせる男。

  更に調子に乗って洋子の肉壁をゴリゴリとこするように腰をグラインドさせ、責めあげる。

 

  「あふっ、はふっ、あっ、あっ、あっ、あんんっ」

  男が腰を突き入れるたびに洋子の身体が押され、ゴツ、ゴツ、と木の幹に押しつけられる。

 

  「さぁ、神宮寺のダンナ、こんなイイ女を抱かせてもらってんだ、かわりになんでも聞いてくだせえ」

  腰の動きもそのままに、男は言った。

 

  ふたりの動物じみた交わりを黙って見ていた神宮寺と呼ばれる男は、ふかしていた煙草を投げ捨てた。

  木の幹に顔を押し付け、眉間にしわを寄せて喘ぐ助手の顔をチラリと見てから、

  「あの日の夜...何を見たんだ?」

  それだけ言った。

 

  「うっ、くうぅ、へ、へぇ、あのマンションから鳥みてえなものが飛んできて...」

  声を詰まらせながらも問いに答える男。

  「あの中央広場の所に降りてったんでさぁ、おうぅ!」

  薮の向こうに見える中央広場を指さして言った後、男は咆哮した。

 

  ひさびさの生身の女との性交は、もう男を絶頂間近へと導いているようだ。

 

  「ううっ、神宮寺のダンナ、な、ナカで出してもいいですかい?」

  本来ならば種を植え付けられるべき洋子に聞くことなのだが、

  男は目の前にいる探偵...神宮寺三郎が洋子の主であることを察知していた。

 

  「あっ、ふぁっ、ああんっ、せ、先生っ...!」

  木の幹にしがみついたままの洋子が、三郎の方をすがりつくような視線で見る。

 

  三郎と目が合うと、いやいやと首を振る。

 

  が...三郎はそれを一瞥しただけで、

  「ああ...かまわん」

  男に膣内射精の許可を出した。

 

  「あっ、ありがてえ! おうううっ! で、出るっ!」

  許可をもらった瞬間、男は腰をバスバスと打ち込み、一気に射精へと昇り詰める。

 

  「やっ! あ! あっ! あんっ!」

  激しいストロークに洋子の頬が木の幹に押しつけられ、端正な顔が歪む。

 

  直後、最深部で繋がった男の鈴口から、劣性遺伝子のたっぷり詰まった子種が爆ぜた。

 

  どぴゅ! ずぴゅ! どぴゅんっ!

 

  「うっ...すっげえ...ドピュドピュ出てるぜぇ...」

  洋子の細い腰をガッチリと押さえつけて、子宮めがけて精液を射出し続ける。

  ドクン、ドクン、と玉袋が脈動し、多くの子種がその中に注ぎこまれていくのが見てとれる。

 

  鈴口から水鉄砲のような勢いで吐き出されたものが、ぺちょ、ぺちょ、と子宮内に着弾している。

  「あっ...あっ...あ...い、いっぱい...出て...る...」

  ドロドロとした生暖かいものが下腹部に広がる感触に、声を震わせる洋子。

 

  眼前で授精させられる助手を見ながら...三郎は2本目の煙草を取り出した。

 

 

 02  『リップルアイランド』

  「ど...どうして、断ったの?」

  少年のものを受け入れた後、少女は呼吸を整えながら口を開いた。

 

  「ナサレルのことか?」

  少女を見つめたまま、少年は律動を開始した。

 

  「あんっ! あっ..う、うん... あっ! あんないい話、もうないわよ」

 

  「そうだな」

  少女の肩を抱き、より深く繋がろうとする少年。

 

  ずんっ

 

  「あひっ! ひあああん...なっ...何考えてんのよ」

  最深部まで届き、少女の身体が跳ねる。

 

  「...好きでもないやつと、一緒になんかなれるかよ」

  ゆっくりと律動を再開する。肩を抱き、奥をズン、ズン、と突き上げる。

 

