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僕はコウノトリ 第ニ話
コギト=エラムス/文


 政府が新たに発令した「少子化防止法案」のモデル校として俺の通う「私立きらめき高校」が選ばれた。

 

 そしてそれに伴い、新しい校則が制定された。

 それは…

 「女子生徒は卒業までの3年間に、男子生徒の子供を3人以上妊娠、出産すること」

 「男子生徒は卒業までの3年間に、女子生徒を3人以上妊娠させること」

 

 この異常ともいえる校則に、男子は狂喜し、女子は困惑した。

 

 最初は俺もどうしていいかわからなかった。

 だが詩織は…

 「他の男の子にされるくらいだったら…初めては…あなたがいいの…」

 と言ってくれた。

 

 ふたりの初めては俺の部屋で、初めてで膣内射精だった。

 

 それからしばらくして、俺や詩織もおかしな校則に慣れてきた。

 俺は他の女子にも種付けをするし、詩織は他の男からも種付けをされた。

 

 だけど…慣れてしまったけど…朝一番の、まだ誰からも穢されていない

 詩織のオマンコに俺が一番乗りで膣射するのがふたりの暗黙の日課となった。

 

 政府の法案だし、学校の校則なのでどこでSEXしていても文句をいわれることはない。

 少子化で自分の老後が心配なおばさんなんかはむしろ応援してくれたりする。

 

 . . . . .

 

 玄関先で最後の一滴まで詩織の膣内に流し込んだ俺は、

 膣穴からペニスを抜くのと入れ違いで黒い風呂の栓のようなものをあてがった。

 

 ずむ…

 

 「ん…」

 入ってくるゴムの異物感に、眉をしかめ軽く喘ぐ詩織。

 

 栓には紐がついているので、ちょうどタンポンを入れてるみたいな感じになる。

 これは、中に入っている精液が漏れないようにするための栓。

 こうしておけば妊娠する確率があがるうえに、授精しなかった精液も膣壁をとおして吸収されるというのだ。

 

 詩織は栓をされたことを確認すると、ひざのあたりまでずり落ちていたショーツを引っ張り、穿きなおす。

 詩織のショーツは純白でところどころにレースのフリルがあしらえており、

 こんなバイブまがいのものを入れられているとは思えないほど、清純な感じだった。

 

 わずかに乱れた制服をきちんと直した後、

 詩織は学生カバンの中から紐つきのプレートを取り出し、それをネックレスのように首から下げた。

 その横幅が30cmほどもあるプレートには、太いゴシック体で「膣射済」と書かれている。

 

 「女子生徒は、一日一度は必ず男子生徒から膣射を受けなければならない」

 これも…校則のひとつ。

 

 膣射をされた女子生徒は、この札を目印のかわりに下げておかなくてはいけないのだ。

 

 …精液漏れ防止の栓、「膣射済」のプレート…いずれも学校から配られたものである。

 

 「さ、いきましょ…学校に遅れちゃうわ」

 「膣射済」のプレートを首から下げた詩織は、

 そのプレートの内容とは正反対な爽やかな微笑みを俺に向けた。

 

 . . . . .

 

 いつものように下らないおしゃべりをしながら学校に向かう俺と詩織。

 

 途中、道行く男たちが皆一様に振り返る。

 

 「膣射済」というプレートを首から下げた詩織は、「中出しされました」と宣伝しながら歩いているようなものである。

 詩織はこのあたりでも評判の美少女。ただでさえ男たちの視線を集めるというのに、

 「膣射済」なんて看板を首から下げていたら注目度は更にアップする。

 

 道行く男たちの視線はまず「膣射済」のプレートに集まり、

 その後、プレートを下げている詩織の顔を見る。

 そして詩織の可愛さに歯がみをした後、視線は下におりて下腹部を見つめる。

 そこで「ああ…あんな可愛い子のオマンコの中に今、野郎のザーメンが入ってるのか…」という顔つきをしたあと、

 最後に俺が睨まれる。

 

 詩織の隣を歩いている俺が、膣射をした張本人だとわかるらしい。

 

 「ちくしょう…あんなかわいい子と生本番やりやがったのか…ガキのくせに…」

 「いいなぁ…俺もあんな女を腹ボテにさせてみてぇなぁ…」

 「俺もう30だけど…今からあの高校受験しようかな…」

 などとやっかみの声も聞こえてくる。

 