  「あふっ、あっ、あっ、あっ...あんっっ」

  身体をのけぞらせつつも、突き上げてくるものに身を任せる少女。

 

  「あっ、あっ、あんっ、なっ...ナサレルさん、あふっ、あっ、あたしたちよりふたつ...んうぅっ! 年上なんだって」

  先端が当たるたびに、言葉を詰まらせる少女。

 

  「ふ、ふ〜ん」

  少女の言葉が詰まるのにあわせて、キュッキュッと締め付けられるため、

  少年も平静を保たないとすぐに発射してしまいそうだ。

 

  「あふっ! あっ! はぁぁん! き...きれいな...人...だったね」

  少女の瞳の焦点が、官能のため少しづつあわなくなってきている。

 

  「うん」

  肩にまわした手をはずし、少女の腰をがっちりと掴む。

 

  「あっ...そ、それっ...ダメぇぇ...」

  次になにをされるのかわかったのか、弱々しい声で制止する少女。

 

  が、少年は返答もしない。

  「...お前、これからどうすんだよ」

  少女の腰を固定したまま、自らの腰をグラインドさせはじめる。

 

  「ひああああんっ!」

  回転がはじまった途端、悲鳴のような嬌声をあげて弓なりにのけぞる少女。

  飛び上がらんばかりに身体を跳ねさせ、芝生をぎゅっと掴んでこらえる。

 

  「...とっ、とりあえず...あうぅ! ...すむっ、住むとこ見つけて...あああんっ! それから...ひあぁん!」

  腰の回転の途中に少女の弱点があるのだろう。きまった角度にくると少女は悲鳴にも似た嬌声をあげる。

 

  「オレの村に来いよ」

  あれほど少女を責め立てていた腰づかいを一旦止める少年。

 

  「はっ...はっ...はあっ、はあっ...」

  が、少女はたて続けの穴突きのせいで肩で息をし、返事ができない。

 

  腰を止め、少女の回復を待つ。

  「そ、そりゃ、お前さえ良ければって話だけど...」

  少女と関係を持つまでに至っているのに、なぜか照れるような素振りの少年。

 

  「......」

 

  少女は返事のかわりに、しなやかな両脚を少年の腰にからめ、律動を促した。

 

 

 03  『ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女』

  「ね...ねえ、やっぱり...今日もするの?」

  もう体育用具室に来ていながら、彼女は言った。

  誰か来ないか不安なのか、あたりを心配そうにきょろきょろ見回している。

 

  「毎日するのがあたり前だろ、さあ、早く」

  俺は床に敷いた運動マットの上で寝そべりながら、当然のように言う。

  学生ズボンの社会の窓から覗くイチモツも、当然のごとくそそり立っている。

 

  「でも...これってゲームが違うような気がするんだけど...」

  俺を見るとその天を突く強張りまで目に入ってしまうので、

  恥ずかしげに視線をそらしたまま、おずおずと言う。

 

  もうこの体育用具室で処女を頂いてからほぼ毎日このイチモツと顔合わせをしているのに、

  まだ直視するのは恥ずかしいらしい。

 

  「...何をわけのわからないことを言ってるんだ、あゆみ...ほら、早く」

  あゆみの意味不明の疑問を一蹴し、急かす。

 

  「う...うんっ...」

  やっとあきらめがついたのか、あゆみはこくりと頷くと、

  肉棒を隆々とかかげる股間の上に立ち、そのままゆっくりと腰を落とした。

 

  ふぁさ...

  きちんとプリーツの入ったロングスカートがわずかに翻り、

  これまたきちんと三つ折りにした白いソックスと、キュッとしまった足首がチラリと見える。

 

  あゆみが更に腰を落とすと、俺の股間にまたがるような体勢になる。

  制服を着たままなので、スカートの奥では何が起こっているかは見えない。

 

  が...その奥では確実にお互いの性器が接合しようとしているのだ。

 

  ちょん...

 

  先端が入り口に触れただけで、

  「んうっ...んっ...」

  まだあどけなさを残す顔がしかみ、眉間にシワが寄る。

 

  「イヤがってた割にはもうパンツ脱いでるじゃないか...」

  イチモツの先端で秘肉の入り口を感じながら、俺はからかった。

 

  「だっ...だって...汚れちゃうから...」

  もじもじしながら変な言い訳をするあゆみ。

 

  もじもじしたせいで腰がずれて、先っちょがクリトリスにツンと当たり、

  「んあっ!...ううっ...」

  その顔が悶えた。

 

  自分から挿入するのはまだ怖いのか、腰を切なそうによじらせて入り口をなぞっている。

 

  「んぅ...んんっ」

  呻きながら助けを求めるような視線でこちらをチラチラ見ていたので、

  「ほら...早く挿入[い]れなよ...日が暮れちゃうよ」

  俺はマグロになったまま急かした。

 

  「う...うんっ...わかってる...けどっ...」

  いつもハキハキとしているあゆみとは思えないほど煮え切らない返答。

  その顔はもう鼻すじまで真っ赤になって、瞳も潤んできている。

  きちんと結ばれた制服のスカーフが上下し、はぁはぁと呼吸も荒い。

 

  俺は微動だにしていないのに、もうたっぷり前戯でも受けたかのようなその反応。

  入り口でくっついたムスコのサオに、あたたかい蜜がつぅっ、と伝った。

 

  「しょうがないな...」

  俺はあゆみの細い腰をむんずと掴む。

 

  「あっ!? ちょ、ちょっと待って! こ、心の準備がっ!」

  何をされるのか悟ったのか、あわてるあゆみ。

 

  が、もう遅い。

  掴んだあゆみの腰を一気に沈める。

 

  ずぷぷぷぷぷぷ...!

 

  狭い膣穴の入り口をぐばっと押し広げ、太い肉柱があゆみを貫く。

 

  「ひああああっ.....!!」

  強引に侵入してくるモノのあまりの存在感にのけぞるあゆみ。

  腰を浮かせようとしているが、俺がガッチリ押さえているのでそれもままならない。

 

  狭い秘穴の中に、俺のイチモツがグイグイと押し込まれていく。

  あまりの狭さに時折ひっかかるが、掴んだあゆみの腰をグリグリとよじって強引にねじり込む。

 

  「あっ...! あっ...! あっ...!」

  肉壁を激しくゴリゴリとこすられ、あゆみの身体がビク!ビク!ビク!と痙攣する。

  どうやら、早々と達してしまったようだ。

 

  しばらくブルブルと肩を震わせた後、

  「はぁぁぁあ...ん...」

  くたっと身体の力が抜け、満足そうな溜息を漏らす。

 

  俺の胸に倒れこもうとするところを、

  「まだ終わってないよ、起きて」

  ドスッ、と1回だけ突き上げる。

 

  「あひっ!」

  奥を突かれ、倒れかかったあゆみの身体がはじけるように飛び跳ねた。

  力の抜けた身体が再び強張る。

 

  「ほら、腰を動かして」

  俺は再びマグロに戻る。

 

  「は...はいぃ...」

  あゆみは俺の胸の上に両手を置いて、なんとか身体を支える。

 

  「うん」だった返事がいつのまにか「はい」に変わってる。

  .....あゆみはマゾの気でもあるのだろうか。

 

  「んっ...くっ...んうぅ...」

  両手で身体を支えたまま、ゆっくりと腰を動かしはじめるあゆみ。

 

  ...ぐちゅ ...ぐちゅ ...ぐちゅ

 

  あゆみの身体が俺のうえで上下する。

  腰を沈めるときは、蜜壷をかきまわすいやらしい音がする。

 

  「んあっ...はぁぁ...んあっ...はぁぁ」

  俺が教えたリズム...抜く時に息を吸って、入れる時に吐く。

  あゆみのはぁはぁという吐息まじりの嬌声。

 

  ...ぐちゅ ...ぐちゅ ...ぐちゅ

 

  「ああんっ...ふああ...」

  時折、たまらない様子で腰をくねらせる。

  後ろから見たら...きっとお尻をふりふりしてるみたいに見えるんだろうな...。

 

  「フフ...丑美津高校でも優等生のあゆみが男のチンポに跨って腰を自分から振ってるなんて...