 朝のちょっとした優越感を味わっていると…

 遠くから、「あん、あん」と女の子の喘ぎ声が聞こえてきた。

 

 その声の主は…遠くから、不自然な格好で歩いてくる早乙女兄妹[きょうだい]だった。

 妹の優美ちゃんは前かがみの格好で、兄の好雄はその後ろから腰を振り、

 優美ちゃんを押すような形でこちらに歩いてきている。

 

 …わかりやすく言うと、立ちバックの体位で繋がったまま、こちらに歩いてきているのだ。

 

 「ほら、ほら、急げ、急げ、遅刻するぞっ」

 言いながら、優美ちゃんをバスバスと突き上げる好雄。

 「あううぅ! はぁ…ああん…」

 優美ちゃんは喘ぐばかり。

 詩織同様、首から「膣射済」のプレートを下げており、それが好雄の腰づかいにあわせて揺れている。

 

 優美ちゃんの脚はガクガクになっておりもうほとんど自分の力では歩いていない。

 本来ならばとっくに腰くだけなのだが、両手を後ろに回されたまま好雄に掴まれているので、無理矢理立たされる格好になり、

 腰くだけになりたくてもなれないのだ。

 

 後ろから押すように突き上げられ、よろよろとした足どりで進む優美ちゃん。

 

 たくしあげられた制服のスカートから覗く優美ちゃんの健康的な脚線。

 しかし垂れ落ちる愛液で太ももの内側はベタベタに濡れており、三つ折りのソックスに染み込んでいる。

 更には激しい突き上げのせいで、アスファルトに淫液の染みをぽたぽたと散らしている。

 まるでお漏らししながら歩いているかのように。

 

 「よう、おはよう」

 俺と詩織の姿を確認した好雄が言う。

 普段だったら優美ちゃんも元気に挨拶してくるんだけど…好雄から貫かれ続けているせいで

 その口からは喘ぎしか漏れない。

 

 朝から何回されてしまったんだろうか…。

 瞳の焦点があわず、開きっぱなしの口からはだらしなくよだれが垂れている。

 もうほとんど優美ちゃんの正気は失われているというのに、

 好雄は容赦ない強突きをズコズコとお見舞いしている。

 

 「な…なあ、優美ちゃん相当辛そうだぞ、少し休ませて…」

 「うるさいなぁ、可愛い妹が他の男から孕まされるくらいだったら

  俺が孕ませてやるってんだ」

 気のいい好雄とは思えないほどの荒い口調で、俺の言葉は一蹴された。

 

 

 「少子化防止法案」が採用されて、好雄は変わった。

 妹の優美ちゃんが他の男と関係を持って、妊娠させられるのが嫌だったのだろう。

 いや…自分が優美ちゃんを妹としてではなく、異性として愛していたことに気づいたのだろう。

 

 それから好雄は他の女の子には目もくれず、また優美ちゃんを他の男には触れさせず

 四六時中、妹と関係を持つようになってしまった。

 

 そして…その愛情は止まるところを知らず、

 今では通学途中であるにも関わらず、公然とした近親相姦が展開するようにまで至ってしまったのだ。

 

 

 「いいなっ!? 授業が終わったらすぐにまた俺んところに来いよっ!

  俺がまたたっぷり中出ししてやるからなっ!」

 はぁはぁと荒く息をしながら、完全な命令口調の好雄。

 

 「はぁぁん…うあぁ…あうっ…ううっ…あんっ」

 突き上げで言葉が出せない優美ちゃんは、唸るような声で返事をする。

 

 そのまま俺たちの前をハメ歩きのまま通り過ぎていく早乙女兄妹[きょうだい]。

 

 激しすぎる好雄の愛情に、俺の愛情も共鳴した。

 「な、詩織…もう一回いいだろ?」

 

 「えっ? ダメよ、遅刻しちゃう」

 驚く詩織。

 

 だが俺はその言葉には耳を貸さず、詩織を道の端にある茂みに押していく。

 「あっ、ちょ、ちょっと…」

 あわてて押しとどまろうとするが、俺は構わずに詩織をぐいぐいと押していく。

 

 「ちょ、ちょっと、本当に、ダメぇ」

 茂みの中に押し込まれながら、詩織は最後の抵抗をする。

 

 俺と詩織の姿が茂みの中に消えてしばらくして…

 耳に心地よい少女の囀り[さえずり]がその中から響いた。

 

 . . . . .