   先生方が知ったらなんて言うかな?」

  あまりにあゆみの仕草が健気だったので、ついまたからかってしまう。

 

  「そっ...そんなことっ...言わないでっ...あっ、あんんっ」

  そんな... という顔で俺を見つめるあゆみ。

 

  ...ぐちゅ ...ぐちゅ ...ぐちゅ

 

  しかし言いながらも腰を使うのを止めないのでまるで説得力がなかった。

 

 

 04  『ファミリートレーナー エアロビスタジオ』

  「LET’S GO!」

  マシーンのような無機質なしゃべりで、床に座ったまま両足をVの字に開脚するインストラクター。

  ピンクのレオタードの股間の布あてが食い込んでハイレグのようになり、その薄布の向こうにある女性自身を嫌が応にも意識させられる。

 

  昇華なんてウソだ。

  スポーツをして汗をかけば性欲も消えるなんてウソだ。

  俺はインストラクターの動作にあわせて身体を動かすのに必死だというのに、

  トレパンの向こうのもうひとつの自分自身は欲望のままに充血していく。

  無理もない。こんな半裸同然の女が眼前で身体をのけぞらせたり、脚をあられもなく開いたりしているのだ。

 

  「JUMP!」

  インストラクターははじけるように立ちあがると、今度はぴょんぴょんとジャンプをはじめた。

  結わえられたポニーテールが跳躍にあわせて揺れる。

  俺もひと足遅れてその場でジャンプする。

  上下に揺れる視界のなかで、俺の視点はある一点に集中する。

 

  首筋もあらわなレオタードの胸部、ふくよかな双丘がぷるん、ぷるん、とこぼれんばかりに揺れる。

 

  汗ではりついたレオタード、女らしいくびれのある身体がくっきりと浮かびあがっている。

 

  まるでストリップのような官能ダンスはあっという間に終わった。

 

  「おめでとう! クラス8に合格したあなたには ”ミス・エアロビ” の王冠を贈ります!」

  どこから取り出したのかはわからないが、インストラクターは俺に王冠を差し出した。

 

  王冠といっても、丸めたボール紙に折り紙の金を貼っただけのものだ。

 

  王冠を手渡された瞬間、むわっ、と甘酸っぱい女の汗の香りが俺の鼻腔を刺激し、正気を失わせた。

  「”ミス・エアロビ”だと!? 俺は男だ!!」

  叫びながら王冠を払いのける。

 

  加熱するだけ加熱した俺の獣欲の赴くままに、俺はインストラクターを押し倒した。

 

  「キャアア!」

  例によってあまり感情のない声で悲鳴をあげるインストラクター。

 

  暴れる腰をしっかりと抱き寄せ、レオタードごしの乳房に吸い付く。

  甘酸っぱい汗の匂いと味。

 

  理性と同時にボキャブラリーまでおかしくなってしまったのか、

  「男と女のエアロビってやつを教えてやるよ!」

  俺はオヤジじみたセクハラ発言をしながらピンクのレオタードに手をかけた。

 

 

 05  『シルヴィアーナ 愛いっぱいの冒険者[リトルエンジェル]』

  ひざまづき、股間に顔を埋める少女の頭を撫でる老人。

  「そうじゃ....だいぶ上手くなってきたのぅ...」

  ショートに揃えられた柔らかな髪の毛を...しわがれた手ですく。

 

  「んっ...んぷっ...んむっ...んっっ...」

  少女は老人の手同様にしわくちゃになった男性器を口に含み、懸命に口唇奉仕を送りこんでいる。

 

  それはとてもぎこちなく、技量などあったものではなかったが...

  自分の孫ほどにも年齢差のある少女に性器をしゃぶらせているという異常なシチュエーションが

  枯れかかった老人のイチモツを少しづつ奮いたたせていった。

 

  母親の病を治すために、ある有名な医者の元を訊ねた少女、シルヴィアーナ。

  医者の名前はドッペルといった。

  ドッペルは少女の願いを聞き...かわりに条件を出した。

 

  奪われた8つの財宝を取り戻すこと。

 

  年端もいかぬ少女であるシルヴィアーナにとってはそれは想像を絶する過酷な条件であった。

  しかし、たったひとりの肉親である母親を助けたい一心で少女はがんばった。

 

  そして、血の滲むような苦労の末、少女は8つの財宝を手にすることができた。

  だが...少女にとってはそれよりも遥かに過酷な条件を、ドッペルは課した。

 

  「んっ...んっ...んっ...んんっっ...」

  少女が頭を上下させるたびに、ジュプジュプと唾液の絡みつく音が響く。

  それはまさに、肉棒にむしゃぶりつく女の奏でるBGM。

 

  ショートカットの髪が揺れるたびに、唾液で濡れ光るものが見え隠れする。

 

  「ううっ...出るっ! し、しっかり、受け止めるんじゃぞ!」

  ドッペルは咆哮と共に、少女の後頭部を押さえつけ、最深部まで咥えさせる。

  「んっっ!」

  いったん顔を離そうとしたシルヴィアーナだったが、押さえつけられて再びドッペルの股間に顔を埋めさせられ、

  喉の奥に当たらんばかりに深く咥えこまされてしまう。

 

  こつん、と先端が喉の奥に当たった瞬間。

 

  「うぐぅぅ!」

  息を詰まらせるようなドッペルの叫びと共に、少女の口内を犯していたものが爆ぜた。

 

  ドクン、ドクン、ドクン、と脈動し、水鉄砲のような勢いの射精。

 

  「んうぅーっ!」

  少女は眉をしかめ、苦しさのあまりなんとか顔を離そうとするのだが、

  ドッペルにガッチリと押さえつけられているので、口内の最深部で放出を受けさせられている。

 

  「おおううぅぅ...」

  苦しそうな少女とは対照的に、まるで極楽浄土にでも行ってしまったかのような至福の表情のドッペル。

 

  あまりの気持ちよさに、押さえつけていただけの少女の後頭部の髪の毛をぐしゃぐしゃに引っ張っている。

  「んぅ! んぅ! んうぅ!」

  あまりの仕打ちに瞳の端にうっすらと涙の粒を浮かべるシルヴィアーナ。

  だがそれでも少女は、吐き出される汚液をこぼさないようにと、必死になって唇をすぼめていた。

 

  口内に溜められた精液の、あまりの量の多さに頬を膨らませる少女。

  「ふぉふぉ...ワシもまだまだのようじゃな...たっぷり出たぞ...」

  満足そうなドッペル。

 

  「さ...このビンにためるとよい」

  ドッペルは少女にガラスの小瓶を手渡した。

 

  口を開くと溜めたものがこぼれてしまうので、少女は無言のまま小瓶を受け取る。

  そして、手にしたビンの注ぎ口をアゴにあてがい、そっと唇を開いた。

 

  どろり...

 

  シルヴィアーナの桜色の唇から、黄身がかった粘塊がゆっくりと垂れおちる。

  それは細いアゴをつたって、糸のように長い筋をつくりながら透明の小瓶へと溜まる。

 

  精液だまりとなった口内。少女は舌を駆使して、苦みのある白濁液を唇の外へと垂れ落とす。

  ぺちゃぺちゃと音をたてるたびに、少女の舌にべっとりと濁液が絡みつく。

  ナメクジのようにヌラヌラと舌が動くたびに、糸をひくように筋をつくった精液がダラダラと垂れ落ちる。。

  「んっ...」

  少女は別にドッペルの目を楽しませるために精液を舌ですくい取っているわけではない。

  口の中で受けた精液をこぼさないように、舌を動かして垂れ落ちる角度を調節しているだけなのだ。

 