 

 学校前の通り道、フェンスごしにグランドを見る。

 部室長屋の前には、運動部の男子たちがサッカー部の部室に列を作っている。

 

 「虹野さん、いつも凄い人気ね」

 「なんたって運動部のアイドルだからなぁ…」

 その長蛇の列を見ながら、俺と詩織は感心する。

 

 人だかりで中の様子はわからないが、あの部室の中では

 運動部のアイドルと呼ばれる虹野沙希ちゃんととその後輩、秋穂みのりちゃんが男子たちから種付けをされているのだろう。

 

 あの人数が射精をしてるんだとしたら、側を通るだけでもザーメンが匂ってきそうだ。

 

 「そういえばこの前、虹野さんの出産に偶然立ち会えたの

  赤ちゃん、とっても可愛いかったわ」

 まるで自分のことのように目を輝かせた後、

 「私もあんな可愛い赤ちゃん、産めるといいな」

 自分の下腹部のあたりを見つめながら、やさしく撫でる詩織。

 まるで、赤ちゃんが授かりますように、とお祈りでもしているかのように。

 今、詩織が撫でているあたりには、俺の2回分の濃厚ザーメンが入っている。

 

 …俺と詩織は2年生だが、詩織はいまだに妊娠したことがなかった。

 いくら成績優秀、スポーツ万能の非の打ち所がない詩織でも、こればっかりはどうしようもない。

 こればっかりは…。

 

 「産めるさ、詩織なら」

 根拠はないが、今はこれしか言えない。

 

 「うん、ありがと」

 詩織自身も気になってはいるのだろうが、そんな心配をさせないような微笑みをかえしてくれた。

 

 「(いや…絶対に…絶対に俺が孕ませてやる…)」

 俺はその微笑みに…固く誓った。

 

 . . . . .

 

 下駄箱のある生徒用の入り口は、朝はいつも混雑している。

 

 男たちがここで女子たちの登校を待っているからだ。

 ここなら…登校してきた女子にいち早く種付けができるからだ。

 

 上履きに履き替えるのもそこそこに、その下駄箱の前で始めてしまう者もいる。

 

 あたりはほとんど乱交パーティ状態。

 とても神聖な学び舎とは思えないような、男女の淫らな喘ぎがあちこちから聞こえる。

 

 まだ相手の見つかっていない男たちは、目をギラつかせて玄関を見回している。

 その獣同然の視線に、詩織が晒される。

 学校指定の靴を自分の下駄箱にしまう詩織の後ろ姿。

 

 学園のアイドルといわれる女生徒の登校を、見逃すはずがない。

 

 俺はあわてて靴をしまう詩織の手首を取り、半ば無理矢理前を向かせる。

 「あっ…」

 小さく声をあげる詩織。

 俺はそのまま、体ごと下駄箱に押さえつける。

 

 身長差のせいで俺を上目づかいに見る詩織に…耳元で囁く。

 「詩織…したいよ…いいよね?」

 すると吐息が耳にかかったのか、詩織はくすぐったそうに身をよじらせた。

 

 「もぅ…これで今日3回目よ…」

 少し困ったような口調の詩織。

 

 少し考えた後、

 「そんなに私のこと…妊娠させたいの?」

 おかえしとばかりに、わざと吐息交じりの台詞を俺の耳元で囁く。

 

 そのいやらしすぎる内容と、色っぽい吐息に耳をくずぐられ、背筋がゾクゾクと痺れる。

 

 「詩織っ」

 我慢できなくなった俺は詩織を抱え上げ、駅弁状態のまま一気に突き上げる。

 「あんっ」

 詩織もたまらない様子で、俺に抱きつくようにしてしがみついてきた。

 

 「またアイツかよ…」

 「ちぇっ、今日こそ藤崎さんに一番のりで膣射できると思ったのに…」

 「アイツは藤崎さんと家が隣どうしだからな…畜生」

 背後から聞こえる男たちのやっかみ。

 

 俺はわざと腰をじっくりと動かし、俺のモノで突かれて喘ぐ詩織の表情をそいつらに見せつけてやった。

 

 続

 


解説

 「僕はコウノトリ 第一話」の続きです。

 

 「Uraキャロットへようこそ!」同様、狂ったお話ですな。

 


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