  退役間近の男性器が出したとは思えないほど濃厚な子種。

  それらがいったん少女の口内に溜められ、淫靡すぎるデモンストレーションと共にビンの中へと溜められていく。

 

  普段なら吐き出されてもおかしくない汚液を、ここまで大事に扱ってくれるのは男冥利に尽きる。

  男にとっては排泄物同然の汚液なのだが、彼女にとってこれは何よりも大切な母親を救う妙薬なのだ。

 

  「あのオテンバだったシルヴィアーナが...

   男の子種を口からダラダラ垂れ流すようになるとは...

   ワシも歳をとったはずじゃ...」

  すっかり女のものとなった少女の仕草を、目を細めて見つめるドッペル。

 

  「じゃがオマエさんのその淫らな姿を見たせいで...年甲斐もなくまた元気になってきおったわ...」

  信じられないほど元気になった我が分身を見て、自分でも感心したような口ぶりだ。

 

  確かに、先にあれほど濃厚な子種を放出しているというのに、ドッペルの股間のモノは一向に衰える様子はなかった。

  むしろウオーミングアップを終えただけであるかのように、

  さらに男としての硬度を増し、ビクンビクンと武者奮いをして天を突かんばかりに怒張していた。

 

  もはや...女壷におさまらなければ納得しないほどに猛り狂った肉刀。

 

  「おまえさんに責任をとってもらわんとのう...」

  少女の塗りつけた唾液のせいで、それは研ぎすまされた凶器のようにキラリと輝いた。

 


解説

 上記の01から05までのお話しは、あるファミリーコンピュータ用のゲームソフトを元に書かれています。

 さて、なにが元になっているでしょうか?

 

 以下の感想フォームにてその答えを書いて送ってください。

 (管理者注:募集は終了いたしました。多くの御応募ありがとうございました。解答はこの解説の一番下にあります)

 先着で全問正解したお一人様に、上記の01から05までの小品のうち、いずれかひとつの完全版をリクエストできる権利をさしあげます。

 なお、解答のタイトルは略称を使わず、正式名称を書いてください。

 (わかるならば副題も書いていただくと、選考の時に有利になります)

 

  解答例

   01 ビッグチャレンジ! 柔道選手権

   02 TMネットワーク ライブインパワーボウル

   03 バイオ戦士DAN

   04 ノース&サウス わくわく南北戦争

   05 ポケットザウルス 十王剣の謎

   完全版の希望「02」

 

 全問正解した時の権利のために、どのお話しの完全版が読みたいのかを忘れずに書いてください。

 

 別に完全版を読みたくなくても、自称ファミリーコンピュータ通の方は是非解答してみてください。

 締切りは全問正解者が出るまでです。

 (どなたからも解答がこない場合はそのままウヤムヤになります)

 

 なお、文中にある @ の文字は重要な情報で、伏字にあたります。

 見てしまうと明らかに答えのわかってしまう情報などを伏字にしてあります。

 (回答発表時に @ の中の文字は埋まります)

 

 ちなみにかなりカンタンにしたつもりなので、少し考えるかインターネットで検索すればすぐわかると思います。

 

 

 クイズの解答

   01 探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件

   02 リップルアイランド

   03 ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女

   04 ファミリートレーナー エアロビスタジオ

   05 シルヴィアーナ 愛いっぱいの冒険者[リトルエンジェル]

 

   50通近い御応募をいただきましたこのクイズ、全問正解者は12名でした。

   たくさんの御応募、本当にありがとうございました!

   その中で一番最初に正解を送ってくださったのは、fumu様です!

   この方はすごいです。「05 シルヴィアーナ」の副題まできちんと書いて送ってくださいました。

   fumu様は「02 リップルアイランド」の完全版を希望されていましたので、

   お約束通り完全版を書かせていただきます(近日公開予定)。

   では、ひとつひとつの問題の解説をしていきたいと思います。

 

 

   01 探偵神宮寺三郎 新宿中央公園殺人事件

    これは文中にある「三郎」と「洋子」というキーワードで「神宮寺三郎」シリーズであることはすぐにわかります。

    問題なのはどのシリーズであるかということです。

    遊んでいた人ならば、文中の浮浪者のセリフ、

    「あのマンションから鳥みてえなものが飛んできて...」

    ですぐに当該タイトルを連想できるはずです。

    一応遊んでいなかった人のために、「中央広場」などの公園を連想させるキーワードを入れておきました。

 

    不正解で一番多かった解答は『探偵神宮寺三郎 横浜港連続殺人事件』でした。

    「神宮寺三郎」としか書いていないのは申し訳ありませんが不正解とさせていただきました。

 

 

   02 リップルアイランド

    これは文中に唯一登場する固有名詞、「ナサレル」で調べればすぐにわかると思います。

    ちなみにこのお話はゲーム中でもっとも印象に残るシーンであると思われる、最良エンディングでのやりとりです。

    もちろん少年は「カイル」、少女は「キャル」です。

    最後にあんな風に抱きついて終わったらこういうエロ妄想とかしたくなりません?

 

    一番最初に全問正解を送ってくださった、fumu様がこれの完全版を希望されておりましたので、

    近日中に完全版を書かせていただきます!

 

 

   03 ファミコン探偵倶楽部 PARTII うしろに立つ少女

    これも文中に登場する単語「丑美津高校」で調べれば一発です。

    エッチな目にあっているのはもちろん我らが橘あゆみちゃんです。

    同じあゆみちゃんということで、

    パソコンのエロゲー『あゆみちゃん物語』にかけています(体育用具室でエッチしてるのもそのためです)。

    文中のあゆみちゃんのセリフ、

    「でも...これってゲームが違うような気がするんだけど...」

    がそれを表しています。

 

    今回のタイトルの中では一番メジャーなものですが、

    やはり完全版の希望も一番多かったです。

 

 

   04 ファミリートレーナー エアロビスタジオ

    ゲームとしてはマイナーですが「ミス・エアロビ」で調べればあっさりわかります。

    遊んだ人(ほとんどいないと思うが)はわかると思うのですが、

    最高レベルのクラス8をクリアすれば確かに「エアロビ女王の王冠」がもらえます。

    文中でエッチな目にあいそうになるインストラクターのしゃべりが無機質なのは、

    ゲーム中で聴ける彼女の音声合成ボイスがとてもマシーンじみていたことを表しています。

 

    ちなみに完全版の希望が一番少なかったのがこのタイトルです。

    ま、当たり前ですが...。

    しかしもしこれの完全版が実現されていたら、前代未聞の元ネタの二次創作小説になっていたことでしょう。

 

 

   05 シルヴィアーナ 愛いっぱいの冒険者[リトルエンジェル]

    一番不正解の多かったタイトルです。

    それほどメジャーではないうえに、サーチエンジンなどでひっかかるキーワードが少ないためでしょう。

    一応「病気の母親」と「ファミコン」で検索すれば当該タイトルが見つかります。

    関係ないことですが、

    このゲームの副題である「冒険者」を「リトルエンジェル」と読むことを知っている人はかなりのマニアであると言えましょう。

    (一応、DDD辞典にも載ってるんですけどね)

 

    不正解で一番多かった解答は「Dr.ドッペル探検隊」でした。

    文中に登場する医者の「ドッペル」でそう連想してしまったのでしょうか。

    ちなみに正確なタイトルは『Dr.トッペル探検隊』です。

    それに、これはアーケードゲームでファミリーコンピュータでは発売されていません。

 

 

   今回実験的な試みも含めてとり行った「ひとつの小品集」いかがだったでしょうか?

   意外と好評だったのでまたいつかやってみたいと思います。

   次回は「PCエンジン編」か「メガドライブ編」か...「アーケード編」あたりを予定しています。

 


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